晩冬の道標〜光が導くままに〜
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瑠花だけ置き去りな状態で話が進み、当真が冬島に呼ばれて少し自分達と距離を取ったのを横目に見つつマイペースにアップルパイを完食し、律儀に瑠花が用意してくれた飲み物で一服した後に話し合い……探り合いを再開する
「で、単刀直入に聞くけどさ……君の話した事は何処までが本当で、何処が具体的に違うの?僕がはっきり分かったのは"少なくとも君が口にしたサイドエフェクトに関する説明は嘘"だって事くらい。」
『………確かに私のサイドエフェクトは先程告げた内容とは違います。因みにアレは……不器用な自分が興味を持った事柄には全力で取り組む事や、苦手や未知の内容だと習得するまでかなりの時間を有するのは事実を少し言い換えただけです』
『えっ??じ、じゃあ柚紀ちゃんは【サイドエフェクトは持っているが、その能力は未知数。だから解明する為にボーダーに関わった】……感じですか?』
『ん〜、………確かにボーダーに関わるきっかけはサイドエフェクトが発端であり、トリオン量も検査をして初めて知ったのは本当だよ?でも【私は自分が持つ能力を理解出来ているし、制御がかやり可能になった】それがどんな能力なのかは…………冬島さんなら、分かりますよね?』
「……柚紀ちゃんから預かったトリガーホルダーを分解・解析したが、【攻撃系のトリガーは一つもセットされていなかった】……妙なシステムが組み込まれているせいでキャパが足りないってのが要因だが、…コレ必要なのか?それと出水の話を聞いて当真にも確認したが、なら君はどうやってトリオン弾を作ったのかが疑問に残る。………………まさかだとは思うが、柚紀ちゃんの"本当のサイドエフェクト"は…」
『百聞は一見にしかず……ですね。(…スッ………キィーン…パアァー)』
柚紀が扱うトリガーホルダー…トリオン体は相変わらず弾トリガーはセットされていないのだ。それは分解・解析すれば一目瞭然であり、ちゃんと冬島がコチラの話に耳を傾けていれば"この可能性に気付く"のを承知の上で柚紀は手放したのだ。そして生身の状態で小型ながらトリオン弾を作り出し、髪色も変化するのを見て全員が驚く中、種明かしをする
『……私のサイドエフェクトの名称は【強化暗示】、トリオンを用いて自分がイメージした事象を現実にする事が出来る。(パシュッ)これがセットしてない弾を作り出せれた理由です。そして……暗示は他人にも施せるのと同様に"ある条件を満たせば"他者にもその効力を付与出来るし、他の人みたいに生身でも能力が使える関係上【生身でもトリオン操作が可能な特殊な体質】でもあります。あ、後髪色が変化するのも体質と言うか遺伝、かな?母親が種類は違うけど同じ能力持ちで、施行した際に髪色が変わる性質を持っているから……多分ではありますが。って…………………えっと、皆さん大丈夫てすか〜?』
まさかの能力や説明を聞いてスナイパー師弟は理解の範疇を越えてしまい、頭を抱えている。冬島は「じゃあこのシステムは……だが、これだけで……」と"歌姫システム"の推測を独自にしている中、…何とか冷静さを保っている菊地原が柚紀に反応する
「……………オトからしても君…鶴ヶ峰が嘘を言っていないのは分かるけど、イメージだけで敵を倒せるものなの?後、……瑠花は以前に異世界の君に会っているらしいけど…………それもその能力の影響?」
『…………ありゃ?戦い慣れしちゃってるから君にはこの感覚が分からないか?ん〜……別に戦い以外にも"イメージトレーニング"ってしない?例えば何か新しい事を挑戦するけど上手くいかなかった場合、出来ている人の動画とか本を読んでイメージを頭に思い浮かべる的な!!……私の世界では出水先輩と二宮さんが言実さんに戦術や技術の師事を受けていて、弾を放つ場面を何度も見る機会があればあの程度なら出来るよ?……ま、アステロイド以外はサポートなしじゃ流石に無理だけどね。後、確かにコッチの世界に来たのも帰ったのもこの能力あってこそだけど……………あ!瑠花ちゃんに聞きたい事があったんだ!!…ねぇ【初めて会った時、私は五体満足な状態だった?もしかして…"半透明だったりしてなかった?"】』
「……………………だってさ。………聞いてた?」
『はひっ?!!ぁ、…ゴメンね菊地原くんっ!……聞いてません、でした。それで………何の話、ですか?』
