初お目見えの舞踊
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「で、そっちこそ何で鶴ヶ峰と一緒に居るのさ?二人一緒なのは……まぁ良いけど」
「えっと、これは柚紀ちゃんに頼まれたんだよ?【本部長含めて三人じゃ色々不安だから】って、……昨日の件や彼女の性格を考えれば納得だろ?」
「まぁ、……そうだな。なら、…此処に来た理由は?鶴ヶ峰は兎も角、二人も来る理由ないだろ?ってか……何で鶴ヶ峰がそこで寝ているのさ?!何が遇ったんだよ!!答えろ!?無理なら(…スッ)……力づくでも、聞き出すよ?俺だって…彼女の事は何でも知りたいんだ、悪いけど……手段は選ばないっ!?(ジリジリ)」
「落ち着け笹森、弧月から手を離せ!?おれは、おれ達はお前と事を構えるつもりは……」
弧月に手を添えたままゆっくり近づいてくる笹森、……"自分の知らない所で大切な人に異変が起き、苦しんでいる"それによって生じる苦しみや辛さを知る二人だから笹森の気持ちは分かる。……だが、暴力で物事を解決させてはいけないのだ。それは
「……分かってるよ、こんな方法を取るべきじゃない事位さ。でも、…なら俺はっ、…どうすれば良いのさ!!(ガゥッ!!ウ~~!)えっ?(パッ)今度は何さっ??!」
自らの葛藤を口にする辛そうな表情をする笹森に恭犬が吠えながら行く手を遮る。それを見て思わず弧月から手を離した、次の瞬間
‐ ヴゥ~……ワン!(ドカッ!!) ‐
「ぐっ!?いきなり、こうげ…
‐ ミャ~!(ベシッ)……トスン ‐
えっ??な、なにが
‐ ニャー!?(ドカッ!)……スタッ ‐
ね、猫っ?!だからなんで!?
‐ ナァー!?シャァ~~!!…ミャウ!(((ドカッ!!!))) ‐
……フン!……ニャウ…………ホプンッ…(プイッ)
(ドテン!?)…痛てて、だ、だ、か、ら、どうしていきなりこんな事に
‐ ………ワゥ(ポフッ) ‐
‐ …………クゥ~ン(スリスリ) ‐
……………………落ち着けって事か?今の俺をアイツ、…鶴ヶ峰に近づけさせない為に、お前等は俺を……止めた?」
‐ ………ガゥッ… ‐
何があったのかを順を追って説明すると、先ずは迅犬が腹部に体当たりを食らわせ、次に子トラが迅犬を足場にして笹森に近づき跳躍後、額に猫パンチを繰り出し着地地点に清犬が待機しており背中に着地。間をおかずに雅猫が今度は顎に頭突きを食らわせて此方は地面に着地を決め、お次は遅れて居間に来た黒一色に赤っぽい瞳をした蒼の首輪の猫(ジャパニーズボブテイル)、ブルー系の毛色をした同じく蒼の首輪の猫(エキゾチックショートヘア)、更に灰猫がみぞうち目掛けて一斉に体当たりを繰り出し、前二匹は危なげなく着地し、赭猫は"当たり前だ"と云いたげに鼻息をたて、渋猫は逆に申し訳なさそうに鳴き、灰猫は小柄なせいか逆に笹森の体に跳ね返されて後方に飛ばされるが、着地地点を予測した迅犬が背中でキャッチ。…自分の居場所が分かると"余計なお世話"と云いたげにそっぽを向いたのであった。三匹同時攻撃を食らい流石の笹森も尻餅をつくとラブラが肩に前足を置き、子甲斐が心配そうに鳴きながらすり寄ってくるのを見て……やっと正気に戻った笹森に恭犬が一吠えし"そう言う事だ"と言っている様だった。その最中、勇犬は一歩も動かず傍観していた。庭と室内の出入り口の番人としての役目を果たすために
そんな一連の出来事を見ていた佐鳥と時枝。無意識に柚紀を庇う体制をしていた佐鳥と未だに眠ったままの少女、更には笹森を見て時枝は立ち上り部屋を出ていこうとする
「!!とっきー?…何処に行くのさ??」
