お茶会の舞踊
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一先ず従業員用の裏口から屋内に入りつつ"軽度な"木虎の疑問点解消から烏丸は着手する。此処は中学生ながら家族の為にボーダーの仕事の傍らでバイトをしている彼の仕事先の一つであり、その目的…コンセプトが"町中にひっそりとある音楽が楽しめるカフェ兼バー"であり、烏丸を抜かした店長・従業員一同が音楽に精通していたり、音大に通う音楽家の卵達なのだ。そして働く理由も何かとお金が掛かる楽器の維持費や学費を稼ぐ為と言ったモノであり、客も自然と音楽好きが集う様になり今日みたいな【アマチュア演奏会】的なのも時々開催されており、店内の広さからして基本演奏者以外は入店不可だが、一人に付き同伴者一名のみ許可されており、柚紀は悩んだ末に木虎を誘ったのだった
さて、地味に男子二人の疑問点も解消されたので"重症者"である柚紀の疑問の答え合わせとなった。……演奏会には茶菓子が振る舞われるのだが、ちょっとした手違えで参加予定人数分のモノが用意出来るか不安となり、だが買い出しに出たら自分以外の従業員は演奏準備もあって接客から離れた際のフォローが間に合わなくなるのを考慮して佐鳥達に連絡をした、との事だ。此処を事情込みで知るメンバーで今日確実に任務がなく"お礼が簡単な相手"が……烏丸には二人しか思いつかなかったのだ。(諏訪隊は防衛任務があり、風間達が此処を知っているのを烏丸は知らない)
「まぁ、確かにそれなら柚紀が佐鳥達に声を掛けなかったのは納得かな?多分音楽って一口に言っても、此処で演奏されるのってジャズとかそっち系の曲で、イマドキなモノじゃないでしょ?………多分飽きて寝ちゃう気がする、少なくともオレは」
「まぁ、興味がないとその空間に居るだけで辛く感じる事もあるから、そこを柚紀さんは考慮したんじゃないのかな?……おれはヘビメタとかロック系じゃなければ聞くのは嫌じゃないけどさ」
「そこは先輩方があまり音楽関連の話を柚紀先輩とされてないのが原因ですよ?……別に柚紀先輩は専門家じゃないですしプロを目指されている訳でもない、趣味…の範囲かは分かりませんが精通はされています。そう言う事を誰かと話せたり、話を聞いてくれるだけでも、………柚紀先輩は喜ばれますよ?勿論無理のない程度に、ですが」
嵐山隊メンバーがそんな事を話している傍ら、柚紀は従業員らしい女性(フルート持ち)と何かを話しており、烏丸は男性従業員に二人が買ってきた物を渡していた。そして店内に入れば採光ばっちりな空間に、感覚を十分に取ったテーブル席(二名・四名席がある)に、色んな瓶が並んでいるカウンターに隣接しているカウター席。そしてこの店の象徴と言える"演奏ステージ"にはグランドピアノが配置されており、今はその前で男子がヴァイオリンを奏でていた。そしてカウター内で仕事をしていた初老の男性に「マスター、お連れしました」と烏丸が声を掛ければ、作業の手を止めて四人……柚紀の側に
「お久し振りですお嬢さん、二条……烏丸くんからまた演奏会があったら教えて欲しいと言っていたとお聞きして今日お誘いさせて頂きました。まだ他にも奏者は居るので暫くはゆっくりしていって下さい。………そちらの黒髪のお嬢さんは初めましてだね。…【Cafe&BARFOREST GARDEN 】にようこそおいで下さりました。私はこの店でマスターを務めておる者です。どうぞゆっくりしていって下さい。(ペコリ)……そちらの二人はお嬢さん以上に久し振りに来たね。若者向けの曲は流れないだろうが、ゆっくりして行きなさい。買い出しのお礼もちゃんと二人分用意させるからね」
『お招き有難うございますマスター(ペコッ)、……とりあえずお約束通り楽器も持参致しましたので後程披露させて頂きますが…………耳汚しにならないでしょうか?』
「俺は聴いた事ないが、出水先輩は【音楽の良し悪しは分からねぇが、見送り時に聴いたアレは良い曲だったと思うぜ?特に菊地原は嬉しそうにしていた】って話していたぞ?あの菊地原が認めたのなら、問題ないだろう」
四人四様な対応をしたマスターはそのまま作業に戻り、烏丸が席に案内をし始める。木虎が「二条??」とマスターが烏丸に対してそう呼び掛けた理由を疑問視をしていると、別の従業員が水やおしぼりを持って来てお店独自のルールを話し始める
「このお店で働く奴は"本名を名乗らない様にしている"んです。二条の場合は年齢的にギリギリ…アウトなこの店で働いてますから、身バレ防止な訳です。後は"客に目をつけられて身元を調べられない様にする為"です。ま、……二条はサイトで顔写真や名前が載ってますから、本当はあまり意味がないのですが…」
「そこは巽さんや、……市河に協力してもらっているから問題ない。それに普段は伊達メガネを付けたり髪型を弄ったりしている、だから問題ないだろう…………多分な」
