18.貯古齢糖の曲(173.
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そんな感じで木虎は学校で貰った色形様々なチョコレートがテーブルに並べられていた。綾辻は例のバレンタイン企画で作ったクッキーをチョコ系以外にも抹茶や紅茶等のアレンジをしたのを自作、柚紀も"友チョコ"概念をお見舞いに来てくれたオペレーターの人から聞いていたので、チョコレートのお菓子は作ってはいたが……
「それにしても(パクリ、モグモグ……ゴックン)"マドレーヌ"を作るとは、意外だったかも。だって柚紀ちゃんはお菓子作りって苦手でしょ?どうしてコレにしたの??」
『えっとその……ボーダーとは無関係な話題と言ったらやっぱりこの時期だとバレンタイン関連が多くて、諏訪さんが付き添ってくれた時に"誰にどんなチョコ上げるつもりだ?"って聞かれて"クッキーにする予定"って話たら"暇潰しに意味を調べてみろ。で、菓子って意外とホットケーキミックスを使えば簡単に出来るぞ?"と言われまして、調べたんです。そしたら……』
「(タン・タン・タン……)あ!その、クッキーが特別悪い意味ではないですが"本命に渡すのには適さない内容"ですね。因みに……あの二人にもコレと同じのを渡す予定ですか?」
『(モジモジ……チラッ)えっと、……ぃ、一応、別のを用意、してるよ。その……お婆ちゃん家まで、二人に送って貰って、別れ際に…渡そうかなって。だ、大丈夫かな?送って、くれるかな?』
多少の体調不良感はあるが、無理をしなければ寝起きや食事は出来ていた柚紀はかなり暇を持て余していた。……諏訪隊にランク戦の入れ知恵をしたのがどうやら別部隊にもバレたらしく、言実が【プライベート時や療養中の柚紀と接触時はボーダー関連の話題は極力避けろ】と通達がされたのだ。(あれは笹森の誕生日祝いの一環と言う事で特別扱いとなった)特に間違っても防衛任務時に最近現れた特別な個体の話をすれば、歌姫の役目を果たそうと無理して現場に出てくる可能性があるのを、他の隊員達も容易に想像が出来たのだ。故に看病担当による"ドイツ語講座"や"持久力が無い人にもオススメな運動法"等の柚紀が知りたい事や役に立つ内容が伝授される中、諏訪は"ありきたりな日常会話"を中心に有意義な時間を過ごしていたのだ
そして"お菓子に込められた意味"を調べて、お菓子作りが下手な自分でも作れるモノや方法を調べ、私室で奮闘して"仲良くしてくれている人やお世話になっている人用"のマドレーヌと、"特別な二人用"で別のお菓子を用意した柚紀。……嵐山の分は作っていないので、何とか二人…三人きりになった時に渡せればと考えていた。そんな"恋する乙女"全開な柚紀を綾辻が一層可愛がり、木虎も「もし断られたら私と綾辻先輩が貰いますから安心して下さい」と彼女なりのエールを送り、何とか一段落ついたので、改めて木虎が持ってきたチョコレートを皆で食す事に
『ん〜!!流石星輪の生徒さんが選ぶだけあって、センス抜群ですね〜!どれも美味しそう〜!!?ねぇ、本当に好きなの食べて良いの?!!』
「構いませんよ?私宛と明白なモノはちゃんと別に保管してますので。これは……主に嵐山先輩にって事でお預かりしたモノですし、ちゃんと柚紀先輩が食べても大丈夫と事前に許可を頂いてます。今日だって今進行形で沢山チョコ頂いてますし、先輩方は基本【公平な対応をする為にも、名も知らないファンの方から頂いたのモノは口にしない】らしいです。………勿論、それを口外はしてませんし、あの子達も【先輩達に食べて貰う前提】で渡してますから味の心配も皆無なので安心して食べて下さい」
「まだ広報の活動を始めたばかりの頃に、差し入れを頂いてその話題をラジオで話したら【誰の差し入れを食べたのか】って支援者同士で揉め事が起きた事があって、それ以降【貰いはするが、実際に食したり使用するのは駄目】って根津さんに厳命されてるの。それからその手の事を話す際は、企業様の名前を上げたり"友人やボーダーの関係者"って明言したり言葉通り口にする様にしていて、それ以外のは施設や病院に寄付する形になっているから(ニコッ)ある意味入院中とさして変わらない柚紀ちゃんも、遠慮する必要はないわよ?」
