対峙の舞踊
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「(スッ…ポンポン)駄目よ時枝くん、そんなに強く握りしめたら貴方まで怪我をしてしまうわ。それを見たらきっと彼女が悲しむわよ?……先ずは自分を大切になさい、無理をしてはいけないわ」
「……はい、先生」
「お次は……(ナデ…ナデ)貴方は笑っていなさい佐鳥くん。勿論辛いときまで無理する必要はないのよ?でもね、…貴方が笑えばきっと柚紀ちゃんも笑ってくれる筈。………二人とも、これだけは忘れないで頂戴。…自分の気持ちに嘘を付いたり、一度でも楽な道を選べば取り返しのつかない事もあるのを。さて、……今の貴方達の一番やりたい事は…何かしら?」
「「…彼女の(元に/側へ)行くことです!」」
「ならば、……お行きなさいあの子の所へ。…兎は孤独を嫌う生き物です、だからきっと柚紀ちゃんが一番恐れているのは、…"孤独による寂しさ"だからね。……お前達、導いておやり。…子ども達だけでは辿り着けないかも知れないからね」
‐ ……ガゥ……ワン!! ‐
学生二人を励まし諭させ行動を促し導くと、二人は迷うことなく恭犬先頭の元、お店を後にする。勿論小柴・子トラそして勇犬も一緒に。因みに太刀川犬は玄犬が散歩に行く際にお店の戸を閉めてしまったのでどうなっているかは……不明であった
さて、二人と四匹を見送った老婦は椅子に座り込み換装を解いた言実の頭を撫でてやる
「(ナデナデ)……以前よりは大分マシになりましたが、まだまだ言葉が足りないし、子どもに対して少し厳しくはないかい?(ナデナデ)……彼女が貴女に残された【信用信頼出来る唯一の、血の繋がりのある親族】だから、…仕方ないのかも知れないけど。ねぇ?言実ちゃん」
『継母、私は……もう大切な家族を、失いたくはないです。だから…あの子の為なら心を鬼にします。甘やかしません、だってあの二人は…柚紀にとって……"貴女達"、だから。私にとっての』
「(ナデナデ)……ちゃんと柚紀ちゃんを知り、言実ちゃんを理解してくれて相談出来る子は…居るかい?『……(コク)一応、居ます』なら良いんだよ。(ナデナデ)……柚紀ちゃんが"今の段階で"一番辛く悲しむのは恐らく、…【貴女が倒れる事・困らせる事】なのだからね。(ナデナデ……スッ)そんな言実ちゃんに幾つか聞いても良いかしら?勿論、…柚紀ちゃんの事よ?」
『………何ですか?私とて柚紀の事を一から十までは知りません。…知っていても詳細まで知らぬのばかりです、それでも良ければ』
やはり育ての親と称される事だけあり、言実の扱いにも慣れている老婦は「構いませんよ」と告げて隣に座り、お水を互いに一口飲んでから書類……"柚紀の精神鑑定 "にて作成したのを見つめながら、気になる事を訊ねた
「彼女は【赤が苦手】だね、だけど何かのきっかけで好きになろうとしている。理由は、……あの二人かい?」
『……恐らくはそうかと。色に関しては【蒼と翠は好みます】但し、…柚紀を落ち着かせるなら【蒼が好ましいかと】。緑は好きなのは分かりますが、……【良い思い出と悪い思い出が半々】なので』
「色の好き嫌い関連は【静樹くんの例があるから】……こちらは良いでしょう。後は【水と花などの自然な香り、人の温もり】これが彼女に効果的ね。でも【雨と香水などの人工的な香り、暑すぎたり寒すぎたり】は逆効果になるから気を付けてね?」
『……承知しています。時に継母、………【高い場所】に関してあの子は何か言ってましたか?』
「高い場所?……"妙な浮遊感は苦手"と言っていたわね。でもこちらに関してはそこまで気にする必要ないわ。…他に聞きたい事は?」
『………問題ないかと』