菊地原の呼び掛けで何とか復帰した瑠花を微笑ましく見ながら再度同じ質問を口にする柚紀。これに対して"是"と答えた上で『でもどうして二回目と最初は違ったのでしょうか?』との疑問に柚紀は答える
『初回の時は……サイドエフェクトが暴走して体調を崩して療養中に無理して外に出たのと、…異世界移動のキーワードを無意識に口にしたせいだったから、短時間だったし"精神だけがコッチに来たって感じかな?"瑠花ちゃんがそんな私に触れたのは"私が霊的なのに昔は触れれたし対話も出来たから"だと思う。因みにアレが異世界移動の鍵だってちゃんと認識したのは二回目の……再び瑠花ちゃんに会った時ね。帰りも同じ様な手段を使って戻った。…………これで満足かしら?』
「…………………多分、アンタが話しているのは本当だろうけどよー。……漫画だと【異世界移動はかなりの重労働】だろ?コッチに今回来たのは、えっと…"フリョーの事故"だからアレだが…………そう何度も行き来が可能なのか?そのサイドエフェクトがあったとしてもだ。それも二度は単独でも今回はあの美人なネェちゃんも一緒だろ?…………帰れるのか?」
『……………可能です。勿論サイドエフェクト"だけ"じゃ無理ですが、ちゃんと帰る手段はあります。……貴方、…トーマさんは瑠花ちゃんの為に私を引き止めたいと思っているかも知れませんが、………やっぱり私にとってアチラの世界の人達が大切なんです。学校には友達や親友が居ますし、まだ"果たしていない約束や目標・使命"があります。それを投げ出す様な事を、私はしたくない。自分でやると決めた以上、辛くても最後までやり遂げる。……それが(ニコッ)私と言う人間ですから。ま、言実さんの話し合いが終わるまではコッチに居るから……(ナデナデ)そんな寂しそうにしないで。大丈夫、…きっとまた会えるよ。貴女がそれを願えば、再び道が繋がる筈だから、ね?』
『……………………(コク、ン)』
柚紀が帰ってしまうのを聞いて素直に寂しがる瑠花を諌めている様子を見つつ、【貴重なサイドエフェクト持ちにして即戦力となる逸材】を逃した事を残念がる男性陣。そんなのをお構いなしに『さて、暇潰しに二人の馴れ初めとか聞こうかな〜。……瑠花ちゃんはさ〜、菊地原くんの何処に惹かれたの???』とガールズトークを始めた事に、カップル二人は少なからず焦り、当真はそれに便乗、冬島は……相変わらず歌姫システムやらセーフティの解明に勤しんでいた
「で、単刀直入に聞くけどさ……君の話した事は何処までが本当で、何処が具体的に違うの?僕がはっきり分かったのは"少なくとも君が口にしたサイドエフェクトに関する説明は嘘"だって事くらい。」
『………確かに私のサイドエフェクトは先程告げた内容とは違います。因みにアレは……不器用な自分が興味を持った事柄には全力で取り組む事や、苦手や未知の内容だと習得するまでかなりの時間を有するのは事実を少し言い換えただけです』
『えっ??じ、じゃあ柚紀ちゃんは【サイドエフェクトは持っているが、その能力は未知数。だから解明する為にボーダーに関わった】……感じですか?』
『ん〜、………確かにボーダーに関わるきっかけはサイドエフェクトが発端であり、トリオン量も検査をして初めて知ったのは本当だよ?でも【私は自分が持つ能力を理解出来ているし、制御がかやり可能になった】それがどんな能力なのかは…………冬島さんなら、分かりますよね?』
「……柚紀ちゃんから預かったトリガーホルダーを分解・解析したが、【攻撃系のトリガーは一つもセットされていなかった】……妙なシステムが組み込まれているせいでキャパが足りないってのが要因だが、…コレ必要なのか?それと出水の話を聞いて当真にも確認したが、なら君はどうやってトリオン弾を作ったのかが疑問に残る。………………まさかだとは思うが、柚紀ちゃんの"本当のサイドエフェクト"は…」
『百聞は一見にしかず……ですね。(…スッ………キィーン…パアァー)』
柚紀が扱うトリガーホルダー…トリオン体は相変わらず弾トリガーはセットされていないのだ。それは分解・解析すれば一目瞭然であり、ちゃんと冬島がコチラの話に耳を傾けていれば"この可能性に気付く"のを承知の上で柚紀は手放したのだ。そして生身の状態で小型ながらトリオン弾を作り出し、髪色も変化するのを見て全員が驚く中、種明かしをする
