10.解説の曲~歌姫用トリオン体編~(75.
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少し時間が遡り、当真と佐鳥に話が有りそうな言実を見て東が笑顔で柚紀を手招きする。佐鳥を一瞥後"ソローリ"と気配を消して東の側に行けば、申し訳なさそうな表情で頭を撫でながら話始めた
「(ナデナデ)…先程は済まなかった。俺もあんな事をすべきではないのは分かっていた、だが……分からせる必要があったんだ。【君は普通の女子中学生でない】【言実さんの姪と納得出来るナニかを持っている】と、(ナデナデ)……サイドエフェクトに関しては流石に言えないと思ったんだ。言実さんがあれだけ慎重に動くなんて、俺は今まで見たことがない」
『(フルフル)大丈夫、です。……貴方が本気ならさっき佐鳥くんが言った通りライトニングを使うか………スナイパー本来のスタイルを使用する筈です。それに目が本気じゃなかった、…空気は張り詰めた、緊張じみたものになった気がしました。………(チラッ)表情が変わりづらい、分かりづらい言実さんの心情を…機嫌を図るには空気の変化を見逃さない事、これがポイントですから(フワッ)』
東の表情を見て、柚紀は疑うのを止めたのだった。"内心ではと考えない"…一度信じると決めたのだから。それを相手にも分かって貰えるようにと、柚紀は笑うのだ。それを見て大体全員が驚くが、…最後には笑い返してくれる。それで良いと思っていた、……"一部を除いて"だが。そして無意識に言実の方を見ると
「っ!!?こ、殺される所をって、何でだよっ?おつるちゃんっ!!だってアレが白衣姿のトリオン体登録していたトリガーホルダーなら……付いているでしょ?!ベイルアウト機能がっ!!!」
『……(フルフル)アレにはベイルアウト機能を除外している。必要なのは分かるが、それより優先させねば成らない機能や性能があった。…だが、生身でサイドエフェクトを使用させるよりリスクは減る。それにだ、……あの子は慣れさえすれば…トリオン兵にも、正隊員とも"渡り合えるだけ実力を有している"』
「!!それって、……どういう意味なの?((何だ?佐鳥は知らなかったのか?…ならば実際に見た方が早そうだな))!?その声はっ……(キョロキョロ)(姿は見えないけど声が聞こえるし、コッチの会話は聞こえている。…つまり)(ポツリ)カメレオン」
『!!?(カメレオン?カメレオン使いと言ったら……)(ボソッ)風間、さん?』
何やら言実と佐鳥が言い合いをしており、止めようとしたが不意に佐鳥が周囲を見渡して小声で呟いた筈の声が何故か柚紀の耳に聞こえ、"今日確実にボーダー基地に居るのが分かっているカメレオン使い"の名を口にした。その瞬間
‐ シュン、ズサッ…ササッ! ‐
『っび、ビックリしたぁ~!!ってかいきなり何ですか風間さんっ!!』
「吃驚したと言う割には俺の攻撃を避けたのは誰だ?……トリオン体のお陰で身体能力を向上はしているが、いきなり現れた相手の攻撃回避は難しいぞ?"見て斬撃速度に目が慣れても体はついていかないものだ"が、…お前の場合はサイドエフェクトがある。……(ヴォン)"今使っていない"と、言い切れるか?鶴ヶ峰」
『っ!?……使っているつもりはない、ですが………生身よりトリオン体の方がサイドエフェクトを使いやすそうな感じはしますから、…断言は出来ません。って何でまた消えるんですかっ?!(あ、コレ試されているのかな?…なら)………東さん、私から離れてください。…言実さん、トリオン体なら使えますよね?……"トレーニングルーム"的なのが。此処にも、ありますか?』
間一髪でスコーピオンの斬撃を回避する柚紀は、いきなり攻撃を仕掛けてきた風間に文句を言うが本人は言いたいことを言って聞き耳を持たず再び姿を消してしまう。…側に東が居たのに攻撃してきたのが気に入らないのか、ムッとした表情をしながら"二次被害"が出ない方法を言実に訊ねる。すると小さくため息を付きながら返事を返した
