聖夜祭の舞踊
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
尋問を受けたとは言っても理由を聞いたら全員が"それは仕方ない"とあっさり納得。そして、地道な努力の積み重ねと慣れるまでの辛抱と逆に励まされる形となった。さて、ヒートアップした柚紀の熱を下げる意味合いも兼ねて烏丸のバイト先で売られていたアイスケーキを頬張り、何とか落ち着いたのを見計らい、今度は嵐山が柚紀に赤い包み紙に緑のリボンでラッピングされた"見た目からクリスマスプレゼント"らしいモノを差し出す。それを素直に受け取り促されるがまま中身を開封。そこには……
- ガサガサ、ガサガサ……パカッ………ジャラッ -
『……ネックレス?それも、……"鈍色のチェーン"は珍しい気がする。大体ゴールドやシルバー、ですよね??………どうしたんですか?』
「ほら、俺達の隊のエンブレムが決まっただろ?だから色々グッズ開発が今まで以上に盛んとなって試作品も沢山作られたんだ。で、エンブレムを使ったアクセサリーやキーホルダーも作られたのは良いんだが…」
「嵐山隊のイメージカラーが赤と言う訳で、このブロンドタイプも考案されたのですが、先程柚紀先輩が仰られた通りあまり認知されてなくて商品化が見送られたんです」
「でも、そのまま処理するのも勿体無いしチャーム部分はかなり簡単に作れたから"柚紀ちゃんのクリスマスプレゼントに"って事になったの。……(ツン)これが駄目って訳じゃないけど、女の子だからネックレスの一つや二つあっても平気でしょ?後、色合い的にも悪くないかなって」
「色合い??………あ〜、そっか!柚紀ちゃんの瞳や髪色が緑系だから赤も栄えるわよね〜。別に金や銀も似合わなくはないけど、肌がかなり色白だから赤みが差す的な意味でも良いかも!!!」
嵐山隊のエンブレムチャームが付いた鈍色のネックレスが入っており、小さい小袋には星やハート・音符に羽根、犬猫兎に加え四人が使う銃の形をしたチャームが入っており色んなパターンが楽しめる工夫がされていた。……既に"試作品で貰われなければ処分する"的なニュアンスで話しているので、柚紀が嫌でなければ……と考えていたがネックレスを見つめる少女がとても嬉しそうなのでその失敗は杞憂で済みそうだ。そして互いにプレゼント交換が終わりお開きになりそうな流れだったが
「(ムゥ〜)……准達だけプレゼント貰えて羨ましいな〜。あたしも柚紀ちゃんから何か欲しい〜〜!!(パタパタ、パタパタ)」
『あうっ!!す、スミマセン小南先輩っ!?その、……体調が安定しなくてあまり外を出歩く時間がなくて、全員分…用意は流石に無理だったんです。嵐山隊の皆はパーティーをやっている最中に任務が入るのを事前に知っていたから【皆の為に頑張ってくれて有難う、お疲れ様】的な意味合いもありまして。でもクリスマスがどんなのかはかなり前から知っていたしネット通販を使う手もあったんですが、何故か失敗する事が多くて言実さんに止められてて……ゴメンナサイ(ズーン)』
「……(ポン)小南、俺は最初に言った筈だ。"あまり我儘を言うな"と、……鶴ヶ峰が以前より体調を崩しやすくなっている理由もボスや迅から聞いているだろう?下手をすれば、…………言実さんから接触禁止を言い渡されるぞ?」
「(ナデナデ)だが、桐絵の気持ちも俺は分からなくもないぞ?!だから……(ナデナデ)具体的に何が希望なのか今この場で言うのはどうだ?勿論柚紀ちゃんが無理をしなさそうな……例の券みたいな感じで!!」
「………券って、ナニ???」
