初詣の舞踊
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
それに便乗して棟梁もポチ袋を出してきて流石に断ろうとしたが先生は笑顔を絶やさず棟梁は「餓鬼が遠慮するな!!自分に使えねぇなら大切な奴、……それこそ好きな子に美味いものやプレゼントやるのに使いな」と言われてしまい、渋々受け取る。因みに中学生二人の脳裏に浮かんだのは……同じ人物なのはお約束である。そんな事をしていたら女子三人が撮影を終えて居間にやって来て、木虎が佐鳥同様フブキの所在を聞いてきたので棟梁が同じ風な受け答えをした際に、嵐山の方を向き
「そう言えば仕事で袴を使うから今日の初詣で動き慣れしたいってフブキに頼んだよな?で、フブキ一人がセンセーやるにも時間掛かるからワシも来たんだが……着替えどうするよ?」
「………いえ、俺達はこのままで行きます。袴ならそこまで動きが制限されたりしない筈ですし、服の種類も少ないなら選ぶのだって時間は掛からないかと。わざわざご足労頂いたのにすみません」
「気にすんな気にすんな!!どーせ数日は仕事ねぇし、正月番組もありきたりで酒も制限されてて楽しみもやる事もねぇからな〜。……嬢ちゃん達のその姿を見れただけでも来た意味があったってもんだ!!!……そろそろ初詣行って来いよ、シロは多分回復まで暫く掛かるだろうしフブキも何時来るか分かったもんじゃねぇ〜。待ってるだけ無駄だ」
「そうね、いってらっしゃいな。お昼ご飯作って待ってますからね〜」
誰の携帯にもフブキからの連絡が無く、隣の部屋から「私の事は、……気にしないで」と弱々しいシロの声が聞こえ……此処に居てもあまり意味がないと判断して六人は初詣に出発する。(その前に女子二人にもちゃんとお年玉を渡すのを忘れないご老人方、勿論最初は断るがご長寿二人の口車に叶う筈もなく受け取った事を追記)
- カランコロン、カランコロン、カランコロン… -
「うっ、……下駄履き慣れていませんから歩きづら(ガクン!)わっ!(- ガシッ! -)ぁ、有難う、御座います。佐鳥先輩」
「イエイエ〜、どういたしまして。……木虎ってさせっかちって訳でもないけど、気持ちが前へ前へって常に向いているから無意識に早く動こうとしているのかもね。…慣れない服装の時位、ゆっくり動いたら?特に和装ってキビキビ動ける服装じゃないし、………乱れたりしない?」
『佐鳥く〜ん、それ軽い偏見とセクハラ発言が含まれてますよ〜?ちゃんと着付ければ簡単に崩れたりしないもん!!まぁ、その……時代劇とか観てたらそんなイメージがついたり、意外と独断で若い人が浴衣の着付けに挑戦したら失敗してとかはネットで見たりするけどね(カランコロン、カランコロン)』
「そう言う柚紀ちゃんは何時もと変わらない動きをしているけど、全然危なっかしくないのが少し新鮮かも。佐鳥くんも時枝くんも貴女が転んだりしないかハラハラしてるもの。……私はアドバイス通り慣れるまで嵐山さんに掴ませてもらっていますから大丈夫だけど、…すみません(カランコロン、カランコロン)」
着物三人に合わせてゆっくり歩いている一行だが、木虎が何時もの様に歩こうとしてバランスを崩しかける。それを佐鳥が支えて自分なりのアドバイスとちょっとした心配事と口にすれば、柚紀が心配事の方を否定する一方で彼が何故そんな事を口にしたかの理由を推測する。そして佐鳥が俊敏に反応出来たのは生身の反射神経が良いからだけでなく"柚紀がバランスを崩すかも"と、警戒していたからと暗に口にしつつ、あまり運動神経が良くないと自覚している綾辻は柚紀のアドバイスに従い嵐山の腕を掴ませて貰いながら歩いていた。それを嫌そうにしないのは流石の嵐山である
