前夜祭の舞踊
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どうにか仲良くなろうとする王子とやはり第一印象が尾を引いて警戒している柚紀の攻防戦が続く中、影浦が何かを持って合流し柚紀に皿を差し出す。それは
『"麺が白いままの……焼きそば"??』
「塩焼きそばだ、具材はお前が好きな海鮮にしておいた。……(ナデナデ)ソース、苦手なんだろ?あの時、…"流れて来た"」
「あの時って、当真が遠征に行く前にかげうらで開いた食事会の事か?………トリオン体の時なら分かるが、幾ら鶴ヶ峰が不安定でも生身の時にその現象は起きるものなのか?」
「まっ、そこは"カゲだから"だろうな。二人のサイドエフェクトの相性は良くねぇ、だからこそ生身だろうとカンケーなく受信しやすい。特に"放出系"の能力を持つ柚紀だとな。つーか、何でソースが苦手なんだ?色んな食材が混ざり過ぎて……とかか?」
遠征前に当真と話した"柚紀用の新しいメニュー"を持ってきたのだ。料理から湯気が立っているのを見ても、恐らく食堂でわざわざ作ってきたのだろう。ソレを作るきっかけを語る中で"今後の地雷回避"の為に苦手な理由を当真が訊ねる。すると予想外な解答が返ってきたのだ
- 髪を染める"カラー剤"ってベタベタした液体で変わった臭いがしますよね?……中学に上がりたての時、規則でカラーが禁止で地毛であるこの髪色が気に入らなかった男子達が髪色を変えようと【頭からソースを大量に掛けられた事がありました】そのせいで制服は駄目になるし、髪の毛も大変な事に。……だからあまりソースは好きになれない -
と。
まさかの内容に「それは仕方ない」や「わぁ〜それって凄い迷惑行為だよね〜。ってか悪質な虐めじゃんそれ!!」と周囲が反応を示す。これに対して『昔の事ですから、今は気にしていません。あの………食べて良いですか?』と意外と平然としている柚紀の相手を女子達や北添と地味に一緒に居た絵馬に任せ、他のメンバーはある可能性を討論していた
「……その男子達ってさ、もしかしなくても"ヒメちゃん"が好きで行き過ぎたちょっかいを出したんじゃないかな?ほら!好きな子程虐めたくなる的な!!?」
「…………それを王子が言うと説得力があるような、…無いような。それと、さっきの反応から見ても王子と鶴ヶ峰と仲良くなるのはかなり難しいかもな」
「まぁ、いきなりは無理かな?何事も地道な努力の積み重ねなのと、今回は距離感や接触時間の塩梅が重要になる。……近過ぎたり間が空き過ぎるのも駄目だし、毎日もあまり良くない。とりあえず軽くフォローはしてあげるから、"基地内で見つけたら必ず声を掛けなよ?"で、それを続ければ次第と姪っ子ちゃんだって打ち解ける筈。……あ!王子単独はオススメしないから会長や……当真辺りにフォロー頼んでよ?………俺は二宮さんとの仲を取り持つので忙しいんだからさ〜」
「……………前にも言ったが犬、……鶴ヶ峰の性格を逆手に取った無理強いをさせてみろ?…………(ゴキゴキ)二宮共々斬り刻んでやるから、覚悟しろよ」
何気に当真以上にSECOM化している影浦がそんな忠告をするとやる事を終えたので帰るらしく会場を後にする。それと入れ違いに村上が遅れて合流、……彼が所属する鈴鳴第一は今まで防衛任務に就いており、それが終わったらしい。それに呼応するかの様に、来馬・加古・堤が柚紀の元を訪れ談笑をしていると、今度は仁礼を先頭に出水達がやって来る。……何故か三輪は引っ張られる形で。そして皆から押されて柚紀の前に立てば紙袋を差し出す。空になったお皿は仁礼に回収され、それを受け取り中身を確認すると
