定期便の舞踊
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柚紀から出された案は早速グループにて発言すれば全員が賛同し、嵐山からメディア対策室に話を通す事に。ただいきなりこんな話が出てきたのに不審に思った木虎がその話になった経緯を訊ねられた際は《オフと聞いて三人でお勉強会しているの。例の東さん主催のは参加できなかったでしょ?それの埋め合わしせ(・∀・)ただ、佐鳥くんが早々に飽きちゃってそれで仕事の話が出て来て……こんな感じだよ?》と解答すれば納得されるが❲後で成果を乗せて下さいね?折角お休み中の先輩にご指導頂いているんですよ?ちゃんとやって下さい!!……時枝先輩もですからね?❳と証拠を提示する流れとなってしまう。………勉強道具を一切持ってきていない二人はどうするかと悩んでいると、自室から柚紀が勉強会で使ったプリントの残りを持ってくる。言ってしまった以上、やらない訳にもいかないので佐鳥には"基礎重視の易しめなプリント"を、時枝には"基礎・応用が入り交じる一般的なレベルのプリント"を渡す。真面目に取り組み時折教えつつ、動物達と戯れているとチャイムが鳴り柚紀を静止して二人で応対に出る。……迅のメッセージで【柚紀一人は運ぶのが困難なモノが届く】のが分かっていたからだ。なので"宅配便受け取り用のシャチハタが下駄箱上のケースにある"と教えて対応をお願いしている間に電動ケトルに水を入れたりしてお茶の用意をしていると、二人掛かりでかなりの大きさの段ボールを持って戻ってくる。因みに送り主は
『……諏訪さんから?一体何だろう??宛名が私だから開けて平気だよね。えっと……"カッター"、何処にあるかな(ガサゴソ、ガサゴソ)』
「カッター?……ハサミじゃ駄目なの?確かキッチン用品買った時にハサミもリストに入っていた気がしたけど………違った?」
『(ピタッ)………………確かにハサミあるよ、でも………………………キッチン用のは"調理以外で使いたくないし、それ以外も言実さんが居ない時には…(ギュッ!)使いなく、ないんだ私"。………昔、嫌な事、あったから(……ガクガク)』
「「!!?」」
梱包を解くために、リビングにあるちょっとした小皿やガラスのコップが陳列されている棚の下側に設置されている引き出しを物色する柚紀。その探しているモノより誰でも簡単に安心して使えるであろうハサミの事を、時枝が口にした瞬間……顔や手元は見えないが背中を丸め体が震えている姿に、"地雷…トラウマ案件"と察した二人は各自行動を開始する。先ずは佐鳥が柚紀の側に行きソファーに誘った後に、昨日忍田に貰った【緑のクッションより一回り大きいが同じ手触り・形のした白いクッション】を抱かせる。何時ものは"血の匂いで今の柚紀の側に行きづらいが、さみしがり屋な"なずなが占領しているのだった。その子達が居る所まで時枝は移動する。……地雷を踏み抜いてしまった以上、落ち着くまで側に居るべきでないと思ったから。そんな彼の周りにはスミレと猫達が、柚紀達の側には犬達が集まり"大丈夫?"と言いたげな仕草や鳴き声を発し、それにより気持ちが落ち着いてきたのを見計らい、佐鳥は柚紀が用意してくれたお茶セット(手抜きスタイル)の中からココアのスティックタイプをチョイスして三人分を作り、手渡して二人が口にしたのを確認した後に自分も飲んで話を切り出す
「………正直言ってハサミが駄目ってのは予想外だったよオレ。学校でも図画工作や家庭科の裁縫授業で裁断とか使うでしょ?中学じゃ、その機会は大分減っただろうけど、今までどうしてたの??」
『……………私、病弱で小学校にはほぼ行かなかったの。読み書きや計算とか歴史や科学とか、必要な知識や技術は両親や言実さん、後は"神社の人達"に教わった。でね、………神社の人が過保護で私にハサミを含めた刃物を持たせようとしなかった。あっ、でも用途を理解していれば"例外を除けば"ちゃんと使えるし使わせて貰えたよ!!そこはお父さんのお陰で必要性を認めて貰ってたから平気!因みに過保護になってしまった理由は【髪一房、血一滴すら良くも悪くも作用する劇薬に等しいから】だった。……トリオン器官とは違い、私は幼い頃の方が数倍能力が凄かったから、それが見知らぬ人に渡るのを恐れた故の行動だったの』
