4.巡り合わせの曲(159.
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それから丁度一週間後、言実との約束通りにB級となった柚紀は色々微調節を終えたトリオン体のお披露目会が開催された。今回の参加者は製作者関係で言実・シロ・冬島と野次馬的なポジションである巽に加えて
「わざわざ声を掛けてくれて有難う柚紀ちゃん!!……でも、良いのか?俺達にも見せて」
『は、ハイ。この後私はランク戦に行くので居合わせれば見られますが、嵐山隊の皆さんは防衛任務ですよね?だから、先にお見せしてしまおうと思いまして』
「(ダキッ!ギュウゥ〜!?)えへへ〜、何か特別扱いされて嬉しいな〜。でもさ……(ボソッ)防衛任務が無くてもそうやって最初に見せてくれたんじゃないかって思うのは、オレの勘違い?」
「………………(スタスタ……ベリッ!!)木虎、綾辻先輩パス(ポーン)」
「(ポフンッ……ナデナデ)因みにわざわざお披露目をするって事はデザインを変えられたのですか?あのままでもトリオン体なら別に支障なさそうですが?」
「まぁ、動けるけどユズちゃんの勝負服と言いますか仕事着的なテイストを取り入れた方が良いかなって。……能力的にも思い込みと言うか、雰囲気は大切でしょ??」
嵐山隊一行を招いていた。理由は柚紀の話した通りであるが、佐鳥に揚げ足を取られるかの様な発言を"漢気全開"で耳打ちされ顔を赤らめる。それが面白くない時枝がすかさず二人に近づき引き剥がせば安全圏に柚紀を逃し、意味有りげな視線を佐鳥に向けるが本人には効果なし。そして茹でダコ状態な柚紀を落ち着かせつつ素朴な疑問を口にする木虎に、デザインを担当したシロが返答。(冬島と巽は"青春だね〜"と思う一方で、言実は"また過度なスキンシップをしおって"と呆れ気味)
そして落ち着いたのを見計らい、カスタマイズされた新しいトリガーホルダーを起動させ換装を完了させる。それを見て「お〜〜」と感嘆の声が漏れる中、綾辻が変更点を口にする
「先ずアウターの燕尾部分が無くなった代わりに袖が和風の…着物や浴衣みたいに広がった形になってるし、なんだろう?……狩衣を意識した感じなのかな?襟元のデザインがそれっぽいよね。後気になるとしたら手袋した理由かな?」
『その、………幼い頃からの習性と言いますか"お役目は和装"だったので、やっぱり洋服よりコッチが気持ちがキリッとなると言いますか切り替えやすいんですよね。(……パサッ)そもそも燕尾を付けたのも何処か"白衣を靡かせて活躍する言実さんの分かりづらい真似"的な感じでしたが、あくまでも私は私なので辞めました。手袋に関しては、……将来を見越してとだけ言っておきます』
「うんうん。先の事を考えたり、憧れの人の真似をする気持ちは分かるけどあくまでも自分に合ったスタイルを確立するべきだよね〜。逆に歌姫時と同じなのはアウターの色と、ハイソックスにショートブーツスタイルかな?色やデザインも一緒!で、明らかに違うのが"アウター下"だね!!白のハイネックのチュニックかな?で、その下に黒のレギンスが見え隠れしてるけど……中の袖ってどうなってるの?」
『えっと…………そこに以前の言実さんとの共通点を取り入れました。つまりはノースリーブになってます。アウターを脱ぐなんて事は無いと思いますが、生身じゃ着れないからどうせだしってね!!後、……流石にもうスカートはコリゴリ。……例え見せパンでもちょっと、恥ずかしく思うから(モジモジ)』
こんな感じで問答をしながら、巽とシロはあらかじめ許可を取得の上で写真を取っていた。そしてそれを見直していた巽が気になる事を指摘
「あれ?……ねぇ柚紀ちゃんや、二の腕にあるボーダーのロゴ"左右でデザイン違わない?"片方は嵐山隊と同じだけど、もう片方って…………玉狛のだよね?」
