13.新星の曲~新たなる出会い~(78.
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そんなこんなで訓練は続いていき黒服の女子(ガンナー)が9秒と最短を出したり、もう一人の黒服の青年(アタッカー・弧月使い)が二人には及ばないが中々のタイムを出したりして訓練は終了したのであった。この後は諏訪達とお昼の予定だが、何やらシステムチェックに立ち合いを要求されたらしく少しの間だけ二人と離れなくてはならなくなり、柚紀は少し不安そうな表情をしていた。それを見た諏訪は"前から思っていた事"を先輩としてアドバイスする事に。それは
「なぁ鶴ヶ峰、バムスター相手にするらアタッカーとスナイパーならどっちが安全だ?」
『へっ?……それはやっぱりスナイパーですよ?アタッカーと一口に言ってもトリガーは三種類ありますよね?…弧月はまだ旋空がありますが、残り二つだとやっぱりある程度近づく必要があります。……それに比べたら遠距離から攻撃出来るスナイパーの方が確実に安全です。まぁ、隊員の実力でどうにでもなりますがね。………それが何か?』
「いいか?今のお前には"エンブレム付きの服"と"トリオン体"の二つの武器がある。で、対応する相手によって"自分が有利になる様に使い分け"してみろ。そうすれば対人問題も少しはマシになる筈だ」
『………具体的にどうすれば?』
「エンブレム付きの服はA級の実力若しくはつる姐を知る所属隊員と対処を余儀なくされた時で、さっき居た新人相手だとトリオン体の方が有効的だな。……見た目は"B級隊員のソレ"と変わらねぇんだ、…先輩に楯突く馬鹿は居ねぇさ普通ならな」
「但し、対処の仕方も使い分けが時には居るかな?普段なら何時もの鶴ヶ峰で大丈夫だけど、ん~……"守るモノ"の為に"毅然とした態度を取る必要"も出てきそうだね。弱くて傲慢な性格な人ほど自信がない人や弱い人を狙ったりする。一番はそんな事をしない、…君が面倒事に関わらないのが良いんだけど……少し難しそうだからね」
と、あまりこのアドバイスは言いたくなさそうな二人を見て柚紀は反論も否定も出来なかった。……きっとまた同じ事を繰り返す、でも"見過ごしたくない"。…自分らしく居る為に。…そう思っているからだ。複雑な表情をする柚紀の頭を諏訪に撫でられ、先に食堂に行くように促されて機械室を…訓練施設を後にするのであった
廊下にはちらほら訓練生が歩いているが、こうなると新人かどうか分からないと感じる柚紀だったが、よくよく観察すると自分を見て"明らかに驚いたり引いたりしている"隊員がおり、……彼らは新人ではないと理解できた。が
『(エンブレム付きの服は借りモノだし、……やっぱりトリオン体で居ることに慣れた方が良いのかな?まぁ、私だって分かって欲しい人には大体連絡済みだし)……あれ?』
諏訪達のアドバイスは確かに有効だが、それに甘んじていては自分が成長しない。…そんな事を考えていると黒服の訓練生達を見つけたのであった。曰く【黒服の訓練生は今日入った奴等のみ】と聞いていたので新人なのは分かるし、片方は自分の友達であるフブキでもう片方は背の高い青年。…そして何やら白の訓練生数人に言い寄られているのであった。……状況が把握できない柚紀は、こっそり物陰に隠れて聞き耳を立てる事に
「黒服って特別な奴が着れる奴だろ?その割りにはあんまり凄くねぇよな、ガンナーの女子何でタイム一桁だぜ?」
「そっちの髪が長いやつは足ぶった斬ったのはスゲェとは思ったが、アレ要らなくねぇ?結局は弱点を潰しちまえば言い訳だしさ」
「で、そっちの方は他二人に比べて見劣りするし、……確かアンタはスカウト組だろ?アレか?コネ入隊とか見かけ倒しや期待外れって奴か??」
「実際に戦ったら俺の方が絶対に強いと思うぜ?もし勝ったら……その黒服寄越せよ、俺が代わりに着てやるからさ」
