90.初雪の曲(155.
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最後のサビに入る前の間奏部分でふと、集中力が切れた柚紀が周囲に目を向ける。笹森は自分に背を向けているし、佐鳥は見た目こそ変わりないが雰囲気が真剣味を帯びており、菊地原や時枝も何処か真剣な表情をしていた。……自分の歌を聞いてくれていない、そう感じてしまった柚紀はダラーっと両腕を下ろしてしまい
- ピュウ〜……パサパサパサ… -
『あっ!?いけないッ!!ストールがっ!!!(ダッ!)』
(全)「!!」
いきなり佐鳥が居るのとは別の方角から吹いた突風によりストールが飛ばされてしまい、反射的に追い掛ける柚紀に各自が反応をする。先ずは走り出した柚紀の腕を佐鳥が掴んで暴走……危険回避に務め、アウター下もそれなりの厚着をしていた菊地原が柚紀の肩に上着を掛ける。そして時枝・笹森は空中に浮遊するストールをどうするか相談していた。「グラスホッパーなしで行けるか?」「取れても此処に戻るのがひと苦労しそう」と話す姿に……嫌な雰囲気が四散して小さく安堵のため息を漏らす。それに気づいた佐鳥が訪ねるが明確な回答をしない代わりに『大丈夫、だよ』と微笑みながら答えれば、空中に浮遊するストールに両手を掲げ瞳を閉じれば、タイミングも相成り歌い始める
〜 朝が訪れる
彩 の無い風が吹く 〜
- パアァ〜!…ピュウ〜……フワリ、フワリ… -
〜 この広い世界で
君が僕の生命 〜
「えっ?ストール……コッチに戻って来てる?でも、何で…」
「今歌った歌詞に風ってワードがあっただろ?それを利用して風を操った感じかな?似た現象を、以前にも起こしてたからな〜柚紀は」
「でも今は生身でトリオン体じゃない。……以前同じ様な事をした事があってイメージが出来たにしても、………あまりさせるべきじゃないよね?無理して風を操っている感があるし」
「無駄に能力を使わせないって言う時枝の考えには同意するけど、……歌っているからと言って意識を鶴ヶ峰から離すのは危険かもね、特に歌っていない間奏時は。…僕達の話し声は聞こえていなくても雰囲気は伝わってしまう。………多分、落胆させちゃったんだろうね"歌を聞いてくれていない"って。それでストールがずり落ちて浮遊した。(ハァ〜)折角の歌を生で聞けるんだから"何時でも話せる事"は後回しにするべきだったかな?」
〜 その手を伸ばして…孤独さえ壊すほどに
目覚めた花びら
それは二人の証なんだ…
君は僕の生命
唯ひとつの光
奏愛カレンデュラ 〜
菊地原の発言に"いや、今じゃないと多分言えないし聞けない気が"と考える三人だが、……例えが些か語弊があるが菊地原は【罠を仕掛けて獲物が来るのを待つ】スタイルであり、三人は【自力で獲物を捕まえる】手法を取っているので考え方が違うのは仕方ないと各自で納得する。そして歌い切り無事にストールが手元に戻ってきたので菊地原に上着を返そうとする柚紀だが……
- タタタタタタタタ……ぎゅうぅーー!! -
「エヘヘ!やっぱり柚紀の歌含めて全部好きだな〜オレ!!ってか君が一生懸命に歌っているのに他に現を抜かすとか、佐鳥にあるまじき行為だった!!……ゴメンね」
『えっ?あ、そ、その……平気、だよ?ちゃんと………賢くんは私を見ててくれてたのを知ってるから。でも、……笹森くんは私に背を向けて、ナニしてたの?』
「あ、えっとだな………き、曲がっ!!…夏休みのあの時より倍近く増えた気がして、……どんなのが追加されたか、興味本位で気になって………勝手に見てゴメン」
『あ〜なる程ね!まぁ確かに増えたのは認めるけど、やっぱり勝手にナカを見られるのはちょっと嫌、かな?一応アプリ起動時にロック解除しないと駄目にしてるから、プレイヤー以外のアプリは起動出来ないけど万が一、誰かのやり取りを他人に見られるたら笹森くんも嫌でしょ?因みに、私が歌える曲やお気に入りはシロなら全部知ってるから知りたいなら彼女に聞いてくれると助かるな。……自分の事ながら地味に全部把握してないもので。…アハハ』
