ふれあいの舞踊
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「大丈夫かい柚紀ちゃん、…ごめんなさいね。ウチの子達が他者様に嫌なことや傷つけたり何て滅多にないから。……あったとしてもあたしを守るためとか"何か必ず理由"が無ければこんな事は…、髪の毛は櫛で整えれば良いけど……あらまぁ大変っ!!爪研ぎされた箇所が赤く滲んでいるじゃない!…でもこの子は頭が良いから、爪を伸ばす何て事をしない筈なのに」
「………多分ですが、この子が長い毛並みで脚が短いのが原因かと。今年の夏はかなり暑かったので、例え夏毛でも熱が籠って動きたくなかった。だから爪研ぎも我慢していた、……きっと夜でも風通しを考慮して全ての窓や障子を閉めて寝たりはされていない、…爪を立てる音で先生や皆にに迷惑を掛けない為に、後は爪研ぎに使用するのが………畳かな?それがささくれたら一緒にいる(チラッ)その子が危ないとか」
「その子ってコイツ??っておい!暴れるなって!!…(ポフン)……あ、ミニ梟が頭に乗ったら大人しくなった。…乱暴で悪い子じゃないのにあの行動か~、……あれかな?ストレスが溜まっていて笛の音を聞いて"遊べる"とか思ってきたけど、柚紀ちゃんがそっぽを向いていたから"構って~"的な感じで!…何時もじゃれついて遊ぶその子が爪が長くなっちゃったから、怪我させない為に遊んでくれなくて運動不足とかで…………ん?でもオレ、何でそう思ったんだろ?…ソッチの二匹にもこの子にも玄関先にいた子達にも何か違和感?…親近感?……変な感じを抱いてる。…何でだ???」
やって来た首輪をした黒が多目で少し茶色が入った毛色の犬と、薄い茶色の長い毛並みで黒い首輪の猫(犬がミニチュアダックスフンドで猫がラムキン、恐らく両方大人)を老婦が軽く叱った後、柚紀の状況を見て申し訳なさそうにする。それに対して小さく首を振るだけでナニも言わない柚紀を見て、各々理由を察する二人だが今回は加害者側の犬猫たちに着目し、こうなった理由を推測する。ただ佐鳥は理由が分からないがナニかを感じ取っており首を傾げて居る。それを見て柚紀が理由を口にする
『親近感、…それが答えだよ佐鳥くん。この犬や猫が"誰かに似ている"んだよ。……二人に懐いているのが各々で、こっちの黒い子と隣の大きめの子が…"笹森くんと堤さん"で、その二匹が~………あ、"米屋先輩と出水先輩"かな?あ、因みに玄関にいた二匹は迅さんと太刀川さん!!』
「……成る程、毛並みの色とか行動がその人の性格や見た目を彷彿させている訳だね。なら………この梟は?」
「あ~、……多分おつるちゃん?だってほら」
「「『……確かに』」」
今まで傍観に徹していた忍田ですら佐鳥の言い分に納得していた。理由は菫梟が子甲斐・槍犬・雅猫の頭を順番に飛び乗りそれを何度も繰り返しては居るが、逆らえないのか黙って受け入れておりラブラは"自業自得"と言った感じで見守るに留まっているからだ。因みに老婦は柚紀の為に何かを取りに言っており、居間から離れている状態だ
そして三匹の頭を飛び移っていた菫梟が、不意に柚紀の頭の上に乗ると、一哭きして上に注意を引こうとする。気になった動物含めた全員が天井に目線を向けると
‐ ………ミ、ミャッ!(ヒュゥ~~) ‐
『えっ?!猫っ??(ポフッ)(な、何でいきなり……天井の板が外れてる?…何処からか天井裏に入り込んであの隙間から落ちて来た?)とりあえずチャッチ出来てよか(フワッ)…っ!?は、は、ハクションッッ!!クションッ?!クションッ?!』
