5.下剋上の曲〜VSシューターNo.1編〜(160.
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それから試合を終えてブースからそそくさと二宮が出て来たのに対して、柚紀は出て来る気配が無い。……流石に様子を見に行ったフブキに問答無用で引っ張られる形で姿を表せば……C・B級隊員にフブキ含めて取り囲まれてしまう。そして「俺と戦って下さい」や「弟子にして下さい」中には「今度チームを結成するから入らない?」と言った内容ばかり。そんな男子を何とか退け様と頑張るフブキだが、「あ、野々村一緒でも構わないよ?」や「寧ろ一緒の方が君も安心だろ?」的な感じで彼女含めて勧誘する動きもある。これに対して"あ〜"や"どうするべきか"と隊長達が悩み、フブキが雄叫びを上げるが多勢に無勢で一向に納まる気配がない。………流石にヤバいと思い風間や諏訪を始めとしたSECOMが動こうとしたその時
「……えっ?何この人の集まりっ!?それはそうと(キョロキョロ、キョロキョロ)柚紀ちゃんは何処かな〜「あ〜もうっ!鬱陶しいっ!!俺をチームに入れたいならランク戦で勝ってからにしやがれっ!!?後、いい加減離れろ!押すなっ!!ユズが潰れるっ!!?」………嵐山さ〜ん、とっきー、木虎〜。二人がピンチみたいなんで佐鳥は救助しにいきまーす!!(タタタタタ)ハイハイゴメンね〜、通してね〜」
「(あの野次馬の中を躊躇なく入れるとか流石だね。と言うか四方男子に囲まれてるのって確か……)「木虎ヘルプ!!ちょっとヤバい状態になってるから手を貸して!!?」…やっぱりトラウマが再発してしまったみたいだね。頼むよ木虎、………多分今の柚紀さんには佐鳥だろうと無闇には触れない状態に陥っている可能性が高い」
「(コクリ……タタタ)」
任務を終えた嵐山達が言われた通りロビーに顔を出したのだ。そして目的の人物が野次馬の中に居ると分かり行動を開始する佐鳥と助力を請われて参戦する木虎。嵐山は隊長達に話を聞いており、時枝は退路を確保する為に出入り口で待機をしていると「ったく、誰さ鶴ヶ峰に嫌がらせした馬鹿は?!……久し振りにコレが発生して頭が痛いんだけど」と頭を抱えて悪態を吐きながら現れた菊地原と追随する歌川に遭遇し内部通話にて【柚紀がどんな被害を受けたか分かるか?】と問う。それを聞いた辺りでやっとフブキと柚紀が救助されたが………様子が可笑しい。と言うより【柚紀を抱っこしている木虎が何故か後ろ向きに歩いている】のだ。何故そんな意味不明な行動をしているかと言うと
- …………ポフン! -
「あっ、……す、すみません時枝先輩っ!?居るのに気付けなくて…」
「気にしないで。それにしてもこの状況からして菊地原が言った通り【背後からナニモノにセクハラ行為をされた】のは確定みたいだね。だから背後が無防備になるのを柚紀さんが嫌がったからそんな歩き方をしている。………で、間違えない?」
「(……コクン)本当は横抱きや背中に手を回したいのですが、嫌がれてしまって。触れるのが女子である私と分かっていても、身体が拒絶反応を起こすみたいで……今はトリオン体の身体機能や先輩も私に抱き着く…と言うよりしがみついているので何とかなってますが、……このまま移動は…少し不安定と言いますか、辛いです(ただ、トリオンを吸い取られる感覚に陥らない理由が気になります。だって……)」
「……スイッチボックスでワープするのもありだが、髪色が変化する程不安定な柚紀ちゃんにそれをするのは危険だって迅に言われたから木虎には悪いがこのまま移動するしか……「それだとやっぱり二人が不要の事故に遭う未来が視えるあんまりオススメしないな俺は。ってな訳だから助けにきたぜ」!?……だが、どうするつもりだ?…迅」