一部は意味不明な内容があるが、明らかに一方的ないちゃもんである。背の高い青年の表情は窺えないが、フブキは"邪魔"やら"アンタには関係ない"と言いたげな表情をしているのが見える。…友達が困っているなら助けるべきと柚紀は思い、更には少し前にアドバイス貰ったのを早速試そうとポケットからトリガーホルダーを取り出して、こっそり換装。……深呼吸して落ち着かせれば物陰から出ていき集団に近づき
『(コツコツ)…貴方達、そこで何をしているの?』
(男)「!!」
「その声、…まさかユズか?!それにお前その髪、…………色々聞きたいが今は良い。…何しに来たんだよ?」
『(コツコツ)あら、友人が困っているのを見つけたら助けるのは当然でしょ?それに(コツコツ)……黒服は希望制ではなく"上層部が今後ボーダーでの活躍を期待出来る者"に授与する制度です。(コツコツ)さっきの訓練だけで実力を見極めるのは軽率な考えよ?尤も………(コツコツ、ピタッ……スッ)私の友人を男だと間違えている時点で、貴方達の観察力なんてたかが知れていますけどね』
「はぁっ?!こ、コイツまさかっ…女なのかよっ!!?み、見えねぇぞ?こんな背が高くて胸がまな板みたいだし……」
「………そうか?確かに野々口は見た目こそ男に見えなくはないが、…筋肉の着き具合や声を聞けば女子と分かると、俺は思うが?」
「ま、そう言う村上だって最初は思いっきり俺を男と間違っていたがな。……生身の私服姿見て理解した後、きちんと謝罪してくれたから…まぁ、根には持っていないけど(ナデ)……だからそう目くじら立てるなユズ、…お前が怒ると無表情になって地味に怖いから」
話し掛けながらフブキの隣に移動すれば、軽く白服のC級隊員にカマを掛け、見事に友人の性別を勘違いしていた事が発覚して無意識に睨み付ける眼力が強くして不機嫌さを露にする。身長差によりフブキに隠れて柚紀が見えていない青年は冷静に意見を述べ、軽く揚げ足を取る口ぶりで話すフブキは柚紀の頭を撫でてやり"怒ってくれて有り難う、だが平気だ"と目で訴える。……完全に不利な状況となったが場を切り抜ける術がなく、戸惑う白服のC級隊員達に…天の声
「あ、いたいた。……次の訓練始まるのに人数が足りないから探しに来たけど…鶴ヶ峰さん?何か彼らが貴女に失礼な事をしましたか?」
「なぁ鶴ヶ峰、バムスター相手にするらアタッカーとスナイパーならどっちが安全だ?」
『へっ?……それはやっぱりスナイパーですよ?アタッカーと一口に言ってもトリガーは三種類ありますよね?…弧月はまだ旋空がありますが、残り二つだとやっぱりある程度近づく必要があります。……それに比べたら遠距離から攻撃出来るスナイパーの方が確実に安全です。まぁ、隊員の実力でどうにでもなりますがね。………それが何か?』
「いいか?今のお前には"エンブレム付きの服"と"トリオン体"の二つの武器がある。で、対応する相手によって"自分が有利になる様に使い分け"してみろ。そうすれば対人問題も少しはマシになる筈だ」
『………具体的にどうすれば?』
「エンブレム付きの服はA級の実力若しくはつる姐を知る所属隊員と対処を余儀なくされた時で、さっき居た新人相手だとトリオン体の方が有効的だな。……見た目は"B級隊員のソレ"と変わらねぇんだ、…先輩に楯突く馬鹿は居ねぇさ普通ならな」
「但し、対処の仕方も使い分けが時には居るかな?普段なら何時もの鶴ヶ峰で大丈夫だけど、ん~……"守るモノ"の為に"毅然とした態度を取る必要"も出てきそうだね。弱くて傲慢な性格な人ほど自信がない人や弱い人を狙ったりする。一番はそんな事をしない、…君が面倒事に関わらないのが良いんだけど……少し難しそうだからね」
と、あまりこのアドバイスは言いたくなさそうな二人を見て柚紀は反論も否定も出来なかった。……きっとまた同じ事を繰り返す、でも"見過ごしたくない"。…自分らしく居る為に。…そう思っているからだ。複雑な表情をする柚紀の頭を諏訪に撫でられ、先に食堂に行くように促されて機械室を…訓練施設を後にするのであった