癇癪…程ではないが愚痴を溢す小南を木崎が、それを聞いて罪悪感を感じで落ち込む柚紀を嵐山が諌めつつある案を出す。……例の太刀川隊が持っていた券と同等の効果を小南に与えたらどうだ、と。券のくだりを知らない小南にたまたまぶらり旅中に遭遇した烏丸が説明すれば、彼等が三枚券を所持していたので【玉狛支部でお泊り会】・【玉狛メンバーと一緒にショッピング】及び【入隊してB級に昇格したら防衛任務を一緒にする】約束を取り付ける。それを承諾して次は…と、木崎を見れば「お前が健康で健やかな日常を送れれば俺は他には望まない」と父親が抱く様な境地に達しておりやんわりと断る。そして迅も同じくと回避した後に……視線が自然と烏丸に集まる
『烏丸くんの場合は"家族皆が喜ぶモノ"が良いよね?ん〜………じゃあ"服と食材"はどうかな?さっき話したけど、ネット通販で失敗して購入しちゃった服がそこそこあって、お婆ちゃんに預かってもらってるの。大きさも様々あるし、男子が着ても平気なデザインのものあるから、欲しいのがあれば持っていってよ!で、食材に関してはフブキに"漁師の親戚さん"が居て、年末になると大量の魚やお節に使う料理や食材が送られてくるらしくて消費に困っているみたいなの。だからコッチも欲しいと言えば逆に感謝されると思うから後で連絡してみてよ!』
「………………そこは一度家族に相談や野々村に連絡するとして、だ。……今この場で直ぐに可能な事を一つ、頼んで構わないか?」
『この場で、直ぐに出来るお願い事って………ナニ?(コテン)』
「(ゴソゴソ……スッ)指定はしない、ただ一曲好きな曲を歌ってくれないか?そしてそれを録音する許可が欲しい。……マスターが鶴ヶ峰の体調が大丈夫か、かなり気にされていてな…安心させてやりたいんだ」
まさかの歌のリクエストに一瞬躊躇する構えを見せる柚紀、理由を誰かが訊ねる前に小南が愚痴った辺りから誰かに……言実に連絡を取っていた迅が「トリオン遮断プログラム起動させれば一曲OKらしいよ。で、マニュアルは……あったあった!はい、綾辻ちゃん宜しくね!!」と、室内で歌う際の一工夫を実行する準備を整える。機械音痴な柚紀に変わって何時もは言実やシロにお願いしていたので、表情が優れなかったらしい。そして準備が整い"クリスマスを表す歌詞が出てくる曲"を選んで、……歌い始めるのであった
- ガサガサ、ガサガサ……パカッ………ジャラッ -
『……ネックレス?それも、……"鈍色のチェーン"は珍しい気がする。大体ゴールドやシルバー、ですよね??………どうしたんですか?』
「ほら、俺達の隊のエンブレムが決まっただろ?だから色々グッズ開発が今まで以上に盛んとなって試作品も沢山作られたんだ。で、エンブレムを使ったアクセサリーやキーホルダーも作られたのは良いんだが…」
「嵐山隊のイメージカラーが赤と言う訳で、このブロンドタイプも考案されたのですが、先程柚紀先輩が仰られた通りあまり認知されてなくて商品化が見送られたんです」
「でも、そのまま処理するのも勿体無いしチャーム部分はかなり簡単に作れたから"柚紀ちゃんのクリスマスプレゼントに"って事になったの。……(ツン)これが駄目って訳じゃないけど、女の子だからネックレスの一つや二つあっても平気でしょ?後、色合い的にも悪くないかなって」
「色合い??………あ〜、そっか!柚紀ちゃんの瞳や髪色が緑系だから赤も栄えるわよね〜。別に金や銀も似合わなくはないけど、肌がかなり色白だから赤みが差す的な意味でも良いかも!!!」
嵐山隊のエンブレムチャームが付いた鈍色のネックレスが入っており、小さい小袋には星やハート・音符に羽根、犬猫兎に加え四人が使う銃の形をしたチャームが入っており色んなパターンが楽しめる工夫がされていた。……既に"試作品で貰われなければ処分する"的なニュアンスで話しているので、柚紀が嫌でなければ……と考えていたがネックレスを見つめる少女がとても嬉しそうなのでその失敗は杞憂で済みそうだ。そして互いにプレゼント交換が終わりお開きになりそうな流れだったが
