予行の舞踊
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結局ポンプアクションを実際に見るのは叶わなかったが、今はスナイパー達の上達を手助けする為に考えを切り替える柚紀。そして一人一人見るのが面倒となり東と相談した末に「射撃の命中精度やコツを教わりたい奴、順番に此処で撃ってみてくれ。一部ガンナーも混ざるが先輩に見てもらえるぞ」と言えばズラーと並び出し、先生役の人数分のスナイパーを一気に見る事に(面子は柚紀、嵐山、当真、奈良坂、佐鳥、時枝で木虎と東は補助に回っている)
順調にアドバイスをしていく中、あの元弧月使いの青年と邂逅して柚紀は些か動揺したがそこは東がちゃんとサポートをして事なきを得てちゃんとアドバイスをしたり会話も順調に済んで次の相手を見て……柚紀は不思議そうにしていた
「えっと…………コレ一応"C級の人対象"だったんだけど、……何で別役くんも並んだの?」
「ええっ?!!そ、そうだったの?!でも東さんはそんな風に言ってなかったし、村上先輩も来馬先輩も鶴ヶ峰に悩みを話したら解決したって聞いたから、俺もあやかろうと思ったんだけど……駄目だった?」
『村上先輩のお悩みは独特だったし、来馬さんのは相手の"勝手な先入観の押し付け"が原因だったからね。でも別役くんのお悩みって狙撃に関する事だよね?………私がお役に立てるか微妙だよ?そこまで詳しくは無いから』
「えっ???で、でも言実さんは…「つる姐と柚紀とじゃ経験も知識量も違うから比較するだけ無駄だ。でもま、(ナデナデ)……大体アドバイスも終えた感じだし試しに太一の話を聞くだけ聞いてみたらどうだ?((念の為、鋼に連絡した。暫くすれば来るだろうからそれまで相手してやれ。何かコイツだけ通常含めたトリオン体のお前を見た事ないって拗ねていたみたいだし、これで少しは機嫌も良くなるさ))」…………当真さん、何か俺の事、警戒してますよね?まだ食堂での一件根に持ってる感じですか?……鶴ヶ峰は平気そうなのに」
C級に混じって別役が並んでいたのだ。そして博識で一般普及しているトリガーの扱いが全て可能な言実の姪ならこの位…的な感覚で話しをしようとしたのを当真がやんわりとガード。……本人は気にしないだろうが明白な差がある相手と柚紀が比較されるのが、当真は気に入らないご様子。今後を考えるとその考え方は下手をすれば【柚紀がボーダーに行きたくなくなる理由になる】、その可能性を危惧しているのだ。そんな心配を他所に然りげ無く巡らせた視線に、東は勿論嵐山達が反応してくれたのを確認した柚紀は一先ず別役の悩みを聞く事に。因みに木虎は視線に反応してくれなかったが、日浦(と奈良坂)と楽しげに話していたので"アレは仕方ない"と自己完結させていた。そして彼の悩みは……
『【対象物との距離が遠くなると命中率が下がるのをどうにかしたい】って言われてもな〜。……イーグレットは確かにトリオンを込めれば射程が伸びる性能らしいけど、やっぱり限度があるし此処みたいな射撃場で撃つのと"B級ランク戦で用意されているステージ"で撃つのとは勝手や状況が違うよ?………別役くんは射程を伸ばしたい理由は"ランク戦や防衛任務の為"だよね?合同訓練時の点数を良くしたいから、じゃないでしょ?』
「へっ????あ、あれ?えっと、……確かに前の合同訓練時に佐鳥や半崎より点数が悪くて、それが何か悔しくて見返したく思ってて、だから鶴ヶ峰にアドバイスを貰おうとしたんだけど………駄目だった?」