佐鳥からの抱擁は大分慣れたらしく表面上は平然としながら笹森とやり取りをしている柚紀。が、内心は心拍数が凄い事になっているのに気づいている菊地原が佐鳥から柚紀を離して「基地内で着なくてもいいから、外に出るならアウター持つ事!」と注意して貸していた上着を回収。明らかに落ち込んでいる柚紀を慰めながら「若しくは室内で歌う様にしてよ。……もう"自由に歌える部屋"あるでしょ君には」と妥協案を示し納得したらしく柚紀の表情が明るくなった時
- …………スタン! -
「ユズッ!!ナニか遭ったかって……何でお前等が此処に居るんだよ?」
「あれ?風音ちゃん??!……何でいきなり出てきたの???」
- ………スタン!!…ドスン! -
「お〜、歌姫さま居る所騎士兼王子様候補大集結ってか?……お前もそう思わねぇか出水」
「痛テテ(サスサス…)……そう軽口叩いてますが、よく分からないですが赤い何かが屋上から浮遊したのを見た瞬間に…二人揃って"嫌な予感がする"とか言って、問答無用に俺を担いで此処に急行したのは誰ですか?……あ、俺達は柚紀ちゃんがプライベートで歌った際にゲート出現率が上がって敵が押し寄せた際の、……まぁ予防策として外に居ただけで任務途中とかじゃないからな?で、柚紀ちゃん。………歌ったお陰で覚悟は出来た?アレを皆に話すさ」
グラスホッパーを用いてフブキと太刀川(と出水)が屋上に現れたのだった。彼らが"万が一に備えて柚紀が配置していた戦力"と納得する傍ら、出水が意味深な発言をする。それにより四人の視線が柚紀に集まり、……恥ずかしくてフブキの後ろに隠れてしまう。これに対して「何かあれば俺が斬る……のは駄目か。文句を言うようならつる姐に何とかしてもらうから、大丈夫だ。な?」と言われて渋々後ろから出て来ると、屋上で歌っていた理由を語る
『えっと、ね。その……い、今更感が強いかも知れないけど、…………わ、私、…正式にボーダー所属となりました!!で、色々話し合った結果……………【年明けにある入隊式に参加してC級からちゃんとした手順を踏んで、S級になろう】と思います。で、……知っているけど実際に自分が体験するとじゃ勝手が違う気がするから……い、色々手助けしてくれると、助かります。後、………ポジションはシューターでメインは多分、バイパーになりますので、…………言実さんの真似っ子とか言わないでね!思わないでね!!ちゃんと考えた上で"コレがサイドエフェクトと一番相性が良い"って思ったから選んだんだから!!!』
- ピュウ〜……パサパサパサ… -
『あっ!?いけないッ!!ストールがっ!!!(ダッ!)』
(全)「!!」
いきなり佐鳥が居るのとは別の方角から吹いた突風によりストールが飛ばされてしまい、反射的に追い掛ける柚紀に各自が反応をする。先ずは走り出した柚紀の腕を佐鳥が掴んで暴走……危険回避に務め、アウター下もそれなりの厚着をしていた菊地原が柚紀の肩に上着を掛ける。そして時枝・笹森は空中に浮遊するストールをどうするか相談していた。「グラスホッパーなしで行けるか?」「取れても此処に戻るのがひと苦労しそう」と話す姿に……嫌な雰囲気が四散して小さく安堵のため息を漏らす。それに気づいた佐鳥が訪ねるが明確な回答をしない代わりに『大丈夫、だよ』と微笑みながら答えれば、空中に浮遊するストールに両手を掲げ瞳を閉じれば、タイミングも相成り歌い始める
〜 朝が訪れる
- パアァ〜!…ピュウ〜……フワリ、フワリ… -
〜 この広い世界で
君が僕の生命 〜
「えっ?ストール……コッチに戻って来てる?でも、何で…」
「今歌った歌詞に風ってワードがあっただろ?それを利用して風を操った感じかな?似た現象を、以前にも起こしてたからな〜柚紀は」
「でも今は生身でトリオン体じゃない。……以前同じ様な事をした事があってイメージが出来たにしても、………あまりさせるべきじゃないよね?無理して風を操っている感があるし」
「無駄に能力を使わせないって言う時枝の考えには同意するけど、……歌っているからと言って意識を鶴ヶ峰から離すのは危険かもね、特に歌っていない間奏時は。…僕達の話し声は聞こえていなくても雰囲気は伝わってしまう。………多分、落胆させちゃったんだろうね"歌を聞いてくれていない"って。それでストールがずり落ちて浮遊した。(ハァ〜)折角の歌を生で聞けるんだから"何時でも話せる事"は後回しにするべきだったかな?」
