12.境界線の曲~少女達との決定的な違い~(77.
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
落ち着いたシロは諏訪に呼ばれてそちらに行き、迅と嵐山は馬鹿コンビ(笑)と何やら話しており、弧月三人組は柚紀のトリオン体に関する感想を述べた後佐鳥達と話が盛り上がっていた。そんなやり取りを堤と共に微笑ましく一歩引いた場所で見ていた柚紀だったが、小さく欠伸を漏らした。それに気づいた堤が時間を確認する
「!…鶴ヶ峰大丈夫か?約丸一日ずっとトリオン体だから疲れたんじゃないか?(普通ならないが、彼女は特殊な体質。……間違ってないだろう)」
『……かも、知れません。それと、……この姿に……不安があったけど、………皆さんが…大丈夫って言って…くれて、………多分…緊張の糸が……緩んだ…みたい…です(パチ、パチ)』
タイムリミットであるお昼を既に過ぎている状況である事からしてそろそろ限界ではないかと考える堤。……その気になれば数日間トリオン体で居ることもあり、専門家である言実が時間制限を設けた事からしても、"長時間は無理"と予想した可能性が高いのだ。そんな眠たそうな柚紀を見て、「あっ、マズイ!」と誰かが言い、誰かと柚紀が視線が合った瞬間
‐ …………フラッ ‐
「(…ガシッ!)あ~、うん。そろそろ危ない気がしたんだよね~。柚紀ちゃんって何時も規則正しい生活しているから、絶対に眠くなるって。……起きているの辛そう?」
『(コクン)……ごめ…んなさ……さとりく……もう、……げん…か…い(…やっぱり、人肌効果凄いな、……ホッと安心するし落ち着く、…でもこれは……ミンナアテハマル?…ワカラ…ナイ、ヤ…)(ガクン)』
‐ 使用者の異常検知 ‐
‐ セーフティ機能発動 トリオン体強制解除 ‐
体が船を漕ぐ前触れの動作などなく、いきなり前方に倒れそうになる柚紀を佐鳥がいち早く反応して片腕で支える。顔は見ていないが声から相手を特定した柚紀はそのまま睡魔に身を委ねて意識を手放してしまう。それにより、トリオン体に施された機能が作動して換装が強制解除されて、生身に戻る柚紀をちゃんと抱き抱えようと体勢を整えるのを心掛ける佐鳥だったが
‐ …ズシリッ ‐
「…えっ?!な、なにコレっ?!!ってワワワワワっ!?(ドテンッ!)ど、どうなっているの??い、いきなり柚紀ちゃんがっ!("重くなった"は女子に対して失礼、だよね?だけどコレって)……だ、誰か助けて~~!!み、身動きが取れないっ!!?」
「佐鳥っ?!(柚紀ちゃんが"生身に戻った"せいで支えれなくなった?……待てよ、佐鳥は"トリオン体"。つまりコレは)!!佐鳥、急いで換装を解け!?じゃないとお前がトリオン切れでベイルアウトする!!?」
いきなり柚紀を支えれなくなりその場に尻餅を付く佐鳥。それでも柚紀を手放さないのは流石と言うべきだろうか?状況の変化に着いていけていないメンバーの中で、唯一【トリオン量が減った柚紀をトリオン体で運んだ経験のある】出水が、推測だが原因を突き止め対処法を促す。それを聞いた佐鳥は「む、無理っ!!生身、ダサイ服装だから解けない!!?」と拒否をする。が、その間にも柚紀が"どんどん重たくなるのを感じ"本格的にヤバそうになったその時
‐ ……ヒョイッ ‐
「(ダキッ)っしょ!……うん、生身でも普通に抱えられるな(…この子ちゃんと食べているだろうけど、大量に食べれないんだっけ?コレ常に高カロリーなお菓子とか携帯させた方が良さそうだから、後で言実さんに助言するとして…)(ストン)嵐山、悪いが数値確認してくれ。……極力彼女に触れないように気を付けろよ?」