さて、軽く女性陣の服装の説明をしますと、綾辻はピンク、木虎は紫、柚紀は緑を基調とした着物を着用し帯もそれに合わせて色合いを決め、柄も花を中心に鞠や扇子と言った和のイメージの強いものがあしらわれている。三門市は雪があまり積もらないらしいので普通の下駄を履き、首筋には寒さ防止とお洒落の為のファーを着用している。他にも髪の長い柚紀は軽く結った状態で"三日月と何かの花をあしらった髪飾り"を付けており、綾辻や木虎も着物の柄に合わせた髪飾りを付け、鞄も巾着風のそれを使っている
「あ、………そう言えばに年末に言実さんから【柚紀さんが怪我や体調崩した時の為に】って飲める薬等が入った救急箱を頂いたから、基地内ではそこまで神経質にならなくても平気かも知れない。それ、薬が入ってる奴でしょ?……何か風間隊も同じモノが配布されたらしいし、多分諏訪さんや冬島さんの所にもあるんじゃないかな?」
「えっ?……あっ!本当だ!!あの時見た巾着袋だ!!だって柄も同じだし"兎のキーホルダー"付いてるもん!…………そんなに不安?こんな時も薬を常備してないといけない程」
『(カランコロン、カランコロン……)まぁ、うん。……少し、ね。年末年始は多忙になるから何かと体調を崩しやすいのもだけど、…今も万全かって聞かれたら"是"とは答えられない。………多分、"継承"してから身体にまだ馴染んでいないからだと思うの。だから無理ない程度に普段と同じ様にしようって感じ。…あ、言実さんもコレ知ってるし今日の初詣行くのもちゃんと許可貰ったから心配しないで!!』
「ん〜、……コレばかりは柚紀ちゃんにしかどうにも出来ないから仕方ないが、絶対に無理したら駄目だからね?ナニかあったら俺達を頼ってくるれて大丈夫だから遠慮しない事!!!……いいね?」
本当に"第二のサイドエフェクト"が柚紀に宿っているかは不明だが、柚紀が嘘を付くとも思っていない嵐山達は各自気に掛けようと心掛ける事に。……強化暗示のサイドエフェクト持ちが発覚して制御が安定するまで数ヶ月を要した以上、コチラも慣れるまで同じ位の月日が必要なのかも知れない。だが、コチラもかなり特殊な能力なので柚紀の自己判断に任せるしかないので、隠さない様にと嵐山が先手を打つ。コレに対して『……善処します』と返事が返って来た事から多少は自覚があったと察する。本当に大丈夫なら否定するだろうし、肯定しないのは柚紀の性格上何と無く分かって来た……差はあれど、大分鶴ヶ峰柚紀と言う人物像を掴みつつある嵐山隊一行であった
「そう言えば仕事で袴を使うから今日の初詣で動き慣れしたいってフブキに頼んだよな?で、フブキ一人がセンセーやるにも時間掛かるからワシも来たんだが……着替えどうするよ?」
「………いえ、俺達はこのままで行きます。袴ならそこまで動きが制限されたりしない筈ですし、服の種類も少ないなら選ぶのだって時間は掛からないかと。わざわざご足労頂いたのにすみません」
「気にすんな気にすんな!!どーせ数日は仕事ねぇし、正月番組もありきたりで酒も制限されてて楽しみもやる事もねぇからな〜。……嬢ちゃん達のその姿を見れただけでも来た意味があったってもんだ!!!……そろそろ初詣行って来いよ、シロは多分回復まで暫く掛かるだろうしフブキも何時来るか分かったもんじゃねぇ〜。待ってるだけ無駄だ」
「そうね、いってらっしゃいな。お昼ご飯作って待ってますからね〜」
誰の携帯にもフブキからの連絡が無く、隣の部屋から「私の事は、……気にしないで」と弱々しいシロの声が聞こえ……此処に居てもあまり意味がないと判断して六人は初詣に出発する。(その前に女子二人にもちゃんとお年玉を渡すのを忘れないご老人方、勿論最初は断るがご長寿二人の口車に叶う筈もなく受け取った事を追記)
- カランコロン、カランコロン、カランコロン… -
「うっ、……下駄履き慣れていませんから歩きづら(ガクン!)わっ!(- ガシッ! -)ぁ、有難う、御座います。佐鳥先輩」
「イエイエ〜、どういたしまして。……木虎ってさせっかちって訳でもないけど、気持ちが前へ前へって常に向いているから無意識に早く動こうとしているのかもね。…慣れない服装の時位、ゆっくり動いたら?特に和装ってキビキビ動ける服装じゃないし、………乱れたりしない?」