『此処にはない、…仮想mapを使用する共同訓練時はC級ランク戦ロビーで行う故にな。が、……(チラリ)協力者が全員揃っておらぬ。…どうせだ、時間潰しとして風間の挑戦を受けてやれ。モールモッドのブレードによる攻撃速度はあれよりまだ、速いぞ?後、的が出ているソッチ側で動いた方が何かと身に付くぞ?』
『………そうします。だから当真先輩、…隙を見て狙撃とかしないで下さいね?私のトリオン体、特殊なので一度使用不可になりますと再使用可能までかなり時間を有しますので(ダン!)』
「あららバレてたか~。でもま、流石の俺も隊長の雷を何度も食らいたくはないした。……で、お前はどうしたんだ?……佐鳥」
どうやら言実が此処に来た理由は、時間潰しや柚紀を迎えに来た程度だったらしく此処にはあまり用が無かったらしい。つまり最初からトリオン体関連の実験に佐鳥は関わらせるつもりは言実には無かったのだ。それを理解した佐鳥は更に"大きな勘違い"をしていたのに気づき……顔を赤くさせていた
「(そうだよ!!トレーニングルームは"トリオン体"じゃなきゃ使えないじゃん!?柚紀ちゃんはトリオン操作出来るからオレ、…勘違いしちゃってた!!?ってかあの場に居合わせた綾辻先輩や、……とっきーは何で言ってくれなかったのさ??!何か………ムカつくかも)大丈夫です当真さん、…その……あんな俊敏な動きをした柚紀ちゃんにその、…見惚れていただけ、です。………彼女にバレるの、嫌だから佐鳥は大人しく帰ります。それに、……おつるちゃんの言う通り、きっと佐鳥は…オレは彼女が射たれたり斬られたりするのを黙って見ているのは………無理だから」
コチラの様子を気に出来ない程、風間に集中している柚紀を……寂しそうに見つめながら本音を漏らしてトボトボ一人帰っていく佐鳥を当真と言実は何も言わずに見送ったのだった
少し時間が遡り、当真と佐鳥に話が有りそうな言実を見て東が笑顔で柚紀を手招きする。佐鳥を一瞥後"ソローリ"と気配を消して東の側に行けば、申し訳なさそうな表情で頭を撫でながら話始めた
「(ナデナデ)…先程は済まなかった。俺もあんな事をすべきではないのは分かっていた、だが……分からせる必要があったんだ。【君は普通の女子中学生でない】【言実さんの姪と納得出来るナニかを持っている】と、(ナデナデ)……サイドエフェクトに関しては流石に言えないと思ったんだ。言実さんがあれだけ慎重に動くなんて、俺は今まで見たことがない」
『(フルフル)大丈夫、です。……貴方が本気ならさっき佐鳥くんが言った通りライトニングを使うか………スナイパー本来のスタイルを使用する筈です。それに目が本気じゃなかった、…空気は張り詰めた、緊張じみたものになった気がしました。………(チラッ)表情が変わりづらい、分かりづらい言実さんの心情を…機嫌を図るには空気の変化を見逃さない事、これがポイントですから(フワッ)』
東の表情を見て、柚紀は疑うのを止めたのだった。"内心ではと考えない"…一度信じると決めたのだから。それを相手にも分かって貰えるようにと、柚紀は笑うのだ。それを見て大体全員が驚くが、…最後には笑い返してくれる。それで良いと思っていた、……"一部を除いて"だが。そして無意識に言実の方を見ると
「っ!!?こ、殺される所をって、何でだよっ?おつるちゃんっ!!だってアレが白衣姿のトリオン体登録していたトリガーホルダーなら……付いているでしょ?!ベイルアウト機能がっ!!!」
『……(フルフル)アレにはベイルアウト機能を除外している。必要なのは分かるが、それより優先させねば成らない機能や性能があった。…だが、生身でサイドエフェクトを使用させるよりリスクは減る。それにだ、……あの子は慣れさえすれば…トリオン兵にも、正隊員とも"渡り合えるだけ実力を有している"』