『……私のサイドエフェクトの名称は【強化暗示】、トリオンを用いて自分がイメージした事象を現実にする事が出来る。(パシュッ)これがセットしてない弾を作り出せれた理由です。そして……暗示は他人にも施せるのと同様に"ある条件を満たせば"他者にもその効力を付与出来るし、他の人みたいに生身でも能力が使える関係上【生身でもトリオン操作が可能な特殊な体質】でもあります。あ、後髪色が変化するのも体質と言うか遺伝、かな?母親が種類は違うけど同じ能力持ちで、施行した際に髪色が変わる性質を持っているから……多分ではありますが。って…………………えっと、皆さん大丈夫てすか〜?』
まさかの能力や説明を聞いてスナイパー師弟は理解の範疇を越えてしまい、頭を抱えている。冬島は「じゃあこのシステムは……だが、これだけで……」と"歌姫システム"の推測を独自にしている中、…何とか冷静さを保っている菊地原が柚紀に反応する
「……………オトからしても君…鶴ヶ峰が嘘を言っていないのは分かるけど、イメージだけで敵を倒せるものなの?後、……瑠花は以前に異世界の君に会っているらしいけど…………それもその能力の影響?」
『…………ありゃ?戦い慣れしちゃってるから君にはこの感覚が分からないか?ん〜……別に戦い以外にも"イメージトレーニング"ってしない?例えば何か新しい事を挑戦するけど上手くいかなかった場合、出来ている人の動画とか本を読んでイメージを頭に思い浮かべる的な!!……私の世界では出水先輩と二宮さんが言実さんに戦術や技術の師事を受けていて、弾を放つ場面を何度も見る機会があればあの程度なら出来るよ?……ま、アステロイド以外はサポートなしじゃ流石に無理だけどね。後、確かにコッチの世界に来たのも帰ったのもこの能力あってこそだけど……………あ!瑠花ちゃんに聞きたい事があったんだ!!…ねぇ【初めて会った時、私は五体満足な状態だった?もしかして…"半透明だったりしてなかった?"】』
「……………………だってさ。………聞いてた?」
『はひっ?!!ぁ、…ゴメンね菊地原くんっ!……聞いてません、でした。それで………何の話、ですか?』
菊地原の呼び掛けで何とか復帰した瑠花を微笑ましく見ながら再度同じ質問を口にする柚紀。これに対して"是"と答えた上で『でもどうして二回目と最初は違ったのでしょうか?』との疑問に柚紀は答える
『初回の時は……サイドエフェクトが暴走して体調を崩して療養中に無理して外に出たのと、…異世界移動のキーワードを無意識に口にしたせいだったから、短時間だったし"精神だけがコッチに来たって感じかな?"瑠花ちゃんがそんな私に触れたのは"私が霊的なのに昔は触れれたし対話も出来たから"だと思う。因みにアレが異世界移動の鍵だってちゃんと認識したのは二回目の……再び瑠花ちゃんに会った時ね。帰りも同じ様な手段を使って戻った。…………これで満足かしら?』
「…………………多分、アンタが話しているのは本当だろうけどよー。……漫画だと【異世界移動はかなりの重労働】だろ?コッチに今回来たのは、えっと…"フリョーの事故"だからアレだが…………そう何度も行き来が可能なのか?そのサイドエフェクトがあったとしてもだ。それも二度は単独でも今回はあの美人なネェちゃんも一緒だろ?…………帰れるのか?」
『……………可能です。勿論サイドエフェクト"だけ"じゃ無理ですが、ちゃんと帰る手段はあります。……貴方、…トーマさんは瑠花ちゃんの為に私を引き止めたいと思っているかも知れませんが、………やっぱり私にとってアチラの世界の人達が大切なんです。学校には友達や親友が居ますし、まだ"果たしていない約束や目標・使命"があります。それを投げ出す様な事を、私はしたくない。自分でやると決めた以上、辛くても最後までやり遂げる。……それが(ニコッ)私と言う人間ですから。ま、言実さんの話し合いが終わるまではコッチに居るから……(ナデナデ)そんな寂しそうにしないで。大丈夫、…きっとまた会えるよ。貴女がそれを願えば、再び道が繋がる筈だから、ね?』
『……………………(コク、ン)』
柚紀が帰ってしまうのを聞いて素直に寂しがる瑠花を諌めている様子を見つつ、【貴重なサイドエフェクト持ちにして即戦力となる逸材】を逃した事を残念がる男性陣。そんなのをお構いなしに『さて、暇潰しに二人の馴れ初めとか聞こうかな〜。……瑠花ちゃんはさ〜、菊地原くんの何処に惹かれたの???』とガールズトークを始めた事に、カップル二人は少なからず焦り、当真はそれに便乗、冬島は……相変わらず歌姫システムやらセーフティの解明に勤しんでいた