12.境界線の曲~少女達との決定的な違い~(77.
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
かなり遠かったのか柚紀が気づいてから暫くしてやっと諏訪と堤が休憩スペースに到着した。自分のトリオン体を既に見ている二人の到来に表情を綻ばせる柚紀を見て、とりあえず立ち上がって事情を訊ねる出水。あのメッセージを送る場に小佐野も居合わせていた件や、笹森を煽るような個人メッセージを送っていた事を説明する二人。…ただ、太刀川とは違い【髪の長さや色についてきちんと分かるように記載をしていた】のだった。それを聞いて上司相手に素直に腹をたたせる出水だが、直ぐに気持ちを切り替えた
「……ま、太刀川さんも今頃反省していると思いますよ?…とっきーがロビーを出ていった後、"犯人は太刀川さん"って結論付けた俺達はロビーにあの人を呼び出して、…いつの間にか菊地原が呼んでいた風間さん交えて事情聴取後…………皆でフルボッコにしましたから。因みに今は風間隊が総出であの人を叩きのめしてますよ?で、そろそろ…「良かった!?まだ此処に居てくれて!!」……終わったみたいですね、…嵐山さんどうでしたか?」
「……風間隊との戦ってもあまり反省の色が無かったから、今は冬島さんの元に連行中だ。…この場合本来なら言実さんが一番効果的たが……【先約と大切な話を控えている故にその馬鹿に時間を割くのも勿体無い】と一刀両断されました。……ま、その言葉で十分効果がありましたが更に念入りに分からせる必要がありますからね。それにしても……(スッ、…ナデナデ)…やっぱりあの後ろ姿は君だったんだね?何となく柚紀ちゃんだとは思ったが、…直ぐに戻ってくると考えて追い掛けも充にも言わなかった。(ナデナデ、スッ)………一人にさせて済まなかった」
『嵐山、さん。……(フル、フル)……大、丈夫です。……(チラッ……チラッ)時枝くんは私を、…この姿の私を見つけてくれました、から。……多分、佐鳥くんが気を聞かせて連絡してくれたから、ですよね?…髪型や髪色を変えている人、あまり居ませんから……だから…』
時枝が柚紀の元に辿り着いてから、出水達が此処に来るまでの間に時間が空いた理由を話している所に嵐山が颯爽と登場。犯人の末路を語りながら柚紀の元に迷いなく進み、膝をついて身長差を少なくしてから頭を撫でつつ自分の軽率さを申し訳なさそうに話す。それを聞いた柚紀は自分なりの解釈を口にして、"結局は自分が悪い"と考えてしまい俯いてしまう。それを見て困った表情を浮かべてしまう嵐山達の元に
「お!ご一行様発見!!皆さんお疲れ様です。……(ナデナデ)気にする事はないよ柚紀ちゃん、トリオン体と生身の髪型が違う人なら俺達の同級生の隊員や共通の知り合いに居る。(ナデナデ)確かに少ないがゼロじゃない。だから大丈夫だよ?(ナデナデ、スッ)にしても、髪色を変えた子、流石の俺も君が初めてだな~。この実力派エリートでもまだまだ知らないことばかりだな、うんうん」
『!!…迅さんっ?!何で、……だって貴方には…アレ、………送ってない……のに、それに……髪色は………あの子、…居るのに』
……自分のトリオン体を見ていない人で自分と知り合いて"あのメッセージを送っていない人物の一人"である迅の登場に戸惑いを隠せない柚紀。…因みに烏丸もバイトで忙しそうだ思い送っていないのと、髪色を変えている子であるシロを彼は知っている筈と考えてしまう。それに対して迅は何も言わずに"とある方を"見る。柚紀以外の者は"相変わらず神出鬼没な人だ"と感じており、彼が対応中は下手に口出しすべきではないと思ったのだった。さて、目線を向けた先にあったのは
「……で、笹森。この可愛らしい子とお前との関係は?俺達の知らない所で…意外とやり手だな~(ニヤニヤ)」
