定期便の舞踊
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やはり柚紀に似ているだけあり、なずなも食には煩いらしく空腹になったら催促をしてくるらしい。因みに何時もなら服の裾を引っ張ったり腹部にアタックしてくるのだが、座っている時枝の膝には子トラ………何処か時枝に似ているあの猫が今も占領しているので代わりに絶対に気づいてもらえる頭によじ登った訳である
さて、お昼ご飯を作る為に佐鳥の横を通過すれば笑いをピタッと止めて起き上がり「お昼ですか?佐鳥も手伝うよ〜」と追随。そして一人なら鍋の残りスープに野菜を追加してパスタを入れたスープパスタで済ませるのだが、それを三人分作るほどスープがなく何を作るか迷っていると再びチャイムが鳴り、時枝が対応に出る。今度のは何とか一人で持てるほどの大きさと重さで差出人は……
「来馬さん??……何であの人が此処の住所を知っているんだろ?柚紀さん、教えたの???」
『えっ?!来馬さん??……………あ〜、実は此処のマンションに引っ越す際、言実さんに助力を請われて色々手配とか助けてくれたのが来馬さんだって前に聞いたから、此処を知ってても不思議じゃないね。ボーダーの知り合いは結構出来ましたが、マンションの場所を知ってるのは二人や昨日のメンバー以外だと、木崎さん、林藤さん、風間隊の三人に冬島さん、出水先輩と米屋先輩……かな?あ!!フブキとシロ、それと初日に来てた茜ちゃん、くま先輩と堤さんもか!!!』
「………意外と少ないね、特に当真さんが知らないのは意外かも。何で教えないの?」
『だって当真先輩に教えたら絶対に"サボりスポット"にされるもん!!後はちゃっかり晩御飯頃に来たり、勉強が分からなかったら教わりに来る気がするし!!………言実さんだって教えてないって事はその可能性があるからじゃないの?(コテン)』
「(おつるちゃんの場合、単純に教えるのが面倒だからな気がするけど……)ま、それはさておき……何が届いたんだろう?開けてみよっか!!あ、柚紀は料理続けてて大丈夫だよ!?」
あの仏の来馬がわざわざ送ってくる程の物が何か気になり、些か乱暴にだがテープを千切って開けてみる。するとそこには【家庭用のホットプレートとたこ焼き器】が出てくる。"何故コレ??"と不思議に思っていると同封されていた手紙に理由が書かれていた。曰く
【お前って粉ものあんまり食った事ねぇって諏訪さんから聞いて、皆で折半して買ってやったぞ〜!!これでお好み焼きや焼きそばに慣れろ!あ、たこ焼き器はついでな。確か出汁につけて食う"明石焼き"があるって荒船が言ってたし、何かで丸っこいホットケーキ的なのを見た覚えがあるから、別用途にも使えるだろ?ま、これでマンションの場所も分かったしたまーにご相伴預かりに行くから覚悟しろよ?
