お茶会の舞踊
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急遽だった合奏も無事に終えた柚紀がご満月な表情をして戻ってくると『あ、皆飲み物決まった?』と訊ねる。このお店では飲み物は自分で選び、それにピッタリなスイーツを提供している少し珍しいシステムを取り入れている。……柚紀の演奏に聞き入って決めてなかった男子二人は「まだ」や「どうせだからコーヒーと紅茶、各二で頼もうかなって話してた」と解答。因みに木虎はコーヒーを注文しているらしく待っている最中、先程の曲について訊ねていた
「あの曲、サビ……と表現して大丈夫か知りませんが、その部分は聞き覚えはあるのですが、………題名がどうも思い出せなくて」
『さっきの曲?…あれは"3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調"……通称"パッヘルベルのカノン"って呼ばれる有名曲だよ。因みに私はヴァイオリンでも一応弾けるからメロディを知ってて、だからさっき代役を引き受けたんだ〜。流石に知らない曲を弾く勇気は…………ないな、うん。』
「でも柚紀って実際どれだけの曲知ってるの?……あ、ざっくりとで構わないよ?【知ってる曲と歌える・弾ける曲】は違うし、全部のジャンルを網羅してない、………よね?後さ、……オススメある?佐鳥ってあんまコーヒー紅茶飲まないから、初心者でも飲みやすいのが良いんだけど」
『曲数やジャンル?ん〜……ロックやヘビメタ系はあまり精通してないかな?多分弾こうと思えばギターも弾けそうだけど、触った事ないから。演奏可能な楽器はとりあえずピアノとヴァイオリン、管楽器…ラッパやサックス・フルートと言った息を吹きかけて鳴らす楽器は肺活量とか持久力が私はあまりないから、進んで触ろうとはしてないな。一応扱えなくはないけど、結構一曲完走するの難しかった記憶が。オーケストラの曲も長いのは長いからね。って語り出すと止まらなくなりそうだから音楽に関しては一回此処までにして、飲み物のオススメか〜。……飲み慣れてないならブラックやストレートは辞めて、ラテやミルクティーにしたら飲みやすいよ?私も紅茶系はどの味わいも好きだけど、コーヒーは体質的な影響であまり飲めないし』
好きなジャンルの話題なのでいつも以上に饒舌で上機嫌に語る柚紀を、こちらも嬉しそうに見守っていると烏丸が先に注文をしていた木虎の分を運びにやって来る。そして「飲み物が決まらないなら、逆を選んでみるか?」と言って一枚の手書きの紙を佐鳥に渡す。そこには"今日振る舞われているスイーツ"が書かれており、木虎に提供された"ベリーとナッツのカッサータ"も記載されている。…それを見ても直ぐには決められそうになかった佐鳥は柚紀に紙を渡して先に決めてもらう事に。すると『わぁ〜、どうしよう。どれも食べたいな〜』と先程とは別の意味で上機嫌になる柚紀を皆で見守っていた。そして迷った結果柚紀はアップルパイで紅茶系、佐鳥はミルクレープに同じく紅茶、時枝がガトーショコラにコーヒーの組み合わせとなった
『にしても時枝くんがガトーショコラを選ぶのは予想外だったな〜。私的な予想じゃシンプルなショートケーキか"レモンタルト"選ぶ気がしたから』
「………おれはコレと言って食べたいのが無かったから"柚紀さんが食べたさそうなの"にしただけだよ?ショートケーキはこの時期なら食べる機会あるだろうし、レモンは…メニューにレモンティーがあるからもしかして被るかも知れなかった…と、推測しただけ。当たるかは微妙だけどね(クスッ)」
『っ!?お、お気遣い、有難う、御座います。(モジモジ)』
「………(スッ)良ければこちらも召し上がりますか?さっぱりしていて食べやすいですよ?」
「あっ!?木虎抜け駆けズルいっ!!……オレのケーキも上げるから楽しみにしててね!」
まさかのチォイス理由に柚紀が嬉し恥ずかしそうにしているのを見て、木虎は一口サイズに切り分けたカッサータを差し出しており佐鳥も負けずにアピールをしていた。……三人共シェアするのに抵抗はないらしく、更に"柚紀と間接キス"になると気づいているかは定かではない(少なくても、柚紀はそこまで気が回っていない様子)
