蒼碧の舞踊
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
バドがシューターやガンナーの射程外な事や、地上組の敵はアタッカーツートップがほぼ壊滅させており手持ち無沙汰な出水がフブキの話を聞いて(槍バカが言っていた"芸当"のタネはこれか?)と、遠征中の出来事を共有した際に出て来た内容の答え合わせを一人でしつつ「……歌姫使いながら彼女が戦ったら、マジで無敵状態だろうな〜」とぼやいていると、射程に敵が入ってきたので迎撃体制を取り、思考を切り替える。そんな状況が変わる中でも柚紀は歌い続けていた
〜 三年前 誰かが夕空に投げた言い訳は
もう忘れた 必要のない言葉だ
いつか口ずさむ歌にでもしよう
道標なんてない誰も教えてくれない
だから足跡は交わったんだ 出会えたんだ 〜
-
- -
〜ボーダー基地内・とある休憩スペース〜
「………つまり、鶴ヶ峰の父親が黒トリガーになったのは今流れた歌詞と同じ三年前辺り、と言う訳か?」
「少なくとも今のボーダーが公になる前だろうな、それを裏付けるかの様に丁度その頃、【夜遅くまで外に居る悪い子は"白い服を着た怖い人"が攫いに来る】なんて噂が流れていた。……攫うのはあくまでもトリオン兵で、白い服を着た人は助けてくれた恩人の筈が"無表情なのが仇となり、真実とは異なる噂が流れた"。そしてそれをしていたのが……」
「あの人……つる姐って言いたいんだな荒船は。ま、………あの人が白衣姿でバイクに乗って現れるなんで、今となれば一部の人間には日常茶飯事で驚きもしねぇがな。それはそうと………(ギロッ!!)何でテメェまで此処に居る?鋼は、自隊の隊長の代理なのは聞いた。が、……………お前と鶴ヶ峰の仲が不仲なのは俺の耳にも入る程有名だ、なのに……何で呼ばれたんだ……………二宮」
「(フン)………文句を言うなら俺達をこの場に呼び寄せた言実さんに言え。基準は知らんが、あの娘…鶴ヶ峰に関する事で話したい事があるとメッセージが来て、この場で待つ様に言われた。ただそれだけだ」
「(カタカタカタ…)まぁ、二宮も師である言実ちゃんの言葉は無視出来ないってこったな。……(カタカタ、カタカタ……)…彼女の代理らしい迅からの追加情報によれば【歌姫のライブが終わったら屋上に集まれ】なら、……もう少し待ってろよ影浦。【ライブ中の途中参加は基本NG】だろ?」
「……ケッ!!?」
作戦室がある階のエレベーターホール付近休憩スペースに、村上荒船影浦二宮そして冬島と総勢なるメンバーが集結していた。そしてどうやら【言実に呼び出しを食らい、現在は待機中の状態】らしい。嫌いな二宮が居るのでかなり苛ついている影浦だが、柚紀の歌の影響でかとりあえず一緒の場に何とか留まっている感じである。そんな中、"上からエレベーターが降りてきてこの階で止まった"のに目敏く気付いた二宮の纏う雰囲気が変わり、影浦も何気無くそちらを見る。他のメンバーも連動してそちらを見ると
〜 壊してしまいたい夜なら10も100も1000もあった
でもその全てを飛び越える羽を持っていたんだ
あの日始まった物語はどこに向かうんだろうか
明日からの僕に課す宿題が増えたみたいだ 〜
- ……ウィーン -
「ハァ〜、何とかコレで邪魔されずに済みそうかな?……木虎も歌川もお疲れ様。どうせだから何か飲み物を奢る……って、…………珍しい顔触れが揃っているね」
「それはこちらの台詞だ"堤"。……お前達三人にナニか共通点はあったか?」
「あ〜、……確かに無いですかね?学年も性別もポジションも違いますから。(歌川は木虎がオールラウンダーになったのを知らない)……ですが、"共通した知り合い"なら居ますよ?」
「………………鶴ヶ峰か?」
トリオン体の堤・木虎・歌川がエレベーターから降りてくると、休憩スペースは直ぐにあったので先頭を歩いていた堤が思わず声を掛ける。それに対して同じ事を聞き返す二宮に歌川が返答、その言葉から導かれた答えを口にした村上に「正解です」と今度は木虎が反応
「ウチの隊、諏訪・風間隊を繋げる存在と言えば柚紀先輩が一番妥当だと思いますよ?次点でフブキ先輩や言実お姉様がいらっしゃいますが、あのお二人の場合"私達の内、どれか一小隊を動けば事足ります"。つまり、そう言う事です。」
「………………まぁ、木虎の言い分を否定も反論もしないが……三人でナニをしていたんだ?」
「鶴ヶ峰の歌を生で聞きたい隊員が屋上に行こうとしたのを防いでいました。……今の屋上は交戦中で恐らく死体で足の踏み場もない状態になっている気がします。中には生身で行こうとした人も居ましたので、全員問答無用で追い返した感じです」
「(カツカツ、カツカツ…)で、今はあの二人に協力してもらって"一定階以上上にエレベーターは行かない様に"したからもう大丈夫。……悪足掻きで非常階段を使う子が居るけど、此処って出入り口にドアを設けてるから最上階のドアに施錠してるからこっちも問題なし!!………柚紀ちゃんが歌い終えれば全て解除するし、屋上の会議内容を聞かれない様に面子が揃えば再び施錠してもらう手筈になってるから、話を聞かれる心配もないよ」