そんな感じで一問一答を形式のやり取りをして老婦は"複数"の書類を手書きで作成していた、終わるのを言実は待っていたが不意に出入り口を見つめると
‐ …………ガラガラ… ‐
「(ヒョコッ)す、すみませ~ん。誰かいま…あっ!良かった~言実さんがお店の方に居てくれて!!(ガラ、ガラガラガラ…ピシャン)えっと、お邪魔しますお婆ちゃん。お店休みなのと、…仕事中にごめんなさい」
「ん?…おや、確か笹森さん所の日佐人くんじゃないかい。どうして此処に?……言実ちゃんとお知り合いかい?」
『彼もボーダー隊員ですから一応は。して笹森、何の用だ?………ま、大方諏訪に言われたか?【私を追い掛けて柚紀の様子を見てこい】と』
「っ!?…そうです、諏訪さんにそう言われたのもありますが……俺自身がアイツが、鶴ヶ峰の事、気になりまして。えっと、……会えますか彼女に?無理なら、…引き下がります。ただそうなると、……多分諏訪さんに詳細を話して頂く必要があります…恐らく」
『…………』
トリオン体の笹森が恐る恐る中を覗き、言実を見つけるとそのまま店内に入り込み、素直に訪問理由を告げて柚紀との面会を求める。笹森の言葉や老婦が彼を知る点等を考慮し「柚紀ちゃんの事だから、言実ちゃんがお決めなさい」と許可も出たので要求に対する回答を告げる
『構わぬが、この家は動物達を放し飼いしておるのはお前も承知済みだろ?……故に窓から様子を見るのは許可しよう、室内には恐らく入れぬだろう。それと、…バレたら色々厄介な事になる、……極力見つかるな。…良いか?』
「え?あ、はい!?カメレオン使えば、…何とかなると思います。えっと、じゃあ早速庭先から失礼しますので、お、お邪魔しました!(ペコリ)」
‐ ガラガラ…ガラガラ……ピシャン ‐
言実からの了承が出たので早速柚紀の様子を見に行く笹森。…勿論挨拶はきちんとしてから退室して行った。それを見送った後に"柚紀の居場所"を良い忘れたのに気付いたが……直ぐに大丈夫かと考え直したのだ、なにせ
‐ ボーダー隊員に似た動物達が理由はなんであれ、倒れて眠っている柚紀を……放って置く訳などないのだから ‐
「……はい、先生」
「お次は……(ナデ…ナデ)貴方は笑っていなさい佐鳥くん。勿論辛いときまで無理する必要はないのよ?でもね、…貴方が笑えばきっと柚紀ちゃんも笑ってくれる筈。………二人とも、これだけは忘れないで頂戴。…自分の気持ちに嘘を付いたり、一度でも楽な道を選べば取り返しのつかない事もあるのを。さて、……今の貴方達の一番やりたい事は…何かしら?」
「「…彼女の(元に/側へ)行くことです!」」
「ならば、……お行きなさいあの子の所へ。…兎は孤独を嫌う生き物です、だからきっと柚紀ちゃんが一番恐れているのは、…"孤独による寂しさ"だからね。……お前達、導いておやり。…子ども達だけでは辿り着けないかも知れないからね」
‐ ……ガゥ……ワン!! ‐
学生二人を励まし諭させ行動を促し導くと、二人は迷うことなく恭犬先頭の元、お店を後にする。勿論小柴・子トラそして勇犬も一緒に。因みに太刀川犬は玄犬が散歩に行く際にお店の戸を閉めてしまったのでどうなっているかは……不明であった
さて、二人と四匹を見送った老婦は椅子に座り込み換装を解いた言実の頭を撫でてやる
「(ナデナデ)……以前よりは大分マシになりましたが、まだまだ言葉が足りないし、子どもに対して少し厳しくはないかい?(ナデナデ)……彼女が貴女に残された【信用信頼出来る唯一の、血の繋がりのある親族】だから、…仕方ないのかも知れないけど。ねぇ?言実ちゃん」
『継母、私は……もう大切な家族を、失いたくはないです。だから…あの子の為なら心を鬼にします。甘やかしません、だってあの二人は…柚紀にとって……"貴女達"、だから。私にとっての』