「えっ?鶴ヶ峰さん?だ、大丈夫…ではないみたいだね。でもいきなりくしゃみとか、……動物は大丈夫何だよね?」
『シュンッ!?えっと、動物は大丈夫だけど…クションッ?!ほ、埃が駄目なの私っ…クションッ?!と、時枝くん、パスっ!!は、ハクションッッ!!さ、佐鳥くんはこの子達をお、おね、お願いっ……ハクションッッ!!』
いきなり落ちて来た毛玉の塊…灰色の縞模様、蒼の首輪をした猫(アメリカンショートヘアの子猫)を受け止めた柚紀だったが、毛並みに付着していた埃が鼻に入ってしまい、アレルギー反応が発生してくしゃみが止まらない事態に。心配して近寄ってきた時枝に灰猫を渡して、側に居る子達を佐鳥側に避難させる。そして比較的動物と触れ合っていない忍田が柚紀の介護をする流れとなった。頭に居た菫梟はそんな姿を見て何処かに飛んで行ってしまったが、誰も気付いていなかった
程無くして老婦が色々持って戻ってくると、くしゃみが止まらない柚紀を見て少し考える素振りを見せる
「………空き部屋で着替えと治療をと考えたのだけど、埃が苦手なら避けるべきね。そうなると、…お店でやりましょうか。丁度茶室を模したスペースがあって襖で目隠しが出来るし、今日はお休みにしているから誰も来ないわ」
「でもお婆ちゃん先生、……結局ボディーガードになりそうな子…来てないよ?その為にあの笛を柚紀ちゃんは吹いた訳、だよね???」
「そうだね。ただ、聴こえない筈はないのだけど……"自分が彼女を困らせるのでは"…それを心配したから来なかったみたいね。でも、………その子が呼びに来たら、動くしかないわよね…"お前達"でも」
「「えっ??!」」
老婦は最初からボディーガードにする予定の子を決めていた風な口調でそう話して庭の方に視線を向けると毛並みがパイドの犬と、トライカラーの犬(フレンチブルドッグとビーグル)が此方に向かって歩いてきていた。先頭を歩く犬の頭の上にはあの菫梟がおり、そして彼等は緑と赤の首輪をしていた
「………多分ですが、この子が長い毛並みで脚が短いのが原因かと。今年の夏はかなり暑かったので、例え夏毛でも熱が籠って動きたくなかった。だから爪研ぎも我慢していた、……きっと夜でも風通しを考慮して全ての窓や障子を閉めて寝たりはされていない、…爪を立てる音で先生や皆にに迷惑を掛けない為に、後は爪研ぎに使用するのが………畳かな?それがささくれたら一緒にいる(チラッ)その子が危ないとか」
「その子ってコイツ??っておい!暴れるなって!!…(ポフン)……あ、ミニ梟が頭に乗ったら大人しくなった。…乱暴で悪い子じゃないのにあの行動か~、……あれかな?ストレスが溜まっていて笛の音を聞いて"遊べる"とか思ってきたけど、柚紀ちゃんがそっぽを向いていたから"構って~"的な感じで!…何時もじゃれついて遊ぶその子が爪が長くなっちゃったから、怪我させない為に遊んでくれなくて運動不足とかで…………ん?でもオレ、何でそう思ったんだろ?…ソッチの二匹にもこの子にも玄関先にいた子達にも何か違和感?…親近感?……変な感じを抱いてる。…何でだ???」
やって来た首輪をした黒が多目で少し茶色が入った毛色の犬と、薄い茶色の長い毛並みで黒い首輪の猫(犬がミニチュアダックスフンドで猫がラムキン、恐らく両方大人)を老婦が軽く叱った後、柚紀の状況を見て申し訳なさそうにする。それに対して小さく首を振るだけでナニも言わない柚紀を見て、各々理由を察する二人だが今回は加害者側の犬猫たちに着目し、こうなった理由を推測する。ただ佐鳥は理由が分からないがナニかを感じ取っており首を傾げて居る。それを見て柚紀が理由を口にする
