2.入隊の曲〜個性派揃い〜(157.
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さて、何とか会場内には到着したが以前の様に嵐山達は壇上にすら居ない状態で……独りぼっちな柚紀はどうしようかと悩んでいると「お姉さんお姉さん」と"黒服の年下であろう少年"に話し掛けられる
「お姉さん、もしかしてガンナーかシューターだったりする?仮入隊期間中に俺も樫尾先輩も見た事なかったし、外岡先輩も知らないらしいから多分そうだよね?」
『えっ?う、うん。ポジションはシューターだけど、………えっと、……君はアタッカーくん?』
「うん!!俺は緑川駿!スコーピオン持ちのアタックだよ!ねぇねぇ、誰かと一緒に居る約束してないなら俺達と一緒に居ない?……ほら、黒服同士一緒に居たら色々楽だし!!」
『………(チラッ)まぁ、うん。一緒に居る約束とかしてないから、いいよ。えっと、……名前は向こうの人達と合流してからで良い?』
「OKOK!!じゃあ行こうか!」
緑川はかなりフレンドリーで人懐っこい子らしく、柚紀もあまり警戒したり怖くは感じず普通に出来ていた。そして向かう先には同じ黒服を着た性格もポジションも異なる二人が何やら話をしていたが「お〜い、連れて来たよ〜」と緑川の声を聞いてコチラを向き反応を示す。そして互いに名前とポジションを名乗り合い『えっと、樫尾くんが弧月アタッカーで一つ年下、外岡くんは私と同じ年のスナイパー。後は緑川くんが二つ下………よし!覚えた!?』と意気込んでいると、壇上に忍田が現れて会場内が静まる(その直前にフブキ共々、コネで見学者二人をC級隊員に扮させるのに成功した三人が滑り込んできたのを明記)。そしていよいよ入隊式が始まる
「ボーダー本部長、忍田真史だ。君たちの入隊を歓迎する。君たちは本日からC級隊員……つまり訓練生として入隊するが、三門市の…そして人類の未来は君たちの双肩に掛かっている。日々研鑽し、正隊員を目指してほしい。君たちと共に戦える日を、私は待っているぞ。と、何時もはこれで私の話は終わるんだが……今回は少し特殊でな。更に一つ今のうちに言って置かなければならない事がある」
- ざわざわ、ざわざわ…… -
「……君たちも少なからず"歌姫"の名を持つ少女の存在を知っていると思う。実際に彼女は実在しこのボーダーに属しているが、些か複雑な事情で前回の入隊式に不参加で今回正式に戦闘員として入隊する事となった。………色々君たちと異なる境遇や既に本格的な戦闘体験をこなしていたりするが、同じ時に入隊した同期としてワケ隔たりなく接してほしい。そして、何れ明かされるのなら今この場にてはっきりその存在を全員に認知して貰おうと思うんだが、異論はないか?…………鶴ヶ峰柚紀くん」
「「「「「!!?」」」」」
忍田のスピーチがフブキから聞いていたものと異なる時点で、この展開は予想出来ていた柚紀だがまさかの名出しをされるとまでは思っておらず、今日会ったばかりで互いに名乗りあった男子五人からの視線を感じ取る。他にも数少ない女子隊員で更に黒服な柚紀を見て"まさか……"と察する隊員もチラホラおり…………隠しても無駄と腹を括った柚紀は一人歩き出し、壇上に上がって忍田の隣に立つ
『…………こんなサプライズ、出来れば辞めてくださいよ本部長。後、……コレ、あの人にちゃんと許可取った上でやってますよね?』
「(クスッ)流石に黙ってこんな事をすれば私でも怒られるから、ちゃんと許可は取得済みだ。その証拠として……(…スッ)コレを預かって来た。あの人もこれが一番手っ取り早いと思っているみたいだな」
『……………ハァ〜、出来ればBになるまでは秘密にしておきたかったんだけどな〜。ま、仕方ないか。……マイク借りますね(ガシッ)……………え〜、本部長からご紹介に預かりました歌姫こと鶴ヶ峰柚紀です。何故こんな事になっているかを一から全てを語るには時間が足りないので、気になった方は個別に聞きに来て下さい。但し……辞めろとかの苦情は一切受け付けません。その役目が必要でありそれを担うのに私が一番適正だと上層部が判断した事を念頭に入れておいて下さい。と、……こんな説教じみた事より(シュウゥー)……折角晴れてボーダーに入隊したのですから、"これから頑張って"と言う私なりのエールを送らせて頂きます。………耳汚しにはならないと思いますし数分だけですので(ニコッ)お付き合い下さい。……(…スッ)【Diva 起動】!!』
言実から預かって来たらしいあの翠の石……Divaを受け取り、最初の内に言っておきたい事を堂々と宣言すれば一度換装を解き、黒歌姫姿へ再換装。柚紀が壇上に上がってから始終何かを話す声やら愚痴的なのが聞こえていたが、換装前に放った笑みを見て全員が口を閉ざしたのだ。………主にその笑顔に見惚れたのが理由で。それらを壇上横から見守っていた嵐山達……主に二人は面白くなさそうに…複雑な感情や表情をしていたが"柚紀が悪く言われるよりは、マシか"と割り切る事に。そして机が忍田の手により端に退かれ、マイクスタンドが登場して前奏まで流れ出して本格的に即興ライブの開幕となり、……歌が終わる頃には会場内は盛り上がりを見せ、誰も柚紀に対する疑念を向ける者は居なかった。……"今は"だが
