夏の終わり~きっとまた~
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「…………なぁ佐鳥、……何で助けてくれたの?おれが、……………………菊地原の質問に対して困っていた所をさ」
「えっ?……困っている奴を助けるのに理由居る?ってかさ、とっきーが頭脳戦?一問一答??口喧嘩???…兎に角、男子相手に負けるの珍しいね。それも同学年のさ!……ナニを失敗したのさ??」
「……色々深読みし過ぎた、みたい。…………………おれさ、鶴ヶ峰さんを介抱したのが、菊地原じゃないかって思ったんだ。……彼奴の耳なら、…彼女の歌声を聞き取れる気がしてさ。で、天の邪鬼な性格しているし、……迅さんが言っていただろ?"あんまりおれ達と風間隊のメンバーは一緒に居るべきじゃない"って。だから」
「ん~、……そう考えるのもアリだけどさ、…多分ないよ。だって歌川が居ないもん!…菊地原相手でも"二人っきり"は彼女は避ける筈。それにさ、菊地原にはインドア派なイメージが強いんじゃないかな柚紀ちゃんに対してだけど。耳に関しては………どうだろ?【歌を頼りにオレ達以外の誰かが彼女の元に辿り着いた例】がないから、何とも言えなくない?…確か屋上の時は笹森は任務中だし、菊地原達は基地にすら来てなかったし」
「………だね。………確認ついでに一つ、良いか?」
「お?!とっきーからの質問何て珍しいね!!ナニナニ??」
「……例の歌を、…一小節分歌って彼女が気を失ったあの時、………どうしてあーなったか…言実さんに対して鶴ヶ峰さんが何と説明していたか…佐鳥は覚えているか?」
「…………へ?あの時?えっと…………………アレ?確かにおつるちゃんに、柚紀ちゃんは説明していたのは、見てた筈。でも……思い出せない?………………どうして、だ?」
~~~~~
『……(ナデ)………やはり"縁が結ばれてしまった"か。…………あまり好ましくないのだがな(ナデナデ)』
‐ ヴーヴー、ヴーヴー ‐
『!……………(p!)…………何の用だ?……迅』
〔ど、どうもです言実さん。えっとですね、…嵐山に柚紀ちゃんの事を聞きましてそれで、その……〕
『(ハァ~)……安心しろ、柚紀は怪我一つしておらぬ。肉体も精神も、な。それにだ、……今回の件に関しては視えなくて当たり前だ。故にお前が責任を感じる必要はない』
〔っ!?何で、何ですか?何でっ!……柚紀ちゃんの未来はこんなに不安定なんですかっ!!彼女だけじゃない!?貴女だって……静樹さんだって、……可能性が低い所か【俺が視ていない未来になってしまう事がある】!!分かってます!俺の能力だって絶対じゃない!!万能じゃ、ないっ!!!でも、……"大切な人を救えないなら"この能力のイミッテ、オレノソンザイイギッテ……あるの、かな?〕
『……少し待て、今ベランダに移動する(ガラガラ、ガラガラ…ピシャン)(カチッ、……フ~)…………なぁ迅、お前は私達の生まれ故郷の事を知っておるか?…兄さんからナニか聞いてないか?』
〔……ひと昔タイムスリップしたようなド田舎で、…俺みたいな奴がゴロゴロ居るって、聞いた事ならありますが………それが、どうかしましたか?〕
『……"井の中の蛙"(フ~)…流石にコレの意味は分かるな?』
〔その位分かりますよ俺だって!……あの、言実さん。まさかその田舎町って"サイドエフェクト持ちが沢山居たりする"んですか?〕
『……半分正解、だな。ナニを何処までをサイドエフェクトと位置付けるかで変わるが、…………少なくともボーダーよりはその手の能力者は多く居た。が、私や兄さんはその手の能力は持っておらぬ。だが、身を守るためにそれらの対処法なら、習得しておる。……だからお前の未来視が他より外れやすいのだよ』
〔………柚紀ちゃんも、ですか?〕
『いや、アレは違う。…柚紀の場合は……お前の未来視の"上位互換となりうる"能力の持ち主だからだ。だから読めない事があるのだよ』
