13.新星の曲~新たなる出会い~(78.
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『あら時枝くん、何時も新人隊員のお世話や指導、気を使ってくれて有り難う御座います。(クスッ)大丈夫ですよ、ちょっとした世間話……"先輩からのお節介を焼いただけ"ですから。…この後はC級ランク戦ブースに彼らは行けば宜しいのかしら?(コテン)』
「えっ?い、いえ…広報の仕事をしていますから他の隊員よりはおれ達が適任、ですから。この位平気、です。そう、……ですね。合同訓練を一通り体験してもらう為に仮想mapを使いますので、C級ランク戦ブースを使います」
『……じゃあ、(チラリ)そちらの白服の子達をお願いしても良いかしら?こっちの黒服の二人は私が案内しますから。……色々"共通点"と言いますか、興味がありますのでもう少しお話ししたいなと。あ、そこまで時間は取らせません。ちゃんと訓練に間に合うようにはしますね、…駄目かな?(コテン)』
「わ、分かりました。……それじゃあ、先に行こうか。…二人は"先輩"に失礼が無いようにしてくださいね?」
新人を探しに戻ってきた時枝と遭遇し、軽く【お淑やかなB級の先輩隊員】になりきっている為か敬語を使って話を続ける柚紀は、表情も優しい笑みと余裕を絶さない雰囲気を継続させていた。そんな新たな彼女の一面に触れた時枝も、自然と敬語で対応していた。柚紀に合わせてなのか、雰囲気に飲み込まれたかは……定かではないかわ
そんな感じで三人だけその場に残り、周囲に人影がないのを確認してから換装を解いた柚紀は
‐ …………ペタンッ ‐
『は、はあぁ~~~~~~っ!?…き、き、き、……緊張っし、したぁ~~~!!!よ、よか、良かったよ何とか穏便にすんでぇ~~。…うん』
「…………ったくもう、…相手は複数だし年齢は知らねぇが全員男子だったろ?……男が苦手なユズが頑張ったのは認めてやるよ、お陰で俺達は助かったしな。……(スッ)立てるか?無理そうなら抱っこしてやるぞ?」
『……………………抱っこして下さい、緊張の糸が切れて立てる気がしません。あっ!?えっと、……フブキ、ちゃん。貴女は普通にタメ口なこの方ですが、(チラリ)…………と、年上、だよね?』
「了解だぜ"お姫様"ってか?(ヒョイッ)……まぁ、普通に二つ上だが同期だし本人には呼び捨てタメ口の許可貰っているから問題ねぇよ。あ、歩きながら話すか(……スタスタ)でだ、……コイツは俺のダチの一人何だが、えっとだな…保護者が此処で働いていてソレの手伝いをしている。さっきのアナウンス時折女子の声したろ?アレの正体がコイツ。トリオン体持ちだが戦闘員じゃねぇ。が、結構色々物知りだし、知り合いもそこそこ居て……可愛がられているちょっとした…"マスコット的な"奴だ。下手な事をすればマジでヤバいからな?気を付けろよ」
腰を抜かして座り込んでしまった柚紀を軽々しくお姫様抱っこをするフブキは、隣で無言を貫いている青年に友人について軽く説明と警告をする。……昨日の夜、柚紀に連絡したフブキだが、もう一人の友人であるシロにも"ボーダーでの柚紀の立ち位置"的な事を聞いており、それの受け売りだった
普通の柚紀なら"違う"とか反論できるが、側に"初対面"にして【長身・年上・男性】と苦手三拍子が揃っている人が居るせいでそんな余裕がないのであった。…フブキに抱っこされているお陰で不安定にはなっていないが、やはり警戒をしている柚紀なのだ
そんな柚紀を気遣ってなのか、相変わらず何も話さない青年にフブキが「とりあえず互いに名乗りぐらい上げたらどうだ?」と言われたので、青年が先陣を切る
「……村上鋼だ。野々口には仮入隊の時から…何かと世話になっている。武器の使い方や、この町についてとか、知らないことを色々教わっている。…良い奴だな、他所から来た俺にも訳隔たりなく接するし、………今までの奴とは違う。…"いろんな意味で"コイツみたいなのは初めてだ」
『(…色んな意味で?それにこの人が黒服の理由って………)あ!も、申し遅れましたっ!!…鶴ヶ峰柚紀と言います。えっとフブキちゃんとは同級生、です。後、その……い、色々訳アリなので、…あまり詮索しないでくれると助かります。せ、先輩が悪い人じゃないのは分かりますが……巻き込みたく、ないので!私の、個人的な事情に………すみません(シュン)』
「…………………………(ナデ、ナデ)…俺も、他人には明かしづらい事情がある。だから、無理には聞かない。(スッ)野々口は知っているのか?……鶴ヶ峰の事情を」
「あ~、……"詳細"までは知らないが大まかになら、知ってるぜ?コイツ元から此処に住んでいた訳じゃなくて、夏休み中に親戚の元に遊びに来た際に"ちょっとした出来事?騒動?"まぁ、きっかけがあって三門市に住む事になって、俺も知り合ってまだ一週間って感じだな。…そう言う意味でもユズと村上は似ていると俺は思うけどさ。あ!ねぇとは思うがユズってのはコイツの渾名な?…勝手に呼ぶなよ?」
