9.親交の曲~狙撃手集団編~(74.
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男子二人が柚紀にきちんと名乗り挨拶をすれば、"同級生"であるのを理由に反射的に携帯の連絡先を交換しようとしたのを見て、佐鳥が待ったをかけた
「えっとさ柚紀ちゃん、……二人にも連絡先を教えなきゃいけない"強い理由"ある?学校は違うし此処にだって頻繁に来る予定ないでしょ?…合同訓練は週一だし、練習と言っても基本だだ的を射つだけ。………C級ランク戦みたいに一戦一戦闘い方が違ったり、顔触れもそう簡単には変わらないよ?」
『えっ?……駄目、だった?』
「駄目じゃないが、…なら何で奈良坂には連絡先を交換しようと思わないんだ?確か出水や米屋とは交換しているだろ?……"先輩だから"は理由にはならいぜ?」
『……確かに当真先輩の言う通り、ですが。…もし必要なら【茜ちゃんや米屋先輩に伝言をお願いすべき】かなと。……数日前【これ以上無闇に連絡先を交換するな】とは、言実さんに言われましたが……"今まで"はそうだったから…その………』
三門市に初めて来た柚紀が約一ヶ月生活したのはこのボーダー本部基地内だ。……女性が圧倒的に少ない空間に身を置いていたせいか、"ある程度の条件さえ合致すれば"例え異性相手でも連絡先を交換する事に抵抗がないらしい柚紀を見て、流石に本人以外のスナイパー達は"全員"複雑な表情を浮かべていた。その変化を見て(この感覚は"変"なのかな?)と感じてしまった柚紀が語尾が小さくなり俯いてしまったのを傍目から見ていた東が助け船を出す
「(ナデ)隊員と仲良くなるのは悪くないが、鶴ヶ峰が"直接"自分の事を三人に語る必要はない。……君を"ある程度知る者から"話を聞く方が効率が良いこともある。(ナデ)先ずはそこから始めるべきかと俺は思うぞ?でないと…"先に知り合ったのに自分はソレ知らない"……何て事もある。(ナデ)イマドキの男子は意外と気にするらしくてな、…現に奥寺は知っていたが小荒井は知らなくて不機嫌になった。そんな実例が発生している」
『あぅ!……小荒井くんがキライって訳じゃないですが、…色々何でも聞いてくるので……奥寺くんよりは、連絡回数少ないのは事実、です』
「まぁ、チーム内でならグループ作って其処で一気に発言して内容共有。これが定石で、無駄がないですからね。それが無理なら、連絡相手を絞って、他の人に拡散した方が通達ミスが減りますね」
『(あ!だから言実さんが【今後連絡先を教える相手は、基本"一定以上の実力者"か"サイドエフェクト持ち"にしろ】って言ったのか!!)……成る程、…じゃあとりあえず最初はソレで。……もし個人的に知りたい事があれば私に直接か…言実さんに聞いてください(ペコリ…チラッ)あ、もうこんな時間だ。……そろそろ帰らなきゃ』
東の言い分を参考に、古寺が"現段階では"そこまで親しくない・親しくする理由がない柚紀との連絡手段で一番良さそうな方法を提案する。それを聞いて同意する柚紀は一応奈良坂達に視線を向ければ小さく全員が頷いたので、手に持っていた携帯を仕舞おうする。その際に、かなり遅い時間となっているのに気づき、ソワソワして無意識に出入り口に向かおうとするのを……佐鳥と日浦が止めたのだった。ご丁寧に腕を掴んで
「た、確かに大分遅い時間になってきたけどさ、……柚紀ちゃん"佐鳥との約束"を達成してないでしょ?そこまで時間掛からないだろうから、それを終わらせてからで帰るので大丈夫じゃない?」
「私なら心配しないで下さい!奈良坂先輩に自宅近くまで送ってもらうことになってますから!!それに志岐先輩にデザインを見せて頂きましたが、……やっぱり実際に見てみたいです!"柚紀先輩のトリオン体姿"を!!」
