新春の舞踊
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それから"弓術"と"馬術"の両方の技術が求められる流鏑馬の練習風景を見た辺りでお昼時となり、話し合いで境内で今日までやっている屋台で済ませる事となった。夏祭り程沢山のお店はないが、それなりに種類はありお腹を満たすには丁度良い位であった。何を食べようか悩みながら歩く一行の行く先に、アキラが一人で食べ歩きをしていたので佐鳥が声を掛ける
「アキラさ〜ん!!お一人ですか〜?!良ければ佐鳥達と一緒にどうですか?それと柚紀ちゃんは一緒……は無理なんだっけ?ハハハ。……あれ?でも何であの時"オレととっきーは平気"って言ったんですか??」
「あら、良いの?じゃあご一緒しちゃおうかしら!!ん?………だって二人は柚紀ちゃんが作った"ナニかを"身に着けてるでしょ?アレにはちょっとした細工がされてて【持っていれば彼女の眷属……身近な存在と証明出来るのよ】……だからそれを安易に他人に貸したりしたら駄目よ?後、可能な限り身につけているのをオススメしておくわ。…………それは君達を"目に見えない危険から護ってくれる"お守りとなるから」
「………(スッ)これが、お守り?……イマイチピーンときませんが、アキラさんがそう言うならそうなんですねきっと!!……あ!コッチの二人は一緒のチームで…「嵐山准隊長と木虎藍ちゃんね?髪を整えている時に柚紀ちゃんから聞いたわ」……さいですか。…あ、因みにどの位切ったんですか?髪」
「えっと……(スッ)肩に当たるか当たらないか位かな?元が腰近くまであったからかなり切ったわね〜。…僕が今後もあの子の髪を含めた身なりを整えて上げれるか分からないから、シロちゃん?だったかしら?あの子に色々伝授して帰るつもりよ。……これでもお仕事で多忙なんだよ僕は」
柚紀から職業は美容師と聞いていたがそこまで大変な職種でもない気がして首を傾げる佐鳥を見て「本職は美容師だけど、別のも兼任しているの。……何だと思う?」と更に問い掛けるとフブキも知らなかったらしく中学生四人は一緒になって考え出す。"同じ様な仕事"や"全く違うもの"と意見が出ているのを楽しげに見ていたアキラだったが、不意に空を見上げ何処かをジッと見つめる。不思議に思った嵐山が声を掛けると、それへの返答代わりに柏手を一つ打つ。これがナニを意味するか知っている二人は嵐山同様に訊ね、フブキは周囲の雰囲気が変わった事により警戒心を抱き、唯一場の雰囲気についていけない木虎が不安げにしていると……
- ヒュウーッ -
「!?(…クイッ、パシイィン!)…矢文だと?!一体何処のどいつだ!?こんな手の混んだ悪戯をしやがる奴はっ!!」
「(スタスタ、…スッ……パサッ)…ただの悪戯じゃなさそうね。因みにカノ、……もしこの矢文を打ってきた相手が目の前に現れたら、貴女はどうする?」
「……木虎を狙った時点で、俺を怒らせるには十分な理由になる。もし犯人が判明したら……一発殴る!ちゃんとした矢じりが付いていなかったとしても当たったら怪我してたんだ。そこはキッチリ締め上げなきゃな!?……あ、俺が今刀を持ってるから切り捨てるとか言うと思ったか?それは無い無い!……俺が刀を振るう理由は"大切なものを守る為"であり、斬るのは基本"人ならざるモノ"だけだ。ボーダーのランク戦や模擬戦は例外だけどさ、その考えは変えるつもりはない。だから、安心してよアキラさん」
「……そう、なら良いわ。(パチィーン)…とりあえず書かれている内容からしても、言実ちゃんに報せるべきね。それと木虎ちゃん、……(ゴソゴソ、…ポン)念の為コレを。何もないに越した事無いけど、お仕事の時も暫くは持っててくれない?要らないと思ったら言実ちゃんに渡してくれて構わないわ」
「わ、分かりました(…鏡?それも…片面に星マークの付いているけど、…ウチのエンブレムの星と……少し違う?)」