「……彼らの足を拭くモノとか、…何か飲み物を取ってくるよ。緊張したのかおれ喉乾いたからね。彼らも飲むだろうし、……彼女が起きたらやっぱり水飲みそうだし。後さ、…多分だけど笹森に説明するのは佐鳥が適任な気がするからヨロシク。…鶴ヶ峰さんは暫く目覚めないだろうから、本音を漏らすには丁度良いよ?……おれには話せない事とかあるだろ?だけど、…彼女に関する事はそのまま全部話すなよ?嘘が無理なら誰かの言い分を真似すれば良いし、……一部を曖昧にした状態にすれば良い。それでもヤバそうならおれや…言実さんに押し付けて構わないから(嫌だけど……鶴ヶ峰さんに迷惑かけるよりはマシ、かな?)…じゃあ、頼んだよ佐鳥」
‐ ミャ、ミャ~(テチテチテチ) ‐
言いたいことを言って子トラと一緒に部屋を出る時枝を佐鳥は止めれなかった。言い分に一理あると感じたのも一つだが一番の要因は…
「(とっきーの馬鹿、…気づいてないのかよ?"オレ達以上に自分が辛くなっている事に"さ……顔見れば一発だっていうのに。ま、嵐山さんも居ないし……少し一人にさせるべきか?)お~い笹森、何時まで地面に座ってるつもりだ?とりあえずさ、……ココ(縁側)で良ければ座らないか?室内には…部屋の主が許可してないから招き入れれないけど。……少しは柚紀ちゃんの様子見やすくなるだろ?」
「……そうさせて貰うよ」
長い付き合いなので他の人には分かりづらい時枝の変化に気づいていたのだ、自分と思考パターンや性格が違うので"あーなると"何を言っても効果はないと理解している佐鳥。なので好きにさせようと結論付けた佐鳥はとりあえず任された事を遂行する事にしたのであった。因みに、地面に足をついてしまった子達はそのまま庭で待機しており、灰猫は迅犬に縁側まで送られて……そのまま柚紀の側で丸くなりお昼寝モードに。小柴は相変わらず佐鳥の側に居る状態で、目に見える範囲の動物達を見てから縁側に腰を降ろして小さくため息をついた笹森がぽつりと話始めた
「なんかさ~、…変に思うかも知れないけどコイツら見てたら、……誰かに似てるとか思えちゃうんだな~。今の猫だと、…菊地原に見えるしあの少し表情が怖い犬とか諏訪さんみたいだし、他も多分無意識に……かな?だから、止まった。止まれた気がする、………"また"って思っちゃったから。…必ず居るんだよなお前等が、…鶴ヶ峰の側に、いつの間にか、何時もさ、………羨ましいよ本当に」
「えっと、これは柚紀ちゃんに頼まれたんだよ?【本部長含めて三人じゃ色々不安だから】って、……昨日の件や彼女の性格を考えれば納得だろ?」
「まぁ、……そうだな。なら、…此処に来た理由は?鶴ヶ峰は兎も角、二人も来る理由ないだろ?ってか……何で鶴ヶ峰がそこで寝ているのさ?!何が遇ったんだよ!!答えろ!?無理なら(…スッ)……力づくでも、聞き出すよ?俺だって…彼女の事は何でも知りたいんだ、悪いけど……手段は選ばないっ!?(ジリジリ)」
「落ち着け笹森、弧月から手を離せ!?おれは、おれ達はお前と事を構えるつもりは……」
弧月に手を添えたままゆっくり近づいてくる笹森、……"自分の知らない所で大切な人に異変が起き、苦しんでいる"それによって生じる苦しみや辛さを知る二人だから笹森の気持ちは分かる。……だが、暴力で物事を解決させてはいけないのだ。それは
「……分かってるよ、こんな方法を取るべきじゃない事位さ。でも、…なら俺はっ、…どうすれば良いのさ!!(ガゥッ!!ウ~~!)えっ?(パッ)今度は何さっ??!」
自らの葛藤を口にする辛そうな表情をする笹森に恭犬が吠えながら行く手を遮る。それを見て思わず弧月から手を離した、次の瞬間
‐ ヴゥ~……ワン!(ドカッ!!) ‐
「ぐっ!?いきなり、こうげ…
‐ ミャ~!(ベシッ)……トスン ‐
えっ??な、なにが
‐ ニャー!?(ドカッ!)……スタッ ‐
ね、猫っ?!だからなんで!?
