6.種明かしの曲(161.
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個人差はあるが、【怪我・病気になった際は基本医師である父親が診てくれていた】事や【居なくなってから極力病院にお世話にならない様に健康に気を使っていた点】更には【背中に未だに残る傷痕】等を考慮しても柚紀の言った事には信憑性を帯びており、誰も疑わなかった。そしてシロに関しては下手に干渉が出来ずサイアクの場合は自分が何とかすると話を完結させる
少し強引ではあるが、これ以上は何も出来ないと割り切った木虎が「そもそも何であんな人の集まりが出来たんですか?」と原因を訊ねて答えを聞いた反応がこちら
「………………………に、二宮さんにランク戦を申し込んで戦ったとか、……よくやろうとしたね。絶対に目立つって柚紀なら分かったよね?」
『だって、どうせ太刀川さんに今後しつこい程申し込まれて注目が集まるのは分かっていたし、それなら二宮さんと戦っても変わりないかな〜と思って。………駄目、だった?相手も了承してくれたよ?』
「…………同意の上でだとしても相手があの二宮さんだよ?太刀川さんや出水先輩みたいにランク戦入り浸っている実力者の人とは違ってこう……珍しいと言うか注目を集めやすいからね。……後は、……試合内容かな?」
「試合内容なら柿崎と弓場にざっくりと聞いたが、二宮さんが圧倒的でなくかなり見応えのある事の試合だったらしいぞ?!隊長達に"どっちが勝つか"って東さんが訊ねたら意外と意見は半々に別れたらしい。って、どうせたがら実際に見てみるか?ランク戦ならROMが見れるだろ?」
そんな感じで試合観戦の流れとなり気を利かせて木虎が茶菓子の準備をし始め、綾辻がROMデータ取得に動く。……寝ているシロが起きないかと心配する時枝の意見に、諏訪がバックワームを頭からすっぽり被せ「歌姫さまの子守唄が効いているなら早々に起きねぇだろうが念の為な」と予防策を取り、迅からも「うん、まだ暫くは起きないから安心して」とお墨付きが出たのでとりあえず納得
そしてモニターに二宮とのランク戦が映し出され、本人の解説付きと豪華な特典付きで見始める
「お〜、こう見ると地味に調律して鶴ヶ峰が撃ってるの分かるな〜。コレに気づいたのは本職の二人だけだったぜ?」
『先に話してしまうのですが、試合開始から10分間は扱えるトリオン量が半分、つまりは二宮さんと同じ位しか出力出来ない様に今のトリオン体をカスタムしてて、ただ打ち合うだけでは泥試合化となりそうなので……細工をしてみました。"ただの七光りじゃないぞー!"って意味合いも込めて』
「シューターが疎遠になる理由の一つが【弾速・威力・射程】を変えられるのが面倒な点でもある。器用な人なら状況に応じて変えられるのは強みになるけど、慣れるのにはかなりの鍛錬や時間を有する。性格なんかも影響するけど、弾トリガーを扱うならある程度固定出来て射程ボーナスもあるガンナーに流れるケースが多いね」
『って言っても私も出水先輩に手合わせしてもらえたから、多少調律で変えても焦る事なく使用出来るけど……コレの前に肩慣らしでフブキと手合わせしたけど、そんな余裕なかったな〜。隙あらば間合いを詰めてくるんだもん!で、様子見が終えてお次はハウンドをメインとした弾を二宮さんが撃ってくるのをただひたすら避けます。"どの位回避出来るか"を知りたくて』
「今までの敵はトリオン兵だったけど、今後は隊員との手合わせが増えるのは必然で、実力を測るのは誰にでもある事………だけど、数回軽く掠めた柚紀ちゃんが"罠を仕掛けて退避するまで"結構時間掛かったよね〜。何時もの二宮さんならとっくに相手を仕留めているであろう数の弾をただ回避とか、かなりシンドかったじゃないかな?」