「……多分一部の解釈は柚紀さんの勘違いな気がする。今の君は【持病の治療にもトリオンを割いている】状態であり、それが発病したのは恐らく静樹氏が姿を消してから。なら医者にお世話にならないで今まで生活が可能な程、前よりトリオンを作り出す器官が発達した……こう考えれば辻褄が合う。それとさ、……さっきの言い方じゃ柚紀さん自身が危ない存在って聞えちゃうから気をつけてね?例えそれが事実だとしても、君の印象が悪くなるのは……おれは嫌だよ?」
「とっきーに同じく!!………とりあえず学校ではハサミを使うのは平気なのは良いとして、……"例外"ってナニを指すの?それはハサミを使う必要不可欠な行為であり、おつるちゃんの監修が必要な程危なげな行為なのは、何となく分かるけど……」
包丁や……それこそモールモッドのブレードや弧月・スコーピオンにも恐れを抱かない柚紀がまさかのハサミが駄目とは思っていなかった二人たが、朝食時に言実が話していた事を思い出し"もしかして、こうなると分かっていたのかも…"と思いつつ確信…トラウマの原因であろう根源を追求する。これに対して自分の髪一房を軽く触った後に、柚紀は口を開く
『………【髪を切られる行為】、コレが私は凄く嫌いで苦手なの。長過ぎると生活に支障が出るのは分かるけど、里に居た時からこの街にくるまで言実さん以外でソレをされても平気だったのは"アキラさん"だけだった。……散髪時は背中を相手に預ける…無防備な状態になるからね。因みにアキラさんはお父さんの親友の一人でお仕事が美容師さんでね、健康や美容にかなりこだわりのある人でさ、市販のじゃ軋む私の髪質に合ったシャンプーやリンスを見つけてくれた"髪の恩人"かな?切った際の後始末含めて頼りになる人だったから』
「………………何かの漫画とかでは【不思議なチカラを持つ者の血肉や髪は強いチカラを秘めている】ってのが定番だけど、実際はどうなの?後………(ヨジヨジ、ヨジヨジ………ブイ)…この子何で頭によじ登ってきたの??」
シリアスな場面が、なずなが"時枝山"を登頂したせいで空気が一変してしまう。まるでうさ耳を時枝が付けた様なその姿に佐鳥がお腹を抱える程に笑い転げてしまい、動物達が"お腹が痛いの??"と心配げに群がり始める。そんな中、スミレが柚紀の肩に止まり壁掛け時計を指し示し、それによりなずなの行動理由を察した柚紀が起こした行動は
『(…スイッ- フワリ -………スススー- フワフワフワ -……パチン- ストン -)……今なずなを移動させた際、髪の色変わったでしょ?【些細な事を含めて能力を使えば髪本来の色が顔を出してしまい、それで周囲から孤立しない為に里を出る者は特殊な髪染めを施される】……私は例外ですがね。それだけ髪はチカラが集まりやすく扱いには気をつけないといけないのが、これで分かったかな?さて、……お昼御飯作りますか!!なずなが時枝くんの頭に登ってきたのはそういう意味だからね』
『……諏訪さんから?一体何だろう??宛名が私だから開けて平気だよね。えっと……"カッター"、何処にあるかな(ガサゴソ、ガサゴソ)』
「カッター?……ハサミじゃ駄目なの?確かキッチン用品買った時にハサミもリストに入っていた気がしたけど………違った?」
『(ピタッ)………………確かにハサミあるよ、でも………………………キッチン用のは"調理以外で使いたくないし、それ以外も言実さんが居ない時には…(ギュッ!)使いなく、ないんだ私"。………昔、嫌な事、あったから(……ガクガク)』
「「!!?」」
梱包を解くために、リビングにあるちょっとした小皿やガラスのコップが陳列されている棚の下側に設置されている引き出しを物色する柚紀。その探しているモノより誰でも簡単に安心して使えるであろうハサミの事を、時枝が口にした瞬間……顔や手元は見えないが背中を丸め体が震えている姿に、"地雷…トラウマ案件"と察した二人は各自行動を開始する。先ずは佐鳥が柚紀の側に行きソファーに誘った後に、昨日忍田に貰った【緑のクッションより一回り大きいが同じ手触り・形のした白いクッション】を抱かせる。何時ものは"血の匂いで今の柚紀の側に行きづらいが、さみしがり屋な"なずなが占領しているのだった。その子達が居る所まで時枝は移動する。……地雷を踏み抜いてしまった以上、落ち着くまで側に居るべきでないと思ったから。そんな彼の周りにはスミレと猫達が、柚紀達の側には犬達が集まり"大丈夫?"と言いたげな仕草や鳴き声を発し、それにより気持ちが落ち着いてきたのを見計らい、佐鳥は柚紀が用意してくれたお茶セット(手抜きスタイル)の中からココアのスティックタイプをチョイスして三人分を作り、手渡して二人が口にしたのを確認した後に自分も飲んで話を切り出す
