合わせ鏡〜貴女は、もう一人の私?〜
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
グラスホッパーとサイドエフェクトの合せ技で、穴から出て来た敵よりは早く目的地であろう建物に到着した柚紀だが、その屋上から悲鳴が聞こえて来たので迷わず搭乗。そして今にもモールモットの凶刃に襲われそうな女の子の姿を見た瞬間
- キイィーン、フワリ、フワリ…… -
『……通常弾 !!!
(- ガガガガガガガガガ!!……ガタン!…シュウゥ -)
(スタン!)良かった!間に合った!!(タタタタ、スッ)大丈夫?怪我してない??』
『ぁ、……は、はい。弾にも、敵の攻撃も当たってませんので。あの、……お姉さん達は一体、何者ですか?アステロイド……ボーダーのトリガーを使っていらっしゃいますから、敵ではないのは分かりますが、その服にはロゴ、ないですよね?』
『それは…(カサ、カサカサカサ)!!……その質問の答えは後ででも良いかしら?どうやら、……追い付かれたみたいね(現場に出て来ているのとバックワームで分かりづらいけど、彼女はボーダー正隊員ならベイルアウトさせて前線離脱が一番安全だけど、……確実に勘違いされそうだよね。ならば)……失礼。(ヒョイッ)…………少し怖いかも知れないけど、私は絶対に貴女を見捨てたりしない。だからちょっとだけ大人しくしてて貰えないかな?悪い様にはしないから、(ニコッ)ね?』
『へあっ?!!!あ、ぁの、その…………ょ、よくは分かりませんが、分かり、ました(ギュッ!)』
状況が飲み込めない瑠花だが、逆に冷静で状況を把握しているらしい柚紀に身を委ねる事に。そしてグラスホッパーでその場を離脱したほんの数秒後には大量の敵が屋上に押し寄せて衝突事故を起こす始末で、それを見た瑠花は顔を青褪める。が、何体かは引き続きコチラを追跡する為に行動を再開したのを一瞥して確認した柚紀が"攻撃しながら逃げるべきか"と思考を巡らせつつ、地面に着地して言実達が居る方に駆け出そうとしたその時
- シュン!キィーン…ピタッ! -
「……ねぇ、その子渡して貰えない?僕の………僕達の仲間を何処に連れて行くつもり?」
『き、菊地原くんっ?!!こ、こここ、この人は悪い人じゃないです!だって危ない所を助けてくれた優しい人ですから!!』
「…………それも君を油断させる手段だとしたら?確かにバイパーやグラスホッパーはウチのトリガーだけど、……僕は彼女達を知らない。これだけ目立つ容姿だよ?実力は兎も角噂にならない訳がない。コッチは分からないけど、向こうの白衣から換装した人は元・戦闘員だろうね。動きがタダのエンジニアにしては良過ぎるし、僕達相手でも堂々としていた。……戦闘になる前に風間さんから"コッチの人を追え"って言われて戦線離脱したけど、あの人全く動揺して無かった。一体ナニモノなのさ?」
『(……確かに、私が知っている彼でない彼みたい)………それらの説明をしたいのは山々ですが、(カサ、カサカサカサカサ…)敵が迫っています、そして奴らの狙いは彼女です。何故そうなったのかも含めて説明するにしても戦いながらでは無理です。……私は【あの人の許可なしに攻撃するのを禁じられています】ので。彼女を助ける際に咄嗟でやってはしまいましたが、アレは仕方のない行動です。貴方は……見たところ生粋のアタッカーさんみたいですから、片手は必ず武器で塞がってしまう。………彼女を抱えて敵を捌きつつ退避、出来ますか?その腕にあるチームエンブレムが本物なら、……君はボーダーの中でも屈指の精鋭隊員でしょ?なら、【今一番優先させる事はナニか】判断が付く筈かと』
「……………………(スッ)いいよ、今だけその子を君に預けてあげる。でも、少しでも不審な動きをしたりその子を危険な目に合わせたら……容赦しないから、そのつもりで。後、僕から一定以上離れたりしたら……"どうなっても知らないから"気をつけてね」
『……交渉成立ね、とりあえず貴方達の仲間の所へ戻りましょうか。まだあそこにあの人も居る筈です。"彼女を救助したら戻って来い"と言われましたので』