実際に観戦していた諏訪も改めて見ると気づける事が沢山ある一方で、今更ながら【シューターが少なくガンナーが選ばれやすい理由】を時枝が補足し、自分は練習の成果もあるが相手によって出来ない事もあると話していると、次の場面となり何故こんな動きをしたかを解説。その意図を迅が補足をすれば今度は二宮の心理を分析する。それには「だろうな」と諏訪が同意
「出水や太刀川も言ってたが、あれだけ回避力や度胸があって自分よりトリオン量が多い奴、今まで居なかった。……自分の地位を脅かす存在が現れて二宮の奴、内心じゃかなり焦ったんじゃねぇか?後は慢心してたんだろうな。つる姐の姪だからってコッチに来てから皆甘やかしたり手助けされてて、"鶴ヶ峰自身の実力は大したことのないタダのトリオンの使い方がなっていない餓鬼"とか思ってよ。……コレなんかいい例だぜ?"置き弾"に致命傷とまではいかないが被弾してるだろ?少なくとも"入隊して10日程の新人"が使える手じゃねぇから見事に引っ掛かってやがる」
『でも置き弾は意外と使用者が居ましたから資料も豊富でしたが出水先輩の指導の元、米屋先輩にもご協力頂いたので上手く行きました!!一応仕掛ける場所もちゃんと考えたんですよ!!……そう言う意味ではステージ選択時にひと悶着なくて良かった〜って思います』
「…………あ〜、始まる前からかなり緊張してる柚紀ちゃんが視えたけど、もしかして今回のステージ…柚紀ちゃんが決めた感じ?」
『お恥ずかしい話そうだったりします。因みに置き弾の場所を決めた場面に出水先輩達は関わってませんよ?アレはシロに協力してもらいました。"地形戦の一環として"ね。……高確率で解説役に先輩が抜擢されるのは分かっていたので、ネタバレ要素は教えない様にしてました。だから後で出てくる"大掛かりな仕掛けのタネ"は知りません。っと、そろそろかな?』
話をしている間に変則フルアタックを食らった辺りまで場面は進み、綾辻にお願いしてタイマーを画面済に設定してもらい。リミット解除される10分を過ぎればトリオン弾の巨大化に加えて、それが四つになれば………佐鳥はかなり大袈裟だが初見の者は驚きを隠せずにいたのであった
少し強引ではあるが、これ以上は何も出来ないと割り切った木虎が「そもそも何であんな人の集まりが出来たんですか?」と原因を訊ねて答えを聞いた反応がこちら
「………………………に、二宮さんにランク戦を申し込んで戦ったとか、……よくやろうとしたね。絶対に目立つって柚紀なら分かったよね?」
『だって、どうせ太刀川さんに今後しつこい程申し込まれて注目が集まるのは分かっていたし、それなら二宮さんと戦っても変わりないかな〜と思って。………駄目、だった?相手も了承してくれたよ?』
「…………同意の上でだとしても相手があの二宮さんだよ?太刀川さんや出水先輩みたいにランク戦入り浸っている実力者の人とは違ってこう……珍しいと言うか注目を集めやすいからね。……後は、……試合内容かな?」
「試合内容なら柿崎と弓場にざっくりと聞いたが、二宮さんが圧倒的でなくかなり見応えのある事の試合だったらしいぞ?!隊長達に"どっちが勝つか"って東さんが訊ねたら意外と意見は半々に別れたらしい。って、どうせたがら実際に見てみるか?ランク戦ならROMが見れるだろ?」
そんな感じで試合観戦の流れとなり気を利かせて木虎が茶菓子の準備をし始め、綾辻がROMデータ取得に動く。……寝ているシロが起きないかと心配する時枝の意見に、諏訪がバックワームを頭からすっぽり被せ「歌姫さまの子守唄が効いているなら早々に起きねぇだろうが念の為な」と予防策を取り、迅からも「うん、まだ暫くは起きないから安心して」とお墨付きが出たのでとりあえず納得
そしてモニターに二宮とのランク戦が映し出され、本人の解説付きと豪華な特典付きで見始める
