合わせ鏡〜貴女は、もう一人の私?〜
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理由は定かではないが、太刀川と出水がそこにおりいきなり攻撃を仕掛けられる。が、使用弾がアステロイドだったので冷静に弾道を見て二人共回避。……柚紀に抱えられている瑠花が状況を掴めない中、太刀川が弧月を抜いて柚紀に急接近。それを『だ、駄目です太刀川さん!この人は敵じゃないです!!』と庇い立てするが、"ベイルアウトがあるので彼女ごと斬る可能性"を瞬時に叩き出した柚紀は、些か乱暴だが菊地原が居る方に『この子、ヨロシク!!』と押しやり身軽になれば弧月の斬撃をシールドで真っ向から受け止める
- ガキィーン!!…キリ、キリキリキリ…… -
「!?……へぇ〜、君相当トリオン量あるね。普通なら弧月でシールドを叩き割れる筈なのに、罅すら入らない。………一体…ナニモノ?ボーダー内で君程のトリオン量持ちが知れ渡らない訳が、無い!(ススッ)」
- ババババババババババババ -
『(ズサーー!)……素直に素性を対峙している相手に話す程、私は馬鹿じゃないです。そちらが名乗るなら、話は変わりますが(って言っても、本当の事を話した所で信じるとも思えないな〜。"二人が…皆が納得する様な証拠や証人が居れば"話は変わるけど)』
いつの間にか柚紀VS太刀川隊二人の状態になってしまう。それから本当に名乗った太刀川に出水が突っ込みを入れたり『ソレは知ってますので却下します』と素性明かしを拒否する柚紀の二重攻防戦が繰り広げられている中、菊地原は回収した瑠花を連れて風間達に合流。そこには互いに片腕を落としはしているが致命傷でない二人と、歌川に背後を取られている"白衣姿"の言実が成り行きを見守っていた。そして何故あの二人が此処にと訊ねる菊地原に風間が答える
「本部長が退院したばかりの蒼井を気遣い、太刀川達を代わりに派遣して来た。が、丁度この人の攻撃を受けてしまった直後に合流したせいで、"敵と誤認し"攻撃を仕掛けたせいで、こうやって彼女の換装が解けてしまった。そして尋問する直後にお前達が戻って来た。そんな感じだな」
「……本部長らしいとも言えますが、なら最初からウチを調査に向かわせなければ良かったのに(ブーブー)…………で、風間さんがこの人は敵じゃないって見抜いた要因は何ですか?」
「"カメレオンの性質を正確に見抜いて対処した"、それが答えだ。カメレオンは透明にはなるが、あくまでも通常の視界に映らないだけで、トリオン反応までは消せない。俺と歌川は奇襲を仕掛けようとしたがハウンドの性質を上手く利用され、こうやって手傷を負わされた。が、見て分かるように致命傷ではない。その気になれば落とせていたにも関わらずに、だ」
『……………私達はお前達の敵では無い、それ以上にソチラが抱えているであろう問題の解決策を条件次第では無償で提供も厭わない。と、話しても聞く筈もないだろうから"話が出来る状況を作った"と言うのに、……あの髭のせいで水の泡だ。それに……………あの子は攻撃の術を封じられた分、防御や回避・サポートに特化しておる。幾らあの二人でも傷一つ負わせれぬだろう。これでは何時までも話し合いが出来ぬ』
「太刀川さんは戦闘狂で有名ですが、出水先輩も地味に強者との戦闘を楽しむ節がありますからね。かと言って……あの戦場に割り込む勇気、俺にはないです」
穏便に済ませようと一応三人はしていたらしい。が、今となってはそれも無理だろう。……コチラの風間達は"この白衣姿もトリオン体"とは知らないので、万が一にも柚紀が負傷したら容赦なく太刀川を殺る気満々な言実。勿論それは避けたいが、柚紀の心身ともに正常でなければ"向こうへの帰還が叶わない"のを察しているからだ
そんな硬直状態の中、瑠花に一本の通信が入る
❲あー、テステス。……お〜い瑠花〜、俺の声聞こえてるか〜??❳
『えっ?!そ、その声は!当真、師匠っ?!!な、何で?だって通信機能って今は…駄目だって』