『(ゴソゴソ……スッ)あっ!!…一応私のになるのかな?……三輪先輩にお預けしたままでしたね、…………このトリガーホルダー。それ以外にも……色々入ってますが、何でですか???(コテン)』
「ん〜……本命を隠すカモフラージュ的な?一部の奴は【柚紀ちゃんは必要時にのみ換装するからトリガーを随時所持してない】って思っているみたいな話を小耳に挟んでな。それにコレは正隊員用のだろ?年明けに正式に入隊する柚紀ちゃんにコレを堂々と渡すのは流石に駄目だろうって栞に言われた」
「でぇ〜、皆からのクリスマスプレゼントを同封した訳!!殆どがお菓子とかの消耗品だし、私の場合は"飴ちゃん効果が本当か"って確認も兼ねてるし〜」
『……………………では有り難く頂きます。コチラは私からちゃんと言実さんに返却しますので安心して下さい』
色んなお菓子の中にトリガーホルダーが埋まっていたのだ。(出水が入れたであろう海老フライを模した某キャラのマスコットキーホルダーが入っていたが割愛)どれも高くはないし、"こういう時は素直に受け取るもの"と親友にも何度か言われていたので嬉しそうに受け取る柚紀であった
それから柿崎・弓場が挨拶に訪れ、軽く話をしていると「これで大体の奴と話したか?そろそろアッチに連れて行くぞー。(……地味にコッチをガン見してやがるし)」とSECOM認定を受けている諏訪と風間(と東)が柚紀と同学年の集団に混ざっており、こちらを気にしているのを当真が目聡く気づき移動を促す。それに対して"何故か一瞬反応が遅れた"柚紀が気を取り直して移動をしようと一歩前に足を踏み出す………が
- ポン! -
「悪いが当真、"タイムアップ"だ。……このままあっちに合流すればあらゆる理由で必ず柚紀ちゃんが倒れる未来が視える。………皆が楽しんでいるのに気を使うのは悪くないけど、疲れたなら言わなきゃ駄目だよ?…ね?」
『えっ?!私は……(チラッ)…確かに疲労が蓄積してる感はあるので………迅さんの言う通りになる気がする。だから、…すみませんが私はこれで抜けます。皆さんは気にせず楽しんで下さいね?』
「本当なら言実さんも引き抜きたいけど、アレじゃ無理だならこの子だけ連れて行くわ。訊ねられたら俺が連れて行ったって言っておいてよ。……じゃあ、これで失礼」
再び会場に戻って来ていた迅の介入によりそのまま二人で会場を後にする。これを見て諏訪達が当真達の側に行き経緯を聞けば、殆どのものが納得や仕方ないと妥協したが、……この方達は違う様子
「……なぁ、東さん。鶴ヶ峰が抜けた理由、気疲れとかの疲労が原因なのは確かだろうが…………"それだけじゃない気がする"のは俺だけか?」
「いや、恐らく諏訪と同じ事を俺も考えている。……このタイミングで、その順番じゃなければ平気だっただろうな」
「ん??……話が見えない。諏訪さんも東さんも私達にも分かるように説明して下さいよ〜!!」
別の可能性に辿り着いている二人に小佐野が解説を求める。そして、ほぼ柚紀と一緒に居た当真に接触したメンバーを順番に言って貰い、最後の"同級生軍団"まで話した後に東が代表して考察を口にする
「多分一部の奴なら何となく想像はつくとは思うが、出水達・柿崎達・そして同級生……この三つの年齢の奴が居るチームと言ったら?「これを満たすチーム………あっ!もしかして嵐山隊、ですか?」……そう、三上が言った通り嵐山隊位だな。そして鶴ヶ峰と一番付き合いが長く仲が良いチームと言えば、…やはり嵐山隊をイメージする者が多いと思う。これでまだ野々村や市河が居れば状況は変わるんだが、………誰だって親しい相手と楽しい時間を過ごしたいと思うだろ?そして彼奴等はまだ防衛任務中、…終わる頃まで此処に居ればそれこそ気疲れで倒れかねない。つまりそう言う訳だ」