「別に悪くはないが、二人と差が発生したのはそれこそ"経験と練習量の違い"だろうな。二人は確かに太一と年は一緒だが"ボーダー所属歴"は違うだろ?佐鳥は年単位の差があるし、半崎だって単純計算でもお前の倍は弾を撃っている。どのポジションにも言えるが結局は【地道に練習するのが上達への一番の近道】ってこった。後、お前は知らないだけで大体の奴は鍛錬を怠ってねぇぞ?ま、俺みたいな天才は例外だがな、……気になるなら嵐山さんとかにも聞いてみろよ?同じ様な解答が返ってくるぜ」
柚紀から具体的なアドバイスをする前に、当真に"当たり前な事"を指摘され納得していない別役は早速嵐山の元に向かい話を聞いている。……前置きは何であれ結局は同じ様な事を言うつもりだった柚紀は当真に礼を述べる。すると「トリオン体やトリガー改造の優先順位が低い太一だと、余計な事を言えば逆に面倒な事になる気がしただけだ」と話す。……どう面倒になるか分からずに居る柚紀が詳しい説明を当真に訊ね様としたが「そう言えば柚紀は(…スッ)アイツを知っているか?」と逆に質問され"誰かを指差し"したのでソチラを見る。見事に当真の策に嵌ったのに気づかずに居る柚紀が見た先には
『アレは……絵馬くんですよね?私みたいに髪色や長さを変える人はごく一部ですから、流石に分かりますよ?』
「イヤイヤ、俺が言ってるのはユズルじゃなくて"その隣に居る奴"だ。こっちに背を向けてて顔が見えねぇが柚紀は誰か判断出来ねぇ…って訳じゃないよな?」
『絵馬くんの近くに居るあの"髪色も服も真っ黒な人"ですか?………多分、会った事ないと思います。一度でも会ってれば後ろ姿でも見間違えない………筈です』
少し遠くでやり取りをしている絵馬達について話していた当真と柚紀だが「じゃあ顔合わせしておくか、アイツも今後お前と関わる事になるだろうからな!」と判断され柚紀の腕を掴んで移動を開始する。別に絵馬や当真が居るので嫌ではないが、……黒髪の人とは初対面には変わりない柚紀は不安げに視線を巡らせる。ベールのせいでちゃんと顔は見えないが、佐鳥と時枝はそんな二人の行動に気づいたらしく、距離はあるがついてきてくれていた。それに安堵する柚紀に気づいた当真は(おっ、ちゃんと見てるし行動もしてる。合格だな)と評価をしている間に二人の元に到着し、他愛のない会話を始めるのであった
順調にアドバイスをしていく中、あの元弧月使いの青年と邂逅して柚紀は些か動揺したがそこは東がちゃんとサポートをして事なきを得てちゃんとアドバイスをしたり会話も順調に済んで次の相手を見て……柚紀は不思議そうにしていた
「えっと…………コレ一応"C級の人対象"だったんだけど、……何で別役くんも並んだの?」
「ええっ?!!そ、そうだったの?!でも東さんはそんな風に言ってなかったし、村上先輩も来馬先輩も鶴ヶ峰に悩みを話したら解決したって聞いたから、俺もあやかろうと思ったんだけど……駄目だった?」
『村上先輩のお悩みは独特だったし、来馬さんのは相手の"勝手な先入観の押し付け"が原因だったからね。でも別役くんのお悩みって狙撃に関する事だよね?………私がお役に立てるか微妙だよ?そこまで詳しくは無いから』
「えっ???で、でも言実さんは…「つる姐と柚紀とじゃ経験も知識量も違うから比較するだけ無駄だ。でもま、(ナデナデ)……大体アドバイスも終えた感じだし試しに太一の話を聞くだけ聞いてみたらどうだ?((念の為、鋼に連絡した。暫くすれば来るだろうからそれまで相手してやれ。何かコイツだけ通常含めたトリオン体のお前を見た事ないって拗ねていたみたいだし、これで少しは機嫌も良くなるさ))」…………当真さん、何か俺の事、警戒してますよね?まだ食堂での一件根に持ってる感じですか?……鶴ヶ峰は平気そうなのに」