カメレオンで身を潜めていた菊地原に背後を取られ、柚紀はスコーピオンを背中に突き付けられてしまう。瑠花が慌てて擁護するが、彼の意見は正論なので聞き流されてしまう。これに対して言実に【この風間隊は自分達が知る彼等ではない】と事前に聞いていた柚紀も冷静さを失わず、【自分達を知らなくても"A級隊員の彼なら"選択を誤ったりはしない】と考え軽い煽りも加えた後に状況を伝えた上で判断を促す。それが功を奏したらしく、突き付けていた武器は外され幾つかの条件を課せられたが、その位ならと柚紀は同意。そしてほっと安堵した瑠花を一瞥後、未だに警戒心バリバリな菊地原を改めて見据えながら後方に敵を見つければ行動を開始するのであった
- - -
- -
-
『ぜ、前方1時の方角と、(キョロキョロ)…5時と7時に敵が居ます!!』
『了解!…シールド!!(キィーン- シュン! -ガキィーン)…ふぅ、危ない危ない。やっぱり隠密型は厄介だな〜、抱えた状態に加えてオペのナビがないと敵の位置把握難しいもんね〜。にしても、……貴女かなり便利な能力持ちね〜、羨ましいわ(タタタタタタタ…)』
「(ザシュッ!!)……言っておくけど彼女が欲しいとか言わないでよ?そんな事を口にしたら最後、風間さんや…彼女の師匠に加えて猫可愛がっている面々が黙ってないからね?(タタタタタ……)」
『……あら?君はナニもしてこないの??てっきりこの子と"そう言う関係"何だと思ったんだけど、まだまだコチラの勘は鈍いみたいね私は(クスッ)』
『…………(ポン!!)な、ななななななななな…何で初対面なのに、そんな事分かるんですかぁぁぁ!!?お姉さんって、もしかしなくても超能力者?!若しくはサイドエフェクト持ちの方だったりしちゃうんですかぁぁぁ!!!?』
「……………瑠花の馬鹿、答え言ってどうするのさ」
柚紀はシールドで敵の攻撃を防ぎそのまま駆け抜け、背後から攻撃しようとする奴は後続の菊地原が始末する的な流れが自然と出来上がっていた。そして互いにカバーしあっていたせいか軽口を叩き合うまでに仲が進展(少なくとも最初からあまり警戒していなかった柚紀は何時もの調子となっただけだが)、軽い気持ちで瑠花にちょっかいを掛けた際の反応を見てカマを掛ければ、見事に引っ掛かり更に雰囲気が良くなった頃、"何かと戦っている"言実を視認し『戻りましたー!!』と声を掛けた瞬間
『気を付けろ柚紀っ!!"奴等は強敵"だぞ!!?』
「おっ?!マジで戻って来たな!じゃあ小手調べといきますか、……ヤレ出水」
「了解!……通常弾 !!!」
- キイィーン、フワリ、フワリ…… -
『……
(- ガガガガガガガガガ!!……ガタン!…シュウゥ -)
(スタン!)良かった!間に合った!!(タタタタ、スッ)大丈夫?怪我してない??』
『ぁ、……は、はい。弾にも、敵の攻撃も当たってませんので。あの、……お姉さん達は一体、何者ですか?アステロイド……ボーダーのトリガーを使っていらっしゃいますから、敵ではないのは分かりますが、その服にはロゴ、ないですよね?』
『それは…(カサ、カサカサカサ)!!……その質問の答えは後ででも良いかしら?どうやら、……追い付かれたみたいね(現場に出て来ているのとバックワームで分かりづらいけど、彼女はボーダー正隊員ならベイルアウトさせて前線離脱が一番安全だけど、……確実に勘違いされそうだよね。ならば)……失礼。(ヒョイッ)…………少し怖いかも知れないけど、私は絶対に貴女を見捨てたりしない。だからちょっとだけ大人しくしてて貰えないかな?悪い様にはしないから、(ニコッ)ね?』
『へあっ?!!!あ、ぁの、その…………ょ、よくは分かりませんが、分かり、ました(ギュッ!)』
状況が飲み込めない瑠花だが、逆に冷静で状況を把握しているらしい柚紀に身を委ねる事に。そしてグラスホッパーでその場を離脱したほんの数秒後には大量の敵が屋上に押し寄せて衝突事故を起こす始末で、それを見た瑠花は顔を青褪める。が、何体かは引き続きコチラを追跡する為に行動を再開したのを一瞥して確認した柚紀が"攻撃しながら逃げるべきか"と思考を巡らせつつ、地面に着地して言実達が居る方に駆け出そうとしたその時
- シュン!キィーン…ピタッ! -
「……ねぇ、その子渡して貰えない?僕の………僕達の仲間を何処に連れて行くつもり?」
『き、菊地原くんっ?!!こ、こここ、この人は悪い人じゃないです!だって危ない所を助けてくれた優しい人ですから!!』