『そうですね。両方ボーダーを意味するロゴなのと、林藤支部長と忍田さんに許可を頂いた上で使わせて貰ってます。………私の思考ってどちらかと言えば"玉狛寄り"なんですよね〜。…………私は争いが嫌いなので可能なら近界民とも共存したいですが、大切なモノに危害を加えるなら容赦しない。……一瞬の躊躇が命取りになるのを、知っているので。だから"私の考えを一目で分かって貰うための一工夫"です。後は…本部と支部の軋轢を生じさせない為ってのもあります!』
「…………色々考えているのは柚紀さんらしいね。因みにタートルネックなのは、やっぱり例の痣の名残り?それと、……髪色は"歌姫時と同じにした"のは、何で?」
『……(コリコリ)タートルネックな理由はそれだね。後髪色に関しては……Bに上がれば太刀川さんにランク戦を申し込まれるのは分かり切ってますし、サイドエフェクトなしで勝てる相手でないのも重々承知してます。で、……【トリオン体で髪色を設定しても一定以上の能力を使えば、やはり髪色が変わる】のは調節時に発覚しているので…………私をよく知らない人に"手加減した"って文句を言われない為の工夫です。誰に対しても全力を出してたら、直ぐに体調を崩すのは分かりきってますし、相手を見くびって実力を出さなければ自分の読み違いだって納得出来る。後は、男子特有の心理を考慮して、かな?やっぱり【女子に負けた。それも手を抜かれた状態で】とか、分かったら…ね?』
Cの時点ではまだまだ素人や初心者感があるので、加減をしても勝利出来るがBは恐らくそうは行かない。実例が親友であるフブキだ、彼女は些か特殊だが見た目は肩書はフリーB級隊員とありきたりなものにも関わらず、実力は太刀川とほぼ互角。………原石が未だに埋もれていないとも限らないのだ。それらを考慮して波立てるのを防ぐ為に目立つのを覚悟して髪色は決めたのだった
最後に"シューターにも関わらずホルダーがある点"を訊ねれば、収納されていた携帯が鳴り収納ポケット代わりだと分かった所でいよいよ任務の時間が迫り、五人は部屋を後にする際に『今からフブキと"軽く手合わせ"してからランク戦に行くので、任務が終わっても多分ロビーに居る気がするから寄ってみてね』と予定を伝えて見送るのと入れ違いにフブキが現れ、ラボのトレーニングルームを使って最終調整をするのであった
「わざわざ声を掛けてくれて有難う柚紀ちゃん!!……でも、良いのか?俺達にも見せて」
『は、ハイ。この後私はランク戦に行くので居合わせれば見られますが、嵐山隊の皆さんは防衛任務ですよね?だから、先にお見せしてしまおうと思いまして』
「(ダキッ!ギュウゥ〜!?)えへへ〜、何か特別扱いされて嬉しいな〜。でもさ……(ボソッ)防衛任務が無くてもそうやって最初に見せてくれたんじゃないかって思うのは、オレの勘違い?」
「………………(スタスタ……ベリッ!!)木虎、綾辻先輩パス(ポーン)」
「(ポフンッ……ナデナデ)因みにわざわざお披露目をするって事はデザインを変えられたのですか?あのままでもトリオン体なら別に支障なさそうですが?」
「まぁ、動けるけどユズちゃんの勝負服と言いますか仕事着的なテイストを取り入れた方が良いかなって。……能力的にも思い込みと言うか、雰囲気は大切でしょ??」
嵐山隊一行を招いていた。理由は柚紀の話した通りであるが、佐鳥に揚げ足を取られるかの様な発言を"漢気全開"で耳打ちされ顔を赤らめる。それが面白くない時枝がすかさず二人に近づき引き剥がせば安全圏に柚紀を逃し、意味有りげな視線を佐鳥に向けるが本人には効果なし。そして茹でダコ状態な柚紀を落ち着かせつつ素朴な疑問を口にする木虎に、デザインを担当したシロが返答。(冬島と巽は"青春だね〜"と思う一方で、言実は"また過度なスキンシップをしおって"と呆れ気味)
そして落ち着いたのを見計らい、カスタマイズされた新しいトリガーホルダーを起動させ換装を完了させる。それを見て「お〜〜」と感嘆の声が漏れる中、綾辻が変更点を口にする
「先ずアウターの燕尾部分が無くなった代わりに袖が和風の…着物や浴衣みたいに広がった形になってるし、なんだろう?……狩衣を意識した感じなのかな?襟元のデザインがそれっぽいよね。後気になるとしたら手袋した理由かな?」