「(ムゥ〜)……准達だけプレゼント貰えて羨ましいな〜。あたしも柚紀ちゃんから何か欲しい〜〜!!(パタパタ、パタパタ)」
『あうっ!!す、スミマセン小南先輩っ!?その、……体調が安定しなくてあまり外を出歩く時間がなくて、全員分…用意は流石に無理だったんです。嵐山隊の皆はパーティーをやっている最中に任務が入るのを事前に知っていたから【皆の為に頑張ってくれて有難う、お疲れ様】的な意味合いもありまして。でもクリスマスがどんなのかはかなり前から知っていたしネット通販を使う手もあったんですが、何故か失敗する事が多くて言実さんに止められてて……ゴメンナサイ(ズーン)』
「……(ポン)小南、俺は最初に言った筈だ。"あまり我儘を言うな"と、……鶴ヶ峰が以前より体調を崩しやすくなっている理由もボスや迅から聞いているだろう?下手をすれば、…………言実さんから接触禁止を言い渡されるぞ?」
「(ナデナデ)だが、桐絵の気持ちも俺は分からなくもないぞ?!だから……(ナデナデ)具体的に何が希望なのか今この場で言うのはどうだ?勿論柚紀ちゃんが無理をしなさそうな……例の券みたいな感じで!!」
「………券って、ナニ???」
癇癪…程ではないが愚痴を溢す小南を木崎が、それを聞いて罪悪感を感じで落ち込む柚紀を嵐山が諌めつつある案を出す。……例の太刀川隊が持っていた券と同等の効果を小南に与えたらどうだ、と。券のくだりを知らない小南にたまたまぶらり旅中に遭遇した烏丸が説明すれば、彼等が三枚券を所持していたので【玉狛支部でお泊り会】・【玉狛メンバーと一緒にショッピング】及び【入隊してB級に昇格したら防衛任務を一緒にする】約束を取り付ける。それを承諾して次は…と、木崎を見れば「お前が健康で健やかな日常を送れれば俺は他には望まない」と父親が抱く様な境地に達しておりやんわりと断る。そして迅も同じくと回避した後に……視線が自然と烏丸に集まる
『烏丸くんの場合は"家族皆が喜ぶモノ"が良いよね?ん〜………じゃあ"服と食材"はどうかな?さっき話したけど、ネット通販で失敗して購入しちゃった服がそこそこあって、お婆ちゃんに預かってもらってるの。大きさも様々あるし、男子が着ても平気なデザインのものあるから、欲しいのがあれば持っていってよ!で、食材に関してはフブキに"漁師の親戚さん"が居て、年末になると大量の魚やお節に使う料理や食材が送られてくるらしくて消費に困っているみたいなの。だからコッチも欲しいと言えば逆に感謝されると思うから後で連絡してみてよ!』
「………………そこは一度家族に相談や野々村に連絡するとして、だ。……今この場で直ぐに可能な事を一つ、頼んで構わないか?」
『この場で、直ぐに出来るお願い事って………ナニ?(コテン)』
「(ゴソゴソ……スッ)指定はしない、ただ一曲好きな曲を歌ってくれないか?そしてそれを録音する許可が欲しい。……マスターが鶴ヶ峰の体調が大丈夫か、かなり気にされていてな…安心させてやりたいんだ」
まさかの歌のリクエストに一瞬躊躇する構えを見せる柚紀、理由を誰かが訊ねる前に小南が愚痴った辺りから誰かに……言実に連絡を取っていた迅が「トリオン遮断プログラム起動させれば一曲OKらしいよ。で、マニュアルは……あったあった!はい、綾辻ちゃん宜しくね!!」と、室内で歌う際の一工夫を実行する準備を整える。機械音痴な柚紀に変わって何時もは言実やシロにお願いしていたので、表情が優れなかったらしい。そして準備が整い"クリスマスを表す歌詞が出てくる曲"を選んで、……歌い始めるのであった