「…………それも君を油断させる手段だとしたら?確かにバイパーやグラスホッパーはウチのトリガーだけど、……僕は彼女達を知らない。これだけ目立つ容姿だよ?実力は兎も角噂にならない訳がない。コッチは分からないけど、向こうの白衣から換装した人は元・戦闘員だろうね。動きがタダのエンジニアにしては良過ぎるし、僕達相手でも堂々としていた。……戦闘になる前に風間さんから"コッチの人を追え"って言われて戦線離脱したけど、あの人全く動揺して無かった。一体ナニモノなのさ?」
『(……確かに、私が知っている彼でない彼みたい)………それらの説明をしたいのは山々ですが、(カサ、カサカサカサカサ…)敵が迫っています、そして奴らの狙いは彼女です。何故そうなったのかも含めて説明するにしても戦いながらでは無理です。……私は【あの人の許可なしに攻撃するのを禁じられています】ので。彼女を助ける際に咄嗟でやってはしまいましたが、アレは仕方のない行動です。貴方は……見たところ生粋のアタッカーさんみたいですから、片手は必ず武器で塞がってしまう。………彼女を抱えて敵を捌きつつ退避、出来ますか?その腕にあるチームエンブレムが本物なら、……君はボーダーの中でも屈指の精鋭隊員でしょ?なら、【今一番優先させる事はナニか】判断が付く筈かと』
「……………………(スッ)いいよ、今だけその子を君に預けてあげる。でも、少しでも不審な動きをしたりその子を危険な目に合わせたら……容赦しないから、そのつもりで。後、僕から一定以上離れたりしたら……"どうなっても知らないから"気をつけてね」
『……交渉成立ね、とりあえず貴方達の仲間の所へ戻りましょうか。まだあそこにあの人も居る筈です。"彼女を救助したら戻って来い"と言われましたので』
カメレオンで身を潜めていた菊地原に背後を取られ、柚紀はスコーピオンを背中に突き付けられてしまう。瑠花が慌てて擁護するが、彼の意見は正論なので聞き流されてしまう。これに対して言実に【この風間隊は自分達が知る彼等ではない】と事前に聞いていた柚紀も冷静さを失わず、【自分達を知らなくても"A級隊員の彼なら"選択を誤ったりはしない】と考え軽い煽りも加えた後に状況を伝えた上で判断を促す。それが功を奏したらしく、突き付けていた武器は外され幾つかの条件を課せられたが、その位ならと柚紀は同意。そしてほっと安堵した瑠花を一瞥後、未だに警戒心バリバリな菊地原を改めて見据えながら後方に敵を見つければ行動を開始するのであった
- - -
- -
-
『ぜ、前方1時の方角と、(キョロキョロ)…5時と7時に敵が居ます!!』
『了解!…シールド!!(キィーン- シュン! -ガキィーン)…ふぅ、危ない危ない。やっぱり隠密型は厄介だな〜、抱えた状態に加えてオペのナビがないと敵の位置把握難しいもんね〜。にしても、……貴女かなり便利な能力持ちね〜、羨ましいわ(タタタタタタタ…)』
「(ザシュッ!!)……言っておくけど彼女が欲しいとか言わないでよ?そんな事を口にしたら最後、風間さんや…彼女の師匠に加えて猫可愛がっている面々が黙ってないからね?(タタタタタ……)」
『……あら?君はナニもしてこないの??てっきりこの子と"そう言う関係"何だと思ったんだけど、まだまだコチラの勘は鈍いみたいね私は(クスッ)』
『…………(ポン!!)な、ななななななななな…何で初対面なのに、そんな事分かるんですかぁぁぁ!!?お姉さんって、もしかしなくても超能力者?!若しくはサイドエフェクト持ちの方だったりしちゃうんですかぁぁぁ!!!?』
「……………瑠花の馬鹿、答え言ってどうするのさ」
柚紀はシールドで敵の攻撃を防ぎそのまま駆け抜け、背後から攻撃しようとする奴は後続の菊地原が始末する的な流れが自然と出来上がっていた。そして互いにカバーしあっていたせいか軽口を叩き合うまでに仲が進展(少なくとも最初からあまり警戒していなかった柚紀は何時もの調子となっただけだが)、軽い気持ちで瑠花にちょっかいを掛けた際の反応を見てカマを掛ければ、見事に引っ掛かり更に雰囲気が良くなった頃、"何かと戦っている"言実を視認し『戻りましたー!!』と声を掛けた瞬間
『気を付けろ柚紀っ!!"奴等は強敵"だぞ!!?』
「おっ?!マジで戻って来たな!じゃあ小手調べといきますか、……ヤレ出水」
「了解!……