『佐鳥く〜ん、それ軽い偏見とセクハラ発言が含まれてますよ〜?ちゃんと着付ければ簡単に崩れたりしないもん!!まぁ、その……時代劇とか観てたらそんなイメージがついたり、意外と独断で若い人が浴衣の着付けに挑戦したら失敗してとかはネットで見たりするけどね(カランコロン、カランコロン)』
「そう言う柚紀ちゃんは何時もと変わらない動きをしているけど、全然危なっかしくないのが少し新鮮かも。佐鳥くんも時枝くんも貴女が転んだりしないかハラハラしてるもの。……私はアドバイス通り慣れるまで嵐山さんに掴ませてもらっていますから大丈夫だけど、…すみません(カランコロン、カランコロン)」
着物三人に合わせてゆっくり歩いている一行だが、木虎が何時もの様に歩こうとしてバランスを崩しかける。それを佐鳥が支えて自分なりのアドバイスとちょっとした心配事と口にすれば、柚紀が心配事の方を否定する一方で彼が何故そんな事を口にしたかの理由を推測する。そして佐鳥が俊敏に反応出来たのは生身の反射神経が良いからだけでなく"柚紀がバランスを崩すかも"と、警戒していたからと暗に口にしつつ、あまり運動神経が良くないと自覚している綾辻は柚紀のアドバイスに従い嵐山の腕を掴ませて貰いながら歩いていた。それを嫌そうにしないのは流石の嵐山である
さて、軽く女性陣の服装の説明をしますと、綾辻はピンク、木虎は紫、柚紀は緑を基調とした着物を着用し帯もそれに合わせて色合いを決め、柄も花を中心に鞠や扇子と言った和のイメージの強いものがあしらわれている。三門市は雪があまり積もらないらしいので普通の下駄を履き、首筋には寒さ防止とお洒落の為のファーを着用している。他にも髪の長い柚紀は軽く結った状態で"三日月と何かの花をあしらった髪飾り"を付けており、綾辻や木虎も着物の柄に合わせた髪飾りを付け、鞄も巾着風のそれを使っている
「あ、………そう言えばに年末に言実さんから【柚紀さんが怪我や体調崩した時の為に】って飲める薬等が入った救急箱を頂いたから、基地内ではそこまで神経質にならなくても平気かも知れない。それ、薬が入ってる奴でしょ?……何か風間隊も同じモノが配布されたらしいし、多分諏訪さんや冬島さんの所にもあるんじゃないかな?」
「えっ?……あっ!本当だ!!あの時見た巾着袋だ!!だって柄も同じだし"兎のキーホルダー"付いてるもん!…………そんなに不安?こんな時も薬を常備してないといけない程」
『(カランコロン、カランコロン……)まぁ、うん。……少し、ね。年末年始は多忙になるから何かと体調を崩しやすいのもだけど、…今も万全かって聞かれたら"是"とは答えられない。………多分、"継承"してから身体にまだ馴染んでいないからだと思うの。だから無理ない程度に普段と同じ様にしようって感じ。…あ、言実さんもコレ知ってるし今日の初詣行くのもちゃんと許可貰ったから心配しないで!!』
「ん〜、……コレばかりは柚紀ちゃんにしかどうにも出来ないから仕方ないが、絶対に無理したら駄目だからね?ナニかあったら俺達を頼ってくるれて大丈夫だから遠慮しない事!!!……いいね?」
本当に"第二のサイドエフェクト"が柚紀に宿っているかは不明だが、柚紀が嘘を付くとも思っていない嵐山達は各自気に掛けようと心掛ける事に。……強化暗示のサイドエフェクト持ちが発覚して制御が安定するまで数ヶ月を要した以上、コチラも慣れるまで同じ位の月日が必要なのかも知れない。だが、コチラもかなり特殊な能力なので柚紀の自己判断に任せるしかないので、隠さない様にと嵐山が先手を打つ。コレに対して『……善処します』と返事が返って来た事から多少は自覚があったと察する。本当に大丈夫なら否定するだろうし、肯定しないのは柚紀の性格上何と無く分かって来た……差はあれど、大分鶴ヶ峰柚紀と言う人物像を掴みつつある嵐山隊一行であった