動きも何処かぎこち無く慎重さかが求められるので早く動けない分、不安定な柚紀が人目に晒される時間を長引かせるのも色々危うい未来が視えた迅が"お助けアイテム"持参でロビーに現れる。持ってきたソレを柚紀に差し出せば
- …………フワッ -
『(クンクン)……少し、キツめの、煙草の臭い…………それって、林藤さん、の?』
「当たり。丁度忍田さんに用があって本部に来てるんだけど、ちょっとだけ拝借してきたんだ。簡単に言えば【エンブレムの服・ボスバージョン】な訳。(ナデナデ)……君のトリオン体を見たのなら玉狛のロゴを身に付けているのはロビーに居る人には知れ渡っているだろうし、なら支部長であるボスともそれなりの交流があるのは少し考えれば分かる筈だ。……(チラッ)レイジさんを始めとしたウチの精鋭を敵に回したい馬鹿は、流石に居ないだろうからね〜。あ、勿論(トントン)……俺だって容赦、しないよ?(パサッ)………はい、これならもう怖くないでしょ?……ね?」
『(コクン、……ウトウト)迅さ、……なんだか、……眠、ぃ……です』
「ありゃま、そうなる未来は視えなかったけど……トラウマが再発したのにトリオン暴発しない様にや木虎からトリオン奪わない様に頑張っていたから仕方ないか。……(シュウゥー)はい、おいで〜」
『(…ストン、スタ、スタ……ギュッ………スヤスャ〜)』
寝てしまったので無事とは言い難いが、それでも何とか場を納めた迅が柚紀をしっかり抱えれば「言実さん、"後始末"頼みます」と言って嵐山隊を引き連れロビーを後にする。……どさくさに紛れて脱走しようとした隊員が居たがそれを隊長達が見逃す訳もなく阻止した上で、"セクハラ行為をした犯人"の断定に取り掛かる。……フブキもロビーに残っているのが気になった歌川が「ついて行かなくていいのか?」の問に「……それより、ユズのトラウマスイッチ押した馬鹿を制裁するのが優先だ」と、何処か辛そうな表情を浮かべている姿に"入隊式でのトラブル"を知る面々がフォローをする傍ら、……隠す事なく不機嫌全開で例えるなら凍てつく雰囲気を醸し出している言実による尋問が開始され、新人にも【この人を怒らせたら駄目】な事実が知れ渡るのであった
「……えっ?何この人の集まりっ!?それはそうと(キョロキョロ、キョロキョロ)柚紀ちゃんは何処かな〜「あ〜もうっ!鬱陶しいっ!!俺をチームに入れたいならランク戦で勝ってからにしやがれっ!!?後、いい加減離れろ!押すなっ!!ユズが潰れるっ!!?」………嵐山さ〜ん、とっきー、木虎〜。二人がピンチみたいなんで佐鳥は救助しにいきまーす!!(タタタタタ)ハイハイゴメンね〜、通してね〜」
「(あの野次馬の中を躊躇なく入れるとか流石だね。と言うか四方男子に囲まれてるのって確か……)「木虎ヘルプ!!ちょっとヤバい状態になってるから手を貸して!!?」…やっぱりトラウマが再発してしまったみたいだね。頼むよ木虎、………多分今の柚紀さんには佐鳥だろうと無闇には触れない状態に陥っている可能性が高い」
「(コクリ……タタタ)」
任務を終えた嵐山達が言われた通りロビーに顔を出したのだ。そして目的の人物が野次馬の中に居ると分かり行動を開始する佐鳥と助力を請われて参戦する木虎。嵐山は隊長達に話を聞いており、時枝は退路を確保する為に出入り口で待機をしていると「ったく、誰さ鶴ヶ峰に嫌がらせした馬鹿は?!……久し振りにコレが発生して頭が痛いんだけど」と頭を抱えて悪態を吐きながら現れた菊地原と追随する歌川に遭遇し内部通話にて【柚紀がどんな被害を受けたか分かるか?】と問う。それを聞いた辺りでやっとフブキと柚紀が救助されたが………様子が可笑しい。と言うより【柚紀を抱っこしている木虎が何故か後ろ向きに歩いている】のだ。何故そんな意味不明な行動をしているかと言うと