『"麺が白いままの……焼きそば"??』
「塩焼きそばだ、具材はお前が好きな海鮮にしておいた。……(ナデナデ)ソース、苦手なんだろ?あの時、…"流れて来た"」
「あの時って、当真が遠征に行く前にかげうらで開いた食事会の事か?………トリオン体の時なら分かるが、幾ら鶴ヶ峰が不安定でも生身の時にその現象は起きるものなのか?」
「まっ、そこは"カゲだから"だろうな。二人のサイドエフェクトの相性は良くねぇ、だからこそ生身だろうとカンケーなく受信しやすい。特に"放出系"の能力を持つ柚紀だとな。つーか、何でソースが苦手なんだ?色んな食材が混ざり過ぎて……とかか?」
遠征前に当真と話した"柚紀用の新しいメニュー"を持ってきたのだ。料理から湯気が立っているのを見ても、恐らく食堂でわざわざ作ってきたのだろう。ソレを作るきっかけを語る中で"今後の地雷回避"の為に苦手な理由を当真が訊ねる。すると予想外な解答が返ってきたのだ
- 髪を染める"カラー剤"ってベタベタした液体で変わった臭いがしますよね?……中学に上がりたての時、規則でカラーが禁止で地毛であるこの髪色が気に入らなかった男子達が髪色を変えようと【頭からソースを大量に掛けられた事がありました】そのせいで制服は駄目になるし、髪の毛も大変な事に。……だからあまりソースは好きになれない -
と。
まさかの内容に「それは仕方ない」や「わぁ〜それって凄い迷惑行為だよね〜。ってか悪質な虐めじゃんそれ!!」と周囲が反応を示す。これに対して『昔の事ですから、今は気にしていません。あの………食べて良いですか?』と意外と平然としている柚紀の相手を女子達や北添と地味に一緒に居た絵馬に任せ、他のメンバーはある可能性を討論していた
「……その男子達ってさ、もしかしなくても"ヒメちゃん"が好きで行き過ぎたちょっかいを出したんじゃないかな?ほら!好きな子程虐めたくなる的な!!?」
「…………それを王子が言うと説得力があるような、…無いような。それと、さっきの反応から見ても王子と鶴ヶ峰と仲良くなるのはかなり難しいかもな」
「まぁ、いきなりは無理かな?何事も地道な努力の積み重ねなのと、今回は距離感や接触時間の塩梅が重要になる。……近過ぎたり間が空き過ぎるのも駄目だし、毎日もあまり良くない。とりあえず軽くフォローはしてあげるから、"基地内で見つけたら必ず声を掛けなよ?"で、それを続ければ次第と姪っ子ちゃんだって打ち解ける筈。……あ!王子単独はオススメしないから会長や……当真辺りにフォロー頼んでよ?………俺は二宮さんとの仲を取り持つので忙しいんだからさ〜」
「……………前にも言ったが犬、……鶴ヶ峰の性格を逆手に取った無理強いをさせてみろ?…………(ゴキゴキ)二宮共々斬り刻んでやるから、覚悟しろよ」
何気に当真以上にSECOM化している影浦がそんな忠告をするとやる事を終えたので帰るらしく会場を後にする。それと入れ違いに村上が遅れて合流、……彼が所属する鈴鳴第一は今まで防衛任務に就いており、それが終わったらしい。それに呼応するかの様に、来馬・加古・堤が柚紀の元を訪れ談笑をしていると、今度は仁礼を先頭に出水達がやって来る。……何故か三輪は引っ張られる形で。そして皆から押されて柚紀の前に立てば紙袋を差し出す。空になったお皿は仁礼に回収され、それを受け取り中身を確認すると
『(ゴソゴソ……スッ)あっ!!…一応私のになるのかな?……三輪先輩にお預けしたままでしたね、…………このトリガーホルダー。それ以外にも……色々入ってますが、何でですか???(コテン)』
