交流の舞踊〜柿崎隊編〜
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- タタタタタタタタ……バン!! -
「(キョロキョロ、キョロキョロ)……駄目だっ!?此処にも居ないっ!!!もうっ、どこに居るのさ柚紀の馬鹿っ!!(こうなるなら途切れ途切れだったけど、彼女の声が聞こえた時にオレだけでも動けば良かった!!以前の癖と言うか、とっきーは平然としてたから行動が遅くなっちゃった)……これで柚紀の身にナニがあったらオレ、悔やんでも悔やみきれないよ」
「大丈夫だから落ち着きなよ佐鳥。迅さんからそれらしい連絡は嵐山さんにも来てないみたいだし、巽さんも【彼女は確実に基地内には居るけど、諏訪さんを始めとした柚紀さんと仲が良いメンバーは救援や課題に追われているから作戦室にお邪魔はしてない筈】って言ってたから休憩スペースとか見て回ったけど………此処にも居ないとなると、…開発部門室かな?(でも後始末とかセキュリティ構築で言実さんは忙しい筈。ならそんな場所にお邪魔したりする筈が…)」
「でも有り得そうな場所は後ソコ位しかないから行って…(♫〜♪♪〜…)……携帯の、着信音?オレのじゃないから………とっきー??」
「みたいだね、でもこの設定音は確か……(ゴソゴソ、スッ……………タン)…はい、時枝です。どうかされましたか?……柿崎さん」
❲よっ、充!さっき会ったのに電話して悪いな。お前さ、……今も本部基地内に居るか?後賢も一緒か?❳
「…まぁ、両方はいですが、急ぎの用事じゃなければメッセージ送って頂けたら助かるのですが…❲ん?……もしかして歌姫、…柚紀ちゃんを探してたりするのか?❳!!……少し待って貰えませんか?(……タン)…それで柿崎さん、何で彼女……柚紀さんの名前が貴方の口から出てきたのか説明してもらえますか?確か彼女とは面識がない筈ですよね?」
柚紀の声が聞こえた佐鳥が気になり連絡を試みるが、返事はおろか既読もつかないのが気になり巽の協力の元、二人して居そうな場所を探し回っており屋上に来たがやはり少女の姿は見当たらなかった。明らかに焦っている佐鳥を落ち着かせる時枝の携帯に着信が入り、……一瞬無視しようと考えたが相手が柿崎だったので応対。そして探し人の名が出た事によりスピーカーにして佐鳥とも内容共有する。そして柿崎は【二人と別れた後、隊員の誰かが連れ込んだ猫が居なくなったらしくその探索に参加していた宇井が、廊下で慣れない基地内生活で具合が悪くなったらしい女子が道端でうずくまっでいるを見つけ、移動も困難だったので自分に要請が掛かって作戦室で介抱していた。今は体調も良くなって話を聞いていたら例の歌姫その人と分かり、照井と仲良く話をしている】と説明。それを聞いてため息を漏らす二人、……とりあえず見つかって安堵したらしい。土田兄弟が柚紀をどうするつもりだったかを近界民関連の知識が乏しい木虎に説明する際に、二人も一緒に聞いており【星の存続の為にどんな手を使ってでも柚紀を手に入れようとする輩は、恐らくあの二人以外にも居るだろうから注意しろ】と言実から警告を受けていたからだ。そして「じゃあ今も作戦室ですか?体調が悪くなったのなら念の為、彼女をおつるちゃんに診せないと!」と通話を終了する前に行動を開始しようとする佐鳥に❲いや、今は違う❳と否定した上で柿崎は現在の状況を解説する
❲談笑していたんだが、丁度飲み物のストックが切れて買いに出たんだが………今、中庭に遠征艇止めたままだろ?それに柚紀ちゃんが興味を示してな、状況説明ついでに言実さんに許可を頂いて今は見物中だ。暫く動きそうもないから来るなら中庭で頼む❳
「中庭って事はつまり……(タタタ、ヒョコッ)あっ!本当だ!!(スイッ)やっと見つけた〜!!探したよ柚紀っ!!!(ピュウゥゥ〜)」
「…………そんな訳なんで直ぐにそちらに行きますね(タン、スッ…スタスタスタスタ……ヒョイッ)」
柚紀が何処に居るか分かるや否や、ちゃんと姿を確認してからトリオン体なのを良い事にそのまま屋上から飛び降りる佐鳥。そして電話先から佐鳥の声が聞こえてきたのと、自分も一緒に居ると柿崎に話してあるのでこのまま話すより会って話した方が色々良いと判断した時枝は電話を切り、ポケットにしまえば……同じく屋上から飛び降りる。本来ならエレベーター等を使うべきだろうが、佐鳥が柚紀を丸め込んで何処かに移動させる気がしたのであった。中庭は日当たりが良くないので体感的に寒く感じやすく、体調が万全でないらしい柚紀を長時間屋外に出すのは良くないと、少なくとも時枝は判断したのだ
