20.試金石の曲〜貴方の実力は?〜(175.
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「おっ!?始まった!相手の構成は……アタッカー二人にガンナーが一人か〜。…ウチみたいな構成だな」
「東さんはスナイパーだけどな。でも、……"その構成のB級チームって無くない?"諏訪隊はアタッカー1、ガンナーが2だろ?他の三人編成チームもオールラウンダーとかで必ず二人以上は中・遠距離攻撃が可能な人が必ず居る。…………どうしてだ?」
「そりゃあ"どんな相手、状況に応じて対処しやすくする為だ"。近距離戦闘での連携はかなり鍛錬を有するのは、お前達二人も分かるだろ?その分、他は射線や射程範囲・立ち位置を気にする必要はあるが、まだ連携しやすい。諏訪隊の例を上げれば同じ方角・標的に撃つ事が多いから、仲間に対して誤射する危険性はない。ウチだって似た様なもんだ」
「つまりは【人数が多いことによるオペレーターの負担とは違うチーム運営の難しい点】だな。そう言う意味でも風間隊は凄いって事になる。そして、彼奴等は確かにチームは組んでいるが万年下位に居た事からしても、連携もまだまだな所が見受けられる。……それに気付かない程、鶴ヶ峰も馬鹿じゃない」
相手の構成がチームとしては珍しいと思う小荒井達に対して、荒船と東が理由を述べる。そしてスクリーンにも"数の有利を活かせず柚紀一人に苦戦する姿"が映し出されていた。……別に相手が弱過ぎる訳ではない(実際に柚紀も実力や状況を考慮して髪色は天鵞絨色になっている)が、間合い把握や回避に優れていれいる柚紀にかすり等するが致命的損傷を与えられず、アタッカー1人を集中攻撃でなく両方に手傷を負わせている事によりガンナーが"どちらを優先して援護をすべきか"迷い、連携がガタ落ち状態となっていた
- -
-
『(ストン)ん〜。………一つ良いですか?貴方達の中で【戦闘においては誰が一番強いですか?】…あ、ポジションや使用トリガーが違うから比較しづらいなら【個人ポイントは誰が一番多い】ですか?』
「………一応俺だが(チャキン)それがなんだって言うんだよ?」
『いえ、なら【貴方を中心に戦略を立てればまだ勝率が上がっただろうな】と思っただけです。……別に【リーダーであろう弧月使いの先輩を中心に全ての物事を進める必要はない】のでは?…今のボーダー内において既存チームの殆どが"隊長=戦闘でも中心・エース的存在"となってますが、ちゃんと例外はありますよ?鈴鳴第一やルール上仕方ない冬島隊や、……それこそ嵐山隊だって分別した事によってA級になれましたし』
「………前二つのチームは分かるが、嵐山隊はどうだろうな?彼奴等は通常とは異なる手順でA級に昇格した。確かに実力はB級内ではトップクラスだったのは認めるが、……それは"嵐山含めた三人は"で、あの新人はおこぼれに預かっただけだ!!そもそも、何で今更メンバーを増やした?元嵐山隊だった柿崎が抜けてから、かなりの間が開いてるぜ?……どうせ(ニヤリ)あの中学生にしては発育されたカラダを使って"枕営業"でもしたんだろ?!彼奴等もやっぱり男で、本能…欲望には逆らえないって訳だ!!!」
- …………プチン。…ピタッ、ポン。パアァー……キイィーン -
ロビーで話し合いの中心となっていた孤月使いの隊員からの攻撃を躱しながらそんな会話をしている柚紀。どうやら戦闘時は普段の冷静さ・落ち着きが無くなりやすいのか、柚紀に攻撃が当たらないのがムカつくらしくただ攻撃を繰り出しており、会話が入って来ていない様子。そんな彼よりポジション的に周囲が見えているガンナーと語っていると、主に奇襲戦法がメインらしいスコーピオン使いの隊員が厭味ったらしく暴言を吐く。……それが真実でないのも、木虎もA級に相応しい実力…かは微妙だが鍛錬を怠っていないのを知っている柚紀にとっては【大切な人達に対する誹謗中傷】は何よりも屈辱的であり、……"怒りの感情を引き出すトリガー"となる。足を止めて手の甲にある石に触れて髪色を鮮やかな翠にしてトリオン弾を作り出し、攻撃をするが怒りのせいで精密射撃が出来ず単調な動きで回避されてしまう。ノーガードにして弾も新たに生成する素振りもない今が好機と考え「貰った!!!」と弧月使いが柚紀に攻撃をしようとした、その時
- キュイン!………ババババババババババ!! -
「な、……ナン、…だと………弾が、…戻ってきた?………そんなの、お前、……一度も…(ピキ、ピキピキ…)」
