交流の舞踊〜柿崎隊編〜
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『(ヒック、ヒック……)…ナニ、勘違い、してるんだろ私。……二人の方が、ボーダー歴、長いんだよ?知り合いだって(ヒック、ヒック…)沢山、居て、わ、私が知らない人、居たって、不思議じゃ、ないじゃんかっ!(本当は、あんな感じで色んな人と話したりしたいだろうに、私が側に居るから……ガマン、サセテタ?)っ!?……(ギュウッ!)でも、仕方ないじゃん!側に居たいんだもん!一人は、嫌なんだもん!!……知りたいもんもっと、……二人の事がっ!!(サァァ〜)』
- デモ、"カセ"ニハナリタクナイ -
- ワガママイッテ、キラワレタクモナイ! -
- ソレデモ、アノフタリジャナキャヤダ!! -
- カワリナンテ、イナイ -
- ワタシハ、フタリガ… -
『もう、どうすればいいのっ?!分からないよっ!!苦しいよ、痛いよ、…辛いよっ!』
- ……助けて、お願い。私を、見つけて、此処から救い出してよ。……賢くん、…充くん -
久し振りに…無意識に訪れていたあの喫煙所に併設されている休憩スペースの……時枝と一緒に隠れていたソファーの裏側に蹲りながら柚紀は泣いていた。見知らぬ相手に一方的に嫉妬をする自分が嫌で、ちゃんと気持ちを伝えていない自分がそんな想いを抱くのはお門違いであり、…多分二人もあの青年隊員も"ソッチ系"の趣味はないであろうが……それすら分からないのだ。兎に角、知識は集まってきたが"現実の恋愛に関しては若葉マーク"の柚紀はこれらの感情をどうすればよいか分からず、トリオン制御・呼吸・脈拍の乱れに加えて汗や涙で水分すら不足で……生命的に危うくなって来たその時
- …………ヒョコッ -
「あっ!やっぱり空耳じゃなかった!?……貴女、そんな所で蹲ってどうしたの?よいしょっと!……(サスサス)大丈夫?気分、悪いの??」
『!(…ビクッ、………チラッ)……胸元が、…痛い。上手く、息……出来、ない。後、……人と、光、………今は、ぃゃ………です』
「光や人が嫌……一種のパニック障害に起こりうる症状っぽいけど(……フワッ)…此処は煙草の臭いがするから、動けそうなら移動した方が良いと私は思うけど…………(サスサス)…無理そう?」
『……………(コク、ン)』
オペレーターの制服を着た、……ちょっと猫っぽい女性が柚紀の存在に気づき明らかに様子が可笑しいのを見て、何とか背凭れを跨いで側へ来ると背中を擦る。そして訴える症状から柚紀に起きている現象を推測し、息苦しいのに肺に負担が掛かる紫煙が漂いやすい此処じゃ良くないと判断して移動を促すが、色々不足していて動けないと素直に自白。それを見た女性オペレーターは「少しだけ我慢してて、今知り合いの人呼んでくるから!」と声を掛けて一度柚紀の側を離れて行く
…………見知らぬ人でも優しくされて嬉しく感じる柚紀だが、逆に淋しさが込み上げて来て心細くて声を殺して再び泣き始めてしまう。そんな中、先程の女性オペレーターが誰かを引き連れて戻って来ると「柿崎さん、この子なんですが……」と、柚紀の存在をアピールする。すると
「この子はっ!……とりあえずウチの作戦室に連れて行こう。真登華、悪いが言実さんか巽さんに"具合悪そうな少女を保護した"と連絡を入れてくれないか?彼女が誰かって分かるように特徴も簡単で良いから伝えてくれ」
「えっ??………まぁ、あのお二人ならボーダー関係者ほぼ網羅してそうですよね〜。あ、よく分かりませんが今の彼女は"光と……多分人の目"が嫌みたいなので、上着を被せて上げた方が良いかもしれません」
