90.初雪の曲(155.
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柚紀の歌をのんびり聞きながら二人は特に何処に向かうとも言わずに歩いていた。すれ違う人達は普通通りであり、この歌声が聞こえていないのが分かる。もし聴こえていたら"それに応じた反応を示す"と考えたのだ。具体例を言えば
〜 怖がる自分に負けたくないよ 運命から逃げない"ひとりじゃない" 〜
- タタタタ、タタタタ、タタタタタタタタ…… -
「ん?走る足音??……オレ達以外にも聞こえてる奴が居るのかな?ま、あの子に好意を密かに抱いてる隊員は少なからず居るだろうけど……走る必要あるのか?」
「それは本人に聞くのが一番だよ、恐らく相手は…………うん、やっぱりね。………笹森、そんなに慌ててどうしたんだ?」
「!!佐鳥に時枝っ!?(タタタ…)ぁ、あのさ、えっと、……ぃ、いきなりこんな事を聞くのもアレ何だが……………アイツ、…鶴ヶ峰の居場所、知ってたりするか?その、……何でかよく分からないけど、…………聴こえるんだアイツの歌声が。一緒に居た小荒井達には聞こえていないみたいだし、何より……………この歌に、俺はいい思い出がないんだ。だから………不安で…」
「……………佐鳥達は今から彼女に会いに行く所だから一緒に来る?居場所の検討ならついてるし、……一応オレ達も、柚紀の歌は聞こえてるよ?その仕組みも理解してる。で、……笹森はこの歌をどんな時に聞いたの?別に暗くなる感じの曲風じゃないだろ?どっちかと言えば歌姫時に合う曲だ。…………ナニが遭ったのさ」
別の通路からトリオン体姿の笹森が何やら焦った表情で走ってきたのに遭遇。そして笹森も"柚紀を自分より知る二人"を見つけるな否や駆け寄り、……柚紀の居場所を訊ねる。【自分にこの歌が聞こえており、以前聞いた時の現状が頭を横切り……嫌な予感がする】的なニュアンスで理由を話をして。それを聞いて改めて"笹森はあの少女が…"と察してとりあえず連れて行く事にするが、何を危惧しているか気になるのでそれもちゃんと訊ねるのを忘れない。柚紀に関する事は可能な限り知りたいので
佐鳥と同様な時枝だが、立ち往生していても意味はないと判断して移動を促し((詳細は内部通話で話して。……それ、他人に聞かれちゃ多分良くないだろ?))と舵取りをする。それに従う形で足を進めながら【歌は聴こえているが何故か途切れ途切れな点と、あの時は歌詞をちゃんと歌っては居なかったがこのメロディは間違えたりはしない】前半は二人も経験しているので、何故この曲をそこまで記憶しているのか、その理由を問いただせば……【この歌を歌いながら敵に単独で対処した結果柚紀は洗脳障害を患った】事を笹森は説明する。それを聞いて何故焦っていたかと納得した佐鳥は「大丈夫!!……例のアレがあれば普通の人と分からない。万が一があったとしても、あの子ならそうなった際の保険をちゃんと用意してるよ!」と元気付ける。それを聞いて幾分か表情に明るさが戻った笹森を見て、佐鳥・時枝は小さくため息を漏らす。………心配する気持ちは二人も分かるが、気持ちが沈んだ状態の笹森を柚紀の元に連れて行けば高確率で少女も落ち込んでしまう。……折角好きな歌を歌って気分が良くなっている彼女の表情を曇らせるのは、二人も嫌なのだ
さて、最寄りのエレベーターに乗って上を目指す最中"上行きにも関わらず、作戦室がある階にてエレベーターは停止する"。ランク戦ロビーやラウンジ等は下の階なので押し間違えかと思ったが、ドアが開いた瞬間中に誰かが入ってきたのだ。相手は……
〜 ねぇ 聞こえますか 〜
