予行の舞踊
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人も多くなってくる時間帯なのでベールを被り基地内を歩く柚紀を物珍しげに見てくる隊員がチラホラ居たが、三人が代わり代わり適度に話題を降って話をしていたので柚紀が気分を害する事は無かった。(気になる視線や話し声が聞こえた際には話に参加していない面子が然りげ無く牽制をしてたり、…してなかったり)そして無事に地下のスナイパー訓練室がある階に到着すれば予想外な人に遭遇する。相手は……
「おっ!?姫様御一行ご到着ってか!つーか……マジでその姿なんだな〜。姐さんから【慣れさせるのと認知させる為に柚紀があの姿で基地内を歩き回る、何かトラブルがあったら助けてやれ】って隊長経由でお達しが来てたから俺は知ってたけどな(ナデナデ)」
「ま、仕事中の言実さんなら冬島さんに柚紀ちゃんのモニタリングをお願いするのは何時もの事で"当真"が知っていても不思議じゃないか!………もしかして東さんがわざわざ柚紀ちゃんに連絡したのもそれが関係するのか?」
「(カツカツ…)そうらしいですね、鶴ヶ峰の頭の良さは例の勉強会参加者は全員知ってますが、ボーダーだと技術を教えたりアドバイスが出来る"指導者"の方が重宝されます。当真さんや佐鳥みたいな感覚派な者は指導者に向かない、とは断言しませんが教えるなら東さんみたいな論理的な観点も分かる人が人気なのも事実。………そう言う意味もあって鶴ヶ峰を呼ぶのに俺も賛成しました」
『当真先輩に、な、奈良坂先輩っ!!?わあぁ〜スナイパーツートップが揃ってお出迎えとか、………かなり贅沢な状況かも。(クスッ)それだけ新人指導に力を入れているのなら、私も頑張って協力しますね!』
当真と奈良坂の二人の出迎えに心なしかかなり嬉しそうにする柚紀に「……じゃあ太刀川さんと風間さんはどうなんですか?あのお二人だってアタッカーツートップですよ??」とツッコミを入れる木虎に対して「何かとお二人が一緒の時に彼女は会ってたりするから、珍しくないんだよきっと」と時枝が解説。尤も風間が太刀川と一緒に居るのはランク戦だったり……それこそ太刀川に注意やら説教をする為で頻繁ではない。しかし、二人と毎日会っている訳でもなく、でも少なくもない中、最近だと"単位の事で怒った風間が太刀川を基地内で追い掛ける場"に遭遇した柚紀にはかなり印象深いのだ。それに対して当真と奈良坂のツーショットは初めてスナイパー訓練室を訪れて以来(共闘場面は見ていない)なので、尚更と言う訳である。と、更に嵐山が推測を話をしている内に訓練室に到着すれば、丁度手の空いた東に遭遇。それに柚紀が駆け寄り頭を撫でられるまでのお決まりの挨拶が済んだ所で、早速あるスペースに連れて行かれアドバイスの手伝いを頼まれる。そこには佐鳥が同学年若しくは一つ上位のC級スナイパーの射撃練習を見ていて唸り声を上げていた。……どうアドバイスすれば良いか分からないご様子である。そんな射撃練習を何回か見ていた柚紀は何が駄目なのかを見抜き、行動を開始する。それは
- …スススッ、ガシッ!ドーン! -
「「!!?」」
『撃つ瞬間に、銃口が動いてる。だから微妙にずれちゃうんだよ。……ほら、今のはちゃんと真ん中に当たったでしょ?』
「えっ?!ちょっ!?柚紀ちゃんっ?!何で此処に居るのっ??!後、いきなり入ってくるのは危ないよっ!!?スコープ覗いてると視野が狭くなってる状態で横やり入ると……誤射して当たる事は無いと思うけど、心臓に悪いから!!」
「………一人での個人練習ならその危険性は分かるけど、佐鳥は先生役だろ?そこは周囲に気を配る必要あるんじゃないかな?…………もしかして東さんから彼女が来るって聞いてないの??」
「あっ、……声掛けられた気がしたけど丁度質問されててタイミングが。って!何でとっきーも居るの??それも、……木虎や嵐山さんまで!!!」