あらぬ方角から飛んできた矢文を木虎を庇いながらフブキがキャッチ。それに括りつけられていた文をアキラが確認するが、内容は口にせずに更にフブキを試すかの様な問をし、解答を聞いた後に何事も無かったの様に行動を開始する。それを指摘せずに追随する佐鳥は木虎がアキラに渡されたモノを訊ね、時枝はあの空間…短時間とは言えど違和感が無かったかを嵐山に訊ねていた。鏡を施された星マークを見て既視感を覚えたり、違和感に気付けたのもブレスレット効果?と互いに思っていると本堂の、七五三や一般のお祓い等で使用する場所にて渥美が焚き上げをしており、その近くで言実と風間が何やら真剣な表情で話し合いをしていた。声を掛けて良いが嵐山含めたボーダー隊員が躊躇をしていると「…月影、少し良いかな?」とアキラが代表して声を掛けながら近づく。それに二人が反応したのを見計らい、文を言実に渡す。それが風間の手に渡り頷いたかと思えばそのまま姿が消え失せる。そこで嵐山達の視線に気づいた言実が文を渥美に渡してから指示を出す
『文の件はコチラで処理をするからお前達は気にするな。それと、……この後柚紀は衣装に着替えて楽師達と音合わせをする。奏者は教授達故に問題なかろう、………これ以上やる事もないだろうから今日は帰って明日に備えておけ』
「それで"はい分かりました〜"は無理なの位、おつるちゃんだって分かるでしょ?……あれに何が書かれていたのさ?」
『………………どうやら柚紀に舞って欲しくないと思う輩が居るようだ。"辞退しなければ舞手の命はない"と脅迫めいた事が書かれていた。……私に喧嘩を売った事、後悔させてやるさ(パサッ、シャラーン……スタスタスタ)』
「全く!!柚紀ちゃ……月花が絡むと沸点低くなるのは相変わらずね〜。ま、そうなるのも無理はないけど。…………多分月様もピリピリしてそうだから、この後男子はあの子の側に行かないほうが良いわ。……神の機嫌を損ねると本当に大変だもの!………大丈夫、あの子が月影である以上月花の無事は確実、…ではあるけど無茶しちゃうのがね〜。ボーダーの子も道場の子も実力者揃いだし良い子なんだから少しは信用してほしいわよ、もう!!?」
嵐山ですら口を挟む暇なく事が進んでしまい、アキラもやる事の為に言いたい事を言って奥へ消えてしまう。確かにこれ以上ナニも出来ないのは分かるが、何もしないのは心残りだと話し合った結果、フブキと木虎が柚紀の側に居る事となり、男子三人は渋々帰宅する。………七武術最後の一つの説明がまだな事を忘れたまま
「アキラさ〜ん!!お一人ですか〜?!良ければ佐鳥達と一緒にどうですか?それと柚紀ちゃんは一緒……は無理なんだっけ?ハハハ。……あれ?でも何であの時"オレととっきーは平気"って言ったんですか??」
「あら、良いの?じゃあご一緒しちゃおうかしら!!ん?………だって二人は柚紀ちゃんが作った"ナニかを"身に着けてるでしょ?アレにはちょっとした細工がされてて【持っていれば彼女の眷属……身近な存在と証明出来るのよ】……だからそれを安易に他人に貸したりしたら駄目よ?後、可能な限り身につけているのをオススメしておくわ。…………それは君達を"目に見えない危険から護ってくれる"お守りとなるから」
「………(スッ)これが、お守り?……イマイチピーンときませんが、アキラさんがそう言うならそうなんですねきっと!!……あ!コッチの二人は一緒のチームで…「嵐山准隊長と木虎藍ちゃんね?髪を整えている時に柚紀ちゃんから聞いたわ」……さいですか。…あ、因みにどの位切ったんですか?髪」
「えっと……(スッ)肩に当たるか当たらないか位かな?元が腰近くまであったからかなり切ったわね〜。…僕が今後もあの子の髪を含めた身なりを整えて上げれるか分からないから、シロちゃん?だったかしら?あの子に色々伝授して帰るつもりよ。……これでもお仕事で多忙なんだよ僕は」
柚紀から職業は美容師と聞いていたがそこまで大変な職種でもない気がして首を傾げる佐鳥を見て「本職は美容師だけど、別のも兼任しているの。……何だと思う?」と更に問い掛けるとフブキも知らなかったらしく中学生四人は一緒になって考え出す。"同じ様な仕事"や"全く違うもの"と意見が出ているのを楽しげに見ていたアキラだったが、不意に空を見上げ何処かをジッと見つめる。不思議に思った嵐山が声を掛けると、それへの返答代わりに柏手を一つ打つ。これがナニを意味するか知っている二人は嵐山同様に訊ね、フブキは周囲の雰囲気が変わった事により警戒心を抱き、唯一場の雰囲気についていけない木虎が不安げにしていると……
