晩冬の道標〜光が導くままに〜
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〜二人が帰った後、アイズ世界にて〜
『………帰って、しまいましたね。きっと、これで良いんです。だから、……だけど、…………うぅううぅぅ〜〜〜(メソメソ)やっぱり悲しいですぅ〜、寂しいですぅ〜〜(メソメソ)』
「(ナデナデ)……あの人が言った事が本当なら、きっとまた会える。だからそんなに落ち込むな(ナデナデ)(……あの二人は敵の触手に引っ張られてコチラに来た。なら、敵の死骸を解析すれば向こうへ行く手段が分かるかも知れない。…………後で寺島を脅して詳しく調べさせるか)」←可愛い部下の為なら同級生を脅迫する事すら厭わないお方
「ま、そう落ち込むなよ瑠花。……黒トリガーやらサイドエフェクトありきとは言え【約一年前の世界から来た奴等がなしえななら】俺達だって楽勝だろうさ!!隊長にも俺から言って協力して貰えば、直ぐにでも会いに行けるってもんだ!!」
「………一年前?…そんな事をアイツ、…鶴ヶ峰は言ってましたか?僕も彼女の言葉には結構気にして聞いてましたが、聞いた記憶がありませんよ?当真さんの聞き間違えじゃないんですか?」
「ん??……そりゃあ、あの嬢ちゃんに茶々入れられてお前が動揺した時にポツリと漏らしてたからじゃね?確か……【恋人同士が同じチーム、同じクラスだったら長い時間一緒に居られて良いね】とか言った後、瑠花が歌川の名前を出してそれに突っ込んでいた際に【制服……確か宇佐美先輩も同じのを着ていたのを見た事あるし、やっぱり約一年後みたい】って漏らしてたぜ?」
『で、でもですよ師匠!!柚紀ちゃん、普通にその後【第一高校の1-A】ってクラスまで答えてましたよ?!……菊地原くん、アレって嘘でしたか??』
「……………少なくとも嘘をつく際に現れる特有の変化は無かった気がする。ただ、……あのエンジニアの人、ずっと平常心過ぎて戦闘中も会話中もほぼ同じオトだったから"何か細工していたのかも"ね。何かかなり特殊なトリガー自作しているみたいだし」
「……少なくとも鶴ヶ峰…少女は生身にも関わらずトリガーを使っていた。あの指輪がソレだとしても"トリオン体でない状態でも起動可能な技術"を持ってるのは確定だ。…………やはり惜しい人材を手放してしまったな」
「風間の気持ちは分かるが、あのままコチラに引き留めてもきっとあの女性はコチラのボーダーの為にその技能や頭脳を遺憾なく発揮するとは考えにくいし、"危険がある"。……ドアを砂状にしたあのトリガー、一見するとただ弾トリガーで粉砕したかに思えるが………………何処が似てなかったか?【隊員をキューブ化してしまう新型が搭載していた能力…敵が使用した黒トリガー】に。彼女達が何者かを調べる術がコチラにない以上、無闇に仲間に引き入れるのはあまり良くないと俺は思うが………今となれば過ぎたる事だ。それより……………今は彼女の"置き土産"を堪能するべきじゃないか?(……スッ)」
『……上?…此処は屋上ですから空しかない………(キラッ)…わあぁぁー!!な、流れ星です!!菊地原くん!私初めて見ました!!!』
「(…キラッ)……また流れた。…今日って流星群のニュース、ながれていない筈ですが…………もしかして、彼女の能力によるものだと言いたいんですか?(だけど、実際に能力によって"彼女に体の自由を奪われた"体験はしたし、あの歌詞には流れ星のフレーズがあった。……あり得なくは、ないか?)」
- ガチャ、キイィー -
「お〜、こりゃスゲェな〜!!……おーい、瑠花ちゃん!!流れ星見て感激するのは良いがそんな薄着じゃ風邪引くぞー!?」
「と言う訳でコート持ってきたから着てくれ」
『!?冬島さんに歌川くんっ?!はわわ、わざわざすみませんっ!!(…カシャーン、パラパラパラ…)あ!…せ、折角柚紀ちゃんに頂いたブレスレットが木っ端微塵になってしまったですぅ。………うぅ~(ジワッ)』