柚紀が介入してきたのに驚く佐鳥を時枝がダメ出し、それに対しても更に驚く声に木虎や嵐山が寄って来て随伴してきた理由を話す。その一方でC級スナイパーの男子に【スナイパーを選んだ理由】を皮切りに妙な癖がついてしまった原因を探る。その最中、"気になるワード"が出てきたが自分には判断つかないので"それに詳しそうな人"を探し、意見を求める。誰かと言うと
「【ゲーセンにあるシューティングゲームの銃は撃った時のリアル感を表現する為に"少し大袈裟な仕掛けがされてないか?"】って言われてもな〜。……俺、ゲームは好きでもあんまりゲーセン行かないから"今の"がどうかは知らないけど、……昔行ったゲーセンのはピストルタイプで、本物の銃さながらの"ポンプアクション"が自動でされててかなり反動が強かった……気がする(ゲーム関連だから俺に意見を聞く理屈は分かるけど、……この視線"マジでダルい"から)」
『ふむふむ、なる程〜。別役くんとの会話中に呼び出してゴメンね半崎くん。………因みにポンプアクションって、ナニ??(コテン)』
「ん?ん〜……イーグレットはその動作ないから説明が難しいし、とっきーの銃もソレないよね?」
「…………木虎のハンドガンなら見れるかも。ごめん木虎、ちょっと良いかな?」
ゲーム好きで有名な半崎にC級スナイパーくんが妙な癖が付いた理由を自分なりに推測したのが間違えてないかを確認する。……柚紀もショッピングモールでゲーセンの体験はしたがシューティングゲームはしなかった。だが【ゲームでも臨場感・リアルに感じさせる工夫がされている】のは知っているので"もしかしたら"と思ったのだ。勿論柚紀はトリガー含めて銃を触った事はないが"慣性の法則"が頭を横切り、トリガーは兎も角本物の銃なら撃ったら反動がありそう…と推測したのだ。そして更に気になるワードが出て来たのが気になるらしい柚紀を見て、近くで話を聞いていた佐鳥と時枝が疑問解消に乗り出す。……半崎は本音を言えば別役や穂刈の元に戻りたいのは山々だが、…………状況についていけず呆然としているC級スナイパーくんを一人にさせるのは、何となく駄目な気がしてその場に留まり、こっそりとため息を漏らしていた。……彼も"柚紀に頼りにされた事を妬む"二人の視線に気づいており、更には笹森の柚紀に対する気持ちにも気づいているので内心かなり複雑なご様子である
「(ポツリ)ま、何も言われない限り俺は手を貸すつもりないし……巻き込まれない様にだけ気を付ければいっか」
「おっ!?姫様御一行ご到着ってか!つーか……マジでその姿なんだな〜。姐さんから【慣れさせるのと認知させる為に柚紀があの姿で基地内を歩き回る、何かトラブルがあったら助けてやれ】って隊長経由でお達しが来てたから俺は知ってたけどな(ナデナデ)」
「ま、仕事中の言実さんなら冬島さんに柚紀ちゃんのモニタリングをお願いするのは何時もの事で"当真"が知っていても不思議じゃないか!………もしかして東さんがわざわざ柚紀ちゃんに連絡したのもそれが関係するのか?」
「(カツカツ…)そうらしいですね、鶴ヶ峰の頭の良さは例の勉強会参加者は全員知ってますが、ボーダーだと技術を教えたりアドバイスが出来る"指導者"の方が重宝されます。当真さんや佐鳥みたいな感覚派な者は指導者に向かない、とは断言しませんが教えるなら東さんみたいな論理的な観点も分かる人が人気なのも事実。………そう言う意味もあって鶴ヶ峰を呼ぶのに俺も賛成しました」
『当真先輩に、な、奈良坂先輩っ!!?わあぁ〜スナイパーツートップが揃ってお出迎えとか、………かなり贅沢な状況かも。(クスッ)それだけ新人指導に力を入れているのなら、私も頑張って協力しますね!』