「お〜、こう見ると地味に調律して鶴ヶ峰が撃ってるの分かるな〜。コレに気づいたのは本職の二人だけだったぜ?」
『先に話してしまうのですが、試合開始から10分間は扱えるトリオン量が半分、つまりは二宮さんと同じ位しか出力出来ない様に今のトリオン体をカスタムしてて、ただ打ち合うだけでは泥試合化となりそうなので……細工をしてみました。"ただの七光りじゃないぞー!"って意味合いも込めて』
「シューターが疎遠になる理由の一つが【弾速・威力・射程】を変えられるのが面倒な点でもある。器用な人なら状況に応じて変えられるのは強みになるけど、慣れるのにはかなりの鍛錬や時間を有する。性格なんかも影響するけど、弾トリガーを扱うならある程度固定出来て射程ボーナスもあるガンナーに流れるケースが多いね」
『って言っても私も出水先輩に手合わせしてもらえたから、多少調律で変えても焦る事なく使用出来るけど……コレの前に肩慣らしでフブキと手合わせしたけど、そんな余裕なかったな〜。隙あらば間合いを詰めてくるんだもん!で、様子見が終えてお次はハウンドをメインとした弾を二宮さんが撃ってくるのをただひたすら避けます。"どの位回避出来るか"を知りたくて』
「今までの敵はトリオン兵だったけど、今後は隊員との手合わせが増えるのは必然で、実力を測るのは誰にでもある事………だけど、数回軽く掠めた柚紀ちゃんが"罠を仕掛けて退避するまで"結構時間掛かったよね〜。何時もの二宮さんならとっくに相手を仕留めているであろう数の弾をただ回避とか、かなりシンドかったじゃないかな?」
実際に観戦していた諏訪も改めて見ると気づける事が沢山ある一方で、今更ながら【シューターが少なくガンナーが選ばれやすい理由】を時枝が補足し、自分は練習の成果もあるが相手によって出来ない事もあると話していると、次の場面となり何故こんな動きをしたかを解説。その意図を迅が補足をすれば今度は二宮の心理を分析する。それには「だろうな」と諏訪が同意
「出水や太刀川も言ってたが、あれだけ回避力や度胸があって自分よりトリオン量が多い奴、今まで居なかった。……自分の地位を脅かす存在が現れて二宮の奴、内心じゃかなり焦ったんじゃねぇか?後は慢心してたんだろうな。つる姐の姪だからってコッチに来てから皆甘やかしたり手助けされてて、"鶴ヶ峰自身の実力は大したことのないタダのトリオンの使い方がなっていない餓鬼"とか思ってよ。……コレなんかいい例だぜ?"置き弾"に致命傷とまではいかないが被弾してるだろ?少なくとも"入隊して10日程の新人"が使える手じゃねぇから見事に引っ掛かってやがる」
『でも置き弾は意外と使用者が居ましたから資料も豊富でしたが出水先輩の指導の元、米屋先輩にもご協力頂いたので上手く行きました!!一応仕掛ける場所もちゃんと考えたんですよ!!……そう言う意味ではステージ選択時にひと悶着なくて良かった〜って思います』
「…………あ〜、始まる前からかなり緊張してる柚紀ちゃんが視えたけど、もしかして今回のステージ…柚紀ちゃんが決めた感じ?」
『お恥ずかしい話そうだったりします。因みに置き弾の場所を決めた場面に出水先輩達は関わってませんよ?アレはシロに協力してもらいました。"地形戦の一環として"ね。……高確率で解説役に先輩が抜擢されるのは分かっていたので、ネタバレ要素は教えない様にしてました。だから後で出てくる"大掛かりな仕掛けのタネ"は知りません。っと、そろそろかな?』
話をしている間に変則フルアタックを食らった辺りまで場面は進み、綾辻にお願いしてタイマーを画面済に設定してもらい。リミット解除される10分を過ぎればトリオン弾の巨大化に加えて、それが四つになれば………佐鳥はかなり大袈裟だが初見の者は驚きを隠せずにいたのであった