〔上位互換っ?!だって柚紀ちゃんの能力は…………………強い願望や願いは信仰となり、それにより神すら生み出す。人間はそれが可能な存在だ。だが、物事には必ず代価が発生する。能力に溺れるな、傲るな。…神になるな、怪物に、人形になるな。心ある、か弱いが本当は強い……ヒトのままで居ろ〕
『………兄さんらしい言葉だな。…精神がきちんと成長して居る。後は安定さえすれば、あの子は"ヒトとして生きれる"筈だが……そうも行かぬ。故に私が必要以上に干渉している(フ~)だから迅、お前は自分が出来る範囲で…………視える範囲で構わぬ、だが…手を貸してくれると、私は助かる。それでは駄目か?それとな、……お前にナニかあれば柚紀が泣く。………無茶は許さん、良いな?』
〔クッ…ハハハハハハっ!?あ~、何なんですかソレっ!?俺、あんた達が原因で悩んでいるのに、あんた達の為に無理をするなって、意味わかりませんよ!?全くもう、(ククッ)……言っている事目茶苦茶ですよ言実さん〕
『……仕方あるまい、そうとしか私は返答が思い付かぬのだからな。…迅、本来は未来とは分からぬモノだ。だから私は"この先どうなる"とは問わぬ。……柚紀も、精神的な状況では"何故教えてくれなかった"とお前を責めるだろうが、訊ねたりはせぬだろう。故にお前にこう告げよう。………好きに動け、己が望む未来を掴み取る為にな。他人の為ばかりでなく、自分の為にその能力を行使しろ。…お前らしくあれ、なぁ…………"悠一"』
〔っ!!?あ~ズルいからっ!?こう言う時だけ名前呼びとかさっ!!でも、……"つる姐"に愚痴ったお陰で、少し楽になったわ。…有り難う〕
『……継母の様にはいかぬがな。…もう新学期も近い、………課題をきちんとしろよ?高校に在籍中は例えお前でも口出しする故に覚悟しろよ………"迅"』
〔あ~、……それ嵐山にも言われました。勉強しろって!ま、実力派エリートが自称にならない為にもガンバりますよ!!………そろそろ寝るのでコレで。…おやすみなさい、……"言実さん"〕
『あぁ、おやすみ(p!)……(フ~~)…やはりサイドエフェクトは、子ども達を不幸にする代物でしか、ないのか?貴方はどう思っているんだ?なぁ……………兄さん』
「えっ?……困っている奴を助けるのに理由居る?ってかさ、とっきーが頭脳戦?一問一答??口喧嘩???…兎に角、男子相手に負けるの珍しいね。それも同学年のさ!……ナニを失敗したのさ??」
「……色々深読みし過ぎた、みたい。…………………おれさ、鶴ヶ峰さんを介抱したのが、菊地原じゃないかって思ったんだ。……彼奴の耳なら、…彼女の歌声を聞き取れる気がしてさ。で、天の邪鬼な性格しているし、……迅さんが言っていただろ?"あんまりおれ達と風間隊のメンバーは一緒に居るべきじゃない"って。だから」
「ん~、……そう考えるのもアリだけどさ、…多分ないよ。だって歌川が居ないもん!…菊地原相手でも"二人っきり"は彼女は避ける筈。それにさ、菊地原にはインドア派なイメージが強いんじゃないかな柚紀ちゃんに対してだけど。耳に関しては………どうだろ?【歌を頼りにオレ達以外の誰かが彼女の元に辿り着いた例】がないから、何とも言えなくない?…確か屋上の時は笹森は任務中だし、菊地原達は基地にすら来てなかったし」
「………だね。………確認ついでに一つ、良いか?」
「お?!とっきーからの質問何て珍しいね!!ナニナニ??」
「……例の歌を、…一小節分歌って彼女が気を失ったあの時、………どうしてあーなったか…言実さんに対して鶴ヶ峰さんが何と説明していたか…佐鳥は覚えているか?」
「…………へ?あの時?えっと…………………アレ?確かにおつるちゃんに、柚紀ちゃんは説明していたのは、見てた筈。でも……思い出せない?………………どうして、だ?」
~~~~~
『……(ナデ)………やはり"縁が結ばれてしまった"か。…………あまり好ましくないのだがな(ナデナデ)』
‐ ヴーヴー、ヴーヴー ‐
『!……………(p!)…………何の用だ?……迅』
〔ど、どうもです言実さん。えっとですね、…嵐山に柚紀ちゃんの事を聞きましてそれで、その……〕
