初お目見えの舞踊
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「……そんな事ないよ、…今日だって昨日笹森達が柚紀ちゃんと買い物した事実があってが前提条件だもん。他にも歌を聞いた回数はそっちが上だろ?…昨日の買い物中にあった出来事だって、笹森は全部知ってる。だけど………オレ達は知らない、昨日の事も…(チラッ)柚紀ちゃんが倒れた"本当の理由"も」
「えっ??一緒に居たんじゃ…」
「(フルフル)……彼女が倒れたのはお婆ちゃん先生と二人っきりの時で、オレ達はこの子達の面倒を見ていたからその瞬間には居合わせてない。…診断内容は個人に聞かれたくないだろ?で、その子(勇犬)が呼びに来た時にはおつるちゃんがもうお店に居てほぼ後片付け終わってて、【動揺した拍子に割ったガラスで怪我をしてそれで貧血を起こした】…そう聞かされた」
「貧血??……そう言えば以前あったな、試験中に重度な貧血症状に鶴ヶ峰が見舞われた事。…でもあれって確か」
「貧血だって鉄分不足とか、血圧とか色んな理由あるだろ?……よく考えたら柚紀ちゃんってさ、…起きてから直ぐには動けない子、何だと思う。寝坊助じゃないよ?ただ、無理して動こうとしたら立ち眩み起こしてた。……ある程度トリオン戻った後ででも、ね」
今日自分が出掛けるきっかけから、自分が知る限りの内容を正直に話していく佐鳥。昨日当真があんなメッセージをくれた詳細な理由を知らないし、言実が嘘をついていないとしても柚紀が"動揺した原因"を……佐鳥は知らないのだ。別視点で疑問を感じて話す笹森の言葉に対して、看護時の経験を踏まえてこちらは想像になるが話す佐鳥。…検討違いではない筈だから
「そっか、…よく見たら指に怪我してるな。……ん?反対側の手に巻き付いている…鎖か?何だコレ??何かを握ってる???後さ、気のせいじゃなければ………胸元、ナニかいるのか?妙にその……膨らんでないか?」
「えっ!?あ、えっと……両方正体知ってるよオレは。あ、いや、片方は"多分"になるけど………不用意に柚紀ちゃんに触れたら、…(チラッ)アレ(朗犬)に今度こそ噛みつかれそうだし…」
‐ ……………………(ジーーー) ‐
笹森の新たな質問内容に色んな意味で"ドキッ"とした佐鳥は、朗犬から未だに監視されているので"教えれなくはないが…ヤバい気がする"と直感で感じ取りどうするか悩む。そんな時、小柴がドアを頻りに引っ掻くのを見て、朗犬の隣で大人しくしていた槍犬が器用にドアノブを口で動かして開けて上げる。…すると丁度よく時枝が色々持って帰ってきた所だった。まさかねタイミングで開いたのに驚きを感じていたが、小柴の鳴き声や佐鳥の「お帰り~、丁度良かったよ~」と声を掛けられてうっすらと笑みを浮かべて「ただいま、とりあえず彼らの足を拭くのからやろうか」そう言いながらタオルを各自で使って猫達と首輪をしていない犬二匹の足を拭きながら"誰に似ている"かを話す
「えっと最初に体当たりしたのが"迅さん"で、顎に頭突きしたのが"出水先輩"で、三連撃したのが"風間隊"かな?で、多分分かると思うけど主から笹森を庇ったのが犬版"諏訪隊"!!」
「あくまでも例えだからね?因みに黒い猫が"風間さん"で、猫にしては大きい子が"歌川"。犬は順番に"諏訪さん"(恭犬)、"堤さん"(ラブラ)、で……今お前が足を拭いてるのが"笹森"(子甲斐)って訳。後は赤い首輪をして大人しい子が"嵐山さん"、あっちの黒白のが…"京介"で後は、……この部屋の主の一匹である彼(朗犬)が"林藤支部長"で、おれと一緒に来た梟が"言実さん"になるかな?」
「で、"出水先輩"に例えた猫と仲が良い犬が"米屋先輩"で、お前達に一番懐いているのが各々って感じ……って事か。じゃあさ、………居ないの?鶴ヶ峰みたいな子は?」