「!!それって、……どういう意味なの?((何だ?佐鳥は知らなかったのか?…ならば実際に見た方が早そうだな))!?その声はっ……(キョロキョロ)(姿は見えないけど声が聞こえるし、コッチの会話は聞こえている。…つまり)(ポツリ)カメレオン」
『!!?(カメレオン?カメレオン使いと言ったら……)(ボソッ)風間、さん?』
何やら言実と佐鳥が言い合いをしており、止めようとしたが不意に佐鳥が周囲を見渡して小声で呟いた筈の声が何故か柚紀の耳に聞こえ、"今日確実にボーダー基地に居るのが分かっているカメレオン使い"の名を口にした。その瞬間
‐ シュン、ズサッ…ササッ! ‐
『っび、ビックリしたぁ~!!ってかいきなり何ですか風間さんっ!!』
「吃驚したと言う割には俺の攻撃を避けたのは誰だ?……トリオン体のお陰で身体能力を向上はしているが、いきなり現れた相手の攻撃回避は難しいぞ?"見て斬撃速度に目が慣れても体はついていかないものだ"が、…お前の場合はサイドエフェクトがある。……(ヴォン)"今使っていない"と、言い切れるか?鶴ヶ峰」
『っ!?……使っているつもりはない、ですが………生身よりトリオン体の方がサイドエフェクトを使いやすそうな感じはしますから、…断言は出来ません。って何でまた消えるんですかっ?!(あ、コレ試されているのかな?…なら)………東さん、私から離れてください。…言実さん、トリオン体なら使えますよね?……"トレーニングルーム"的なのが。此処にも、ありますか?』
間一髪でスコーピオンの斬撃を回避する柚紀は、いきなり攻撃を仕掛けてきた風間に文句を言うが本人は言いたいことを言って聞き耳を持たず再び姿を消してしまう。…側に東が居たのに攻撃してきたのが気に入らないのか、ムッとした表情をしながら"二次被害"が出ない方法を言実に訊ねる。すると小さくため息を付きながら返事を返した
『此処にはない、…仮想mapを使用する共同訓練時はC級ランク戦ロビーで行う故にな。が、……(チラリ)協力者が全員揃っておらぬ。…どうせだ、時間潰しとして風間の挑戦を受けてやれ。モールモッドのブレードによる攻撃速度はあれよりまだ、速いぞ?後、的が出ているソッチ側で動いた方が何かと身に付くぞ?』
『………そうします。だから当真先輩、…隙を見て狙撃とかしないで下さいね?私のトリオン体、特殊なので一度使用不可になりますと再使用可能までかなり時間を有しますので(ダン!)』
「あららバレてたか~。でもま、流石の俺も隊長の雷を何度も食らいたくはないした。……で、お前はどうしたんだ?……佐鳥」
どうやら言実が此処に来た理由は、時間潰しや柚紀を迎えに来た程度だったらしく此処にはあまり用が無かったらしい。つまり最初からトリオン体関連の実験に佐鳥は関わらせるつもりは言実には無かったのだ。それを理解した佐鳥は更に"大きな勘違い"をしていたのに気づき……顔を赤くさせていた
「(そうだよ!!トレーニングルームは"トリオン体"じゃなきゃ使えないじゃん!?柚紀ちゃんはトリオン操作出来るからオレ、…勘違いしちゃってた!!?ってかあの場に居合わせた綾辻先輩や、……とっきーは何で言ってくれなかったのさ??!何か………ムカつくかも)大丈夫です当真さん、…その……あんな俊敏な動きをした柚紀ちゃんにその、…見惚れていただけ、です。………彼女にバレるの、嫌だから佐鳥は大人しく帰ります。それに、……おつるちゃんの言う通り、きっと佐鳥は…オレは彼女が射たれたり斬られたりするのを黙って見ているのは………無理だから」
コチラの様子を気に出来ない程、風間に集中している柚紀を……寂しそうに見つめながら本音を漏らしてトボトボ一人帰っていく佐鳥を当真と言実は何も言わずに見送ったのだった