『(ハァ~)……安心しろ、柚紀は怪我一つしておらぬ。肉体も精神も、な。それにだ、……今回の件に関しては視えなくて当たり前だ。故にお前が責任を感じる必要はない』
〔っ!?何で、何ですか?何でっ!……柚紀ちゃんの未来はこんなに不安定なんですかっ!!彼女だけじゃない!?貴女だって……静樹さんだって、……可能性が低い所か【俺が視ていない未来になってしまう事がある】!!分かってます!俺の能力だって絶対じゃない!!万能じゃ、ないっ!!!でも、……"大切な人を救えないなら"この能力のイミッテ、オレノソンザイイギッテ……あるの、かな?〕
『……少し待て、今ベランダに移動する(ガラガラ、ガラガラ…ピシャン)(カチッ、……フ~)…………なぁ迅、お前は私達の生まれ故郷の事を知っておるか?…兄さんからナニか聞いてないか?』
〔……ひと昔タイムスリップしたようなド田舎で、…俺みたいな奴がゴロゴロ居るって、聞いた事ならありますが………それが、どうかしましたか?〕
『……"井の中の蛙"(フ~)…流石にコレの意味は分かるな?』
〔その位分かりますよ俺だって!……あの、言実さん。まさかその田舎町って"サイドエフェクト持ちが沢山居たりする"んですか?〕
『……半分正解、だな。ナニを何処までをサイドエフェクトと位置付けるかで変わるが、…………少なくともボーダーよりはその手の能力者は多く居た。が、私や兄さんはその手の能力は持っておらぬ。だが、身を守るためにそれらの対処法なら、習得しておる。……だからお前の未来視が他より外れやすいのだよ』
〔………柚紀ちゃんも、ですか?〕
『いや、アレは違う。…柚紀の場合は……お前の未来視の"上位互換となりうる"能力の持ち主だからだ。だから読めない事があるのだよ』
〔上位互換っ?!だって柚紀ちゃんの能力は…………………強い願望や願いは信仰となり、それにより神すら生み出す。人間はそれが可能な存在だ。だが、物事には必ず代価が発生する。能力に溺れるな、傲るな。…神になるな、怪物に、人形になるな。心ある、か弱いが本当は強い……ヒトのままで居ろ〕
『………兄さんらしい言葉だな。…精神がきちんと成長して居る。後は安定さえすれば、あの子は"ヒトとして生きれる"筈だが……そうも行かぬ。故に私が必要以上に干渉している(フ~)だから迅、お前は自分が出来る範囲で…………視える範囲で構わぬ、だが…手を貸してくれると、私は助かる。それでは駄目か?それとな、……お前にナニかあれば柚紀が泣く。………無茶は許さん、良いな?』
〔クッ…ハハハハハハっ!?あ~、何なんですかソレっ!?俺、あんた達が原因で悩んでいるのに、あんた達の為に無理をするなって、意味わかりませんよ!?全くもう、(ククッ)……言っている事目茶苦茶ですよ言実さん〕
『……仕方あるまい、そうとしか私は返答が思い付かぬのだからな。…迅、本来は未来とは分からぬモノだ。だから私は"この先どうなる"とは問わぬ。……柚紀も、精神的な状況では"何故教えてくれなかった"とお前を責めるだろうが、訊ねたりはせぬだろう。故にお前にこう告げよう。………好きに動け、己が望む未来を掴み取る為にな。他人の為ばかりでなく、自分の為にその能力を行使しろ。…お前らしくあれ、なぁ…………"悠一"』
〔っ!!?あ~ズルいからっ!?こう言う時だけ名前呼びとかさっ!!でも、……"つる姐"に愚痴ったお陰で、少し楽になったわ。…有り難う〕
『……継母の様にはいかぬがな。…もう新学期も近い、………課題をきちんとしろよ?高校に在籍中は例えお前でも口出しする故に覚悟しろよ………"迅"』
〔あ~、……それ嵐山にも言われました。勉強しろって!ま、実力派エリートが自称にならない為にもガンバりますよ!!………そろそろ寝るのでコレで。…おやすみなさい、……"言実さん"〕
『あぁ、おやすみ(p!)……(フ~~)…やはりサイドエフェクトは、子ども達を不幸にする代物でしか、ないのか?貴方はどう思っているんだ?なぁ……………兄さん』