「………菊地原?一人ってのも珍しいけど、コレ上行きだよ?間違ってない??」
「!?時枝?それに……佐鳥に笹森まで。………間違ってないよ、僕は上に…屋上に行こうとしてる所だからね。って言うより三人一緒って珍しくない?時枝と佐鳥、佐鳥と笹森なら……まだ分かるけどさ。それに…………三人も屋上に行く感じ?…ナニをしに行くの?トリオン体だから寒くは感じないだろうけど、わざわざそんな所に行く理由…あるの?」
〜 君は いつまでも笑顔でいて
じゃないと 泣いちゃうから 〜
「………ん?菊地原は"柚紀の歌声が聞こえるから彼女が居るであろう屋上に向かっている"訳じゃないの?」
「…………………あ、ソレ。別に僕は【歌以外にも彼女のオトが他の人より聞こえやすい】から、……もう生活音的な感覚で気にしてなかったし………屋上に行こうとしたのは何処か一人になれる場所に行こうとしただけ。こんな時期に屋上に行く物好きはそう居ないだろうからね。ってか鶴ヶ峰の奴、屋上で歌ってるの?………………短時間なら良いけど、多分三曲位普通に歌ってるよね?……防寒してるの?彼女がアウターを持っていたら確実に目立つだろうし、……三人にも聞こえる程気兼ねなく歌っているなら多分誰かが一緒は考えづらい。………………風邪引いたら下手すると年越しも基地内になるよ?大丈夫なのアイツ」
〜 ハルモニア感じてテレパシー
ねぇ 聞こえますか 〜
菊地原(防寒済み)であった。そして先客の顔触れを見て不思議そうにするのに対して、佐鳥も疑問を口にする。すると【柚紀の声が聞こえるのは日常茶飯事で気に止めて居なかった】と答えた上で、行き先を変更せずに結局三人と一緒に上を目指す。……今がトリオン体かを確かめる為に((でも何で屋上に?……歌川と喧嘩でもした?))と時枝が内部通話で訊ねれば((…………………言いたくない))と同じく内部通話で返事が返ってくる。………佐鳥達には聞こえてないらしく無反応なのでそれを指摘するつもりも無くそのまま屋上を目指す御一行であった
〜 怖がる自分に負けたくないよ 運命から逃げない"ひとりじゃない" 〜
- タタタタ、タタタタ、タタタタタタタタ…… -
「ん?走る足音??……オレ達以外にも聞こえてる奴が居るのかな?ま、あの子に好意を密かに抱いてる隊員は少なからず居るだろうけど……走る必要あるのか?」
「それは本人に聞くのが一番だよ、恐らく相手は…………うん、やっぱりね。………笹森、そんなに慌ててどうしたんだ?」
「!!佐鳥に時枝っ!?(タタタ…)ぁ、あのさ、えっと、……ぃ、いきなりこんな事を聞くのもアレ何だが……………アイツ、…鶴ヶ峰の居場所、知ってたりするか?その、……何でかよく分からないけど、…………聴こえるんだアイツの歌声が。一緒に居た小荒井達には聞こえていないみたいだし、何より……………この歌に、俺はいい思い出がないんだ。だから………不安で…」
「……………佐鳥達は今から彼女に会いに行く所だから一緒に来る?居場所の検討ならついてるし、……一応オレ達も、柚紀の歌は聞こえてるよ?その仕組みも理解してる。で、……笹森はこの歌をどんな時に聞いたの?別に暗くなる感じの曲風じゃないだろ?どっちかと言えば歌姫時に合う曲だ。…………ナニが遭ったのさ」
別の通路からトリオン体姿の笹森が何やら焦った表情で走ってきたのに遭遇。そして笹森も"柚紀を自分より知る二人"を見つけるな否や駆け寄り、……柚紀の居場所を訊ねる。【自分にこの歌が聞こえており、以前聞いた時の現状が頭を横切り……嫌な予感がする】的なニュアンスで理由を話をして。それを聞いて改めて"笹森はあの少女が…"と察してとりあえず連れて行く事にするが、何を危惧しているか気になるのでそれもちゃんと訊ねるのを忘れない。柚紀に関する事は可能な限り知りたいので