『……ランク戦だけで私の実力を測ったつもりなのなら、それは軽率で愚かとしか言えませんね。此処以外にも戦える場所はありますでしょ?作戦室にあるトレーニングルームやそれこそ現場と言える防衛任務とかね。ま、後者は人が相手ではありませんが。それと……ただお一人で我武者羅に攻めてでは、折角の数の有利を活かせない。なので…貴方にはご退場願います。色んな意味で邪魔でしかないなで』
- 戦闘体活動限界 -
「「!!?」」
柚紀が回避や防御に重きを起きやすいのはあくまでも相手の技量を測るためであり、色んな意味で相手がどんな人が分かれば"一番落としやすい…浮いた駒である"弧月使いの人をバイパーにて撃沈させる。まるでブーンメランみたいにコチラに戻ってくる様な弾道を引いて
-
- -
「す、スゲェ!?あんな弾を撃つの、俺は那須先輩位しか知らねぇ!!やっぱりバイパーを使うのは頭良くねぇと無理そうだな〜。何時か東さんから許可出たら弾トリガー使うつもりだけど、俺はバイパーだけは入れないな」
「バイパーはレッドバレット同様、かなり上級者向けのトリガーだからな。最前線で戦うアタッカーのサブに入れるにはオススメしない。……両方入れている秀次は実力もだが"米屋ありき"だからこそ成り立つ構成だ。鶴ヶ峰も"黒髪の時"は殆どバイパーを使わないのは【冷静さと精密性を考慮してある程度トリオンを使える状態でないと上手く活用出来ない】のを自己分析した結果だろうな」
「……通常の弾ですら強力なのに、更に弾道が予測不可能になればもうお手上げ状態になりますね。そう言う意味では影浦先輩が羨ましく思うかなって………先輩?あの、……表情険しく見えるのは、俺の気のせいですか?」
二宮や風間相手の時は弾道を引く余裕が無かったり(前者は元から使うつもりは無かったのも要因)、団体戦の時はサポートメインや仲間を気にして使用を控えていた柚紀。なので今回みたいにバイパーを遺憾なく発揮出来る場面が中々なく、その射撃を見て感嘆する小荒井に東が簡易的バイパー講座を口にすれば、サイドエフェクトのお陰で射撃・狙撃がほぼ効かない影浦を見た奥寺が違和感を覚える。それに連動して他のメンバーも彼に視線を向ければ「ケッ!?……ジロジロ見るな、鬱陶しい。…鋼、一戦付き合え」と悪態を吐き、視線から逃れる為にブースへ入ってしまう。指名された村上は戸惑いつつも、とりあえず隣のブースに入れば「……ナニか受信したのか?」と彼も"心当たりがある口ぶり"でモニター越しに訊ねると
「東さんはスナイパーだけどな。でも、……"その構成のB級チームって無くない?"諏訪隊はアタッカー1、ガンナーが2だろ?他の三人編成チームもオールラウンダーとかで必ず二人以上は中・遠距離攻撃が可能な人が必ず居る。…………どうしてだ?」
「そりゃあ"どんな相手、状況に応じて対処しやすくする為だ"。近距離戦闘での連携はかなり鍛錬を有するのは、お前達二人も分かるだろ?その分、他は射線や射程範囲・立ち位置を気にする必要はあるが、まだ連携しやすい。諏訪隊の例を上げれば同じ方角・標的に撃つ事が多いから、仲間に対して誤射する危険性はない。ウチだって似た様なもんだ」
「つまりは【人数が多いことによるオペレーターの負担とは違うチーム運営の難しい点】だな。そう言う意味でも風間隊は凄いって事になる。そして、彼奴等は確かにチームは組んでいるが万年下位に居た事からしても、連携もまだまだな所が見受けられる。……それに気付かない程、鶴ヶ峰も馬鹿じゃない」
相手の構成がチームとしては珍しいと思う小荒井達に対して、荒船と東が理由を述べる。そしてスクリーンにも"数の有利を活かせず柚紀一人に苦戦する姿"が映し出されていた。……別に相手が弱過ぎる訳ではない(実際に柚紀も実力や状況を考慮して髪色は天鵞絨色になっている)が、間合い把握や回避に優れていれいる柚紀にかすり等するが致命的損傷を与えられず、アタッカー1人を集中攻撃でなく両方に手傷を負わせている事によりガンナーが"どちらを優先して援護をすべきか"迷い、連携がガタ落ち状態となっていた
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『(ストン)ん〜。………一つ良いですか?貴方達の中で【戦闘においては誰が一番強いですか?】…あ、ポジションや使用トリガーが違うから比較しづらいなら【個人ポイントは誰が一番多い】ですか?』
「………一応俺だが(チャキン)それがなんだって言うんだよ?」
『いえ、なら【貴方を中心に戦略を立てればまだ勝率が上がっただろうな】と思っただけです。……別に【リーダーであろう弧月使いの先輩を中心に全ての物事を進める必要はない】のでは?…今のボーダー内において既存チームの殆どが"隊長=戦闘でも中心・エース的存在"となってますが、ちゃんと例外はありますよ?鈴鳴第一やルール上仕方ない冬島隊や、……それこそ嵐山隊だって分別した事によってA級になれましたし』