「あぁ分かっている。(p!)だが迅、彼女はサイドエフェクトを使っていない。……ただトリオン体で居るだけなのに何故、トリオン量が減っているんだ?(p!p!…p!)」
「それはひと言で言えば【鶴ヶ峰の体質とトリオン体の相性が良すぎるから】だろうな。……昨日の夜から明け方までつる姐が組んだ課題をコイツはこなしていた。で、……誰も指摘しなかったが…数時間掛かったとは言えアレを一度に……一回でクリアするのは【普通なら無理に等しい】。どんな事をしたかは参加した奴に聞け、……俺は知ってはいるが話すつもりはねぇからな?」
「……そう言えば言実さんはこんな事も言ってましたね。【常に鶴ヶ峰は乗り物のエンジンが掛かった状態に等しい】と、…車を例えに使って説明すると【アクセルを踏めば動く様に、サイドエフェクトを直ぐに使用可能な状態】らしいです。更に言えば【生身は燃費のよい新車に対してトリオン体はヴィンテージカー】だと」
いつの間にか何時ものジャケット姿でなく白いTシャツにジーンズ姿、…生身に戻っていた迅が軽々しく佐鳥から柚紀を奪い取れば横抱きにしてとりあえずソファーに腰掛け、嵐山に時計の数値確認の依頼をする。測定結果が出るまでの間に、嵐山の疑問を諏訪と堤が返答し、各自柚紀の現状をわかる範囲で理解したのであった。因みに一部説明不足な所があるが"この位分かるだろう"と判断した結果である。そんな中、シロは携帯を操作しながら諏訪に頼まれた事を遂行し、それと平行して何かをしているが誰も気づいていなかった
それから少しして計測結果が出ると、アラートは発動しないが【トリオン量のみ変化が現れている】状態だったのを確認すれば、迅は柚紀を抱えたまま立ち上がった
「一先ず眠ってしまった柚紀ちゃんをラボに連れて行かないと。あ、交代は無理なんで換装を解く必要はないよ?……いつの間にかこの子に服掴まれちゃったからね。で、市河ちゃん。……"あの二人は"そろそろ来そう?」
「!…鶴ヶ峰大丈夫か?約丸一日ずっとトリオン体だから疲れたんじゃないか?(普通ならないが、彼女は特殊な体質。……間違ってないだろう)」
『……かも、知れません。それと、……この姿に……不安があったけど、………皆さんが…大丈夫って言って…くれて、………多分…緊張の糸が……緩んだ…みたい…です(パチ、パチ)』
タイムリミットであるお昼を既に過ぎている状況である事からしてそろそろ限界ではないかと考える堤。……その気になれば数日間トリオン体で居ることもあり、専門家である言実が時間制限を設けた事からしても、"長時間は無理"と予想した可能性が高いのだ。そんな眠たそうな柚紀を見て、「あっ、マズイ!」と誰かが言い、誰かと柚紀が視線が合った瞬間
‐ …………フラッ ‐
「(…ガシッ!)あ~、うん。そろそろ危ない気がしたんだよね~。柚紀ちゃんって何時も規則正しい生活しているから、絶対に眠くなるって。……起きているの辛そう?」
『(コクン)……ごめ…んなさ……さとりく……もう、……げん…か…い(…やっぱり、人肌効果凄いな、……ホッと安心するし落ち着く、…でもこれは……ミンナアテハマル?…ワカラ…ナイ、ヤ…)(ガクン)』
‐ 使用者の異常検知 ‐
‐ セーフティ機能発動 トリオン体強制解除 ‐
体が船を漕ぐ前触れの動作などなく、いきなり前方に倒れそうになる柚紀を佐鳥がいち早く反応して片腕で支える。顔は見ていないが声から相手を特定した柚紀はそのまま睡魔に身を委ねて意識を手放してしまう。それにより、トリオン体に施された機能が作動して換装が強制解除されて、生身に戻る柚紀をちゃんと抱き抱えようと体勢を整えるのを心掛ける佐鳥だったが