「あ〜もう!!いちいち泣かないの!(…ナデナデ)多分手作りで留め方がちゃんとして無かったんじゃない?あんな衝撃で分散しちゃう位だしさ。不良品もいいところだよ全く!!………今度あっなら文句でも言ったら?【壊れて拾い集めるの苦労した】って」
「って言う菊地原は一切拾ってないけどな。にしても…濃淡ある蒼と透明な石の組み合わせとか、まるで蒼井を思わせる配色だけど、彼女だって今回のは予期せぬ出来事だったんたよな?………なら、コレは一体誰に上げるものだったんだ?」
「あ〜……………確か【友人が誕生日を教えてくれなくて、最近だったのを知って焦った】とか話をしていたから多分ソイツ宛じゃないか?で、その後に【恋人同士なら誕生日や行事的な事には積極的に参加や活用した方が良いよ】って二人に余計なお節介を焼くまでがワンセットだったな〜。……あの容姿で性格や頭だって悪くねぇし、気遣いも出来ていた。ありゃ確実に彼氏持ちだな、それも年上の。…………………(ポツリ)略奪愛か、悪くねぇんだけどなぁ〜」
「ん?……もしかしてお前鶴ヶ峰ちゃん…黒みがかった緑の髪の子な、あの子と自分が恋仲になってコッチに引き止めるとか考えてないよな?辞めとけ辞めとけ。…………あの子は絶賛片思い中で多分お前に振り向いたりはしねぇよ」
「…………………何でそんな事分かるんだよ隊長」
「そりゃあ隊長様だぞ?お前がご自慢の狙撃を見事に防いだあの子に興味を持たない訳がねぇ。それにだ、……瑠花ちゃんと仲良く携帯を眺めている際に時折見せた表情、……ありゃ"恋する少女"の顔だ。で、二人が茶々入れられた際みたいに時折顔を赤くしてたから、多分好きな奴の事でも思い出してたんだろうな。更に時々不安げな表情にもなっていたから"相手の気持ちが分からない"感が伺える。ただ最後のは単純に"見知らぬ世界に来て不安だったから"って可能性もあるから、これは自信ねぇな」
「………それも彼女のみ知る事ですから、次に会った時にでも訊ねれば良いんじゃないですか?それこそ"星に願掛けをする"のもアリじゃないか?……これだけ降ってくるのを有効活用しないのも勿体ないしな」
「…………それもそうッスね」
『………帰って、しまいましたね。きっと、これで良いんです。だから、……だけど、…………うぅううぅぅ〜〜〜(メソメソ)やっぱり悲しいですぅ〜、寂しいですぅ〜〜(メソメソ)』
「(ナデナデ)……あの人が言った事が本当なら、きっとまた会える。だからそんなに落ち込むな(ナデナデ)(……あの二人は敵の触手に引っ張られてコチラに来た。なら、敵の死骸を解析すれば向こうへ行く手段が分かるかも知れない。…………後で寺島を脅して詳しく調べさせるか)」←可愛い部下の為なら同級生を脅迫する事すら厭わないお方
「ま、そう落ち込むなよ瑠花。……黒トリガーやらサイドエフェクトありきとは言え【約一年前の世界から来た奴等がなしえななら】俺達だって楽勝だろうさ!!隊長にも俺から言って協力して貰えば、直ぐにでも会いに行けるってもんだ!!」
「………一年前?…そんな事をアイツ、…鶴ヶ峰は言ってましたか?僕も彼女の言葉には結構気にして聞いてましたが、聞いた記憶がありませんよ?当真さんの聞き間違えじゃないんですか?」
「ん??……そりゃあ、あの嬢ちゃんに茶々入れられてお前が動揺した時にポツリと漏らしてたからじゃね?確か……【恋人同士が同じチーム、同じクラスだったら長い時間一緒に居られて良いね】とか言った後、瑠花が歌川の名前を出してそれに突っ込んでいた際に【制服……確か宇佐美先輩も同じのを着ていたのを見た事あるし、やっぱり約一年後みたい】って漏らしてたぜ?」
『で、でもですよ師匠!!柚紀ちゃん、普通にその後【第一高校の1-A】ってクラスまで答えてましたよ?!……菊地原くん、アレって嘘でしたか??』
「……………少なくとも嘘をつく際に現れる特有の変化は無かった気がする。ただ、……あのエンジニアの人、ずっと平常心過ぎて戦闘中も会話中もほぼ同じオトだったから"何か細工していたのかも"ね。何かかなり特殊なトリガー自作しているみたいだし」