『……(チラリ)ま、まぁ、"見られる事"には慣れないといけない、よね。うん。(スッ)えっと、…み、皆さんも良ければみ、見ますか?その……"普通の"とは性能とか色々ちょっと……かなりかな?違いますが、…驚かないで下さいね?』
流石にこれでは帰れないと理解した柚紀はすんなり降参の意を示せば、二人は拘束を解く。そしてポケットからトリガーホルダーを取り出せば東を始め居合わせているメンバーに一言断りを入れる。……これでも"質問・問い詰められる"だろうと、内心考えつつ"これは避けられらない"と腹を決めた柚紀は、せめてと胸元でホルダーを両手で握り締め、彼等を見ないようにと瞳を閉じた。そして
『……トリガー、起動 !!』
‐ トリガー起動開始……起動完了 ‐
ラボと同じく無事にトリオン体に換装を終えた柚紀は、ゆっくり瞳を開けて周囲を見渡した。佐鳥や日浦を始め、当真や東……表情が解りづらい奈良坂ですら驚愕した表情を浮かべていた。ふと、自分の背後から視線を感じて見てみれば、何人かのボーダー隊員がコチラを見て目を白黒させていたのに気づき、人指し指を口元に当てて"静かに"や、"内緒ね?"的な意味合いを込めた動作を"微笑みながら"すれば、相手は顔を赤くさせ首を縦に動かしたのであった
そして、再び佐鳥達に視線を戻すが未だに東と当真の"事前に言実や冬島から連絡を貰った者"以外は許容量オーバーから抜け出しておらず、仕方ないと柚紀が柏手を一つ打ち、我に返させると……佐鳥が一目散に詰め寄り、こう口にした
「えっとさ柚紀ちゃん様、……えっと、その服装は悪くないと佐鳥は思うよ?動きやすそうだし、おつるちゃんだって白衣翻して普通にトリオン兵と戦っているし、色合いも君のイメージカラーである緑たし…うん。違和感は無い…………とは流石に言えないよ!?えっ?えっ??えっ?!?な、な、何で、何で"髪が短くなっているの"!??それと、"髪色も"!!緑なのは代わり無いけど……"黒みがなくなって鮮やかな緑色"になってるから!!確かにトリオン体はそんな感じに弄るのは可能だよ??でもさ、……それをする理由は何なの???説明してよ、柚紀ちゃん!!?」
「えっとさ柚紀ちゃん、……二人にも連絡先を教えなきゃいけない"強い理由"ある?学校は違うし此処にだって頻繁に来る予定ないでしょ?…合同訓練は週一だし、練習と言っても基本だだ的を射つだけ。………C級ランク戦みたいに一戦一戦闘い方が違ったり、顔触れもそう簡単には変わらないよ?」
『えっ?……駄目、だった?』
「駄目じゃないが、…なら何で奈良坂には連絡先を交換しようと思わないんだ?確か出水や米屋とは交換しているだろ?……"先輩だから"は理由にはならいぜ?」
『……確かに当真先輩の言う通り、ですが。…もし必要なら【茜ちゃんや米屋先輩に伝言をお願いすべき】かなと。……数日前【これ以上無闇に連絡先を交換するな】とは、言実さんに言われましたが……"今まで"はそうだったから…その………』
三門市に初めて来た柚紀が約一ヶ月生活したのはこのボーダー本部基地内だ。……女性が圧倒的に少ない空間に身を置いていたせいか、"ある程度の条件さえ合致すれば"例え異性相手でも連絡先を交換する事に抵抗がないらしい柚紀を見て、流石に本人以外のスナイパー達は"全員"複雑な表情を浮かべていた。その変化を見て(この感覚は"変"なのかな?)と感じてしまった柚紀が語尾が小さくなり俯いてしまったのを傍目から見ていた東が助け船を出す
「(ナデ)隊員と仲良くなるのは悪くないが、鶴ヶ峰が"直接"自分の事を三人に語る必要はない。……君を"ある程度知る者から"話を聞く方が効率が良いこともある。(ナデ)先ずはそこから始めるべきかと俺は思うぞ?でないと…"先に知り合ったのに自分はソレ知らない"……何て事もある。(ナデ)イマドキの男子は意外と気にするらしくてな、…現に奥寺は知っていたが小荒井は知らなくて不機嫌になった。そんな実例が発生している」