『その、………幼い頃からの習性と言いますか"お役目は和装"だったので、やっぱり洋服よりコッチが気持ちがキリッとなると言いますか切り替えやすいんですよね。(……パサッ)そもそも燕尾を付けたのも何処か"白衣を靡かせて活躍する言実さんの分かりづらい真似"的な感じでしたが、あくまでも私は私なので辞めました。手袋に関しては、……将来を見越してとだけ言っておきます』
「うんうん。先の事を考えたり、憧れの人の真似をする気持ちは分かるけどあくまでも自分に合ったスタイルを確立するべきだよね〜。逆に歌姫時と同じなのはアウターの色と、ハイソックスにショートブーツスタイルかな?色やデザインも一緒!で、明らかに違うのが"アウター下"だね!!白のハイネックのチュニックかな?で、その下に黒のレギンスが見え隠れしてるけど……中の袖ってどうなってるの?」
『えっと…………そこに以前の言実さんとの共通点を取り入れました。つまりはノースリーブになってます。アウターを脱ぐなんて事は無いと思いますが、生身じゃ着れないからどうせだしってね!!後、……流石にもうスカートはコリゴリ。……例え見せパンでもちょっと、恥ずかしく思うから(モジモジ)』
こんな感じで問答をしながら、巽とシロはあらかじめ許可を取得の上で写真を取っていた。そしてそれを見直していた巽が気になる事を指摘
「あれ?……ねぇ柚紀ちゃんや、二の腕にあるボーダーのロゴ"左右でデザイン違わない?"片方は嵐山隊と同じだけど、もう片方って…………玉狛のだよね?」
『そうですね。両方ボーダーを意味するロゴなのと、林藤支部長と忍田さんに許可を頂いた上で使わせて貰ってます。………私の思考ってどちらかと言えば"玉狛寄り"なんですよね〜。…………私は争いが嫌いなので可能なら近界民とも共存したいですが、大切なモノに危害を加えるなら容赦しない。……一瞬の躊躇が命取りになるのを、知っているので。だから"私の考えを一目で分かって貰うための一工夫"です。後は…本部と支部の軋轢を生じさせない為ってのもあります!』
「…………色々考えているのは柚紀さんらしいね。因みにタートルネックなのは、やっぱり例の痣の名残り?それと、……髪色は"歌姫時と同じにした"のは、何で?」
『……(コリコリ)タートルネックな理由はそれだね。後髪色に関しては……Bに上がれば太刀川さんにランク戦を申し込まれるのは分かり切ってますし、サイドエフェクトなしで勝てる相手でないのも重々承知してます。で、……【トリオン体で髪色を設定しても一定以上の能力を使えば、やはり髪色が変わる】のは調節時に発覚しているので…………私をよく知らない人に"手加減した"って文句を言われない為の工夫です。誰に対しても全力を出してたら、直ぐに体調を崩すのは分かりきってますし、相手を見くびって実力を出さなければ自分の読み違いだって納得出来る。後は、男子特有の心理を考慮して、かな?やっぱり【女子に負けた。それも手を抜かれた状態で】とか、分かったら…ね?』
Cの時点ではまだまだ素人や初心者感があるので、加減をしても勝利出来るがBは恐らくそうは行かない。実例が親友であるフブキだ、彼女は些か特殊だが見た目は肩書はフリーB級隊員とありきたりなものにも関わらず、実力は太刀川とほぼ互角。………原石が未だに埋もれていないとも限らないのだ。それらを考慮して波立てるのを防ぐ為に目立つのを覚悟して髪色は決めたのだった
最後に"シューターにも関わらずホルダーがある点"を訊ねれば、収納されていた携帯が鳴り収納ポケット代わりだと分かった所でいよいよ任務の時間が迫り、五人は部屋を後にする際に『今からフブキと"軽く手合わせ"してからランク戦に行くので、任務が終わっても多分ロビーに居る気がするから寄ってみてね』と予定を伝えて見送るのと入れ違いにフブキが現れ、ラボのトレーニングルームを使って最終調整をするのであった