"ボーダーの顔"として活動している嵐山隊はさながら"芸能人やアイドルみたいな対応や対処"も求められる事もあり、言動一つで今では騒動の発端になる事も。……そういう意味では確かに柚紀と親しくなるのは必然な立場とも言えなくはないが、それは今は置いておくとしよう
一先ずナニを食べるか迷う中、綺麗に包装されている箱の中から小さめのをチョイスして中身を取り出す。中には四つ程の一口サイズのチョコが入っており、見た目も四つとも違いシンプルなのから可愛らしいモノも。それを写メした後に一つ口にすれば……
- パクッ………………ほわぁ〜〜 -
『ん〜!!バレンタインだけあってか、普段のチョコとはまた格別な味がしゅる〜!!にしても、なんだろ?……カラダがポカポカしてきた〜(へニャ〜)』
「えっ?体がポカポカ?コレは掘りごたつですが、今は炬燵スイッチ入れてないよ柚紀ちゃ…………えっと、藍ちゃん。もしかして持ってきたチョコレートの中に"洋酒入り"あったりする?」
「洋酒入りですか?……確か"大人な嵐山先輩にぴったりなチョコ"的な事を言いながら渡されたのはありましたが、どうかしま………………あの、綾辻先輩。もしかしなくても柚紀先輩って……」
「【チョコに入っていた洋酒のせいで酔っ払っちゃってる】ね。……この場合、どうすれば良いのかしら?」
お菓子を作る際や市販のチョコ菓子にも洋酒を使われるケースはあるが、どうやらあまり甘味物を食べる習慣が無かった柚紀は洋酒入りを食べた経験が無かった様子だ。(もしくは食べたのを記憶していない)ほんのり顔を赤くさせながら『おいしぃ〜!!もっとたべりゅう〜〜!!?』と上機嫌で食べている姿を見て、コレを止めるのは忍びないと感じた二人は、とりあえず様子を見る事に。………さり気なく綾辻がグループにて【すみませんが可能なら早く仕事を切り上げで戻って来てくれませんか?柚紀ちゃん関連で些か面倒な事になりまして(;´∀`)】とメッセージを送る所は流石である
「それにしても(パクリ、モグモグ……ゴックン)"マドレーヌ"を作るとは、意外だったかも。だって柚紀ちゃんはお菓子作りって苦手でしょ?どうしてコレにしたの??」
『えっとその……ボーダーとは無関係な話題と言ったらやっぱりこの時期だとバレンタイン関連が多くて、諏訪さんが付き添ってくれた時に"誰にどんなチョコ上げるつもりだ?"って聞かれて"クッキーにする予定"って話たら"暇潰しに意味を調べてみろ。で、菓子って意外とホットケーキミックスを使えば簡単に出来るぞ?"と言われまして、調べたんです。そしたら……』
「(タン・タン・タン……)あ!その、クッキーが特別悪い意味ではないですが"本命に渡すのには適さない内容"ですね。因みに……あの二人にもコレと同じのを渡す予定ですか?」
『(モジモジ……チラッ)えっと、……ぃ、一応、別のを用意、してるよ。その……お婆ちゃん家まで、二人に送って貰って、別れ際に…渡そうかなって。だ、大丈夫かな?送って、くれるかな?』
多少の体調不良感はあるが、無理をしなければ寝起きや食事は出来ていた柚紀はかなり暇を持て余していた。……諏訪隊にランク戦の入れ知恵をしたのがどうやら別部隊にもバレたらしく、言実が【プライベート時や療養中の柚紀と接触時はボーダー関連の話題は極力避けろ】と通達がされたのだ。(あれは笹森の誕生日祝いの一環と言う事で特別扱いとなった)特に間違っても防衛任務時に最近現れた特別な個体の話をすれば、歌姫の役目を果たそうと無理して現場に出てくる可能性があるのを、他の隊員達も容易に想像が出来たのだ。故に看病担当による"ドイツ語講座"や"持久力が無い人にもオススメな運動法"等の柚紀が知りたい事や役に立つ内容が伝授される中、諏訪は"ありきたりな日常会話"を中心に有意義な時間を過ごしていたのだ