さて、真新しいモノをじっくり観察するちょっとした癖を発動中な柚紀だったが、いきなり佐鳥の声がして驚きバランスを崩して転倒しかける。が、傍に居たい照井文香と巴小太郎のナイスフォローでそれを回避。見事に着地して駆け寄ってくる佐鳥に「もう佐鳥くんっ!柚紀ちゃんに会いたいのは分かるけど、いきなり空から降ってくれば誰だって驚くから!!」と照井が抗議。これに対して「これが初めてじゃないなら平気かなって。……あっ!!体調が悪くなって柿崎さん達に拾われたんだよね?!大丈夫??!」と軽くいなして柚紀の安否を確認する。そんな四人から少し離れた位置に居た柿崎と宇井の近くに時枝が危なげなく着地して軽く会釈をする
「時枝くんもオツカレ〜、連絡遅くなってゴメンね〜。文香もだけどコタローも柚紀ちゃんと話ししたかったみたいだからある程度満足させるまで見守ってたんだよね〜」
「大丈夫だよ宇井さん。……今日会う約束をしていた訳じゃないし、彼女が許可なく外に一人で出る子じゃないのは知ってたから」
「"今は"そうだな。……少しの不安で体調不良を起こす位、心身共に危うい子だって迅も心配していた。だから充も賢もしっかりあの子を護ってやれよ?あんな良い子にナニかあったら、俺も内容次第じゃ怒るかも知れないぞ?」
「……………………(クスッ)柿崎さんもセコムの一員になっちゃいましたか。これは柚紀さんの人徳なのでしょうが、…少し複雑です。(柚紀さんかその対象に今は見ないけど、未来は分からないからな)でも、努力はします。おれも、……彼女が好きですから」
時枝の話を聞いて「そうか!頑張れよ!!」とエールを送る柿崎だが、先程の柚紀同様に"ソチラ系の感情"と分かっていない様子。それを口を挟まずに黙って見守る宇井が、柿崎同様に綾辻に連絡をしていたらしく木虎を伴い中庭に現れ、更に帰還した嵐山も合流して和気あいあいと楽しく話す姿を見て、柚紀はとても嬉しそうに笑っていた。……やはり一人より皆と一緒が楽しいのである
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「(キョロキョロ、キョロキョロ)……駄目だっ!?此処にも居ないっ!!!もうっ、どこに居るのさ柚紀の馬鹿っ!!(こうなるなら途切れ途切れだったけど、彼女の声が聞こえた時にオレだけでも動けば良かった!!以前の癖と言うか、とっきーは平然としてたから行動が遅くなっちゃった)……これで柚紀の身にナニがあったらオレ、悔やんでも悔やみきれないよ」
「大丈夫だから落ち着きなよ佐鳥。迅さんからそれらしい連絡は嵐山さんにも来てないみたいだし、巽さんも【彼女は確実に基地内には居るけど、諏訪さんを始めとした柚紀さんと仲が良いメンバーは救援や課題に追われているから作戦室にお邪魔はしてない筈】って言ってたから休憩スペースとか見て回ったけど………此処にも居ないとなると、…開発部門室かな?(でも後始末とかセキュリティ構築で言実さんは忙しい筈。ならそんな場所にお邪魔したりする筈が…)」
「でも有り得そうな場所は後ソコ位しかないから行って…(♫〜♪♪〜…)……携帯の、着信音?オレのじゃないから………とっきー??」
「みたいだね、でもこの設定音は確か……(ゴソゴソ、スッ……………タン)…はい、時枝です。どうかされましたか?……柿崎さん」
❲よっ、充!さっき会ったのに電話して悪いな。お前さ、……今も本部基地内に居るか?後賢も一緒か?❳
「…まぁ、両方はいですが、急ぎの用事じゃなければメッセージ送って頂けたら助かるのですが…❲ん?……もしかして歌姫、…柚紀ちゃんを探してたりするのか?❳!!……少し待って貰えませんか?(……タン)…それで柿崎さん、何で彼女……柚紀さんの名前が貴方の口から出てきたのか説明してもらえますか?確か彼女とは面識がない筈ですよね?」