すると烏丸と給仕に戻った女性従業員が三人分のスイーツや飲み物を持ってやって来る。どうやら他の客には既に振る舞い済みらしく、直ぐに用意が出来たらしい。因みに"食べ合い"になるだろうと思い"フォークを多めに持ってきた"烏丸に二人は意味深な視線を向ける中、柚紀のお皿にはアップルパイとは別に少量ながらレモンパイとバニラアイスも添えられており、木虎には新たにマカロンを振る舞われる。コレに対して「協力してくれたお礼と、マカロンは試作品だから気にしないで。でも良ければ後で感想くれたら嬉しいかな」と一言添えて仕事に戻って行く
さて、三人に出されたものを改めて見てみよう。まず時枝はガトーショコラにホイップが添えられているシンプルなモノに、ブラックコーヒー。ミルクとお砂糖はテーブルに付属しているのでお好みで入れて飲むスタイルである。次に佐鳥に出されたのは最初からミルクティーにされた紅茶にミルクレープケーキにコチラはベリーのソースが飾りにあしらわれたお皿が届いていた。……然りげ無く間接キスを狙い"利き紅茶"を柚紀にお願いするが、飲まずに香りだけで茶葉を当ててしまう。どうやら特徴のある茶葉なご様子で、近くの空いている席に座っていた烏丸が合否判定をした。仕事に戻らないのかと佐鳥が訊ねれば"此処で待っているのも一種の仕事だ"と柚紀を見据えながら解答。その意味はと言うと
『(ゴクリ……)…ん〜、"二つ"は分かるけど残りが分からないな〜。………烏丸くん、コレ使用されているのは三つで合ってる?』
「あぁ、俺もナニをブレンドされたかは知らないが三つの缶から茶葉を入れていたのは確認している。………以前鶴ヶ峰があの御婦人と来店された際に、手違えで"注文した紅茶とは別のを出したら見事に当てた"のをマスターがえらく気に入って、どの位分かるかを利き紅茶したらハーブティーでもお構い無しで全問正解。……このお店の客はどちらかと言うと"音楽目当て"が多いから鶴ヶ峰並に精通している客はかなり嬉しかったみたいだ。因みにあの御婦人のお店で新たに出してるハーブティーはウチから茶葉を提供している。……どうやら"オーナー"と知り合いらしくてそれのよしみで、との事だ」
「あの曲、サビ……と表現して大丈夫か知りませんが、その部分は聞き覚えはあるのですが、………題名がどうも思い出せなくて」
『さっきの曲?…あれは"3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調"……通称"パッヘルベルのカノン"って呼ばれる有名曲だよ。因みに私はヴァイオリンでも一応弾けるからメロディを知ってて、だからさっき代役を引き受けたんだ〜。流石に知らない曲を弾く勇気は…………ないな、うん。』
「でも柚紀って実際どれだけの曲知ってるの?……あ、ざっくりとで構わないよ?【知ってる曲と歌える・弾ける曲】は違うし、全部のジャンルを網羅してない、………よね?後さ、……オススメある?佐鳥ってあんまコーヒー紅茶飲まないから、初心者でも飲みやすいのが良いんだけど」
『曲数やジャンル?ん〜……ロックやヘビメタ系はあまり精通してないかな?多分弾こうと思えばギターも弾けそうだけど、触った事ないから。演奏可能な楽器はとりあえずピアノとヴァイオリン、管楽器…ラッパやサックス・フルートと言った息を吹きかけて鳴らす楽器は肺活量とか持久力が私はあまりないから、進んで触ろうとはしてないな。一応扱えなくはないけど、結構一曲完走するの難しかった記憶が。オーケストラの曲も長いのは長いからね。って語り出すと止まらなくなりそうだから音楽に関しては一回此処までにして、飲み物のオススメか〜。……飲み慣れてないならブラックやストレートは辞めて、ラテやミルクティーにしたら飲みやすいよ?私も紅茶系はどの味わいも好きだけど、コーヒーは体質的な影響であまり飲めないし』