‐ ナァー!?シャァ~~!!…ミャウ!(((ドカッ!!!))) ‐
……フン!……ニャウ…………ホプンッ…(プイッ)
(ドテン!?)…痛てて、だ、だ、か、ら、どうしていきなりこんな事に
‐ ………ワゥ(ポフッ) ‐
‐ …………クゥ~ン(スリスリ) ‐
……………………落ち着けって事か?今の俺をアイツ、…鶴ヶ峰に近づけさせない為に、お前等は俺を……止めた?」
‐ ………ガゥッ… ‐
何があったのかを順を追って説明すると、先ずは迅犬が腹部に体当たりを食らわせ、次に子トラが迅犬を足場にして笹森に近づき跳躍後、額に猫パンチを繰り出し着地地点に清犬が待機しており背中に着地。間をおかずに雅猫が今度は顎に頭突きを食らわせて此方は地面に着地を決め、お次は遅れて居間に来た黒一色に赤っぽい瞳をした蒼の首輪の猫(ジャパニーズボブテイル)、ブルー系の毛色をした同じく蒼の首輪の猫(エキゾチックショートヘア)、更に灰猫がみぞうち目掛けて一斉に体当たりを繰り出し、前二匹は危なげなく着地し、赭猫は"当たり前だ"と云いたげに鼻息をたて、渋猫は逆に申し訳なさそうに鳴き、灰猫は小柄なせいか逆に笹森の体に跳ね返されて後方に飛ばされるが、着地地点を予測した迅犬が背中でキャッチ。…自分の居場所が分かると"余計なお世話"と云いたげにそっぽを向いたのであった。三匹同時攻撃を食らい流石の笹森も尻餅をつくとラブラが肩に前足を置き、子甲斐が心配そうに鳴きながらすり寄ってくるのを見て……やっと正気に戻った笹森に恭犬が一吠えし"そう言う事だ"と言っている様だった。その最中、勇犬は一歩も動かず傍観していた。庭と室内の出入り口の番人としての役目を果たすために
そんな一連の出来事を見ていた佐鳥と時枝。無意識に柚紀を庇う体制をしていた佐鳥と未だに眠ったままの少女、更には笹森を見て時枝は立ち上り部屋を出ていこうとする
「!!とっきー?…何処に行くのさ??」
「……彼らの足を拭くモノとか、…何か飲み物を取ってくるよ。緊張したのかおれ喉乾いたからね。彼らも飲むだろうし、……彼女が起きたらやっぱり水飲みそうだし。後さ、…多分だけど笹森に説明するのは佐鳥が適任な気がするからヨロシク。…鶴ヶ峰さんは暫く目覚めないだろうから、本音を漏らすには丁度良いよ?……おれには話せない事とかあるだろ?だけど、…彼女に関する事はそのまま全部話すなよ?嘘が無理なら誰かの言い分を真似すれば良いし、……一部を曖昧にした状態にすれば良い。それでもヤバそうならおれや…言実さんに押し付けて構わないから(嫌だけど……鶴ヶ峰さんに迷惑かけるよりはマシ、かな?)…じゃあ、頼んだよ佐鳥」
‐ ミャ、ミャ~(テチテチテチ) ‐
言いたいことを言って子トラと一緒に部屋を出る時枝を佐鳥は止めれなかった。言い分に一理あると感じたのも一つだが一番の要因は…
「(とっきーの馬鹿、…気づいてないのかよ?"オレ達以上に自分が辛くなっている事に"さ……顔見れば一発だっていうのに。ま、嵐山さんも居ないし……少し一人にさせるべきか?)お~い笹森、何時まで地面に座ってるつもりだ?とりあえずさ、……ココ(縁側)で良ければ座らないか?室内には…部屋の主が許可してないから招き入れれないけど。……少しは柚紀ちゃんの様子見やすくなるだろ?」
「……そうさせて貰うよ」
長い付き合いなので他の人には分かりづらい時枝の変化に気づいていたのだ、自分と思考パターンや性格が違うので"あーなると"何を言っても効果はないと理解している佐鳥。なので好きにさせようと結論付けた佐鳥はとりあえず任された事を遂行する事にしたのであった。因みに、地面に足をついてしまった子達はそのまま庭で待機しており、灰猫は迅犬に縁側まで送られて……そのまま柚紀の側で丸くなりお昼寝モードに。小柴は相変わらず佐鳥の側に居る状態で、目に見える範囲の動物達を見てから縁側に腰を降ろして小さくため息をついた笹森がぽつりと話始めた
「なんかさ~、…変に思うかも知れないけどコイツら見てたら、……誰かに似てるとか思えちゃうんだな~。今の猫だと、…菊地原に見えるしあの少し表情が怖い犬とか諏訪さんみたいだし、他も多分無意識に……かな?だから、止まった。止まれた気がする、………"また"って思っちゃったから。…必ず居るんだよなお前等が、…鶴ヶ峰の側に、いつの間にか、何時もさ、………羨ましいよ本当に」