‐ …ズシリッ ‐
「…えっ?!な、なにコレっ?!!ってワワワワワっ!?(ドテンッ!)ど、どうなっているの??い、いきなり柚紀ちゃんがっ!("重くなった"は女子に対して失礼、だよね?だけどコレって)……だ、誰か助けて~~!!み、身動きが取れないっ!!?」
「佐鳥っ?!(柚紀ちゃんが"生身に戻った"せいで支えれなくなった?……待てよ、佐鳥は"トリオン体"。つまりコレは)!!佐鳥、急いで換装を解け!?じゃないとお前がトリオン切れでベイルアウトする!!?」
いきなり柚紀を支えれなくなりその場に尻餅を付く佐鳥。それでも柚紀を手放さないのは流石と言うべきだろうか?状況の変化に着いていけていないメンバーの中で、唯一【トリオン量が減った柚紀をトリオン体で運んだ経験のある】出水が、推測だが原因を突き止め対処法を促す。それを聞いた佐鳥は「む、無理っ!!生身、ダサイ服装だから解けない!!?」と拒否をする。が、その間にも柚紀が"どんどん重たくなるのを感じ"本格的にヤバそうになったその時
‐ ……ヒョイッ ‐
「(ダキッ)っしょ!……うん、生身でも普通に抱えられるな(…この子ちゃんと食べているだろうけど、大量に食べれないんだっけ?コレ常に高カロリーなお菓子とか携帯させた方が良さそうだから、後で言実さんに助言するとして…)(ストン)嵐山、悪いが数値確認してくれ。……極力彼女に触れないように気を付けろよ?」
「あぁ分かっている。(p!)だが迅、彼女はサイドエフェクトを使っていない。……ただトリオン体で居るだけなのに何故、トリオン量が減っているんだ?(p!p!…p!)」
「それはひと言で言えば【鶴ヶ峰の体質とトリオン体の相性が良すぎるから】だろうな。……昨日の夜から明け方までつる姐が組んだ課題をコイツはこなしていた。で、……誰も指摘しなかったが…数時間掛かったとは言えアレを一度に……一回でクリアするのは【普通なら無理に等しい】。どんな事をしたかは参加した奴に聞け、……俺は知ってはいるが話すつもりはねぇからな?」
「……そう言えば言実さんはこんな事も言ってましたね。【常に鶴ヶ峰は乗り物のエンジンが掛かった状態に等しい】と、…車を例えに使って説明すると【アクセルを踏めば動く様に、サイドエフェクトを直ぐに使用可能な状態】らしいです。更に言えば【生身は燃費のよい新車に対してトリオン体はヴィンテージカー】だと」
いつの間にか何時ものジャケット姿でなく白いTシャツにジーンズ姿、…生身に戻っていた迅が軽々しく佐鳥から柚紀を奪い取れば横抱きにしてとりあえずソファーに腰掛け、嵐山に時計の数値確認の依頼をする。測定結果が出るまでの間に、嵐山の疑問を諏訪と堤が返答し、各自柚紀の現状をわかる範囲で理解したのであった。因みに一部説明不足な所があるが"この位分かるだろう"と判断した結果である。そんな中、シロは携帯を操作しながら諏訪に頼まれた事を遂行し、それと平行して何かをしているが誰も気づいていなかった
それから少しして計測結果が出ると、アラートは発動しないが【トリオン量のみ変化が現れている】状態だったのを確認すれば、迅は柚紀を抱えたまま立ち上がった
「一先ず眠ってしまった柚紀ちゃんをラボに連れて行かないと。あ、交代は無理なんで換装を解く必要はないよ?……いつの間にかこの子に服掴まれちゃったからね。で、市河ちゃん。……"あの二人は"そろそろ来そう?」