「お姉さん、もしかしてガンナーかシューターだったりする?仮入隊期間中に俺も樫尾先輩も見た事なかったし、外岡先輩も知らないらしいから多分そうだよね?」
『えっ?う、うん。ポジションはシューターだけど、………えっと、……君はアタッカーくん?』
「うん!!俺は緑川駿!スコーピオン持ちのアタックだよ!ねぇねぇ、誰かと一緒に居る約束してないなら俺達と一緒に居ない?……ほら、黒服同士一緒に居たら色々楽だし!!」
『………(チラッ)まぁ、うん。一緒に居る約束とかしてないから、いいよ。えっと、……名前は向こうの人達と合流してからで良い?』
「OKOK!!じゃあ行こうか!」
緑川はかなりフレンドリーで人懐っこい子らしく、柚紀もあまり警戒したり怖くは感じず普通に出来ていた。そして向かう先には同じ黒服を着た性格もポジションも異なる二人が何やら話をしていたが「お〜い、連れて来たよ〜」と緑川の声を聞いてコチラを向き反応を示す。そして互いに名前とポジションを名乗り合い『えっと、樫尾くんが弧月アタッカーで一つ年下、外岡くんは私と同じ年のスナイパー。後は緑川くんが二つ下………よし!覚えた!?』と意気込んでいると、壇上に忍田が現れて会場内が静まる(その直前にフブキ共々、コネで見学者二人をC級隊員に扮させるのに成功した三人が滑り込んできたのを明記)。そしていよいよ入隊式が始まる
「ボーダー本部長、忍田真史だ。君たちの入隊を歓迎する。君たちは本日からC級隊員……つまり訓練生として入隊するが、三門市の…そして人類の未来は君たちの双肩に掛かっている。日々研鑽し、正隊員を目指してほしい。君たちと共に戦える日を、私は待っているぞ。と、何時もはこれで私の話は終わるんだが……今回は少し特殊でな。更に一つ今のうちに言って置かなければならない事がある」
- ざわざわ、ざわざわ…… -
「……君たちも少なからず"歌姫"の名を持つ少女の存在を知っていると思う。実際に彼女は実在しこのボーダーに属しているが、些か複雑な事情で前回の入隊式に不参加で今回正式に戦闘員として入隊する事となった。………色々君たちと異なる境遇や既に本格的な戦闘体験をこなしていたりするが、同じ時に入隊した同期としてワケ隔たりなく接してほしい。そして、何れ明かされるのなら今この場にてはっきりその存在を全員に認知して貰おうと思うんだが、異論はないか?…………鶴ヶ峰柚紀くん」
「「「「「!!?」」」」」
忍田のスピーチがフブキから聞いていたものと異なる時点で、この展開は予想出来ていた柚紀だがまさかの名出しをされるとまでは思っておらず、今日会ったばかりで互いに名乗りあった男子五人からの視線を感じ取る。他にも数少ない女子隊員で更に黒服な柚紀を見て"まさか……"と察する隊員もチラホラおり…………隠しても無駄と腹を括った柚紀は一人歩き出し、壇上に上がって忍田の隣に立つ
『…………こんなサプライズ、出来れば辞めてくださいよ本部長。後、……コレ、あの人にちゃんと許可取った上でやってますよね?』
「(クスッ)流石に黙ってこんな事をすれば私でも怒られるから、ちゃんと許可は取得済みだ。その証拠として……(…スッ)コレを預かって来た。あの人もこれが一番手っ取り早いと思っているみたいだな」
『……………ハァ〜、出来ればBになるまでは秘密にしておきたかったんだけどな〜。ま、仕方ないか。……マイク借りますね(ガシッ)……………え〜、本部長からご紹介に預かりました歌姫こと鶴ヶ峰柚紀です。何故こんな事になっているかを一から全てを語るには時間が足りないので、気になった方は個別に聞きに来て下さい。但し……辞めろとかの苦情は一切受け付けません。その役目が必要でありそれを担うのに私が一番適正だと上層部が判断した事を念頭に入れておいて下さい。と、……こんな説教じみた事より(シュウゥー)……折角晴れてボーダーに入隊したのですから、"これから頑張って"と言う私なりのエールを送らせて頂きます。………耳汚しにはならないと思いますし数分だけですので(ニコッ)お付き合い下さい。……(…スッ)【Diva 起動】!!』
言実から預かって来たらしいあの翠の石……Divaを受け取り、最初の内に言っておきたい事を堂々と宣言すれば一度換装を解き、黒歌姫姿へ再換装。柚紀が壇上に上がってから始終何かを話す声やら愚痴的なのが聞こえていたが、換装前に放った笑みを見て全員が口を閉ざしたのだ。………主にその笑顔に見惚れたのが理由で。それらを壇上横から見守っていた嵐山達……主に二人は面白くなさそうに…複雑な感情や表情をしていたが"柚紀が悪く言われるよりは、マシか"と割り切る事に。そして机が忍田の手により端に退かれ、マイクスタンドが登場して前奏まで流れ出して本格的に即興ライブの開幕となり、……歌が終わる頃には会場内は盛り上がりを見せ、誰も柚紀に対する疑念を向ける者は居なかった。……"今は"だが