『あぅ!……小荒井くんがキライって訳じゃないですが、…色々何でも聞いてくるので……奥寺くんよりは、連絡回数少ないのは事実、です』
「まぁ、チーム内でならグループ作って其処で一気に発言して内容共有。これが定石で、無駄がないですからね。それが無理なら、連絡相手を絞って、他の人に拡散した方が通達ミスが減りますね」
『(あ!だから言実さんが【今後連絡先を教える相手は、基本"一定以上の実力者"か"サイドエフェクト持ち"にしろ】って言ったのか!!)……成る程、…じゃあとりあえず最初はソレで。……もし個人的に知りたい事があれば私に直接か…言実さんに聞いてください(ペコリ…チラッ)あ、もうこんな時間だ。……そろそろ帰らなきゃ』
東の言い分を参考に、古寺が"現段階では"そこまで親しくない・親しくする理由がない柚紀との連絡手段で一番良さそうな方法を提案する。それを聞いて同意する柚紀は一応奈良坂達に視線を向ければ小さく全員が頷いたので、手に持っていた携帯を仕舞おうする。その際に、かなり遅い時間となっているのに気づき、ソワソワして無意識に出入り口に向かおうとするのを……佐鳥と日浦が止めたのだった。ご丁寧に腕を掴んで
「た、確かに大分遅い時間になってきたけどさ、……柚紀ちゃん"佐鳥との約束"を達成してないでしょ?そこまで時間掛からないだろうから、それを終わらせてからで帰るので大丈夫じゃない?」
「私なら心配しないで下さい!奈良坂先輩に自宅近くまで送ってもらうことになってますから!!それに志岐先輩にデザインを見せて頂きましたが、……やっぱり実際に見てみたいです!"柚紀先輩のトリオン体姿"を!!」
『……(チラリ)ま、まぁ、"見られる事"には慣れないといけない、よね。うん。(スッ)えっと、…み、皆さんも良ければみ、見ますか?その……"普通の"とは性能とか色々ちょっと……かなりかな?違いますが、…驚かないで下さいね?』
流石にこれでは帰れないと理解した柚紀はすんなり降参の意を示せば、二人は拘束を解く。そしてポケットからトリガーホルダーを取り出せば東を始め居合わせているメンバーに一言断りを入れる。……これでも"質問・問い詰められる"だろうと、内心考えつつ"これは避けられらない"と腹を決めた柚紀は、せめてと胸元でホルダーを両手で握り締め、彼等を見ないようにと瞳を閉じた。そして
『……トリガー、
‐ トリガー起動開始……起動完了 ‐
ラボと同じく無事にトリオン体に換装を終えた柚紀は、ゆっくり瞳を開けて周囲を見渡した。佐鳥や日浦を始め、当真や東……表情が解りづらい奈良坂ですら驚愕した表情を浮かべていた。ふと、自分の背後から視線を感じて見てみれば、何人かのボーダー隊員がコチラを見て目を白黒させていたのに気づき、人指し指を口元に当てて"静かに"や、"内緒ね?"的な意味合いを込めた動作を"微笑みながら"すれば、相手は顔を赤くさせ首を縦に動かしたのであった
そして、再び佐鳥達に視線を戻すが未だに東と当真の"事前に言実や冬島から連絡を貰った者"以外は許容量オーバーから抜け出しておらず、仕方ないと柚紀が柏手を一つ打ち、我に返させると……佐鳥が一目散に詰め寄り、こう口にした
「えっとさ柚紀ちゃん様、……えっと、その服装は悪くないと佐鳥は思うよ?動きやすそうだし、おつるちゃんだって白衣翻して普通にトリオン兵と戦っているし、色合いも君のイメージカラーである緑たし…うん。違和感は無い…………とは流石に言えないよ!?えっ?えっ??えっ?!?な、な、何で、何で"髪が短くなっているの"!??それと、"髪色も"!!緑なのは代わり無いけど……"黒みがなくなって鮮やかな緑色"になってるから!!確かにトリオン体はそんな感じに弄るのは可能だよ??でもさ、……それをする理由は何なの???説明してよ、柚紀ちゃん!!?」