❲ま、全員のは直ってねぇな。これだって、隊長の調律を常に受けている瑠花だから辛うじて繋がっている感じだしな。って、無駄話はこの位にしてだ………今、太刀川さんと殺り合ってる緑の嬢ちゃん。……(スチャッ)コイツを倒せば万事解決で問題ないか?❳
『えっ?今、太刀川さんと戦っている、緑の…………ち、違います!この人は…敵じゃありません!!だから……
『!?……狙撃警戒!!』
当真師匠っ!撃っちゃ駄目ー!!!』
(男5人)「!!?」
丁度二人の猛攻を回避する為に空中に逃げていた柚紀に向かって言実が、自分を助けてくれた人が師匠に撃たれる姿を見たくない瑠花が通信先に呼び掛ける言葉に少なからず現場の隊員は驚きを示す。そんな中、【狙撃と当真】のワードから【狙われる箇所や周囲の建物の配置、更には"相手の癖"を思い出して】狙撃ポイントを予測し
- キイィーン、ガキーン!!………スタン! -
「………はあぁっ?!当真さんの狙撃を防いだだと!!?それも、ほぼピンポイントシールドを後頭部の左右2箇所にだけ出してとか、…何でそんな事、見ず知らないアンタが出来るんだよ!!?」
『……狙撃手まで出しゃばってきた以上、長引かせるのは不利ですね。あまりこの手は使いたくないのですが、(…スッ)仕方ありませんね』
- キイィーン!! -
「………マシかよ」
「これ、下手したら玉狛のトリオン怪獣のトリオンでメガネくんが作った弾より、デカくないか?」
無事に狙撃を回避し着地した柚紀は狙撃があった方に片手を向ければ、……超大玉のトリオン弾を作り上げる。それは手を斜め上に上げているにも関わらず、弾が地面スレスレな大きさであり下手をすればバンダーの巨体とほぼ同格の大きさである。これを見て流石に菊地原も察したのだ、……柚紀が攻撃を禁じられていた理由を。が、『(あれ?こんなに大きかった、でしたっけ?)』と疑問に思っている瑠花と目が合った柚紀は口元に指を当てて"内緒ね"と言わんとばかりの仕草とウィンクをされて、………とりあえず黙っている事に。そして
『こんな状況でこの様な事を言っても説得力はなさそうですが、………私って争い事は嫌いなんですよね〜。でもこの持ちたくもなかった巨大な能力のせいで狙われるので、自衛の為に色々身につけましたし、知識や咄嗟の判断力も冷静さも備え付けました。でなければ、私だけじゃなくて周囲にも危害や危険が及びますからね。なので、そちらが手を引いて頂けるならコレを放ったりもしませんし、ご質問にもお答え致します。………如何しますか?』
- ガキィーン!!…キリ、キリキリキリ…… -
「!?……へぇ〜、君相当トリオン量あるね。普通なら弧月でシールドを叩き割れる筈なのに、罅すら入らない。………一体…ナニモノ?ボーダー内で君程のトリオン量持ちが知れ渡らない訳が、無い!(ススッ)」
- ババババババババババババ -
『(ズサーー!)……素直に素性を対峙している相手に話す程、私は馬鹿じゃないです。そちらが名乗るなら、話は変わりますが(って言っても、本当の事を話した所で信じるとも思えないな〜。"二人が…皆が納得する様な証拠や証人が居れば"話は変わるけど)』
いつの間にか柚紀VS太刀川隊二人の状態になってしまう。それから本当に名乗った太刀川に出水が突っ込みを入れたり『ソレは知ってますので却下します』と素性明かしを拒否する柚紀の二重攻防戦が繰り広げられている中、菊地原は回収した瑠花を連れて風間達に合流。そこには互いに片腕を落としはしているが致命傷でない二人と、歌川に背後を取られている"白衣姿"の言実が成り行きを見守っていた。そして何故あの二人が此処にと訊ねる菊地原に風間が答える
「本部長が退院したばかりの蒼井を気遣い、太刀川達を代わりに派遣して来た。が、丁度この人の攻撃を受けてしまった直後に合流したせいで、"敵と誤認し"攻撃を仕掛けたせいで、こうやって彼女の換装が解けてしまった。そして尋問する直後にお前達が戻って来た。そんな感じだな」
「……本部長らしいとも言えますが、なら最初からウチを調査に向かわせなければ良かったのに(ブーブー)…………で、風間さんがこの人は敵じゃないって見抜いた要因は何ですか?」