〜 その手を伸ばして…孤独さえ壊すほどに
目覚めた花びら
それは二人の証なんだ…
君は僕の生命
唯ひとつの光
奏愛カレンデュラ 〜
菊地原の発言に"いや、今じゃないと多分言えないし聞けない気が"と考える三人だが、……例えが些か語弊があるが菊地原は【罠を仕掛けて獲物が来るのを待つ】スタイルであり、三人は【自力で獲物を捕まえる】手法を取っているので考え方が違うのは仕方ないと各自で納得する。そして歌い切り無事にストールが手元に戻ってきたので菊地原に上着を返そうとする柚紀だが……
- タタタタタタタタ……ぎゅうぅーー!! -
「エヘヘ!やっぱり柚紀の歌含めて全部好きだな〜オレ!!ってか君が一生懸命に歌っているのに他に現を抜かすとか、佐鳥にあるまじき行為だった!!……ゴメンね」
『えっ?あ、そ、その……平気、だよ?ちゃんと………賢くんは私を見ててくれてたのを知ってるから。でも、……笹森くんは私に背を向けて、ナニしてたの?』
「あ、えっとだな………き、曲がっ!!…夏休みのあの時より倍近く増えた気がして、……どんなのが追加されたか、興味本位で気になって………勝手に見てゴメン」
『あ〜なる程ね!まぁ確かに増えたのは認めるけど、やっぱり勝手にナカを見られるのはちょっと嫌、かな?一応アプリ起動時にロック解除しないと駄目にしてるから、プレイヤー以外のアプリは起動出来ないけど万が一、誰かのやり取りを他人に見られるたら笹森くんも嫌でしょ?因みに、私が歌える曲やお気に入りはシロなら全部知ってるから知りたいなら彼女に聞いてくれると助かるな。……自分の事ながら地味に全部把握してないもので。…アハハ』
佐鳥からの抱擁は大分慣れたらしく表面上は平然としながら笹森とやり取りをしている柚紀。が、内心は心拍数が凄い事になっているのに気づいている菊地原が佐鳥から柚紀を離して「基地内で着なくてもいいから、外に出るならアウター持つ事!」と注意して貸していた上着を回収。明らかに落ち込んでいる柚紀を慰めながら「若しくは室内で歌う様にしてよ。……もう"自由に歌える部屋"あるでしょ君には」と妥協案を示し納得したらしく柚紀の表情が明るくなった時
- …………スタン! -
「ユズッ!!ナニか遭ったかって……何でお前等が此処に居るんだよ?」
「あれ?風音ちゃん??!……何でいきなり出てきたの???」
- ………スタン!!…ドスン! -
「お〜、歌姫さま居る所騎士兼王子様候補大集結ってか?……お前もそう思わねぇか出水」
「痛テテ(サスサス…)……そう軽口叩いてますが、よく分からないですが赤い何かが屋上から浮遊したのを見た瞬間に…二人揃って"嫌な予感がする"とか言って、問答無用に俺を担いで此処に急行したのは誰ですか?……あ、俺達は柚紀ちゃんがプライベートで歌った際にゲート出現率が上がって敵が押し寄せた際の、……まぁ予防策として外に居ただけで任務途中とかじゃないからな?で、柚紀ちゃん。………歌ったお陰で覚悟は出来た?アレを皆に話すさ」
グラスホッパーを用いてフブキと太刀川(と出水)が屋上に現れたのだった。彼らが"万が一に備えて柚紀が配置していた戦力"と納得する傍ら、出水が意味深な発言をする。それにより四人の視線が柚紀に集まり、……恥ずかしくてフブキの後ろに隠れてしまう。これに対して「何かあれば俺が斬る……のは駄目か。文句を言うようならつる姐に何とかしてもらうから、大丈夫だ。な?」と言われて渋々後ろから出て来ると、屋上で歌っていた理由を語る
『えっと、ね。その……い、今更感が強いかも知れないけど、…………わ、私、…正式にボーダー所属となりました!!で、色々話し合った結果……………【年明けにある入隊式に参加してC級からちゃんとした手順を踏んで、S級になろう】と思います。で、……知っているけど実際に自分が体験するとじゃ勝手が違う気がするから……い、色々手助けしてくれると、助かります。後、………ポジションはシューターでメインは多分、バイパーになりますので、…………言実さんの真似っ子とか言わないでね!思わないでね!!ちゃんと考えた上で"コレがサイドエフェクトと一番相性が良い"って思ったから選んだんだから!!!』