7.鑑賞の曲(162.
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〜一番近場な笹森を降ろした後の車内〜
「…………少し災難な誕生日プレゼント、でしたかね?日佐人に現実を突き付けるのは」
「……甘やかしたって日佐人は勿論、鶴ヶ峰の為にもならねぇ。だからコッチで諭させるしかねぇんだよ、……あの姫様は日佐人が自分に惚れているなんて微塵も思っちゃいねぇからな」
「ん〜、……私とかから見れば分かりやすいのにね〜。ま、今となればさっき言った通り本気なのかすら怪しいけどさ〜。後、夜に諏訪さんが"同級生と防衛任務がある"から無理してアソコに留まるとは考えが至らなかった的な感じかな?」
「…………………それだって組むのは風間とレイジのA級隊長の二人だぞ?数が必要なら今日も基地で研究に没頭している寺島を引っ張り出せば良い。因みに今夜の担当オペレーターはあの巽姐さんだ、二人の実力と姐さんのサポートがあればどーにでもなるさ。……つる姐だって基地に居るしな。彼奴だって鶴ヶ峰が独りになるのを一番嫌っているのを知っている筈だ、本気ならその辺どうにかしてでも側に居てやろうとするもんじゃないのか?」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「えっと諏訪さん。……多分それ、日佐人知りませんよ?俺もちゃんと聞いたの初めてです」
「はあぁっ?!!何で知らな………そう言えば本人は明言してない限り知る術はないのか?俺はつる姐が断言した場に居合わせたから知ってるが……そう言う意味でも、日佐人はまだまだなのかもな。鶴ヶ峰が一緒にいて欲しいやら、連絡が無くて寂しいとか訴えてこないみたいだし、やり取りも今はご無沙汰状態だろ?」
「あ〜、確かに。最初の頃はよくやり取りしてたけど今はほぼないかも〜。因みにサトケンやとっきーとは毎日朝晩のやり取りを必ずしているらしいよ〜。情報源は綾辻ちゃん!後は三日に一回は必ず顔を合わせる様にしてるっぽいね〜。主に柚紀ちゃんが手土産持参で尋ねてくる感じで」
「ま、歌姫さまとしての仕事は嵐山隊と共同だから打ち合わせとか色々理由はあるから行きやすいってのもあるな。……ウチだと最初はそれこそ本の貸し借りをやっていたが、タブレット操作が慣れてからは電子書籍が中心らしいからな。声が出ねぇ時期には作戦室にある本、今じゃ全部読破しちまってるしアイツ」
「逆に掘り出し物やオススメされる様になりましたからね本。俺は最初から特に鶴ヶ峰と頻繁にやり取りはしてませんでしたが、かなり歴史の本に精通しているみたいで【この題名の本が面白いや、考察本がある】ってたまに思い出しては連絡をくれます」
「へぇ〜つつみんとはそんなやり取りしてたんだ〜。私とは最近お洒落に人一倍こだわる様になったみたいで【自分に合う服やメイクテイストは何か?】って相談されるよ〜。服に関しては軽く断捨離してフリマサイトで売ったり、今どきだと"服のレンタル"的なサービスま始まってるから、未知のテイストのはコッチでお試し的な感じだね。ただ、………ちょっと気になる事があるんだよね〜」
「………何がだ?」
「柚紀ちゃんってさ〜、化粧道具は一式持ってるの。ビューラーだってホットビューラーとかあまり化粧しない子にしては持っているのが珍しいのも所持してた。後、メーカーがバラバラだけど【あの子に合わない色合いのが一切なかった】。本人が言うには【知り合いの美容師さんからサンプル品で貰ったり、誕生日やそれこそクリスマスプレゼントで貰った】って。その美容師さんの見立てや腕前もかなりだろうけどサンプルが高級…デパコスブランドので、普通の学生には手が届かない代物。それを"使用した痕跡もあった"。……くまに確認しないと分からないけど、私が関与したメイク時に使用した記憶もないし、所持していたのも今日初めて知った。……化粧品の相談も受けていたし、独自で調べてもいるみたいだから丸っきりアレが高級品だと知らない訳でもなさそうだし…」
「………それこそ金に無頓着なつる姐が贈って使わないのは失礼とか思ったんじゃね?気になるなら本人に聞け、たかが化粧品一つ使った理由も答えれねぇ程、やましい事が鶴ヶ峰に限ってある訳ねぇだろ?」
〜些か不完全燃焼な感じる小佐野や堤をそれぞれ自宅近辺で降ろした諏訪が基地に向かって車を走らせていると………〜
「って、おサノが気にしてたが実際の所どうなんだよ?母親が病弱なら生活だってかなり厳しかった筈だ。まさかだとは思うが……ヤラカシでないよな鶴ヶ峰。それが原因で野郎が駄目になったとか、ないよな?」