『親近感、…それが答えだよ佐鳥くん。この犬や猫が"誰かに似ている"んだよ。……二人に懐いているのが各々で、こっちの黒い子と隣の大きめの子が…"笹森くんと堤さん"で、その二匹が~………あ、"米屋先輩と出水先輩"かな?あ、因みに玄関にいた二匹は迅さんと太刀川さん!!』
「……成る程、毛並みの色とか行動がその人の性格や見た目を彷彿させている訳だね。なら………この梟は?」
「あ~、……多分おつるちゃん?だってほら」
「「『……確かに』」」
今まで傍観に徹していた忍田ですら佐鳥の言い分に納得していた。理由は菫梟が子甲斐・槍犬・雅猫の頭を順番に飛び乗りそれを何度も繰り返しては居るが、逆らえないのか黙って受け入れておりラブラは"自業自得"と言った感じで見守るに留まっているからだ。因みに老婦は柚紀の為に何かを取りに言っており、居間から離れている状態だ
そして三匹の頭を飛び移っていた菫梟が、不意に柚紀の頭の上に乗ると、一哭きして上に注意を引こうとする。気になった動物含めた全員が天井に目線を向けると
‐ ………ミ、ミャッ!(ヒュゥ~~) ‐
『えっ?!猫っ??(ポフッ)(な、何でいきなり……天井の板が外れてる?…何処からか天井裏に入り込んであの隙間から落ちて来た?)とりあえずチャッチ出来てよか(フワッ)…っ!?は、は、ハクションッッ!!クションッ?!クションッ?!』
「えっ?鶴ヶ峰さん?だ、大丈夫…ではないみたいだね。でもいきなりくしゃみとか、……動物は大丈夫何だよね?」
『シュンッ!?えっと、動物は大丈夫だけど…クションッ?!ほ、埃が駄目なの私っ…クションッ?!と、時枝くん、パスっ!!は、ハクションッッ!!さ、佐鳥くんはこの子達をお、おね、お願いっ……ハクションッッ!!』
いきなり落ちて来た毛玉の塊…灰色の縞模様、蒼の首輪をした猫(アメリカンショートヘアの子猫)を受け止めた柚紀だったが、毛並みに付着していた埃が鼻に入ってしまい、アレルギー反応が発生してくしゃみが止まらない事態に。心配して近寄ってきた時枝に灰猫を渡して、側に居る子達を佐鳥側に避難させる。そして比較的動物と触れ合っていない忍田が柚紀の介護をする流れとなった。頭に居た菫梟はそんな姿を見て何処かに飛んで行ってしまったが、誰も気付いていなかった
程無くして老婦が色々持って戻ってくると、くしゃみが止まらない柚紀を見て少し考える素振りを見せる
「………空き部屋で着替えと治療をと考えたのだけど、埃が苦手なら避けるべきね。そうなると、…お店でやりましょうか。丁度茶室を模したスペースがあって襖で目隠しが出来るし、今日はお休みにしているから誰も来ないわ」
「でもお婆ちゃん先生、……結局ボディーガードになりそうな子…来てないよ?その為にあの笛を柚紀ちゃんは吹いた訳、だよね???」
「そうだね。ただ、聴こえない筈はないのだけど……"自分が彼女を困らせるのでは"…それを心配したから来なかったみたいね。でも、………その子が呼びに来たら、動くしかないわよね…"お前達"でも」
「「えっ??!」」
老婦は最初からボディーガードにする予定の子を決めていた風な口調でそう話して庭の方に視線を向けると毛並みがパイドの犬と、トライカラーの犬(フレンチブルドッグとビーグル)が此方に向かって歩いてきていた。先頭を歩く犬の頭の上にはあの菫梟がおり、そして彼等は緑と赤の首輪をしていた