「……少なくとも鶴ヶ峰…少女は生身にも関わらずトリガーを使っていた。あの指輪がソレだとしても"トリオン体でない状態でも起動可能な技術"を持ってるのは確定だ。…………やはり惜しい人材を手放してしまったな」
「風間の気持ちは分かるが、あのままコチラに引き留めてもきっとあの女性はコチラのボーダーの為にその技能や頭脳を遺憾なく発揮するとは考えにくいし、"危険がある"。……ドアを砂状にしたあのトリガー、一見するとただ弾トリガーで粉砕したかに思えるが………………何処が似てなかったか?【隊員をキューブ化してしまう新型が搭載していた能力…敵が使用した黒トリガー】に。彼女達が何者かを調べる術がコチラにない以上、無闇に仲間に引き入れるのはあまり良くないと俺は思うが………今となれば過ぎたる事だ。それより……………今は彼女の"置き土産"を堪能するべきじゃないか?(……スッ)」
『……上?…此処は屋上ですから空しかない………(キラッ)…わあぁぁー!!な、流れ星です!!菊地原くん!私初めて見ました!!!』
「(…キラッ)……また流れた。…今日って流星群のニュース、ながれていない筈ですが…………もしかして、彼女の能力によるものだと言いたいんですか?(だけど、実際に能力によって"彼女に体の自由を奪われた"体験はしたし、あの歌詞には流れ星のフレーズがあった。……あり得なくは、ないか?)」
- ガチャ、キイィー -
「お〜、こりゃスゲェな〜!!……おーい、瑠花ちゃん!!流れ星見て感激するのは良いがそんな薄着じゃ風邪引くぞー!?」
「と言う訳でコート持ってきたから着てくれ」
『!?冬島さんに歌川くんっ?!はわわ、わざわざすみませんっ!!(…カシャーン、パラパラパラ…)あ!…せ、折角柚紀ちゃんに頂いたブレスレットが木っ端微塵になってしまったですぅ。………うぅ~(ジワッ)』
「あ〜もう!!いちいち泣かないの!(…ナデナデ)多分手作りで留め方がちゃんとして無かったんじゃない?あんな衝撃で分散しちゃう位だしさ。不良品もいいところだよ全く!!………今度あっなら文句でも言ったら?【壊れて拾い集めるの苦労した】って」
「って言う菊地原は一切拾ってないけどな。にしても…濃淡ある蒼と透明な石の組み合わせとか、まるで蒼井を思わせる配色だけど、彼女だって今回のは予期せぬ出来事だったんたよな?………なら、コレは一体誰に上げるものだったんだ?」
「あ〜……………確か【友人が誕生日を教えてくれなくて、最近だったのを知って焦った】とか話をしていたから多分ソイツ宛じゃないか?で、その後に【恋人同士なら誕生日や行事的な事には積極的に参加や活用した方が良いよ】って二人に余計なお節介を焼くまでがワンセットだったな〜。……あの容姿で性格や頭だって悪くねぇし、気遣いも出来ていた。ありゃ確実に彼氏持ちだな、それも年上の。…………………(ポツリ)略奪愛か、悪くねぇんだけどなぁ〜」
「ん?……もしかしてお前鶴ヶ峰ちゃん…黒みがかった緑の髪の子な、あの子と自分が恋仲になってコッチに引き止めるとか考えてないよな?辞めとけ辞めとけ。…………あの子は絶賛片思い中で多分お前に振り向いたりはしねぇよ」
「…………………何でそんな事分かるんだよ隊長」
「そりゃあ隊長様だぞ?お前がご自慢の狙撃を見事に防いだあの子に興味を持たない訳がねぇ。それにだ、……瑠花ちゃんと仲良く携帯を眺めている際に時折見せた表情、……ありゃ"恋する少女"の顔だ。で、二人が茶々入れられた際みたいに時折顔を赤くしてたから、多分好きな奴の事でも思い出してたんだろうな。更に時々不安げな表情にもなっていたから"相手の気持ちが分からない"感が伺える。ただ最後のは単純に"見知らぬ世界に来て不安だったから"って可能性もあるから、これは自信ねぇな」
「………それも彼女のみ知る事ですから、次に会った時にでも訊ねれば良いんじゃないですか?それこそ"星に願掛けをする"のもアリじゃないか?……これだけ降ってくるのを有効活用しないのも勿体ないしな」
「…………それもそうッスね」
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