『阿呆、そんな犯罪行為の片棒を担がせるような事を私がさせる訳がなかろうが。……(フー)化粧品に関しては【あの子がとある富豪のご令嬢と友人関係で、パーティーや同世代の集まりに付き人的な役割を担う時に使用していた名残】だ。……義姉さんと同じ様な症状を患っていたのが理由で、下手なメイドより対処法を熟知している柚紀の方が適任だったのと、その際に報酬を少なからず貰っていたらしい。勿論あの子も最初は断りはしたが………一度対処を誤りそのご令嬢が生死を彷徨った経験があった故に両親が過敏になってな、渋々折れた訳だ』
「……つまり、礼儀作法が完璧な点や頭が良いのは【そのご令嬢の友人に相応しくする為に周囲が強要した結果】な訳か。…………胸クソ悪いぜ」
『更に言ってしまえば義姉さんとそのご令嬢との仲も良好なのを知ったご両親は【病院費含めた生活の援助を申し出てくれた】……実質少し特殊な使用人状態となり、生活は安定はしたが………色んな自由を奪われてしまった。あの子があの日、私の元に……三門市に来たのは【その生活に限界を感じたから】だ。我慢を強いた先の末路を、お前も知っているだろう?諏訪』
「…………あぁ。そりゃあ親切にしてくれるのは有り難いが、あくまでもその大層な富豪様は他人でしかない。だから血の繋がりのある姐さんが預かるのもスムーズに行った訳か。……因みに母親は一人でも大丈夫なのか?(となると、親戚を転々としたってのは嘘になるのか?どうも"鶴ヶ峰がどんな人生を送ってきたのか"が未だに曖昧なのが気になる。……ナニか重大な秘密を隠している感じか?)」
『問題ない。あの人もあの街限定たがそこそこの有名人でな、病弱ながら趣味を延長した仕事をするだけで一人分の生活費位は稼げるし、頼りになる知り合いも多数おる。……(フー)……柚紀は時折あるが、私は嘘を語る気はない。だが、全てを隠せるとは…ずっと沈黙を保てるとは露程も思っておらん。時が来れば語るから、暫く待っていろ』
「!?………俺が疑念を抱いているのを承知の上で語らないとか、相変わらず良い性格してるよな〜アンタは。因みに"その時"ってのは何時頃になる?」
『………私が語るとしたら"約半年後"だろうが、柚紀本人からなら"今年度中"には聞けるだろう。…………そうなって欲しくはないが、恐らくそうなってしまう気がする。きっかけさえあれば私も、……あの子も語りやすくなるものだ。(…ガチャッ)…風間達に情報共有は許可するが"探りを入れるな"と釘を差しておけよ(……バタン)』
「……………………ハァ〜、それを俺に話す為にわざわざ"煙草の買い出しついでに"俺が通る道のりを計算して待つとか、アンタらしいな。ま、確かに……こんな話を気軽に出来る場所は限られているから仕方ねぇ、か」
「…………少し災難な誕生日プレゼント、でしたかね?日佐人に現実を突き付けるのは」
「……甘やかしたって日佐人は勿論、鶴ヶ峰の為にもならねぇ。だからコッチで諭させるしかねぇんだよ、……あの姫様は日佐人が自分に惚れているなんて微塵も思っちゃいねぇからな」
「ん〜、……私とかから見れば分かりやすいのにね〜。ま、今となればさっき言った通り本気なのかすら怪しいけどさ〜。後、夜に諏訪さんが"同級生と防衛任務がある"から無理してアソコに留まるとは考えが至らなかった的な感じかな?」
「…………………それだって組むのは風間とレイジのA級隊長の二人だぞ?数が必要なら今日も基地で研究に没頭している寺島を引っ張り出せば良い。因みに今夜の担当オペレーターはあの巽姐さんだ、二人の実力と姐さんのサポートがあればどーにでもなるさ。……つる姐だって基地に居るしな。彼奴だって鶴ヶ峰が独りになるのを一番嫌っているのを知っている筈だ、本気ならその辺どうにかしてでも側に居てやろうとするもんじゃないのか?」
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「えっと諏訪さん。……多分それ、日佐人知りませんよ?俺もちゃんと聞いたの初めてです」
「はあぁっ?!!何で知らな………そう言えば本人は明言してない限り知る術はないのか?俺はつる姐が断言した場に居合わせたから知ってるが……そう言う意味でも、日佐人はまだまだなのかもな。鶴ヶ峰が一緒にいて欲しいやら、連絡が無くて寂しいとか訴えてこないみたいだし、やり取りも今はご無沙汰状態だろ?」
「あ〜、確かに。最初の頃はよくやり取りしてたけど今はほぼないかも〜。因みにサトケンやとっきーとは毎日朝晩のやり取りを必ずしているらしいよ〜。情報源は綾辻ちゃん!後は三日に一回は必ず顔を合わせる様にしてるっぽいね〜。主に柚紀ちゃんが手土産持参で尋ねてくる感じで」
「ま、歌姫さまとしての仕事は嵐山隊と共同だから打ち合わせとか色々理由はあるから行きやすいってのもあるな。……ウチだと最初はそれこそ本の貸し借りをやっていたが、タブレット操作が慣れてからは電子書籍が中心らしいからな。声が出ねぇ時期には作戦室にある本、今じゃ全部読破しちまってるしアイツ」