「(ナデナデ)……ちゃんと柚紀ちゃんを知り、言実ちゃんを理解してくれて相談出来る子は…居るかい?『……(コク)一応、居ます』なら良いんだよ。(ナデナデ)……柚紀ちゃんが"今の段階で"一番辛く悲しむのは恐らく、…【貴女が倒れる事・困らせる事】なのだからね。(ナデナデ……スッ)そんな言実ちゃんに幾つか聞いても良いかしら?勿論、…柚紀ちゃんの事よ?」
『………何ですか?私とて柚紀の事を一から十までは知りません。…知っていても詳細まで知らぬのばかりです、それでも良ければ』
やはり育ての親と称される事だけあり、言実の扱いにも慣れている老婦は「構いませんよ」と告げて隣に座り、お水を互いに一口飲んでから書類……"柚紀の
「彼女は【赤が苦手】だね、だけど何かのきっかけで好きになろうとしている。理由は、……あの二人かい?」
『……恐らくはそうかと。色に関しては【蒼と翠は好みます】但し、…柚紀を落ち着かせるなら【蒼が好ましいかと】。緑は好きなのは分かりますが、……【良い思い出と悪い思い出が半々】なので』
「色の好き嫌い関連は【静樹くんの例があるから】……こちらは良いでしょう。後は【水と花などの自然な香り、人の温もり】これが彼女に効果的ね。でも【雨と香水などの人工的な香り、暑すぎたり寒すぎたり】は逆効果になるから気を付けてね?」
『……承知しています。時に継母、………【高い場所】に関してあの子は何か言ってましたか?』
「高い場所?……"妙な浮遊感は苦手"と言っていたわね。でもこちらに関してはそこまで気にする必要ないわ。…他に聞きたい事は?」
『………問題ないかと』
そんな感じで一問一答を形式のやり取りをして老婦は"複数"の書類を手書きで作成していた、終わるのを言実は待っていたが不意に出入り口を見つめると
‐ …………ガラガラ… ‐
「(ヒョコッ)す、すみませ~ん。誰かいま…あっ!良かった~言実さんがお店の方に居てくれて!!(ガラ、ガラガラガラ…ピシャン)えっと、お邪魔しますお婆ちゃん。お店休みなのと、…仕事中にごめんなさい」
「ん?…おや、確か笹森さん所の日佐人くんじゃないかい。どうして此処に?……言実ちゃんとお知り合いかい?」
『彼もボーダー隊員ですから一応は。して笹森、何の用だ?………ま、大方諏訪に言われたか?【私を追い掛けて柚紀の様子を見てこい】と』
「っ!?…そうです、諏訪さんにそう言われたのもありますが……俺自身がアイツが、鶴ヶ峰の事、気になりまして。えっと、……会えますか彼女に?無理なら、…引き下がります。ただそうなると、……多分諏訪さんに詳細を話して頂く必要があります…恐らく」
『…………』
トリオン体の笹森が恐る恐る中を覗き、言実を見つけるとそのまま店内に入り込み、素直に訪問理由を告げて柚紀との面会を求める。笹森の言葉や老婦が彼を知る点等を考慮し「柚紀ちゃんの事だから、言実ちゃんがお決めなさい」と許可も出たので要求に対する回答を告げる
『構わぬが、この家は動物達を放し飼いしておるのはお前も承知済みだろ?……故に窓から様子を見るのは許可しよう、室内には恐らく入れぬだろう。それと、…バレたら色々厄介な事になる、……極力見つかるな。…良いか?』
「え?あ、はい!?カメレオン使えば、…何とかなると思います。えっと、じゃあ早速庭先から失礼しますので、お、お邪魔しました!(ペコリ)」
‐ ガラガラ…ガラガラ……ピシャン ‐
言実からの了承が出たので早速柚紀の様子を見に行く笹森。…勿論挨拶はきちんとしてから退室して行った。それを見送った後に"柚紀の居場所"を良い忘れたのに気付いたが……直ぐに大丈夫かと考え直したのだ、なにせ
‐ ボーダー隊員に似た動物達が理由はなんであれ、倒れて眠っている柚紀を……放って置く訳などないのだから ‐