「(光は兎も角、人の目を気にする子って迅も言ってたな)分かった。(ジーー、パサッ……ヒョイ……- ビクッ!! -ズシッ!!)!!?……(ストン)…いきなり持ち上げて済まなかった。(ヒョイ、スタン……ナデナデ)大丈夫、俺は君に危害を加えたりしない。そんな事をしたら迅や嵐山に……野々村を敵に回す事になる。勿論あの二人もきっと俺が相手でも容赦しないだろうな(ナデナデ)………君の悩みや不安を解消する為にも、互いに知る必要がある。でもこんな所じゃ話せないから移動したいんだが…(ナデナデ)……駄目、かな?」
『……………………(コク、ン)わ、分かり、ました。で、でも私今、凄く、不安定だから……トリオン体、の方が危ない………かも、知れません。だ、たから………生身で、私を……運べ、ますか?』
何はともあれ此処から柚紀を移動させようとする柿崎に、自隊オペレーター・宇井真登華のアドバイスを聞いてジャージを脱いで頭から被せ抱き上げようとする。……話すのすら辛そうだと宇井から聞いたのと【少し前まで精神的な理由で声を失っていたから無理して声を出させるのは良くない】と迅に幾つかのアドバイスを貰ったので、それを実行するがいきなり触られた事により、体が跳ね上がり更にトリオン量が減っている柚紀に触れた事により加重現象に柿崎は見舞われる。この際の対処法も迅から教わっており【警戒心を解くには頭を撫でてあげるのが一番有効】【嘘は彼女には良くないから思ったままの事をそのまま伝えれば良い】の二つを実行。それが功を奏したらしく反応を返してくれた柚紀に「問題なし!君程度の子なら生身でも支えれる位には鍛えているからね!!」と元気に答えれば換装を解き、生身の服装もトリオン体時とさほど変わらなかった柿崎は上着を再び被せ、今度は一言掛けてから持ち上げ、連絡が済んだらしい宇井と休憩スペースを後にする
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『(ヒック、ヒック……)…ナニ、勘違い、してるんだろ私。……二人の方が、ボーダー歴、長いんだよ?知り合いだって(ヒック、ヒック…)沢山、居て、わ、私が知らない人、居たって、不思議じゃ、ないじゃんかっ!(本当は、あんな感じで色んな人と話したりしたいだろうに、私が側に居るから……ガマン、サセテタ?)っ!?……(ギュウッ!)でも、仕方ないじゃん!側に居たいんだもん!一人は、嫌なんだもん!!……知りたいもんもっと、……二人の事がっ!!(サァァ〜)』
- デモ、"カセ"ニハナリタクナイ -
- ワガママイッテ、キラワレタクモナイ! -
- ソレデモ、アノフタリジャナキャヤダ!! -
- カワリナンテ、イナイ -
- ワタシハ、フタリガ… -
『もう、どうすればいいのっ?!分からないよっ!!苦しいよ、痛いよ、…辛いよっ!』
- ……助けて、お願い。私を、見つけて、此処から救い出してよ。……賢くん、…充くん -
久し振りに…無意識に訪れていたあの喫煙所に併設されている休憩スペースの……時枝と一緒に隠れていたソファーの裏側に蹲りながら柚紀は泣いていた。見知らぬ相手に一方的に嫉妬をする自分が嫌で、ちゃんと気持ちを伝えていない自分がそんな想いを抱くのはお門違いであり、…多分二人もあの青年隊員も"ソッチ系"の趣味はないであろうが……それすら分からないのだ。兎に角、知識は集まってきたが"現実の恋愛に関しては若葉マーク"の柚紀はこれらの感情をどうすればよいか分からず、トリオン制御・呼吸・脈拍の乱れに加えて汗や涙で水分すら不足で……生命的に危うくなって来たその時
- …………ヒョコッ -