時枝と共に来た菫梟に認められた(?)ので、足を拭く作業を終えた笹森も靴を脱いで室内に足を踏み入れた。とは言っても朗犬が監視しているので迂闊に柚紀の側に行けない状況には変わりない。そして自然な流れで碧兎を探す笹森に対して柚紀の胸元を指差し
「あの膨らみがソレだよ?ただね~、…出てくるかな?何せ柚紀ちゃんにベッタリだから、でも………暑くないのかな?兎ってそれなりの毛並みあるよね?おーい、大丈夫??(……ブイ)あ、起きてる。でも無理には引き出せないよな~……とっきー、良い案ない?」
「ん?……………………佐鳥、両手で"器"作って「う、器?えっと…こう?」で、笹森はそこに水入れて「あ、あぁ。……これで、どうなるのさ?」後は……(ツンツン)…暑くて喉乾いてない?お水用意したから、…出ておいで」
‐ ……(ピョコッ…フンフン)…ブイ……(モソモソ…ピクピク)…ブイ ‐
佐鳥の声に反応した点と、持ってきたもの等を組み合わせて考えた方法を実行してみる時枝。因みに人用に紙コップや犬猫用のは持ってきたが、警戒心が強いであろう碧兎が他の子達のを共有出来るか分からないし、紙コップでは飲みづらいだろうと思ったのだ。"お皿役"を自分でしなかったのは、朗犬がどんな動きをするか分からないので念のためであった
それから恐る恐る掛け布団から出てくると、ゆっくり近づき時間が掛かったが佐鳥の手から水を飲み始めると"お代わり"をねだり、それを飲んで満足そうな碧兎を濡れた手で撫でてしまった佐鳥に注意しつつ、笹森がタオルで拭いて上げると"有り難う"と気持ちを込めて軽く手にすり寄ればそのままUターン。横に寝返りを打った柚紀の腹部辺りで赭猫と一緒にお昼寝タイムとなった。因みに雅猫以外の猫達もお昼寝中で、子トラと灰猫は柚紀の頭上で仲良く寝ており、渋猫は朗犬の側で丸くなっていた。後、槍犬と雅猫は静かに見守るに徹しており、小柴と子甲斐も疲れたのか一緒にお昼寝中でラブラが側で見守っていた。屋外組は恭犬と勇犬しか残っておらず、そして……菫梟はいつの間にか室内から居なくなっていた
「えっ??一緒に居たんじゃ…」
「(フルフル)……彼女が倒れたのはお婆ちゃん先生と二人っきりの時で、オレ達はこの子達の面倒を見ていたからその瞬間には居合わせてない。…診断内容は個人に聞かれたくないだろ?で、その子(勇犬)が呼びに来た時にはおつるちゃんがもうお店に居てほぼ後片付け終わってて、【動揺した拍子に割ったガラスで怪我をしてそれで貧血を起こした】…そう聞かされた」
「貧血??……そう言えば以前あったな、試験中に重度な貧血症状に鶴ヶ峰が見舞われた事。…でもあれって確か」
「貧血だって鉄分不足とか、血圧とか色んな理由あるだろ?……よく考えたら柚紀ちゃんってさ、…起きてから直ぐには動けない子、何だと思う。寝坊助じゃないよ?ただ、無理して動こうとしたら立ち眩み起こしてた。……ある程度トリオン戻った後ででも、ね」
今日自分が出掛けるきっかけから、自分が知る限りの内容を正直に話していく佐鳥。昨日当真があんなメッセージをくれた詳細な理由を知らないし、言実が嘘をついていないとしても柚紀が"動揺した原因"を……佐鳥は知らないのだ。別視点で疑問を感じて話す笹森の言葉に対して、看護時の経験を踏まえてこちらは想像になるが話す佐鳥。…検討違いではない筈だから
「そっか、…よく見たら指に怪我してるな。……ん?反対側の手に巻き付いている…鎖か?何だコレ??何かを握ってる???後さ、気のせいじゃなければ………胸元、ナニかいるのか?妙にその……膨らんでないか?」
「えっ!?あ、えっと……両方正体知ってるよオレは。あ、いや、片方は"多分"になるけど………不用意に柚紀ちゃんに触れたら、…(チラッ)アレ(朗犬)に今度こそ噛みつかれそうだし…」