「この子も気になるけど、鶴ヶ峰との馴初めとかも俺は気になるかな?……何時どうやって知り合ったんだ?」
「小荒井っ!変な笑みを浮かべるなよ!!市河だって鶴ヶ峰程じゃないが、男子が苦手なんだから!?……コイツはご近所さんで同じ中学に通っている同級生!で、奥寺の質問に対してだが…お前達と同じで隊長である諏訪さん経由で知り合ったに過ぎねぇよ。……市河大丈夫か?」
「ぅ、うん。へ、平気だよ?……あっ!……(ジワッ)うぅう~~ユズちゃぁぁ~~~んっ!!?(タタタタ、ギュッ!?)……っ!…やっぱり、慣れない、よ。…フウちゃんや、笹森くん達以外の、人と、一緒に居るのは……(ギュッ)」
小荒井・奥寺の二人組に茶化されながら一緒に歩いてくる笹森。更には然り気無く彼を盾にしつつ一緒にやって来たシロ(生身)だったが、……"何時彼らに触れる・触れられてしまうか分からず"緊張し表情が強張っていたが、柚紀を見て涙目となり感情のまま抱きついてしまう。…少し恥ずかしくて顔を自分の胸元に埋める様な状況になっている友人を見て、落ち着くまで優しく見守る柚紀であった
それを傍目から見つめる中学弧月使いの三人は各々思った事を口にした
「にしても、東さんから連絡があった通りの姿だな鶴ヶ峰の奴。……似合っているし違和感はないけど、やっぱり珍しいな。小荒井もそう思うだろ?」
「まぁね、東さんからアレにはちゃんとした理由あるらしいって書いてあったけど、俺にはイマイチ分からないな~。ってか……あのエンブレムの服や通常の私服がこう"体のライン"がちゃんと分からない奴ばっかりだったから……意外とあるのを初めて知ったかも。なぁ笹森、……髪以外は生身の鶴ヶ峰と変わりないか?」
「え"っ?!あっ!!……た、多分な。…お、俺だってあのトリオン体姿を見るのだって初めてだし、そ、それに……制服だってセーラーだしカーディガン着てるからその、……実際の姿は…知らない、から!!」
そんな在り来たりな質問をされた笹森だったが、小荒井の目線が"ナニを"見ているかに気づき歯切れが悪くなりながら答える。…太刀川隊室での一件を知る者は理由を察して各々フォローしようと行動を取ったので、理由を知らない者達はあやふやな状態となってしまったのだった
「……ま、太刀川さんも今頃反省していると思いますよ?…とっきーがロビーを出ていった後、"犯人は太刀川さん"って結論付けた俺達はロビーにあの人を呼び出して、…いつの間にか菊地原が呼んでいた風間さん交えて事情聴取後…………皆でフルボッコにしましたから。因みに今は風間隊が総出であの人を叩きのめしてますよ?で、そろそろ…「良かった!?まだ此処に居てくれて!!」……終わったみたいですね、…嵐山さんどうでしたか?」
「……風間隊との戦ってもあまり反省の色が無かったから、今は冬島さんの元に連行中だ。…この場合本来なら言実さんが一番効果的たが……【先約と大切な話を控えている故にその馬鹿に時間を割くのも勿体無い】と一刀両断されました。……ま、その言葉で十分効果がありましたが更に念入りに分からせる必要がありますからね。それにしても……(スッ、…ナデナデ)…やっぱりあの後ろ姿は君だったんだね?何となく柚紀ちゃんだとは思ったが、…直ぐに戻ってくると考えて追い掛けも充にも言わなかった。(ナデナデ、スッ)………一人にさせて済まなかった」
『嵐山、さん。……(フル、フル)……大、丈夫です。……(チラッ……チラッ)時枝くんは私を、…この姿の私を見つけてくれました、から。……多分、佐鳥くんが気を聞かせて連絡してくれたから、ですよね?…髪型や髪色を変えている人、あまり居ませんから……だから…』