- ヒュウーッ -
「!?(…クイッ、パシイィン!)…矢文だと?!一体何処のどいつだ!?こんな手の混んだ悪戯をしやがる奴はっ!!」
「(スタスタ、…スッ……パサッ)…ただの悪戯じゃなさそうね。因みにカノ、……もしこの矢文を打ってきた相手が目の前に現れたら、貴女はどうする?」
「……木虎を狙った時点で、俺を怒らせるには十分な理由になる。もし犯人が判明したら……一発殴る!ちゃんとした矢じりが付いていなかったとしても当たったら怪我してたんだ。そこはキッチリ締め上げなきゃな!?……あ、俺が今刀を持ってるから切り捨てるとか言うと思ったか?それは無い無い!……俺が刀を振るう理由は"大切なものを守る為"であり、斬るのは基本"人ならざるモノ"だけだ。ボーダーのランク戦や模擬戦は例外だけどさ、その考えは変えるつもりはない。だから、安心してよアキラさん」
「……そう、なら良いわ。(パチィーン)…とりあえず書かれている内容からしても、言実ちゃんに報せるべきね。それと木虎ちゃん、……(ゴソゴソ、…ポン)念の為コレを。何もないに越した事無いけど、お仕事の時も暫くは持っててくれない?要らないと思ったら言実ちゃんに渡してくれて構わないわ」
「わ、分かりました(…鏡?それも…片面に星マークの付いているけど、…ウチのエンブレムの星と……少し違う?)」
あらぬ方角から飛んできた矢文を木虎を庇いながらフブキがキャッチ。それに括りつけられていた文をアキラが確認するが、内容は口にせずに更にフブキを試すかの様な問をし、解答を聞いた後に何事も無かったの様に行動を開始する。それを指摘せずに追随する佐鳥は木虎がアキラに渡されたモノを訊ね、時枝はあの空間…短時間とは言えど違和感が無かったかを嵐山に訊ねていた。鏡を施された星マークを見て既視感を覚えたり、違和感に気付けたのもブレスレット効果?と互いに思っていると本堂の、七五三や一般のお祓い等で使用する場所にて渥美が焚き上げをしており、その近くで言実と風間が何やら真剣な表情で話し合いをしていた。声を掛けて良いが嵐山含めたボーダー隊員が躊躇をしていると「…月影、少し良いかな?」とアキラが代表して声を掛けながら近づく。それに二人が反応したのを見計らい、文を言実に渡す。それが風間の手に渡り頷いたかと思えばそのまま姿が消え失せる。そこで嵐山達の視線に気づいた言実が文を渥美に渡してから指示を出す
『文の件はコチラで処理をするからお前達は気にするな。それと、……この後柚紀は衣装に着替えて楽師達と音合わせをする。奏者は教授達故に問題なかろう、………これ以上やる事もないだろうから今日は帰って明日に備えておけ』
「それで"はい分かりました〜"は無理なの位、おつるちゃんだって分かるでしょ?……あれに何が書かれていたのさ?」
『………………どうやら柚紀に舞って欲しくないと思う輩が居るようだ。"辞退しなければ舞手の命はない"と脅迫めいた事が書かれていた。……私に喧嘩を売った事、後悔させてやるさ(パサッ、シャラーン……スタスタスタ)』
「全く!!柚紀ちゃ……月花が絡むと沸点低くなるのは相変わらずね〜。ま、そうなるのも無理はないけど。…………多分月様もピリピリしてそうだから、この後男子はあの子の側に行かないほうが良いわ。……神の機嫌を損ねると本当に大変だもの!………大丈夫、あの子が月影である以上月花の無事は確実、…ではあるけど無茶しちゃうのがね〜。ボーダーの子も道場の子も実力者揃いだし良い子なんだから少しは信用してほしいわよ、もう!!?」
嵐山ですら口を挟む暇なく事が進んでしまい、アキラもやる事の為に言いたい事を言って奥へ消えてしまう。確かにこれ以上ナニも出来ないのは分かるが、何もしないのは心残りだと話し合った結果、フブキと木虎が柚紀の側に居る事となり、男子三人は渋々帰宅する。………七武術最後の一つの説明がまだな事を忘れたまま