「………前二つのチームは分かるが、嵐山隊はどうだろうな?彼奴等は通常とは異なる手順でA級に昇格した。確かに実力はB級内ではトップクラスだったのは認めるが、……それは"嵐山含めた三人は"で、あの新人はおこぼれに預かっただけだ!!そもそも、何で今更メンバーを増やした?元嵐山隊だった柿崎が抜けてから、かなりの間が開いてるぜ?……どうせ(ニヤリ)あの中学生にしては発育されたカラダを使って"枕営業"でもしたんだろ?!彼奴等もやっぱり男で、本能…欲望には逆らえないって訳だ!!!」
- …………プチン。…ピタッ、ポン。パアァー……キイィーン -
ロビーで話し合いの中心となっていた孤月使いの隊員からの攻撃を躱しながらそんな会話をしている柚紀。どうやら戦闘時は普段の冷静さ・落ち着きが無くなりやすいのか、柚紀に攻撃が当たらないのがムカつくらしくただ攻撃を繰り出しており、会話が入って来ていない様子。そんな彼よりポジション的に周囲が見えているガンナーと語っていると、主に奇襲戦法がメインらしいスコーピオン使いの隊員が厭味ったらしく暴言を吐く。……それが真実でないのも、木虎もA級に相応しい実力…かは微妙だが鍛錬を怠っていないのを知っている柚紀にとっては【大切な人達に対する誹謗中傷】は何よりも屈辱的であり、……"怒りの感情を引き出すトリガー"となる。足を止めて手の甲にある石に触れて髪色を鮮やかな翠にしてトリオン弾を作り出し、攻撃をするが怒りのせいで精密射撃が出来ず単調な動きで回避されてしまう。ノーガードにして弾も新たに生成する素振りもない今が好機と考え「貰った!!!」と弧月使いが柚紀に攻撃をしようとした、その時
- キュイン!………ババババババババババ!! -
「な、……ナン、…だと………弾が、…戻ってきた?………そんなの、お前、……一度も…(ピキ、ピキピキ…)」
『……ランク戦だけで私の実力を測ったつもりなのなら、それは軽率で愚かとしか言えませんね。此処以外にも戦える場所はありますでしょ?作戦室にあるトレーニングルームやそれこそ現場と言える防衛任務とかね。ま、後者は人が相手ではありませんが。それと……ただお一人で我武者羅に攻めてでは、折角の数の有利を活かせない。なので…貴方にはご退場願います。色んな意味で邪魔でしかないなで』
- 戦闘体活動限界 -
「「!!?」」
柚紀が回避や防御に重きを起きやすいのはあくまでも相手の技量を測るためであり、色んな意味で相手がどんな人が分かれば"一番落としやすい…浮いた駒である"弧月使いの人をバイパーにて撃沈させる。まるでブーンメランみたいにコチラに戻ってくる様な弾道を引いて
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「す、スゲェ!?あんな弾を撃つの、俺は那須先輩位しか知らねぇ!!やっぱりバイパーを使うのは頭良くねぇと無理そうだな〜。何時か東さんから許可出たら弾トリガー使うつもりだけど、俺はバイパーだけは入れないな」
「バイパーはレッドバレット同様、かなり上級者向けのトリガーだからな。最前線で戦うアタッカーのサブに入れるにはオススメしない。……両方入れている秀次は実力もだが"米屋ありき"だからこそ成り立つ構成だ。鶴ヶ峰も"黒髪の時"は殆どバイパーを使わないのは【冷静さと精密性を考慮してある程度トリオンを使える状態でないと上手く活用出来ない】のを自己分析した結果だろうな」
「……通常の弾ですら強力なのに、更に弾道が予測不可能になればもうお手上げ状態になりますね。そう言う意味では影浦先輩が羨ましく思うかなって………先輩?あの、……表情険しく見えるのは、俺の気のせいですか?」
二宮や風間相手の時は弾道を引く余裕が無かったり(前者は元から使うつもりは無かったのも要因)、団体戦の時はサポートメインや仲間を気にして使用を控えていた柚紀。なので今回みたいにバイパーを遺憾なく発揮出来る場面が中々なく、その射撃を見て感嘆する小荒井に東が簡易的バイパー講座を口にすれば、サイドエフェクトのお陰で射撃・狙撃がほぼ効かない影浦を見た奥寺が違和感を覚える。それに連動して他のメンバーも彼に視線を向ければ「ケッ!?……ジロジロ見るな、鬱陶しい。…鋼、一戦付き合え」と悪態を吐き、視線から逃れる為にブースへ入ってしまう。指名された村上は戸惑いつつも、とりあえず隣のブースに入れば「……ナニか受信したのか?」と彼も"心当たりがある口ぶり"でモニター越しに訊ねると