「………正直言ってハサミが駄目ってのは予想外だったよオレ。学校でも図画工作や家庭科の裁縫授業で裁断とか使うでしょ?中学じゃ、その機会は大分減っただろうけど、今までどうしてたの??」
『……………私、病弱で小学校にはほぼ行かなかったの。読み書きや計算とか歴史や科学とか、必要な知識や技術は両親や言実さん、後は"神社の人達"に教わった。でね、………神社の人が過保護で私にハサミを含めた刃物を持たせようとしなかった。あっ、でも用途を理解していれば"例外を除けば"ちゃんと使えるし使わせて貰えたよ!!そこはお父さんのお陰で必要性を認めて貰ってたから平気!因みに過保護になってしまった理由は【髪一房、血一滴すら良くも悪くも作用する劇薬に等しいから】だった。……トリオン器官とは違い、私は幼い頃の方が数倍能力が凄かったから、それが見知らぬ人に渡るのを恐れた故の行動だったの』
「……多分一部の解釈は柚紀さんの勘違いな気がする。今の君は【持病の治療にもトリオンを割いている】状態であり、それが発病したのは恐らく静樹氏が姿を消してから。なら医者にお世話にならないで今まで生活が可能な程、前よりトリオンを作り出す器官が発達した……こう考えれば辻褄が合う。それとさ、……さっきの言い方じゃ柚紀さん自身が危ない存在って聞えちゃうから気をつけてね?例えそれが事実だとしても、君の印象が悪くなるのは……おれは嫌だよ?」
「とっきーに同じく!!………とりあえず学校ではハサミを使うのは平気なのは良いとして、……"例外"ってナニを指すの?それはハサミを使う必要不可欠な行為であり、おつるちゃんの監修が必要な程危なげな行為なのは、何となく分かるけど……」
包丁や……それこそモールモッドのブレードや弧月・スコーピオンにも恐れを抱かない柚紀がまさかのハサミが駄目とは思っていなかった二人たが、朝食時に言実が話していた事を思い出し"もしかして、こうなると分かっていたのかも…"と思いつつ確信…トラウマの原因であろう根源を追求する。これに対して自分の髪一房を軽く触った後に、柚紀は口を開く
『………【髪を切られる行為】、コレが私は凄く嫌いで苦手なの。長過ぎると生活に支障が出るのは分かるけど、里に居た時からこの街にくるまで言実さん以外でソレをされても平気だったのは"アキラさん"だけだった。……散髪時は背中を相手に預ける…無防備な状態になるからね。因みにアキラさんはお父さんの親友の一人でお仕事が美容師さんでね、健康や美容にかなりこだわりのある人でさ、市販のじゃ軋む私の髪質に合ったシャンプーやリンスを見つけてくれた"髪の恩人"かな?切った際の後始末含めて頼りになる人だったから』
「………………何かの漫画とかでは【不思議なチカラを持つ者の血肉や髪は強いチカラを秘めている】ってのが定番だけど、実際はどうなの?後………(ヨジヨジ、ヨジヨジ………ブイ)…この子何で頭によじ登ってきたの??」
シリアスな場面が、なずなが"時枝山"を登頂したせいで空気が一変してしまう。まるでうさ耳を時枝が付けた様なその姿に佐鳥がお腹を抱える程に笑い転げてしまい、動物達が"お腹が痛いの??"と心配げに群がり始める。そんな中、スミレが柚紀の肩に止まり壁掛け時計を指し示し、それによりなずなの行動理由を察した柚紀が起こした行動は
『(…スイッ- フワリ -………スススー- フワフワフワ -……パチン- ストン -)……今なずなを移動させた際、髪の色変わったでしょ?【些細な事を含めて能力を使えば髪本来の色が顔を出してしまい、それで周囲から孤立しない為に里を出る者は特殊な髪染めを施される】……私は例外ですがね。それだけ髪はチカラが集まりやすく扱いには気をつけないといけないのが、これで分かったかな?さて、……お昼御飯作りますか!!なずなが時枝くんの頭に登ってきたのはそういう意味だからね』