11.目利きの曲~少女を見つけよ~(76.
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訓練室に到着して言実に起こされた柚紀は小佐野と堤、更には太刀川が居て首を傾げたがトリオン体を見て小佐野がハイテンションとなり猫可愛がられたのであった。それが落ち着いてから、少しシールドのオート機能に調節した後に早速、訓練室に入り開始したのであった
先ずは"致命傷を追っても死なない"事を理解してもらう為にひたすら戦闘体験する事になったのであった。手始めに太刀川が相手にする事になり……速攻で旋空で真っ二つにしたのであった。流石に初手でコレが来るとは思っておらず愚痴を漏らすのであった
『太刀川さんっ!!!いきなり真っ二つはないでしょ~!!?』
「いや~、ほらさ、歓迎会の時に不意打ち食らったから……アレの仕返し的な?でもさ、…痛くは無かっただろ?」
『…………痛くは無かったですが、…輪切りにされた自分をいきなり見る覚悟は無かったですよ。最初は頭が首、…トリオン器官を狙われると思いましたから。だって(チラッ)風間さんの初手がそうでしたから』
柚紀の発言に諏訪隊の三人は一斉に風間を見たのだった。特に諏訪は「オイゴラ"!!何してやがるんだよA級様よー!!?」と怒りを露にして詰め寄るが「必要だったからな、本人も納得している」と涼しい表情で言い返したのであった。それらを音声のみで聞いていた太刀川と柚紀は苦笑いして、ふと気になった事を聞くことに
『太刀川さん、致命傷関連が生身とほぼ同じなのは分かりますが……逆に"もし犠牲にするなら"どのヶ所ですか?』
「ん?……やっぱり腕になるか?ただ俺みたいな弧月使いやガンナーは両手が無くなると武器を使えなくなる。後は機動を落とすなら足を狙うのもアリだな。(トントン)ま、結局は"攻撃に当たらない"コレが一番だろうな。そんな訳でだ、(スッ)…暫くは俺の攻撃を回避して体と目を慣れさせる事だな」
『……ゴールが見えないのは辛いですが、…言実さんが"交代かそこまで"とか声を掛けられるまで、……頑張りますかっ!!』
小休憩を済ませたので、攻防戦を再開したのであった。その後は致命傷による一撃KOやトリオン漏出によるKOの体験を一通り終えると、選手交替で風間……と当真を相手にする事になった。風間だけでも苦戦しそうなのに何故と思った柚紀の表情を見て言実が説明を入れる
《風間からの指摘で、"怖くても極力目を閉じない様にすべき"と言われてな。一線交えているし、カメレオンなしにさせる故に制限時間内をただひたすら回避に専念しろ。……瞑ったらその回数当真に狙撃される》
「そう言う訳だ。俺様に射たれたくないなら頑張るこったな!ま、ついでにスナイパーの射線が通るポイントや距離とか身に付けるこったな。……連携するにはそれらを知っていて損はないだろう?」
『(ムッ)………否定はしませんが、…見えたら狙撃も回避しますからね?一方的に射たれるのは、…癪です』
挑発的な発言をした当真に対してまさかの返答をした柚紀を見て二人とも驚くが「上等だ!避けれるもんならやってみろ!!」「因みに寸止めを一応するが、シールドのオート機能は健在だ。怖がる必要はない」と更に返答を返して第二ラウンドを開始したのであった
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それから暫く時間が経過して、やっと言実の課題をクリアした柚紀だが、明らかに疲れているのが分かったので全員休憩を挟む事になった。ずっと機械操作をしていた小佐野に連れられて、近くにある休憩スペースに飲み物を飲みながら雑談モードに。因みに付き添いとして太刀川が同伴していた
「お疲れ~柚紀ちゃん!?いや~、トリオン体でもあんだけ動いても平気って凄くない?普通なら無理そうな気がするよ??」
『そ、そうでしょうか?でも、皆さんだって全然疲れて居ませんよね?それに一切眠そうでもないし………(チラッ)わぁー!!もう深夜だ!!…うん、新鮮な感じ!!』
「あ~、(ナデナデ)そう言えば柚紀は夜更かしとかしない奴だったな。ま、規則正しい生活が一番だから良いことではあるが。……普段出来ない事が出来るのもトリオン体の利点とも言えるぜ?ま、…生身に戻れば皺寄せが来るから程々にしとけよ?」
小佐野の言い分にはピンとこない柚紀だが、時間が知りたくて取り出した携帯を見て睡魔がこない事を嬉しく感じ上機嫌に。それを見て頭を撫でながら"実体験から得たアドバイス"を先輩らしく言う太刀川。それを聞いて少し考える素振りをする
『(皺寄せ……とりあえず、訓練が終わったらナニか食べるとして、睡眠は………駄目だ。下手したら丸一日寝そう)ん~、……ねぇおサノ先輩。日付が変わったから明日になるのか?…新人さんが入って人が増えたり、……忙しくなる前にこの姿を見てもらった方が、やっぱり良いかな?』
「ん?ん~…("忙しく"ねぇ~。誰を指す言葉かは分からないけど、とりあえず……)…日佐人は見たがってたよ?柚紀ちゃんのトリオン体姿をさ~。嫌じゃなければ見せて上げてよ。で、"何事も思ったら即行動すべし"!!だよ?」
「だな!!あ、どうせだ柚紀!【知り合い全員に同じ内容のメッセージ】を試しに送ってみろ。(ニヤリ)……面白い事になるぞ!?」
そんな二人の後押しされた柚紀は、テンプレートのメッセージを作成してコピーしたのを全員に送ったのであった。……本来なら企み笑いをした太刀川を警戒するものだが、所謂"深夜ハイテンション"状態な柚紀は疑問すら思わなかった。因みに送ったメッセージはと言うと
【夜分遅くにご免なさい。
今日トリオン体が完成して、慣れるために色々体験中です。それでこの姿の感想を聞きたいので、お時間が有りましたらご協力お願いします。午前中はC級ランク戦ロビー周辺に居ます。午後は……どうなるかは分かりません、初徹夜体験なので。
それと、言葉使いに関してはツッコミなしでお願いします。休憩の合間にコレを送るために皆さんに同じ内容を送ってますから】