そして"お菓子に込められた意味"を調べて、お菓子作りが下手な自分でも作れるモノや方法を調べ、私室で奮闘して"仲良くしてくれている人やお世話になっている人用"のマドレーヌと、"特別な二人用"で別のお菓子を用意した柚紀。……嵐山の分は作っていないので、何とか二人…三人きりになった時に渡せればと考えていた。そんな"恋する乙女"全開な柚紀を綾辻が一層可愛がり、木虎も「もし断られたら私と綾辻先輩が貰いますから安心して下さい」と彼女なりのエールを送り、何とか一段落ついたので、改めて木虎が持ってきたチョコレートを皆で食す事に
『ん〜!!流石星輪の生徒さんが選ぶだけあって、センス抜群ですね〜!どれも美味しそう〜!!?ねぇ、本当に好きなの食べて良いの?!!』
「構いませんよ?私宛と明白なモノはちゃんと別に保管してますので。これは……主に嵐山先輩にって事でお預かりしたモノですし、ちゃんと柚紀先輩が食べても大丈夫と事前に許可を頂いてます。今日だって今進行形で沢山チョコ頂いてますし、先輩方は基本【公平な対応をする為にも、名も知らないファンの方から頂いたのモノは口にしない】らしいです。………勿論、それを口外はしてませんし、あの子達も【先輩達に食べて貰う前提】で渡してますから味の心配も皆無なので安心して食べて下さい」
「まだ広報の活動を始めたばかりの頃に、差し入れを頂いてその話題をラジオで話したら【誰の差し入れを食べたのか】って支援者同士で揉め事が起きた事があって、それ以降【貰いはするが、実際に食したり使用するのは駄目】って根津さんに厳命されてるの。それからその手の事を話す際は、企業様の名前を上げたり"友人やボーダーの関係者"って明言したり言葉通り口にする様にしていて、それ以外のは施設や病院に寄付する形になっているから(ニコッ)ある意味入院中とさして変わらない柚紀ちゃんも、遠慮する必要はないわよ?」
"ボーダーの顔"として活動している嵐山隊はさながら"芸能人やアイドルみたいな対応や対処"も求められる事もあり、言動一つで今では騒動の発端になる事も。……そういう意味では確かに柚紀と親しくなるのは必然な立場とも言えなくはないが、それは今は置いておくとしよう
一先ずナニを食べるか迷う中、綺麗に包装されている箱の中から小さめのをチョイスして中身を取り出す。中には四つ程の一口サイズのチョコが入っており、見た目も四つとも違いシンプルなのから可愛らしいモノも。それを写メした後に一つ口にすれば……
- パクッ………………ほわぁ〜〜 -
『ん〜!!バレンタインだけあってか、普段のチョコとはまた格別な味がしゅる〜!!にしても、なんだろ?……カラダがポカポカしてきた〜(へニャ〜)』
「えっ?体がポカポカ?コレは掘りごたつですが、今は炬燵スイッチ入れてないよ柚紀ちゃ…………えっと、藍ちゃん。もしかして持ってきたチョコレートの中に"洋酒入り"あったりする?」
「洋酒入りですか?……確か"大人な嵐山先輩にぴったりなチョコ"的な事を言いながら渡されたのはありましたが、どうかしま………………あの、綾辻先輩。もしかしなくても柚紀先輩って……」
「【チョコに入っていた洋酒のせいで酔っ払っちゃってる】ね。……この場合、どうすれば良いのかしら?」
お菓子を作る際や市販のチョコ菓子にも洋酒を使われるケースはあるが、どうやらあまり甘味物を食べる習慣が無かった柚紀は洋酒入りを食べた経験が無かった様子だ。(もしくは食べたのを記憶していない)ほんのり顔を赤くさせながら『おいしぃ〜!!もっとたべりゅう〜〜!!?』と上機嫌で食べている姿を見て、コレを止めるのは忍びないと感じた二人は、とりあえず様子を見る事に。………さり気なく綾辻がグループにて【すみませんが可能なら早く仕事を切り上げで戻って来てくれませんか?柚紀ちゃん関連で些か面倒な事になりまして(;´∀`)】とメッセージを送る所は流石である