「ん〜……本命を隠すカモフラージュ的な?一部の奴は【柚紀ちゃんは必要時にのみ換装するからトリガーを随時所持してない】って思っているみたいな話を小耳に挟んでな。それにコレは正隊員用のだろ?年明けに正式に入隊する柚紀ちゃんにコレを堂々と渡すのは流石に駄目だろうって栞に言われた」
「でぇ〜、皆からのクリスマスプレゼントを同封した訳!!殆どがお菓子とかの消耗品だし、私の場合は"飴ちゃん効果が本当か"って確認も兼ねてるし〜」
『……………………では有り難く頂きます。コチラは私からちゃんと言実さんに返却しますので安心して下さい』
色んなお菓子の中にトリガーホルダーが埋まっていたのだ。(出水が入れたであろう海老フライを模した某キャラのマスコットキーホルダーが入っていたが割愛)どれも高くはないし、"こういう時は素直に受け取るもの"と親友にも何度か言われていたので嬉しそうに受け取る柚紀であった
それから柿崎・弓場が挨拶に訪れ、軽く話をしていると「これで大体の奴と話したか?そろそろアッチに連れて行くぞー。(……地味にコッチをガン見してやがるし)」とSECOM認定を受けている諏訪と風間(と東)が柚紀と同学年の集団に混ざっており、こちらを気にしているのを当真が目聡く気づき移動を促す。それに対して"何故か一瞬反応が遅れた"柚紀が気を取り直して移動をしようと一歩前に足を踏み出す………が
- ポン! -
「悪いが当真、"タイムアップ"だ。……このままあっちに合流すればあらゆる理由で必ず柚紀ちゃんが倒れる未来が視える。………皆が楽しんでいるのに気を使うのは悪くないけど、疲れたなら言わなきゃ駄目だよ?…ね?」
『えっ?!私は……(チラッ)…確かに疲労が蓄積してる感はあるので………迅さんの言う通りになる気がする。だから、…すみませんが私はこれで抜けます。皆さんは気にせず楽しんで下さいね?』
「本当なら言実さんも引き抜きたいけど、アレじゃ無理だならこの子だけ連れて行くわ。訊ねられたら俺が連れて行ったって言っておいてよ。……じゃあ、これで失礼」
再び会場に戻って来ていた迅の介入によりそのまま二人で会場を後にする。これを見て諏訪達が当真達の側に行き経緯を聞けば、殆どのものが納得や仕方ないと妥協したが、……この方達は違う様子
「……なぁ、東さん。鶴ヶ峰が抜けた理由、気疲れとかの疲労が原因なのは確かだろうが…………"それだけじゃない気がする"のは俺だけか?」
「いや、恐らく諏訪と同じ事を俺も考えている。……このタイミングで、その順番じゃなければ平気だっただろうな」
「ん??……話が見えない。諏訪さんも東さんも私達にも分かるように説明して下さいよ〜!!」
別の可能性に辿り着いている二人に小佐野が解説を求める。そして、ほぼ柚紀と一緒に居た当真に接触したメンバーを順番に言って貰い、最後の"同級生軍団"まで話した後に東が代表して考察を口にする
「多分一部の奴なら何となく想像はつくとは思うが、出水達・柿崎達・そして同級生……この三つの年齢の奴が居るチームと言ったら?「これを満たすチーム………あっ!もしかして嵐山隊、ですか?」……そう、三上が言った通り嵐山隊位だな。そして鶴ヶ峰と一番付き合いが長く仲が良いチームと言えば、…やはり嵐山隊をイメージする者が多いと思う。これでまだ野々村や市河が居れば状況は変わるんだが、………誰だって親しい相手と楽しい時間を過ごしたいと思うだろ?そして彼奴等はまだ防衛任務中、…終わる頃まで此処に居ればそれこそ気疲れで倒れかねない。つまりそう言う訳だ」