5.下剋上の曲〜VSシューターNo.1編〜(160.
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
- タタタタタ、ガタガタ、……ポンポン -
「あ〜、マイクテステス。……皆元気かぁ〜?!今年入ったばかりの子はハジメマシテ!!楽しそうなイベントには私アリ!!!ボーダー本部所属オペレーターの巽陽菜お姉さんだぞ〜!!?見ての通り年上のそこそこの年齢だが、仕事はバッチリこなす頼りになるお姉さんです!因みに2月から始まるB級ランク戦でも高確率で実況をするから夜露死苦☆……さて、今から始まるのは色んな意味で噂になっている歌姫ちゃん事鶴ヶ峰柚紀ちゃんVSシューターNo.1に君臨するご存知A級隊長・二宮匡貴くんのガチンコ下剋上バトルだー!!!?………で、両名とそこそこ交流があるいずみんや、君はどっちが勝つと思う?」
「(カタン)……普通なら二宮さんって即決しますが、相手があの柚紀ちゃんですからね〜。正直どうなるかは未知数ですよ〜「そうか?結局は自分のペースややりたい事をした方が勝ちな気がするぞ?俺は。で、その駆け引きは"既に始まっている"」って、太刀川さんっ!??……東さん達の方に行かないんですか?」
「ん?別に見るなら何処でも同じだろ?なら色んな角度から見れる
「アララ、アタッカー・総合No.1の君がそこまで警戒するって事はやっぱり大物だね〜彼女は。ってか戦う前から駆け引きが始まってるって、どう言う意味?」
慣れた手付きで即興実況・解説スペースを作り出した巽と、指名された出水が席に着く中で太刀川も乱入してくる。そして意味深な発言をした事に対してはこの方が補足
「今回は同ポジションではあるが"選択マップ"次第では鶴ヶ峰が不利になると俺は思うが…………彼女ならそれも織り込み済みだろうな。言実さんとは【入隊してから一週間……つまりは"水曜日"にはBになる約束をしていた】が、お披露目したのは今日である土曜日。……………理由、知ってるか?野々村」
「ん?……まぁ、トリオン体の調節に難航したってのもあるが"個人ランク戦で使われやすいマップ構図を叩き込むのに時間が掛かった"感じだな。二宮さんは何かそこまで警戒しない人っぽいが、方やユズは時間さえあれば下準備を念入りにする奴だからな〜。……可能な限り負け要素を潰すのは定石だろ?」
「あらあら、あの子本気で二宮くんに勝つ気なのね〜。普通なら無理って私も言いたくなるけど、……不思議と柚紀ちゃんならもしかしてって思っちゃうわね」
「……鶴ヶ峰ならROMによる二宮さんの手を予習はしているだろうし、知っているのと知らないのでは結果は全然違う。対して…………二宮さんがどれだけ鶴ヶ峰を警戒しているかで恐らく試合内容は拮抗する。……何時もみたいな決め手が彼女には通じない。それを理解しているかも怪しいしな」
野々村と元チームメイトが語った分析内容を聞いて"確かに"と思うものと"そうなのか〜"と感心する反応を各隊長(当真と熊谷は例外)示していると、転送が完了して画面に二人が映し出される
「さて、ステージは市街地……Bだね。てっきりAな気がしたけど、これはどちらの戦略かな?」
「多分柚紀ちゃんですね。Aだとやはり地理は二宮さんに軍配が上がりますが、意外とBって指定されない。……CやDとは違いあまり特徴が無くAで事足りるステージですから」
「ん?そうなのか?俺的には河川敷とか選ぶんじゃないかって気がしたんだけどな〜。………アイツならグラスホッパーを入れているのはほぼ確定だし、地形戦を織り交ぜて戦う気がするが、…………アレか?集中し過ぎて川にドボーン!を警戒したか?」
「……………あり得なく、ないか?個人ランク戦はオペによるサポートないですからね〜。柚紀ちゃんの集中力は凄いけど、周りが見えなくなる欠点がある。実際にちょっとした小細工に簡単に引っ掛かりましたから」
出水の話し方に違和感を覚えた緑川が知っていそうな米屋に訊ねると「お前も経験した仮入隊期間中に、あの子の練習に弾バカが付き合った時の経験談だな。基礎は直ぐに出来たからほぼイメトレや実戦してたんだよ」と語れば、「へぇ〜、だからあそこまで動きや弾のキレが良かったんだ」と納得。そんな風に語っていれば、二人とも弾を生成して戦闘態勢に移行する
-
- -
- - -
「………お前の実力、見せてもらおう」
『ご期待に添えれる様に頑張ります。……(パラパラパラ…)では…
「…
- ゴオオオオオ……ドドドドドドーン!! -
- - -
- -
-
「初っ端から激しい撃ち合いが始まったぁ〜!!?ん?………にしても、柚紀ちゃんの弾…小さくない??」
「あ〜、やっぱりそう思いますよね?でも体積が2倍って考えれば極端に大きさは変わらないので、アレが正解ですが…………何か気になるんですか?」
「いやね〜……もう少し正確にトリオン量の差を客観的に分かるようにって事で、シューターにはそのカスタムを施したって言実から聞いたからさ〜、ちょっと予想外だった訳」
「……ふ〜ん。(柚紀は新人だから後回しにした?…………いや、あのつる姐がそんな凡ミスしたりしねぇ。となると…)……小手調べ中はセーブしてる感じか?ヨユーだな。(だが、長期戦になればお前が不利になる。……どうやって二宮を倒す腹積もりだ?)」
元々解説は出水のみの予定だったので太刀川用のマイクはなく、音声は拾われなかった。が、二人の鶴ヶ峰をよく知る者は彼と同じ結論に達しており、どうなるかを見守っていた。因みにただ撃ち合いをしているかの様に見えるが、地味に柚紀は調律内容を変えながら撃っていたりする(それに気づいているのは同ポジションの人のみ)