「"カメレオンの性質を正確に見抜いて対処した"、それが答えだ。カメレオンは透明にはなるが、あくまでも通常の視界に映らないだけで、トリオン反応までは消せない。俺と歌川は奇襲を仕掛けようとしたがハウンドの性質を上手く利用され、こうやって手傷を負わされた。が、見て分かるように致命傷ではない。その気になれば落とせていたにも関わらずに、だ」
『……………私達はお前達の敵では無い、それ以上にソチラが抱えているであろう問題の解決策を条件次第では無償で提供も厭わない。と、話しても聞く筈もないだろうから"話が出来る状況を作った"と言うのに、……あの髭のせいで水の泡だ。それに……………あの子は攻撃の術を封じられた分、防御や回避・サポートに特化しておる。幾らあの二人でも傷一つ負わせれぬだろう。これでは何時までも話し合いが出来ぬ』
「太刀川さんは戦闘狂で有名ですが、出水先輩も地味に強者との戦闘を楽しむ節がありますからね。かと言って……あの戦場に割り込む勇気、俺にはないです」
穏便に済ませようと一応三人はしていたらしい。が、今となってはそれも無理だろう。……コチラの風間達は"この白衣姿もトリオン体"とは知らないので、万が一にも柚紀が負傷したら容赦なく太刀川を殺る気満々な言実。勿論それは避けたいが、柚紀の心身ともに正常でなければ"向こうへの帰還が叶わない"のを察しているからだ
そんな硬直状態の中、瑠花に一本の通信が入る
❲あー、テステス。……お〜い瑠花〜、俺の声聞こえてるか〜??❳
『えっ?!そ、その声は!当真、師匠っ?!!な、何で?だって通信機能って今は…駄目だって』
❲ま、全員のは直ってねぇな。これだって、隊長の調律を常に受けている瑠花だから辛うじて繋がっている感じだしな。って、無駄話はこの位にしてだ………今、太刀川さんと殺り合ってる緑の嬢ちゃん。……(スチャッ)コイツを倒せば万事解決で問題ないか?❳
『えっ?今、太刀川さんと戦っている、緑の…………ち、違います!この人は…敵じゃありません!!だから……
『!?……狙撃警戒!!』
当真師匠っ!撃っちゃ駄目ー!!!』
(男5人)「!!?」
丁度二人の猛攻を回避する為に空中に逃げていた柚紀に向かって言実が、自分を助けてくれた人が師匠に撃たれる姿を見たくない瑠花が通信先に呼び掛ける言葉に少なからず現場の隊員は驚きを示す。そんな中、【狙撃と当真】のワードから【狙われる箇所や周囲の建物の配置、更には"相手の癖"を思い出して】狙撃ポイントを予測し
- キイィーン、ガキーン!!………スタン! -
「………はあぁっ?!当真さんの狙撃を防いだだと!!?それも、ほぼピンポイントシールドを後頭部の左右2箇所にだけ出してとか、…何でそんな事、見ず知らないアンタが出来るんだよ!!?」
『……狙撃手まで出しゃばってきた以上、長引かせるのは不利ですね。あまりこの手は使いたくないのですが、(…スッ)仕方ありませんね』
- キイィーン!! -
「………マシかよ」
「これ、下手したら玉狛のトリオン怪獣のトリオンでメガネくんが作った弾より、デカくないか?」
無事に狙撃を回避し着地した柚紀は狙撃があった方に片手を向ければ、……超大玉のトリオン弾を作り上げる。それは手を斜め上に上げているにも関わらず、弾が地面スレスレな大きさであり下手をすればバンダーの巨体とほぼ同格の大きさである。これを見て流石に菊地原も察したのだ、……柚紀が攻撃を禁じられていた理由を。が、『(あれ?こんなに大きかった、でしたっけ?)』と疑問に思っている瑠花と目が合った柚紀は口元に指を当てて"内緒ね"と言わんとばかりの仕草とウィンクをされて、………とりあえず黙っている事に。そして
『こんな状況でこの様な事を言っても説得力はなさそうですが、………私って争い事は嫌いなんですよね〜。でもこの持ちたくもなかった巨大な能力のせいで狙われるので、自衛の為に色々身につけましたし、知識や咄嗟の判断力も冷静さも備え付けました。でなければ、私だけじゃなくて周囲にも危害や危険が及びますからね。なので、そちらが手を引いて頂けるならコレを放ったりもしませんし、ご質問にもお答え致します。………如何しますか?』