廊下にはちらほら訓練生が歩いているが、こうなると新人かどうか分からないと感じる柚紀だったが、よくよく観察すると自分を見て"明らかに驚いたり引いたりしている"隊員がおり、……彼らは新人ではないと理解できた。が
『(エンブレム付きの服は借りモノだし、……やっぱりトリオン体で居ることに慣れた方が良いのかな?まぁ、私だって分かって欲しい人には大体連絡済みだし)……あれ?』
諏訪達のアドバイスは確かに有効だが、それに甘んじていては自分が成長しない。…そんな事を考えていると黒服の訓練生達を見つけたのであった。曰く【黒服の訓練生は今日入った奴等のみ】と聞いていたので新人なのは分かるし、片方は自分の友達であるフブキでもう片方は背の高い青年。…そして何やら白の訓練生数人に言い寄られているのであった。……状況が把握できない柚紀は、こっそり物陰に隠れて聞き耳を立てる事に
「黒服って特別な奴が着れる奴だろ?その割りにはあんまり凄くねぇよな、ガンナーの女子何でタイム一桁だぜ?」
「そっちの髪が長いやつは足ぶった斬ったのはスゲェとは思ったが、アレ要らなくねぇ?結局は弱点を潰しちまえば言い訳だしさ」
「で、そっちの方は他二人に比べて見劣りするし、……確かアンタはスカウト組だろ?アレか?コネ入隊とか見かけ倒しや期待外れって奴か??」
「実際に戦ったら俺の方が絶対に強いと思うぜ?もし勝ったら……その黒服寄越せよ、俺が代わりに着てやるからさ」
一部は意味不明な内容があるが、明らかに一方的ないちゃもんである。背の高い青年の表情は窺えないが、フブキは"邪魔"やら"アンタには関係ない"と言いたげな表情をしているのが見える。…友達が困っているなら助けるべきと柚紀は思い、更には少し前にアドバイス貰ったのを早速試そうとポケットからトリガーホルダーを取り出して、こっそり換装。……深呼吸して落ち着かせれば物陰から出ていき集団に近づき
『(コツコツ)…貴方達、そこで何をしているの?』
(男)「!!」
「その声、…まさかユズか?!それにお前その髪、…………色々聞きたいが今は良い。…何しに来たんだよ?」
『(コツコツ)あら、友人が困っているのを見つけたら助けるのは当然でしょ?それに(コツコツ)……黒服は希望制ではなく"上層部が今後ボーダーでの活躍を期待出来る者"に授与する制度です。(コツコツ)さっきの訓練だけで実力を見極めるのは軽率な考えよ?尤も………(コツコツ、ピタッ……スッ)私の友人を男だと間違えている時点で、貴方達の観察力なんてたかが知れていますけどね』
「はぁっ?!こ、コイツまさかっ…女なのかよっ!!?み、見えねぇぞ?こんな背が高くて胸がまな板みたいだし……」
「………そうか?確かに野々口は見た目こそ男に見えなくはないが、…筋肉の着き具合や声を聞けば女子と分かると、俺は思うが?」
「ま、そう言う村上だって最初は思いっきり俺を男と間違っていたがな。……生身の私服姿見て理解した後、きちんと謝罪してくれたから…まぁ、根には持っていないけど(ナデ)……だからそう目くじら立てるなユズ、…お前が怒ると無表情になって地味に怖いから」
話し掛けながらフブキの隣に移動すれば、軽く白服のC級隊員にカマを掛け、見事に友人の性別を勘違いしていた事が発覚して無意識に睨み付ける眼力が強くして不機嫌さを露にする。身長差によりフブキに隠れて柚紀が見えていない青年は冷静に意見を述べ、軽く揚げ足を取る口ぶりで話すフブキは柚紀の頭を撫でてやり"怒ってくれて有り難う、だが平気だ"と目で訴える。……完全に不利な状況となったが場を切り抜ける術がなく、戸惑う白服のC級隊員達に…天の声
「あ、いたいた。……次の訓練始まるのに人数が足りないから探しに来たけど…鶴ヶ峰さん?何か彼らが貴女に失礼な事をしましたか?」