交流の舞踊〜柿崎隊編〜
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作戦室までの道のりは殆どの隊員が救援活動や一時帰宅しているらしく人は疎らで、柿崎達はほぼ見られる事なく目的地に到着した。(何人かは柿崎に声を掛けてきたが宇井が"具合が悪い子を医務室に連れて行く"と説明したら直ぐに去って行ってくれた)そして入って直ぐにあるソファーでなく、ルームランナー近くにあるソファーに柚紀を降ろし、更にその近くにある冷蔵庫からミネラルウォーターが入ったペットボトルを取り出している間に、オペ業務で使う椅子を宇井が持ってくる。宇井の補助の元、水分補給を終えて落ち着いたのを見計らい柿崎が口を開く
「とりあえず落ち着いたみたいで良かったよ。っと、ちゃんと自己紹介していなかったな。俺は柿崎国治、知っているかは微妙だがB級で自隊を持つ……ま、隊長をしている。君と仲が良い迅や嵐山の同級生で高校も同じな、…………元嵐山隊メンバーだ」
『えっ?……あ、そ、その……………鶴ヶ峰柚紀です。苗字でお分かりだと思いますが、言実さんの姪で、……一応歌姫って渾名を持っています。後はえっと……………佐鳥くん達と同級生で同じ学校に通ってます。はい』
「あ、私と同級生なんだ〜。てっきり一つか二つ上なのかなって。……私は宇井真登華、この柿崎隊のオペレーターをしてるよ。貴女が噂の歌姫ちゃんだったんだ〜。………うん、噂通りな子かな?」
『…………噂、ですか?(コテン)』
3人とも簡単な自己紹介が済んだ所で、宇井が一部の間で広まっている柚紀の噂について語る。それは【歌姫ちゃんは持病持ちで体が弱いから基地で生活をする事があり、差し入れのお菓子は暇潰しの産物。食堂のおばちゃん達と作っているので味は良く、カロリーを気にして色々一工夫されているので女性オペレーター達には大人気】との事だ。因みにカロリーと言うより栄養面を気にして豆腐やおからを入れたり野菜や果物を使ったり、紅茶の出がらしを生地に混ぜ込んだりしているエコ活動の一環感覚な柚紀はそこまで気にしていなかったご様子。それとは別に食堂のおば様達と仲良くなった事により、裏メニューで果物の皮を使って淹れるフレーバーティーも密かに作られた事の方が柚紀は大喜びしていたりする
こんな知られざる噂話はさておき、話しているとドアの開く音がして柿崎は相手を確認。「二人ともおかえり」と声を掛けた後に宇井にアイコンタクトを取り、戻ってきたメンバーの対処をお願いする。椅子が戻され、一人分のスペースを取って柿崎もソファーに腰掛ければ……恐らく柚紀が気にしているであろう事を口にする
「……さっき俺は元嵐山隊と口にしたがアレは間違えじゃない。…実際一年程前まではそうであり、木虎を抜かしたメンバーと任務やランク戦をしていた。が、…………嵐山隊が広報の仕事を担当すると決まった際に、無理言って辞めさせて貰った。正直言ってやっていける自信が俺には無かったんだ。一人でやる訳じゃないのに、………俺は逃げてしまった」
『(…グビグビ)その、……人には得手不得手があります。他人には"君は出来る"と思われても、本人は"出来ない・やりたくない"って事は沢山あります。フブキ……野々村ちゃんがそうです、あの子は"出来る事でも他に代役が務まるなら基本断る子"ですから。………私だってそうです、私……不特定多数の人に見られたり話すのが苦手な内弁慶気質持ちなんです。で、……最近嵐山さんから聞きました【この性格じゃなければ木虎藍ちゃんじゃなくて私を嵐山隊にスカウトしていたかも】って。だから、………大丈夫です。あの人達はそれだけじゃ貴方を嫌ったりはしない、現に二人は仲良く話してい…………ぁ』
「(……ナデナデ)知ってるよ、賢や充と俺が話している姿を君が見ていたのを。そして、……去り際の泣きそうな表情が気になって迅に電話して色々聞いた。それで君……柚紀ちゃんが居そうなあの休憩スペースに向かっていたら真登華に遭遇って感じだ。(ナデナデ)柚紀ちゃんは二人が好きなんだな、俺に嫉妬する位に」
『……………………(ポン!)に、にゃっ?!!にゃにいってるんでしゅかっ、柿崎しゃん!!!べ、べべべべべ別に、わわ、わ、わ、わわわわ、わた、わたし、私はあの二人がっ!…………す、好きじゃないと言えば嘘になります。でも、……何で分かったんですか?初対面、なのに(モジモジ)』