勇にぃより】
【的なのを書いてあるが、冬島さんや諏訪さんが住所を教えるのを拒否したから、引っ越しの手伝いをした来馬先輩に配達の手配を頼んだから安心してくれ。……俺は見てしまったが、荒船にも言わない、約束する
村上鋼】
との事であった。二人は内心で安堵や水際で阻止してくれた三人に感謝をしていると『じゃあソレを使ってお昼作ろっか!?』的な流れとなる。メニューはカフェなんかにある"ランチ用の甘くないパンケーキ"で、かさ増しの為に豆腐を追加した意外とヘルシーな生地を焼き、その隣で添える目玉焼きやベーコンを焼いて貰っている最中に柚紀はクラムチャウダー風のカップスープやサラダを用意し、腹ペコなずなや皆にご飯をあげていた。そして三人も昼食を食べた後に諏訪に【何をウチに送ったの?重たくて玄関から動かせません!!٩(๑`^´๑)۶】とメッセージを送れば謝罪の言葉の後に【折りたたみ式の麻雀テーブルだ。冬島のおっさんがお前に麻雀教えるって約束しただろ?けど、ウチの作戦室じゃ高確率でおサノが居るから別の場所が良いっておっさんがゴネてな。……つる姐には許可貰ったから許せ。あ!?携帯アプリの麻雀はスンナよ!!!初心者向けのサポートのせいで逆にリアルで出来なくなる!!】と中身が分かってとりあえずひと安心するのであった
お昼も済み始めたばかりの勉強を再開した二人を見守りつつ、柚紀は声を失った際の暇つぶしに借りた本をのんびり読んでいると三度チャイムが鳴る。それに柚紀が応対し、荷物を取りに行こうと二人が腰を浮かせたが『ゆうパックで荷物も小さかったから私が行くよ』と言われたので、渋々腰を降ろす。そして戻って来た柚紀は確かに先程の二つより小さな段ボールであり、宛名は
「えっと、……月城 ……コウ??何か知らない人の名前だけど、……柚紀は誰か知ってる?」
『それでアキラって読むんだよ、月城煌 さん!………さっき話した知り合いの美容師さん!!(…サラッ)やっぱり市販のじゃ髪に合わなくて言実さん経由で相談したら、一般人にも買えるシャンプーのサンプルを幾つか送って貰ったから此処の住所を知ってても可笑しくはないけど……何だろ?(……スッ)』
「!!……あのさ柚紀さん、流石に日光に当てても段ボールの中身は透けないと思うけど?(…今の仕草、あの卵にもしていた。恐らく、……昔、誰かにそれを教わった。それこそ相手は…)」
『あっ!?…そう、だね。(…コトン)……音も何もしない、封がされているモノの中身を開ける前にこうして確かめろって、……小さい頃に誰かに教わったみたいでさ、今みたいに無意識にやっちゃうんだ。言実さんがね、【コレは一種の癖だから仕方ない】って言ってたけど、……あまり良くないね』
読みでは分からなかったが漢字を見て"アキラさんが男"と察して複雑な表情をする佐鳥と、大学で見せた仕草の正体が"あの双子が幼い頃に少女に教えた事"を察して時枝も分かりづらいが複雑な表情をする。それを見て柚紀も落ち込んでしまい、動物達が各自励まして復帰すれば中身を確認。出てきたのは………
- ……パカッ -
〜 ♬♪〜♫♫〜♪♪〜〜 〜
さて、お昼ご飯を作る為に佐鳥の横を通過すれば笑いをピタッと止めて起き上がり「お昼ですか?佐鳥も手伝うよ〜」と追随。そして一人なら鍋の残りスープに野菜を追加してパスタを入れたスープパスタで済ませるのだが、それを三人分作るほどスープがなく何を作るか迷っていると再びチャイムが鳴り、時枝が対応に出る。今度のは何とか一人で持てるほどの大きさと重さで差出人は……
「来馬さん??……何であの人が此処の住所を知っているんだろ?柚紀さん、教えたの???」
『えっ?!来馬さん??……………あ〜、実は此処のマンションに引っ越す際、言実さんに助力を請われて色々手配とか助けてくれたのが来馬さんだって前に聞いたから、此処を知ってても不思議じゃないね。ボーダーの知り合いは結構出来ましたが、マンションの場所を知ってるのは二人や昨日のメンバー以外だと、木崎さん、林藤さん、風間隊の三人に冬島さん、出水先輩と米屋先輩……かな?あ!!フブキとシロ、それと初日に来てた茜ちゃん、くま先輩と堤さんもか!!!』
「………意外と少ないね、特に当真さんが知らないのは意外かも。何で教えないの?」
『だって当真先輩に教えたら絶対に"サボりスポット"にされるもん!!後はちゃっかり晩御飯頃に来たり、勉強が分からなかったら教わりに来る気がするし!!………言実さんだって教えてないって事はその可能性があるからじゃないの?(コテン)』
「(おつるちゃんの場合、単純に教えるのが面倒だからな気がするけど……)ま、それはさておき……何が届いたんだろう?開けてみよっか!!あ、柚紀は料理続けてて大丈夫だよ!?」
あの仏の来馬がわざわざ送ってくる程の物が何か気になり、些か乱暴にだがテープを千切って開けてみる。するとそこには【家庭用のホットプレートとたこ焼き器】が出てくる。"何故コレ??"と不思議に思っていると同封されていた手紙に理由が書かれていた。曰く
【お前って粉ものあんまり食った事ねぇって諏訪さんから聞いて、皆で折半して買ってやったぞ〜!!これでお好み焼きや焼きそばに慣れろ!あ、たこ焼き器はついでな。確か出汁につけて食う"明石焼き"があるって荒船が言ってたし、何かで丸っこいホットケーキ的なのを見た覚えがあるから、別用途にも使えるだろ?ま、これでマンションの場所も分かったしたまーにご相伴預かりに行くから覚悟しろよ?