佐鳥と同様な時枝だが、立ち往生していても意味はないと判断して移動を促し((詳細は内部通話で話して。……それ、他人に聞かれちゃ多分良くないだろ?))と舵取りをする。それに従う形で足を進めながら【歌は聴こえているが何故か途切れ途切れな点と、あの時は歌詞をちゃんと歌っては居なかったがこのメロディは間違えたりはしない】前半は二人も経験しているので、何故この曲をそこまで記憶しているのか、その理由を問いただせば……【この歌を歌いながら敵に単独で対処した結果柚紀は洗脳障害を患った】事を笹森は説明する。それを聞いて何故焦っていたかと納得した佐鳥は「大丈夫!!……例のアレがあれば普通の人と分からない。万が一があったとしても、あの子ならそうなった際の保険をちゃんと用意してるよ!」と元気付ける。それを聞いて幾分か表情に明るさが戻った笹森を見て、佐鳥・時枝は小さくため息を漏らす。………心配する気持ちは二人も分かるが、気持ちが沈んだ状態の笹森を柚紀の元に連れて行けば高確率で少女も落ち込んでしまう。……折角好きな歌を歌って気分が良くなっている彼女の表情を曇らせるのは、二人も嫌なのだ
さて、最寄りのエレベーターに乗って上を目指す最中"上行きにも関わらず、作戦室がある階にてエレベーターは停止する"。ランク戦ロビーやラウンジ等は下の階なので押し間違えかと思ったが、ドアが開いた瞬間中に誰かが入ってきたのだ。相手は……
〜 ねぇ 聞こえますか 〜
「………菊地原?一人ってのも珍しいけど、コレ上行きだよ?間違ってない??」
「!?時枝?それに……佐鳥に笹森まで。………間違ってないよ、僕は上に…屋上に行こうとしてる所だからね。って言うより三人一緒って珍しくない?時枝と佐鳥、佐鳥と笹森なら……まだ分かるけどさ。それに…………三人も屋上に行く感じ?…ナニをしに行くの?トリオン体だから寒くは感じないだろうけど、わざわざそんな所に行く理由…あるの?」
〜 君は いつまでも笑顔でいて
じゃないと 泣いちゃうから 〜
「………ん?菊地原は"柚紀の歌声が聞こえるから彼女が居るであろう屋上に向かっている"訳じゃないの?」
「…………………あ、ソレ。別に僕は【歌以外にも彼女のオトが他の人より聞こえやすい】から、……もう生活音的な感覚で気にしてなかったし………屋上に行こうとしたのは何処か一人になれる場所に行こうとしただけ。こんな時期に屋上に行く物好きはそう居ないだろうからね。ってか鶴ヶ峰の奴、屋上で歌ってるの?………………短時間なら良いけど、多分三曲位普通に歌ってるよね?……防寒してるの?彼女がアウターを持っていたら確実に目立つだろうし、……三人にも聞こえる程気兼ねなく歌っているなら多分誰かが一緒は考えづらい。………………風邪引いたら下手すると年越しも基地内になるよ?大丈夫なのアイツ」
〜 ハルモニア感じてテレパシー
ねぇ 聞こえますか 〜
菊地原(防寒済み)であった。そして先客の顔触れを見て不思議そうにするのに対して、佐鳥も疑問を口にする。すると【柚紀の声が聞こえるのは日常茶飯事で気に止めて居なかった】と答えた上で、行き先を変更せずに結局三人と一緒に上を目指す。……今がトリオン体かを確かめる為に((でも何で屋上に?……歌川と喧嘩でもした?))と時枝が内部通話で訊ねれば((…………………言いたくない))と同じく内部通話で返事が返ってくる。………佐鳥達には聞こえてないらしく無反応なのでそれを指摘するつもりも無くそのまま屋上を目指す御一行であった