当真と奈良坂の二人の出迎えに心なしかかなり嬉しそうにする柚紀に「……じゃあ太刀川さんと風間さんはどうなんですか?あのお二人だってアタッカーツートップですよ??」とツッコミを入れる木虎に対して「何かとお二人が一緒の時に彼女は会ってたりするから、珍しくないんだよきっと」と時枝が解説。尤も風間が太刀川と一緒に居るのはランク戦だったり……それこそ太刀川に注意やら説教をする為で頻繁ではない。しかし、二人と毎日会っている訳でもなく、でも少なくもない中、最近だと"単位の事で怒った風間が太刀川を基地内で追い掛ける場"に遭遇した柚紀にはかなり印象深いのだ。それに対して当真と奈良坂のツーショットは初めてスナイパー訓練室を訪れて以来(共闘場面は見ていない)なので、尚更と言う訳である。と、更に嵐山が推測を話をしている内に訓練室に到着すれば、丁度手の空いた東に遭遇。それに柚紀が駆け寄り頭を撫でられるまでのお決まりの挨拶が済んだ所で、早速あるスペースに連れて行かれアドバイスの手伝いを頼まれる。そこには佐鳥が同学年若しくは一つ上位のC級スナイパーの射撃練習を見ていて唸り声を上げていた。……どうアドバイスすれば良いか分からないご様子である。そんな射撃練習を何回か見ていた柚紀は何が駄目なのかを見抜き、行動を開始する。それは
- …スススッ、ガシッ!ドーン! -
「「!!?」」
『撃つ瞬間に、銃口が動いてる。だから微妙にずれちゃうんだよ。……ほら、今のはちゃんと真ん中に当たったでしょ?』
「えっ?!ちょっ!?柚紀ちゃんっ?!何で此処に居るのっ??!後、いきなり入ってくるのは危ないよっ!!?スコープ覗いてると視野が狭くなってる状態で横やり入ると……誤射して当たる事は無いと思うけど、心臓に悪いから!!」
「………一人での個人練習ならその危険性は分かるけど、佐鳥は先生役だろ?そこは周囲に気を配る必要あるんじゃないかな?…………もしかして東さんから彼女が来るって聞いてないの??」
「あっ、……声掛けられた気がしたけど丁度質問されててタイミングが。って!何でとっきーも居るの??それも、……木虎や嵐山さんまで!!!」
柚紀が介入してきたのに驚く佐鳥を時枝がダメ出し、それに対しても更に驚く声に木虎や嵐山が寄って来て随伴してきた理由を話す。その一方でC級スナイパーの男子に【スナイパーを選んだ理由】を皮切りに妙な癖がついてしまった原因を探る。その最中、"気になるワード"が出てきたが自分には判断つかないので"それに詳しそうな人"を探し、意見を求める。誰かと言うと
「【ゲーセンにあるシューティングゲームの銃は撃った時のリアル感を表現する為に"少し大袈裟な仕掛けがされてないか?"】って言われてもな〜。……俺、ゲームは好きでもあんまりゲーセン行かないから"今の"がどうかは知らないけど、……昔行ったゲーセンのはピストルタイプで、本物の銃さながらの"ポンプアクション"が自動でされててかなり反動が強かった……気がする(ゲーム関連だから俺に意見を聞く理屈は分かるけど、……この視線"マジでダルい"から)」
『ふむふむ、なる程〜。別役くんとの会話中に呼び出してゴメンね半崎くん。………因みにポンプアクションって、ナニ??(コテン)』
「ん?ん〜……イーグレットはその動作ないから説明が難しいし、とっきーの銃もソレないよね?」
「…………木虎のハンドガンなら見れるかも。ごめん木虎、ちょっと良いかな?」
ゲーム好きで有名な半崎にC級スナイパーくんが妙な癖が付いた理由を自分なりに推測したのが間違えてないかを確認する。……柚紀もショッピングモールでゲーセンの体験はしたがシューティングゲームはしなかった。だが【ゲームでも臨場感・リアルに感じさせる工夫がされている】のは知っているので"もしかしたら"と思ったのだ。勿論柚紀はトリガー含めて銃を触った事はないが"慣性の法則"が頭を横切り、トリガーは兎も角本物の銃なら撃ったら反動がありそう…と推測したのだ。そして更に気になるワードが出て来たのが気になるらしい柚紀を見て、近くで話を聞いていた佐鳥と時枝が疑問解消に乗り出す。……半崎は本音を言えば別役や穂刈の元に戻りたいのは山々だが、…………状況についていけず呆然としているC級スナイパーくんを一人にさせるのは、何となく駄目な気がしてその場に留まり、こっそりとため息を漏らしていた。……彼も"柚紀に頼りにされた事を妬む"二人の視線に気づいており、更には笹森の柚紀に対する気持ちにも気づいているので内心かなり複雑なご様子である
「(ポツリ)ま、何も言われない限り俺は手を貸すつもりないし……巻き込まれない様にだけ気を付ければいっか」