フブキの腕の中で百面相の如くコロコロ表情を変える柚紀だが、落ち込む姿が"年下感"や"小動物感"はたまた"庇護欲"を掻き立てられるらしく、青年改めて村上は控え目に頭を撫でてやる。表情は些か固いが"触られても嫌な感じがしない"らしく、柚紀の表情が柔らかくなったのを感じだフブキは"コレなら平気か"と内心安堵してそのままの状態で歩きながら色々話をしたのであった
「えっ?い、いえ…広報の仕事をしていますから他の隊員よりはおれ達が適任、ですから。この位平気、です。そう、……ですね。合同訓練を一通り体験してもらう為に仮想mapを使いますので、C級ランク戦ブースを使います」
『……じゃあ、(チラリ)そちらの白服の子達をお願いしても良いかしら?こっちの黒服の二人は私が案内しますから。……色々"共通点"と言いますか、興味がありますのでもう少しお話ししたいなと。あ、そこまで時間は取らせません。ちゃんと訓練に間に合うようにはしますね、…駄目かな?(コテン)』
「わ、分かりました。……それじゃあ、先に行こうか。…二人は"先輩"に失礼が無いようにしてくださいね?」
新人を探しに戻ってきた時枝と遭遇し、軽く【お淑やかなB級の先輩隊員】になりきっている為か敬語を使って話を続ける柚紀は、表情も優しい笑みと余裕を絶さない雰囲気を継続させていた。そんな新たな彼女の一面に触れた時枝も、自然と敬語で対応していた。柚紀に合わせてなのか、雰囲気に飲み込まれたかは……定かではないかわ
そんな感じで三人だけその場に残り、周囲に人影がないのを確認してから換装を解いた柚紀は
‐ …………ペタンッ ‐
『は、はあぁ~~~~~~っ!?…き、き、き、……緊張っし、したぁ~~~!!!よ、よか、良かったよ何とか穏便にすんでぇ~~。…うん』
「…………ったくもう、…相手は複数だし年齢は知らねぇが全員男子だったろ?……男が苦手なユズが頑張ったのは認めてやるよ、お陰で俺達は助かったしな。……(スッ)立てるか?無理そうなら抱っこしてやるぞ?」
『……………………抱っこして下さい、緊張の糸が切れて立てる気がしません。あっ!?えっと、……フブキ、ちゃん。貴女は普通にタメ口なこの方ですが、(チラリ)…………と、年上、だよね?』
「了解だぜ"お姫様"ってか?(ヒョイッ)……まぁ、普通に二つ上だが同期だし本人には呼び捨てタメ口の許可貰っているから問題ねぇよ。あ、歩きながら話すか(……スタスタ)でだ、……コイツは俺のダチの一人何だが、えっとだな…保護者が此処で働いていてソレの手伝いをしている。さっきのアナウンス時折女子の声したろ?アレの正体がコイツ。トリオン体持ちだが戦闘員じゃねぇ。が、結構色々物知りだし、知り合いもそこそこ居て……可愛がられているちょっとした…"マスコット的な"奴だ。下手な事をすればマジでヤバいからな?気を付けろよ」
腰を抜かして座り込んでしまった柚紀を軽々しくお姫様抱っこをするフブキは、隣で無言を貫いている青年に友人について軽く説明と警告をする。……昨日の夜、柚紀に連絡したフブキだが、もう一人の友人であるシロにも"ボーダーでの柚紀の立ち位置"的な事を聞いており、それの受け売りだった
普通の柚紀なら"違う"とか反論できるが、側に"初対面"にして【長身・年上・男性】と苦手三拍子が揃っている人が居るせいでそんな余裕がないのであった。…フブキに抱っこされているお陰で不安定にはなっていないが、やはり警戒をしている柚紀なのだ
そんな柚紀を気遣ってなのか、相変わらず何も話さない青年にフブキが「とりあえず互いに名乗りぐらい上げたらどうだ?」と言われたので、青年が先陣を切る
「……村上鋼だ。野々口には仮入隊の時から…何かと世話になっている。武器の使い方や、この町についてとか、知らないことを色々教わっている。…良い奴だな、他所から来た俺にも訳隔たりなく接するし、………今までの奴とは違う。…"いろんな意味で"コイツみたいなのは初めてだ」
『(…色んな意味で?それにこの人が黒服の理由って………)あ!も、申し遅れましたっ!!…鶴ヶ峰柚紀と言います。えっとフブキちゃんとは同級生、です。後、その……い、色々訳アリなので、…あまり詮索しないでくれると助かります。せ、先輩が悪い人じゃないのは分かりますが……巻き込みたく、ないので!私の、個人的な事情に………すみません(シュン)』
「…………………………(ナデ、ナデ)…俺も、他人には明かしづらい事情がある。だから、無理には聞かない。(スッ)野々口は知っているのか?……鶴ヶ峰の事情を」
「あ~、……"詳細"までは知らないが大まかになら、知ってるぜ?コイツ元から此処に住んでいた訳じゃなくて、夏休み中に親戚の元に遊びに来た際に"ちょっとした出来事?騒動?"まぁ、きっかけがあって三門市に住む事になって、俺も知り合ってまだ一週間って感じだな。…そう言う意味でもユズと村上は似ていると俺は思うけどさ。あ!ねぇとは思うがユズってのはコイツの渾名な?…勝手に呼ぶなよ?」
フブキの腕の中で百面相の如くコロコロ表情を変える柚紀だが、落ち込む姿が"年下感"や"小動物感"はたまた"庇護欲"を掻き立てられるらしく、青年改めて村上は控え目に頭を撫でてやる。表情は些か固いが"触られても嫌な感じがしない"らしく、柚紀の表情が柔らかくなったのを感じだフブキは"コレなら平気か"と内心安堵してそのままの状態で歩きながら色々話をしたのであった