柚紀の声が聞こえた佐鳥が気になり連絡を試みるが、返事はおろか既読もつかないのが気になり巽の協力の元、二人して居そうな場所を探し回っており屋上に来たがやはり少女の姿は見当たらなかった。明らかに焦っている佐鳥を落ち着かせる時枝の携帯に着信が入り、……一瞬無視しようと考えたが相手が柿崎だったので応対。そして探し人の名が出た事によりスピーカーにして佐鳥とも内容共有する。そして柿崎は【二人と別れた後、隊員の誰かが連れ込んだ猫が居なくなったらしくその探索に参加していた宇井が、廊下で慣れない基地内生活で具合が悪くなったらしい女子が道端でうずくまっでいるを見つけ、移動も困難だったので自分に要請が掛かって作戦室で介抱していた。今は体調も良くなって話を聞いていたら例の歌姫その人と分かり、照井と仲良く話をしている】と説明。それを聞いてため息を漏らす二人、……とりあえず見つかって安堵したらしい。土田兄弟が柚紀をどうするつもりだったかを近界民関連の知識が乏しい木虎に説明する際に、二人も一緒に聞いており【星の存続の為にどんな手を使ってでも柚紀を手に入れようとする輩は、恐らくあの二人以外にも居るだろうから注意しろ】と言実から警告を受けていたからだ。そして「じゃあ今も作戦室ですか?体調が悪くなったのなら念の為、彼女をおつるちゃんに診せないと!」と通話を終了する前に行動を開始しようとする佐鳥に❲いや、今は違う❳と否定した上で柿崎は現在の状況を解説する
❲談笑していたんだが、丁度飲み物のストックが切れて買いに出たんだが………今、中庭に遠征艇止めたままだろ?それに柚紀ちゃんが興味を示してな、状況説明ついでに言実さんに許可を頂いて今は見物中だ。暫く動きそうもないから来るなら中庭で頼む❳
「中庭って事はつまり……(タタタ、ヒョコッ)あっ!本当だ!!(スイッ)やっと見つけた〜!!探したよ柚紀っ!!!(ピュウゥゥ〜)」
「…………そんな訳なんで直ぐにそちらに行きますね(タン、スッ…スタスタスタスタ……ヒョイッ)」
柚紀が何処に居るか分かるや否や、ちゃんと姿を確認してからトリオン体なのを良い事にそのまま屋上から飛び降りる佐鳥。そして電話先から佐鳥の声が聞こえてきたのと、自分も一緒に居ると柿崎に話してあるのでこのまま話すより会って話した方が色々良いと判断した時枝は電話を切り、ポケットにしまえば……同じく屋上から飛び降りる。本来ならエレベーター等を使うべきだろうが、佐鳥が柚紀を丸め込んで何処かに移動させる気がしたのであった。中庭は日当たりが良くないので体感的に寒く感じやすく、体調が万全でないらしい柚紀を長時間屋外に出すのは良くないと、少なくとも時枝は判断したのだ
さて、真新しいモノをじっくり観察するちょっとした癖を発動中な柚紀だったが、いきなり佐鳥の声がして驚きバランスを崩して転倒しかける。が、傍に居たい照井文香と巴小太郎のナイスフォローでそれを回避。見事に着地して駆け寄ってくる佐鳥に「もう佐鳥くんっ!柚紀ちゃんに会いたいのは分かるけど、いきなり空から降ってくれば誰だって驚くから!!」と照井が抗議。これに対して「これが初めてじゃないなら平気かなって。……あっ!!体調が悪くなって柿崎さん達に拾われたんだよね?!大丈夫??!」と軽くいなして柚紀の安否を確認する。そんな四人から少し離れた位置に居た柿崎と宇井の近くに時枝が危なげなく着地して軽く会釈をする
「時枝くんもオツカレ〜、連絡遅くなってゴメンね〜。文香もだけどコタローも柚紀ちゃんと話ししたかったみたいだからある程度満足させるまで見守ってたんだよね〜」
「大丈夫だよ宇井さん。……今日会う約束をしていた訳じゃないし、彼女が許可なく外に一人で出る子じゃないのは知ってたから」
「"今は"そうだな。……少しの不安で体調不良を起こす位、心身共に危うい子だって迅も心配していた。だから充も賢もしっかりあの子を護ってやれよ?あんな良い子にナニかあったら、俺も内容次第じゃ怒るかも知れないぞ?」
「……………………(クスッ)柿崎さんもセコムの一員になっちゃいましたか。これは柚紀さんの人徳なのでしょうが、…少し複雑です。(柚紀さんかその対象に今は見ないけど、未来は分からないからな)でも、努力はします。おれも、……彼女が好きですから」
時枝の話を聞いて「そうか!頑張れよ!!」とエールを送る柿崎だが、先程の柚紀同様に"ソチラ系の感情"と分かっていない様子。それを口を挟まずに黙って見守る宇井が、柿崎同様に綾辻に連絡をしていたらしく木虎を伴い中庭に現れ、更に帰還した嵐山も合流して和気あいあいと楽しく話す姿を見て、柚紀はとても嬉しそうに笑っていた。……やはり一人より皆と一緒が楽しいのである