一先ず柚紀の誤解(?)が解けたのは良いが、まさかの発言に驚きと戸惑いを隠せず大声を出してしまう。その反応を不思議そうにしていると「今猫っぽい声しませんでしたか?」「柿崎さん、…その子、誰ですか?」「照井先輩落ち着いて下さい!!宇井先輩の説明、聞いてましたよね?!」と三人が集結するが、……今の柚紀は柿崎に自分の気持ちが見抜かれた事による焦りや恥ずかしさが勝り、周囲が見えていないのであった
「とりあえず落ち着いたみたいで良かったよ。っと、ちゃんと自己紹介していなかったな。俺は柿崎国治、知っているかは微妙だがB級で自隊を持つ……ま、隊長をしている。君と仲が良い迅や嵐山の同級生で高校も同じな、…………元嵐山隊メンバーだ」
『えっ?……あ、そ、その……………鶴ヶ峰柚紀です。苗字でお分かりだと思いますが、言実さんの姪で、……一応歌姫って渾名を持っています。後はえっと……………佐鳥くん達と同級生で同じ学校に通ってます。はい』
「あ、私と同級生なんだ〜。てっきり一つか二つ上なのかなって。……私は宇井真登華、この柿崎隊のオペレーターをしてるよ。貴女が噂の歌姫ちゃんだったんだ〜。………うん、噂通りな子かな?」
『…………噂、ですか?(コテン)』
3人とも簡単な自己紹介が済んだ所で、宇井が一部の間で広まっている柚紀の噂について語る。それは【歌姫ちゃんは持病持ちで体が弱いから基地で生活をする事があり、差し入れのお菓子は暇潰しの産物。食堂のおばちゃん達と作っているので味は良く、カロリーを気にして色々一工夫されているので女性オペレーター達には大人気】との事だ。因みにカロリーと言うより栄養面を気にして豆腐やおからを入れたり野菜や果物を使ったり、紅茶の出がらしを生地に混ぜ込んだりしているエコ活動の一環感覚な柚紀はそこまで気にしていなかったご様子。それとは別に食堂のおば様達と仲良くなった事により、裏メニューで果物の皮を使って淹れるフレーバーティーも密かに作られた事の方が柚紀は大喜びしていたりする
こんな知られざる噂話はさておき、話しているとドアの開く音がして柿崎は相手を確認。「二人ともおかえり」と声を掛けた後に宇井にアイコンタクトを取り、戻ってきたメンバーの対処をお願いする。椅子が戻され、一人分のスペースを取って柿崎もソファーに腰掛ければ……恐らく柚紀が気にしているであろう事を口にする
「……さっき俺は元嵐山隊と口にしたがアレは間違えじゃない。…実際一年程前まではそうであり、木虎を抜かしたメンバーと任務やランク戦をしていた。が、…………嵐山隊が広報の仕事を担当すると決まった際に、無理言って辞めさせて貰った。正直言ってやっていける自信が俺には無かったんだ。一人でやる訳じゃないのに、………俺は逃げてしまった」
『(…グビグビ)その、……人には得手不得手があります。他人には"君は出来る"と思われても、本人は"出来ない・やりたくない"って事は沢山あります。フブキ……野々村ちゃんがそうです、あの子は"出来る事でも他に代役が務まるなら基本断る子"ですから。………私だってそうです、私……不特定多数の人に見られたり話すのが苦手な内弁慶気質持ちなんです。で、……最近嵐山さんから聞きました【この性格じゃなければ木虎藍ちゃんじゃなくて私を嵐山隊にスカウトしていたかも】って。だから、………大丈夫です。あの人達はそれだけじゃ貴方を嫌ったりはしない、現に二人は仲良く話してい…………ぁ』
「(……ナデナデ)知ってるよ、賢や充と俺が話している姿を君が見ていたのを。そして、……去り際の泣きそうな表情が気になって迅に電話して色々聞いた。それで君……柚紀ちゃんが居そうなあの休憩スペースに向かっていたら真登華に遭遇って感じだ。(ナデナデ)柚紀ちゃんは二人が好きなんだな、俺に嫉妬する位に」
『……………………(ポン!)に、にゃっ?!!にゃにいってるんでしゅかっ、柿崎しゃん!!!べ、べべべべべ別に、わわ、わ、わ、わわわわ、わた、わたし、私はあの二人がっ!…………す、好きじゃないと言えば嘘になります。でも、……何で分かったんですか?初対面、なのに(モジモジ)』
一先ず柚紀の誤解(?)が解けたのは良いが、まさかの発言に驚きと戸惑いを隠せず大声を出してしまう。その反応を不思議そうにしていると「今猫っぽい声しませんでしたか?」「柿崎さん、…その子、誰ですか?」「照井先輩落ち着いて下さい!!宇井先輩の説明、聞いてましたよね?!」と三人が集結するが、……今の柚紀は柿崎に自分の気持ちが見抜かれた事による焦りや恥ずかしさが勝り、周囲が見えていないのであった