C級に混じって別役が並んでいたのだ。そして博識で一般普及しているトリガーの扱いが全て可能な言実の姪ならこの位…的な感覚で話しをしようとしたのを当真がやんわりとガード。……本人は気にしないだろうが明白な差がある相手と柚紀が比較されるのが、当真は気に入らないご様子。今後を考えるとその考え方は下手をすれば【柚紀がボーダーに行きたくなくなる理由になる】、その可能性を危惧しているのだ。そんな心配を他所に然りげ無く巡らせた視線に、東は勿論嵐山達が反応してくれたのを確認した柚紀は一先ず別役の悩みを聞く事に。因みに木虎は視線に反応してくれなかったが、日浦(と奈良坂)と楽しげに話していたので"アレは仕方ない"と自己完結させていた。そして彼の悩みは……
『【対象物との距離が遠くなると命中率が下がるのをどうにかしたい】って言われてもな〜。……イーグレットは確かにトリオンを込めれば射程が伸びる性能らしいけど、やっぱり限度があるし此処みたいな射撃場で撃つのと"B級ランク戦で用意されているステージ"で撃つのとは勝手や状況が違うよ?………別役くんは射程を伸ばしたい理由は"ランク戦や防衛任務の為"だよね?合同訓練時の点数を良くしたいから、じゃないでしょ?』
「へっ????あ、あれ?えっと、……確かに前の合同訓練時に佐鳥や半崎より点数が悪くて、それが何か悔しくて見返したく思ってて、だから鶴ヶ峰にアドバイスを貰おうとしたんだけど………駄目だった?」
「別に悪くはないが、二人と差が発生したのはそれこそ"経験と練習量の違い"だろうな。二人は確かに太一と年は一緒だが"ボーダー所属歴"は違うだろ?佐鳥は年単位の差があるし、半崎だって単純計算でもお前の倍は弾を撃っている。どのポジションにも言えるが結局は【地道に練習するのが上達への一番の近道】ってこった。後、お前は知らないだけで大体の奴は鍛錬を怠ってねぇぞ?ま、俺みたいな天才は例外だがな、……気になるなら嵐山さんとかにも聞いてみろよ?同じ様な解答が返ってくるぜ」
柚紀から具体的なアドバイスをする前に、当真に"当たり前な事"を指摘され納得していない別役は早速嵐山の元に向かい話を聞いている。……前置きは何であれ結局は同じ様な事を言うつもりだった柚紀は当真に礼を述べる。すると「トリオン体やトリガー改造の優先順位が低い太一だと、余計な事を言えば逆に面倒な事になる気がしただけだ」と話す。……どう面倒になるか分からずに居る柚紀が詳しい説明を当真に訊ね様としたが「そう言えば柚紀は(…スッ)アイツを知っているか?」と逆に質問され"誰かを指差し"したのでソチラを見る。見事に当真の策に嵌ったのに気づかずに居る柚紀が見た先には
『アレは……絵馬くんですよね?私みたいに髪色や長さを変える人はごく一部ですから、流石に分かりますよ?』
「イヤイヤ、俺が言ってるのはユズルじゃなくて"その隣に居る奴"だ。こっちに背を向けてて顔が見えねぇが柚紀は誰か判断出来ねぇ…って訳じゃないよな?」
『絵馬くんの近くに居るあの"髪色も服も真っ黒な人"ですか?………多分、会った事ないと思います。一度でも会ってれば後ろ姿でも見間違えない………筈です』
少し遠くでやり取りをしている絵馬達について話していた当真と柚紀だが「じゃあ顔合わせしておくか、アイツも今後お前と関わる事になるだろうからな!」と判断され柚紀の腕を掴んで移動を開始する。別に絵馬や当真が居るので嫌ではないが、……黒髪の人とは初対面には変わりない柚紀は不安げに視線を巡らせる。ベールのせいでちゃんと顔は見えないが、佐鳥と時枝はそんな二人の行動に気づいたらしく、距離はあるがついてきてくれていた。それに安堵する柚紀に気づいた当真は(おっ、ちゃんと見てるし行動もしてる。合格だな)と評価をしている間に二人の元に到着し、他愛のない会話を始めるのであった