「逆に掘り出し物やオススメされる様になりましたからね本。俺は最初から特に鶴ヶ峰と頻繁にやり取りはしてませんでしたが、かなり歴史の本に精通しているみたいで【この題名の本が面白いや、考察本がある】ってたまに思い出しては連絡をくれます」
「へぇ〜つつみんとはそんなやり取りしてたんだ〜。私とは最近お洒落に人一倍こだわる様になったみたいで【自分に合う服やメイクテイストは何か?】って相談されるよ〜。服に関しては軽く断捨離してフリマサイトで売ったり、今どきだと"服のレンタル"的なサービスま始まってるから、未知のテイストのはコッチでお試し的な感じだね。ただ、………ちょっと気になる事があるんだよね〜」
「………何がだ?」
「柚紀ちゃんってさ〜、化粧道具は一式持ってるの。ビューラーだってホットビューラーとかあまり化粧しない子にしては持っているのが珍しいのも所持してた。後、メーカーがバラバラだけど【あの子に合わない色合いのが一切なかった】。本人が言うには【知り合いの美容師さんからサンプル品で貰ったり、誕生日やそれこそクリスマスプレゼントで貰った】って。その美容師さんの見立てや腕前もかなりだろうけどサンプルが高級…デパコスブランドので、普通の学生には手が届かない代物。それを"使用した痕跡もあった"。……くまに確認しないと分からないけど、私が関与したメイク時に使用した記憶もないし、所持していたのも今日初めて知った。……化粧品の相談も受けていたし、独自で調べてもいるみたいだから丸っきりアレが高級品だと知らない訳でもなさそうだし…」
「………それこそ金に無頓着なつる姐が贈って使わないのは失礼とか思ったんじゃね?気になるなら本人に聞け、たかが化粧品一つ使った理由も答えれねぇ程、やましい事が鶴ヶ峰に限ってある訳ねぇだろ?」
〜些か不完全燃焼な感じる小佐野や堤をそれぞれ自宅近辺で降ろした諏訪が基地に向かって車を走らせていると………〜
「って、おサノが気にしてたが実際の所どうなんだよ?母親が病弱なら生活だってかなり厳しかった筈だ。まさかだとは思うが……ヤラカシでないよな鶴ヶ峰。それが原因で野郎が駄目になったとか、ないよな?」
『阿呆、そんな犯罪行為の片棒を担がせるような事を私がさせる訳がなかろうが。……(フー)化粧品に関しては【あの子がとある富豪のご令嬢と友人関係で、パーティーや同世代の集まりに付き人的な役割を担う時に使用していた名残】だ。……義姉さんと同じ様な症状を患っていたのが理由で、下手なメイドより対処法を熟知している柚紀の方が適任だったのと、その際に報酬を少なからず貰っていたらしい。勿論あの子も最初は断りはしたが………一度対処を誤りそのご令嬢が生死を彷徨った経験があった故に両親が過敏になってな、渋々折れた訳だ』
「……つまり、礼儀作法が完璧な点や頭が良いのは【そのご令嬢の友人に相応しくする為に周囲が強要した結果】な訳か。…………胸クソ悪いぜ」
『更に言ってしまえば義姉さんとそのご令嬢との仲も良好なのを知ったご両親は【病院費含めた生活の援助を申し出てくれた】……実質少し特殊な使用人状態となり、生活は安定はしたが………色んな自由を奪われてしまった。あの子があの日、私の元に……三門市に来たのは【その生活に限界を感じたから】だ。我慢を強いた先の末路を、お前も知っているだろう?諏訪』
「…………あぁ。そりゃあ親切にしてくれるのは有り難いが、あくまでもその大層な富豪様は他人でしかない。だから血の繋がりのある姐さんが預かるのもスムーズに行った訳か。……因みに母親は一人でも大丈夫なのか?(となると、親戚を転々としたってのは嘘になるのか?どうも"鶴ヶ峰がどんな人生を送ってきたのか"が未だに曖昧なのが気になる。……ナニか重大な秘密を隠している感じか?)」
『問題ない。あの人もあの街限定たがそこそこの有名人でな、病弱ながら趣味を延長した仕事をするだけで一人分の生活費位は稼げるし、頼りになる知り合いも多数おる。……(フー)……柚紀は時折あるが、私は嘘を語る気はない。だが、全てを隠せるとは…ずっと沈黙を保てるとは露程も思っておらん。時が来れば語るから、暫く待っていろ』
「!?………俺が疑念を抱いているのを承知の上で語らないとか、相変わらず良い性格してるよな〜アンタは。因みに"その時"ってのは何時頃になる?」
『………私が語るとしたら"約半年後"だろうが、柚紀本人からなら"今年度中"には聞けるだろう。…………そうなって欲しくはないが、恐らくそうなってしまう気がする。きっかけさえあれば私も、……あの子も語りやすくなるものだ。(…ガチャッ)…風間達に情報共有は許可するが"探りを入れるな"と釘を差しておけよ(……バタン)』
「……………………ハァ〜、それを俺に話す為にわざわざ"煙草の買い出しついでに"俺が通る道のりを計算して待つとか、アンタらしいな。ま、確かに……こんな話を気軽に出来る場所は限られているから仕方ねぇ、か」