中学生が可能なバイトは中々ない中、色々工夫やら協力をしてもらっている烏丸を男子二人が労っている中、演奏準備していた女性従業員が柚紀に数枚の楽譜を見せて何やらお願いをしていた。それを了承した柚紀はアウターや荷物を置いて木虎に事情を説明した後に演奏ステージの方へ。遅れて席に辿り着いた先輩二人に事情を説明
「どうやら"一緒に演奏する筈だったピアニスト"が体調不良で欠席されたらしく、柚紀先輩が代役をお務めになるみたいです。本人も【実際に聞いた事も弾いた事もあるから大丈夫】とおっしゃられてましたし、楽しそうだったので引き止めるのは辞めておきました。と言いますか……先輩の音楽センスは抜群ですし度胸もありますから問題ないと、私は思いますが先輩達はどうですか?」
さて、地味に男子二人の疑問点も解消されたので"重症者"である柚紀の疑問の答え合わせとなった。……演奏会には茶菓子が振る舞われるのだが、ちょっとした手違えで参加予定人数分のモノが用意出来るか不安となり、だが買い出しに出たら自分以外の従業員は演奏準備もあって接客から離れた際のフォローが間に合わなくなるのを考慮して佐鳥達に連絡をした、との事だ。此処を事情込みで知るメンバーで今日確実に任務がなく"お礼が簡単な相手"が……烏丸には二人しか思いつかなかったのだ。(諏訪隊は防衛任務があり、風間達が此処を知っているのを烏丸は知らない)
「まぁ、確かにそれなら柚紀が佐鳥達に声を掛けなかったのは納得かな?多分音楽って一口に言っても、此処で演奏されるのってジャズとかそっち系の曲で、イマドキなモノじゃないでしょ?………多分飽きて寝ちゃう気がする、少なくともオレは」
「まぁ、興味がないとその空間に居るだけで辛く感じる事もあるから、そこを柚紀さんは考慮したんじゃないのかな?……おれはヘビメタとかロック系じゃなければ聞くのは嫌じゃないけどさ」
「そこは先輩方があまり音楽関連の話を柚紀先輩とされてないのが原因ですよ?……別に柚紀先輩は専門家じゃないですしプロを目指されている訳でもない、趣味…の範囲かは分かりませんが精通はされています。そう言う事を誰かと話せたり、話を聞いてくれるだけでも、………柚紀先輩は喜ばれますよ?勿論無理のない程度に、ですが」
嵐山隊メンバーがそんな事を話している傍ら、柚紀は従業員らしい女性(フルート持ち)と何かを話しており、烏丸は男性従業員に二人が買ってきた物を渡していた。そして店内に入れば採光ばっちりな空間に、感覚を十分に取ったテーブル席(二名・四名席がある)に、色んな瓶が並んでいるカウンターに隣接しているカウター席。そしてこの店の象徴と言える"演奏ステージ"にはグランドピアノが配置されており、今はその前で男子がヴァイオリンを奏でていた。そしてカウター内で仕事をしていた初老の男性に「マスター、お連れしました」と烏丸が声を掛ければ、作業の手を止めて四人……柚紀の側に
「お久し振りですお嬢さん、二条……烏丸くんからまた演奏会があったら教えて欲しいと言っていたとお聞きして今日お誘いさせて頂きました。まだ他にも奏者は居るので暫くはゆっくりしていって下さい。………そちらの黒髪のお嬢さんは初めましてだね。…【Cafe&BAR
『お招き有難うございますマスター(ペコッ)、……とりあえずお約束通り楽器も持参致しましたので後程披露させて頂きますが…………耳汚しにならないでしょうか?』
「俺は聴いた事ないが、出水先輩は【音楽の良し悪しは分からねぇが、見送り時に聴いたアレは良い曲だったと思うぜ?特に菊地原は嬉しそうにしていた】って話していたぞ?あの菊地原が認めたのなら、問題ないだろう」
四人四様な対応をしたマスターはそのまま作業に戻り、烏丸が席に案内をし始める。木虎が「二条??」とマスターが烏丸に対してそう呼び掛けた理由を疑問視をしていると、別の従業員が水やおしぼりを持って来てお店独自のルールを話し始める
「このお店で働く奴は"本名を名乗らない様にしている"んです。二条の場合は年齢的にギリギリ…アウトなこの店で働いてますから、身バレ防止な訳です。後は"客に目をつけられて身元を調べられない様にする為"です。ま、……二条はサイトで顔写真や名前が載ってますから、本当はあまり意味がないのですが…」
「そこは巽さんや、……市河に協力してもらっているから問題ない。それに普段は伊達メガネを付けたり髪型を弄ったりしている、だから問題ないだろう…………多分な」
中学生が可能なバイトは中々ない中、色々工夫やら協力をしてもらっている烏丸を男子二人が労っている中、演奏準備していた女性従業員が柚紀に数枚の楽譜を見せて何やらお願いをしていた。それを了承した柚紀はアウターや荷物を置いて木虎に事情を説明した後に演奏ステージの方へ。遅れて席に辿り着いた先輩二人に事情を説明
「どうやら"一緒に演奏する筈だったピアニスト"が体調不良で欠席されたらしく、柚紀先輩が代役をお務めになるみたいです。本人も【実際に聞いた事も弾いた事もあるから大丈夫】とおっしゃられてましたし、楽しそうだったので引き止めるのは辞めておきました。と言いますか……先輩の音楽センスは抜群ですし度胸もありますから問題ないと、私は思いますが先輩達はどうですか?」