‐ ……………………(ジーーー) ‐
笹森の新たな質問内容に色んな意味で"ドキッ"とした佐鳥は、朗犬から未だに監視されているので"教えれなくはないが…ヤバい気がする"と直感で感じ取りどうするか悩む。そんな時、小柴がドアを頻りに引っ掻くのを見て、朗犬の隣で大人しくしていた槍犬が器用にドアノブを口で動かして開けて上げる。…すると丁度よく時枝が色々持って帰ってきた所だった。まさかねタイミングで開いたのに驚きを感じていたが、小柴の鳴き声や佐鳥の「お帰り~、丁度良かったよ~」と声を掛けられてうっすらと笑みを浮かべて「ただいま、とりあえず彼らの足を拭くのからやろうか」そう言いながらタオルを各自で使って猫達と首輪をしていない犬二匹の足を拭きながら"誰に似ている"かを話す
「えっと最初に体当たりしたのが"迅さん"で、顎に頭突きしたのが"出水先輩"で、三連撃したのが"風間隊"かな?で、多分分かると思うけど主から笹森を庇ったのが犬版"諏訪隊"!!」
「あくまでも例えだからね?因みに黒い猫が"風間さん"で、猫にしては大きい子が"歌川"。犬は順番に"諏訪さん"(恭犬)、"堤さん"(ラブラ)、で……今お前が足を拭いてるのが"笹森"(子甲斐)って訳。後は赤い首輪をして大人しい子が"嵐山さん"、あっちの黒白のが…"京介"で後は、……この部屋の主の一匹である彼(朗犬)が"林藤支部長"で、おれと一緒に来た梟が"言実さん"になるかな?」
「で、"出水先輩"に例えた猫と仲が良い犬が"米屋先輩"で、お前達に一番懐いているのが各々って感じ……って事か。じゃあさ、………居ないの?鶴ヶ峰みたいな子は?」
時枝と共に来た菫梟に認められた(?)ので、足を拭く作業を終えた笹森も靴を脱いで室内に足を踏み入れた。とは言っても朗犬が監視しているので迂闊に柚紀の側に行けない状況には変わりない。そして自然な流れで碧兎を探す笹森に対して柚紀の胸元を指差し
「あの膨らみがソレだよ?ただね~、…出てくるかな?何せ柚紀ちゃんにベッタリだから、でも………暑くないのかな?兎ってそれなりの毛並みあるよね?おーい、大丈夫??(……ブイ)あ、起きてる。でも無理には引き出せないよな~……とっきー、良い案ない?」
「ん?……………………佐鳥、両手で"器"作って「う、器?えっと…こう?」で、笹森はそこに水入れて「あ、あぁ。……これで、どうなるのさ?」後は……(ツンツン)…暑くて喉乾いてない?お水用意したから、…出ておいで」
‐ ……(ピョコッ…フンフン)…ブイ……(モソモソ…ピクピク)…ブイ ‐
佐鳥の声に反応した点と、持ってきたもの等を組み合わせて考えた方法を実行してみる時枝。因みに人用に紙コップや犬猫用のは持ってきたが、警戒心が強いであろう碧兎が他の子達のを共有出来るか分からないし、紙コップでは飲みづらいだろうと思ったのだ。"お皿役"を自分でしなかったのは、朗犬がどんな動きをするか分からないので念のためであった
それから恐る恐る掛け布団から出てくると、ゆっくり近づき時間が掛かったが佐鳥の手から水を飲み始めると"お代わり"をねだり、それを飲んで満足そうな碧兎を濡れた手で撫でてしまった佐鳥に注意しつつ、笹森がタオルで拭いて上げると"有り難う"と気持ちを込めて軽く手にすり寄ればそのままUターン。横に寝返りを打った柚紀の腹部辺りで赭猫と一緒にお昼寝タイムとなった。因みに雅猫以外の猫達もお昼寝中で、子トラと灰猫は柚紀の頭上で仲良く寝ており、渋猫は朗犬の側で丸くなっていた。後、槍犬と雅猫は静かに見守るに徹しており、小柴と子甲斐も疲れたのか一緒にお昼寝中でラブラが側で見守っていた。屋外組は恭犬と勇犬しか残っておらず、そして……菫梟はいつの間にか室内から居なくなっていた