「あっ!やっぱり空耳じゃなかった!?……貴女、そんな所で蹲ってどうしたの?よいしょっと!……(サスサス)大丈夫?気分、悪いの??」
『!(…ビクッ、………チラッ)……胸元が、…痛い。上手く、息……出来、ない。後、……人と、光、………今は、ぃゃ………です』
「光や人が嫌……一種のパニック障害に起こりうる症状っぽいけど(……フワッ)…此処は煙草の臭いがするから、動けそうなら移動した方が良いと私は思うけど…………(サスサス)…無理そう?」
『……………(コク、ン)』
オペレーターの制服を着た、……ちょっと猫っぽい女性が柚紀の存在に気づき明らかに様子が可笑しいのを見て、何とか背凭れを跨いで側へ来ると背中を擦る。そして訴える症状から柚紀に起きている現象を推測し、息苦しいのに肺に負担が掛かる紫煙が漂いやすい此処じゃ良くないと判断して移動を促すが、色々不足していて動けないと素直に自白。それを見た女性オペレーターは「少しだけ我慢してて、今知り合いの人呼んでくるから!」と声を掛けて一度柚紀の側を離れて行く
…………見知らぬ人でも優しくされて嬉しく感じる柚紀だが、逆に淋しさが込み上げて来て心細くて声を殺して再び泣き始めてしまう。そんな中、先程の女性オペレーターが誰かを引き連れて戻って来ると「柿崎さん、この子なんですが……」と、柚紀の存在をアピールする。すると
「この子はっ!……とりあえずウチの作戦室に連れて行こう。真登華、悪いが言実さんか巽さんに"具合悪そうな少女を保護した"と連絡を入れてくれないか?彼女が誰かって分かるように特徴も簡単で良いから伝えてくれ」
「えっ??………まぁ、あのお二人ならボーダー関係者ほぼ網羅してそうですよね〜。あ、よく分かりませんが今の彼女は"光と……多分人の目"が嫌みたいなので、上着を被せて上げた方が良いかもしれません」
「(光は兎も角、人の目を気にする子って迅も言ってたな)分かった。(ジーー、パサッ……ヒョイ……- ビクッ!! -ズシッ!!)!!?……(ストン)…いきなり持ち上げて済まなかった。(ヒョイ、スタン……ナデナデ)大丈夫、俺は君に危害を加えたりしない。そんな事をしたら迅や嵐山に……野々村を敵に回す事になる。勿論あの二人もきっと俺が相手でも容赦しないだろうな(ナデナデ)………君の悩みや不安を解消する為にも、互いに知る必要がある。でもこんな所じゃ話せないから移動したいんだが…(ナデナデ)……駄目、かな?」
『……………………(コク、ン)わ、分かり、ました。で、でも私今、凄く、不安定だから……トリオン体、の方が危ない………かも、知れません。だ、たから………生身で、私を……運べ、ますか?』
何はともあれ此処から柚紀を移動させようとする柿崎に、自隊オペレーター・宇井真登華のアドバイスを聞いてジャージを脱いで頭から被せ抱き上げようとする。……話すのすら辛そうだと宇井から聞いたのと【少し前まで精神的な理由で声を失っていたから無理して声を出させるのは良くない】と迅に幾つかのアドバイスを貰ったので、それを実行するがいきなり触られた事により、体が跳ね上がり更にトリオン量が減っている柚紀に触れた事により加重現象に柿崎は見舞われる。この際の対処法も迅から教わっており【警戒心を解くには頭を撫でてあげるのが一番有効】【嘘は彼女には良くないから思ったままの事をそのまま伝えれば良い】の二つを実行。それが功を奏したらしく反応を返してくれた柚紀に「問題なし!君程度の子なら生身でも支えれる位には鍛えているからね!!」と元気に答えれば換装を解き、生身の服装もトリオン体時とさほど変わらなかった柿崎は上着を再び被せ、今度は一言掛けてから持ち上げ、連絡が済んだらしい宇井と休憩スペースを後にする