三人が上から降りてきた理由を把握した後に"言実との会話を一般隊員に聞かれないか"と誰もが疑問を抱く。それに対してのんびりやってきた迅が対策済みと話した上で、……この後屋上に行くメンバーにある事を訊ねていた。その内容は……後程分かるので割愛
〜 三年前 誰かが夕空に投げた言い訳は
もう忘れた 必要のない言葉だ
いつか口ずさむ歌にでもしよう
道標なんてない誰も教えてくれない
だから足跡は交わったんだ 出会えたんだ 〜
-
- -
〜ボーダー基地内・とある休憩スペース〜
「………つまり、鶴ヶ峰の父親が黒トリガーになったのは今流れた歌詞と同じ三年前辺り、と言う訳か?」
「少なくとも今のボーダーが公になる前だろうな、それを裏付けるかの様に丁度その頃、【夜遅くまで外に居る悪い子は"白い服を着た怖い人"が攫いに来る】なんて噂が流れていた。……攫うのはあくまでもトリオン兵で、白い服を着た人は助けてくれた恩人の筈が"無表情なのが仇となり、真実とは異なる噂が流れた"。そしてそれをしていたのが……」
「あの人……つる姐って言いたいんだな荒船は。ま、………あの人が白衣姿でバイクに乗って現れるなんで、今となれば一部の人間には日常茶飯事で驚きもしねぇがな。それはそうと………(ギロッ!!)何でテメェまで此処に居る?鋼は、自隊の隊長の代理なのは聞いた。が、……………お前と鶴ヶ峰の仲が不仲なのは俺の耳にも入る程有名だ、なのに……何で呼ばれたんだ……………二宮」
「(フン)………文句を言うなら俺達をこの場に呼び寄せた言実さんに言え。基準は知らんが、あの娘…鶴ヶ峰に関する事で話したい事があるとメッセージが来て、この場で待つ様に言われた。ただそれだけだ」
「(カタカタカタ…)まぁ、二宮も師である言実ちゃんの言葉は無視出来ないってこったな。……(カタカタ、カタカタ……)…彼女の代理らしい迅からの追加情報によれば【歌姫のライブが終わったら屋上に集まれ】なら、……もう少し待ってろよ影浦。【ライブ中の途中参加は基本NG】だろ?」
「……ケッ!!?」
作戦室がある階のエレベーターホール付近休憩スペースに、村上荒船影浦二宮そして冬島と総勢なるメンバーが集結していた。そしてどうやら【言実に呼び出しを食らい、現在は待機中の状態】らしい。嫌いな二宮が居るのでかなり苛ついている影浦だが、柚紀の歌の影響でかとりあえず一緒の場に何とか留まっている感じである。そんな中、"上からエレベーターが降りてきてこの階で止まった"のに目敏く気付いた二宮の纏う雰囲気が変わり、影浦も何気無くそちらを見る。他のメンバーも連動してそちらを見ると
〜 壊してしまいたい夜なら10も100も1000もあった
でもその全てを飛び越える羽を持っていたんだ
あの日始まった物語はどこに向かうんだろうか
明日からの僕に課す宿題が増えたみたいだ 〜
- ……ウィーン -
「ハァ〜、何とかコレで邪魔されずに済みそうかな?……木虎も歌川もお疲れ様。どうせだから何か飲み物を奢る……って、…………珍しい顔触れが揃っているね」
「それはこちらの台詞だ"堤"。……お前達三人にナニか共通点はあったか?」
「あ〜、……確かに無いですかね?学年も性別もポジションも違いますから。(歌川は木虎がオールラウンダーになったのを知らない)……ですが、"共通した知り合い"なら居ますよ?」
「………………鶴ヶ峰か?」
トリオン体の堤・木虎・歌川がエレベーターから降りてくると、休憩スペースは直ぐにあったので先頭を歩いていた堤が思わず声を掛ける。それに対して同じ事を聞き返す二宮に歌川が返答、その言葉から導かれた答えを口にした村上に「正解です」と今度は木虎が反応
「ウチの隊、諏訪・風間隊を繋げる存在と言えば柚紀先輩が一番妥当だと思いますよ?次点でフブキ先輩や言実お姉様がいらっしゃいますが、あのお二人の場合"私達の内、どれか一小隊を動けば事足ります"。つまり、そう言う事です。」
「………………まぁ、木虎の言い分を否定も反論もしないが……三人でナニをしていたんだ?」
「鶴ヶ峰の歌を生で聞きたい隊員が屋上に行こうとしたのを防いでいました。……今の屋上は交戦中で恐らく死体で足の踏み場もない状態になっている気がします。中には生身で行こうとした人も居ましたので、全員問答無用で追い返した感じです」
「(カツカツ、カツカツ…)で、今はあの二人に協力してもらって"一定階以上上にエレベーターは行かない様に"したからもう大丈夫。……悪足掻きで非常階段を使う子が居るけど、此処って出入り口にドアを設けてるから最上階のドアに施錠してるからこっちも問題なし!!………柚紀ちゃんが歌い終えれば全て解除するし、屋上の会議内容を聞かれない様に面子が揃えば再び施錠してもらう手筈になってるから、話を聞かれる心配もないよ」
三人が上から降りてきた理由を把握した後に"言実との会話を一般隊員に聞かれないか"と誰もが疑問を抱く。それに対してのんびりやってきた迅が対策済みと話した上で、……この後屋上に行くメンバーにある事を訊ねていた。その内容は……後程分かるので割愛