好きなジャンルの話題なのでいつも以上に饒舌で上機嫌に語る柚紀を、こちらも嬉しそうに見守っていると烏丸が先に注文をしていた木虎の分を運びにやって来る。そして「飲み物が決まらないなら、逆を選んでみるか?」と言って一枚の手書きの紙を佐鳥に渡す。そこには"今日振る舞われているスイーツ"が書かれており、木虎に提供された"ベリーとナッツのカッサータ"も記載されている。…それを見ても直ぐには決められそうになかった佐鳥は柚紀に紙を渡して先に決めてもらう事に。すると『わぁ〜、どうしよう。どれも食べたいな〜』と先程とは別の意味で上機嫌になる柚紀を皆で見守っていた。そして迷った結果柚紀はアップルパイで紅茶系、佐鳥はミルクレープに同じく紅茶、時枝がガトーショコラにコーヒーの組み合わせとなった
『にしても時枝くんがガトーショコラを選ぶのは予想外だったな〜。私的な予想じゃシンプルなショートケーキか"レモンタルト"選ぶ気がしたから』
「………おれはコレと言って食べたいのが無かったから"柚紀さんが食べたさそうなの"にしただけだよ?ショートケーキはこの時期なら食べる機会あるだろうし、レモンは…メニューにレモンティーがあるからもしかして被るかも知れなかった…と、推測しただけ。当たるかは微妙だけどね(クスッ)」
『っ!?お、お気遣い、有難う、御座います。(モジモジ)』
「………(スッ)良ければこちらも召し上がりますか?さっぱりしていて食べやすいですよ?」
「あっ!?木虎抜け駆けズルいっ!!……オレのケーキも上げるから楽しみにしててね!」
まさかのチォイス理由に柚紀が嬉し恥ずかしそうにしているのを見て、木虎は一口サイズに切り分けたカッサータを差し出しており佐鳥も負けずにアピールをしていた。……三人共シェアするのに抵抗はないらしく、更に"柚紀と間接キス"になると気づいているかは定かではない(少なくても、柚紀はそこまで気が回っていない様子)
すると烏丸と給仕に戻った女性従業員が三人分のスイーツや飲み物を持ってやって来る。どうやら他の客には既に振る舞い済みらしく、直ぐに用意が出来たらしい。因みに"食べ合い"になるだろうと思い"フォークを多めに持ってきた"烏丸に二人は意味深な視線を向ける中、柚紀のお皿にはアップルパイとは別に少量ながらレモンパイとバニラアイスも添えられており、木虎には新たにマカロンを振る舞われる。コレに対して「協力してくれたお礼と、マカロンは試作品だから気にしないで。でも良ければ後で感想くれたら嬉しいかな」と一言添えて仕事に戻って行く
さて、三人に出されたものを改めて見てみよう。まず時枝はガトーショコラにホイップが添えられているシンプルなモノに、ブラックコーヒー。ミルクとお砂糖はテーブルに付属しているのでお好みで入れて飲むスタイルである。次に佐鳥に出されたのは最初からミルクティーにされた紅茶にミルクレープケーキにコチラはベリーのソースが飾りにあしらわれたお皿が届いていた。……然りげ無く間接キスを狙い"利き紅茶"を柚紀にお願いするが、飲まずに香りだけで茶葉を当ててしまう。どうやら特徴のある茶葉なご様子で、近くの空いている席に座っていた烏丸が合否判定をした。仕事に戻らないのかと佐鳥が訊ねれば"此処で待っているのも一種の仕事だ"と柚紀を見据えながら解答。その意味はと言うと
『(ゴクリ……)…ん〜、"二つ"は分かるけど残りが分からないな〜。………烏丸くん、コレ使用されているのは三つで合ってる?』
「あぁ、俺もナニをブレンドされたかは知らないが三つの缶から茶葉を入れていたのは確認している。………以前鶴ヶ峰があの御婦人と来店された際に、手違えで"注文した紅茶とは別のを出したら見事に当てた"のをマスターがえらく気に入って、どの位分かるかを利き紅茶したらハーブティーでもお構い無しで全問正解。……このお店の客はどちらかと言うと"音楽目当て"が多いから鶴ヶ峰並に精通している客はかなり嬉しかったみたいだ。因みにあの御婦人のお店で新たに出してるハーブティーはウチから茶葉を提供している。……どうやら"オーナー"と知り合いらしくてそれのよしみで、との事だ」