勇にぃより】
【的なのを書いてあるが、冬島さんや諏訪さんが住所を教えるのを拒否したから、引っ越しの手伝いをした来馬先輩に配達の手配を頼んだから安心してくれ。……俺は見てしまったが、荒船にも言わない、約束する
村上鋼】
との事であった。二人は内心で安堵や水際で阻止してくれた三人に感謝をしていると『じゃあソレを使ってお昼作ろっか!?』的な流れとなる。メニューはカフェなんかにある"ランチ用の甘くないパンケーキ"で、かさ増しの為に豆腐を追加した意外とヘルシーな生地を焼き、その隣で添える目玉焼きやベーコンを焼いて貰っている最中に柚紀はクラムチャウダー風のカップスープやサラダを用意し、腹ペコなずなや皆にご飯をあげていた。そして三人も昼食を食べた後に諏訪に【何をウチに送ったの?重たくて玄関から動かせません!!٩(๑`^´๑)۶】とメッセージを送れば謝罪の言葉の後に【折りたたみ式の麻雀テーブルだ。冬島のおっさんがお前に麻雀教えるって約束しただろ?けど、ウチの作戦室じゃ高確率でおサノが居るから別の場所が良いっておっさんがゴネてな。……つる姐には許可貰ったから許せ。あ!?携帯アプリの麻雀はスンナよ!!!初心者向けのサポートのせいで逆にリアルで出来なくなる!!】と中身が分かってとりあえずひと安心するのであった
お昼も済み始めたばかりの勉強を再開した二人を見守りつつ、柚紀は声を失った際の暇つぶしに借りた本をのんびり読んでいると三度チャイムが鳴る。それに柚紀が応対し、荷物を取りに行こうと二人が腰を浮かせたが『ゆうパックで荷物も小さかったから私が行くよ』と言われたので、渋々腰を降ろす。そして戻って来た柚紀は確かに先程の二つより小さな段ボールであり、宛名は
「えっと、……
『それでアキラって読むんだよ、
「!!……あのさ柚紀さん、流石に日光に当てても段ボールの中身は透けないと思うけど?(…今の仕草、あの卵にもしていた。恐らく、……昔、誰かにそれを教わった。それこそ相手は…)」
『あっ!?…そう、だね。(…コトン)……音も何もしない、封がされているモノの中身を開ける前にこうして確かめろって、……小さい頃に誰かに教わったみたいでさ、今みたいに無意識にやっちゃうんだ。言実さんがね、【コレは一種の癖だから仕方ない】って言ってたけど、……あまり良くないね』
読みでは分からなかったが漢字を見て"アキラさんが男"と察して複雑な表情をする佐鳥と、大学で見せた仕草の正体が"あの双子が幼い頃に少女に教えた事"を察して時枝も分かりづらいが複雑な表情をする。それを見て柚紀も落ち込んでしまい、動物達が各自励まして復帰すれば中身を確認。出てきたのは………
- ……パカッ -
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