時枝が柚紀の元に辿り着いてから、出水達が此処に来るまでの間に時間が空いた理由を話している所に嵐山が颯爽と登場。犯人の末路を語りながら柚紀の元に迷いなく進み、膝をついて身長差を少なくしてから頭を撫でつつ自分の軽率さを申し訳なさそうに話す。それを聞いた柚紀は自分なりの解釈を口にして、"結局は自分が悪い"と考えてしまい俯いてしまう。それを見て困った表情を浮かべてしまう嵐山達の元に
「お!ご一行様発見!!皆さんお疲れ様です。……(ナデナデ)気にする事はないよ柚紀ちゃん、トリオン体と生身の髪型が違う人なら俺達の同級生の隊員や共通の知り合いに居る。(ナデナデ)確かに少ないがゼロじゃない。だから大丈夫だよ?(ナデナデ、スッ)にしても、髪色を変えた子、流石の俺も君が初めてだな~。この実力派エリートでもまだまだ知らないことばかりだな、うんうん」
『!!…迅さんっ?!何で、……だって貴方には…アレ、………送ってない……のに、それに……髪色は………あの子、…居るのに』
……自分のトリオン体を見ていない人で自分と知り合いて"あのメッセージを送っていない人物の一人"である迅の登場に戸惑いを隠せない柚紀。…因みに烏丸もバイトで忙しそうだ思い送っていないのと、髪色を変えている子であるシロを彼は知っている筈と考えてしまう。それに対して迅は何も言わずに"とある方を"見る。柚紀以外の者は"相変わらず神出鬼没な人だ"と感じており、彼が対応中は下手に口出しすべきではないと思ったのだった。さて、目線を向けた先にあったのは
「……で、笹森。この可愛らしい子とお前との関係は?俺達の知らない所で…意外とやり手だな~(ニヤニヤ)」
「この子も気になるけど、鶴ヶ峰との馴初めとかも俺は気になるかな?……何時どうやって知り合ったんだ?」
「小荒井っ!変な笑みを浮かべるなよ!!市河だって鶴ヶ峰程じゃないが、男子が苦手なんだから!?……コイツはご近所さんで同じ中学に通っている同級生!で、奥寺の質問に対してだが…お前達と同じで隊長である諏訪さん経由で知り合ったに過ぎねぇよ。……市河大丈夫か?」
「ぅ、うん。へ、平気だよ?……あっ!……(ジワッ)うぅう~~ユズちゃぁぁ~~~んっ!!?(タタタタ、ギュッ!?)……っ!…やっぱり、慣れない、よ。…フウちゃんや、笹森くん達以外の、人と、一緒に居るのは……(ギュッ)」
小荒井・奥寺の二人組に茶化されながら一緒に歩いてくる笹森。更には然り気無く彼を盾にしつつ一緒にやって来たシロ(生身)だったが、……"何時彼らに触れる・触れられてしまうか分からず"緊張し表情が強張っていたが、柚紀を見て涙目となり感情のまま抱きついてしまう。…少し恥ずかしくて顔を自分の胸元に埋める様な状況になっている友人を見て、落ち着くまで優しく見守る柚紀であった
それを傍目から見つめる中学弧月使いの三人は各々思った事を口にした
「にしても、東さんから連絡があった通りの姿だな鶴ヶ峰の奴。……似合っているし違和感はないけど、やっぱり珍しいな。小荒井もそう思うだろ?」
「まぁね、東さんからアレにはちゃんとした理由あるらしいって書いてあったけど、俺にはイマイチ分からないな~。ってか……あのエンブレムの服や通常の私服がこう"体のライン"がちゃんと分からない奴ばっかりだったから……意外とあるのを初めて知ったかも。なぁ笹森、……髪以外は生身の鶴ヶ峰と変わりないか?」
「え"っ?!あっ!!……た、多分な。…お、俺だってあのトリオン体姿を見るのだって初めてだし、そ、それに……制服だってセーラーだしカーディガン着てるからその、……実際の姿は…知らない、から!!」
そんな在り来たりな質問をされた笹森だったが、小荒井の目線が"ナニを"見ているかに気づき歯切れが悪くなりながら答える。…太刀川隊室での一件を知る者は理由を察して各々フォローしようと行動を取ったので、理由を知らない者達はあやふやな状態となってしまったのだった