- …………ポフン! -
「あっ、……す、すみません時枝先輩っ!?居るのに気付けなくて…」
「気にしないで。それにしてもこの状況からして菊地原が言った通り【背後からナニモノにセクハラ行為をされた】のは確定みたいだね。だから背後が無防備になるのを柚紀さんが嫌がったからそんな歩き方をしている。………で、間違えない?」
「(……コクン)本当は横抱きや背中に手を回したいのですが、嫌がれてしまって。触れるのが女子である私と分かっていても、身体が拒絶反応を起こすみたいで……今はトリオン体の身体機能や先輩も私に抱き着く…と言うよりしがみついているので何とかなってますが、……このまま移動は…少し不安定と言いますか、辛いです(ただ、トリオンを吸い取られる感覚に陥らない理由が気になります。だって……)」
「……スイッチボックスでワープするのもありだが、髪色が変化する程不安定な柚紀ちゃんにそれをするのは危険だって迅に言われたから木虎には悪いがこのまま移動するしか……「それだとやっぱり二人が不要の事故に遭う未来が視えるあんまりオススメしないな俺は。ってな訳だから助けにきたぜ」!?……だが、どうするつもりだ?…迅」
動きも何処かぎこち無く慎重さかが求められるので早く動けない分、不安定な柚紀が人目に晒される時間を長引かせるのも色々危うい未来が視えた迅が"お助けアイテム"持参でロビーに現れる。持ってきたソレを柚紀に差し出せば
- …………フワッ -
『(クンクン)……少し、キツめの、煙草の臭い…………それって、林藤さん、の?』
「当たり。丁度忍田さんに用があって本部に来てるんだけど、ちょっとだけ拝借してきたんだ。簡単に言えば【エンブレムの服・ボスバージョン】な訳。(ナデナデ)……君のトリオン体を見たのなら玉狛のロゴを身に付けているのはロビーに居る人には知れ渡っているだろうし、なら支部長であるボスともそれなりの交流があるのは少し考えれば分かる筈だ。……(チラッ)レイジさんを始めとしたウチの精鋭を敵に回したい馬鹿は、流石に居ないだろうからね〜。あ、勿論(トントン)……俺だって容赦、しないよ?(パサッ)………はい、これならもう怖くないでしょ?……ね?」
『(コクン、……ウトウト)迅さ、……なんだか、……眠、ぃ……です』
「ありゃま、そうなる未来は視えなかったけど……トラウマが再発したのにトリオン暴発しない様にや木虎からトリオン奪わない様に頑張っていたから仕方ないか。……(シュウゥー)はい、おいで〜」
『(…ストン、スタ、スタ……ギュッ………スヤスャ〜)』
寝てしまったので無事とは言い難いが、それでも何とか場を納めた迅が柚紀をしっかり抱えれば「言実さん、"後始末"頼みます」と言って嵐山隊を引き連れロビーを後にする。……どさくさに紛れて脱走しようとした隊員が居たがそれを隊長達が見逃す訳もなく阻止した上で、"セクハラ行為をした犯人"の断定に取り掛かる。……フブキもロビーに残っているのが気になった歌川が「ついて行かなくていいのか?」の問に「……それより、ユズのトラウマスイッチ押した馬鹿を制裁するのが優先だ」と、何処か辛そうな表情を浮かべている姿に"入隊式でのトラブル"を知る面々がフォローをする傍ら、……隠す事なく不機嫌全開で例えるなら凍てつく雰囲気を醸し出している言実による尋問が開始され、新人にも【この人を怒らせたら駄目】な事実が知れ渡るのであった