89.解説の曲〜黒トリガー編〜(154.
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それから"海鮮丼祭り"(佐鳥命名)が盛大に開催され、魚介類が好きな嵐山と柚紀は目を輝かせ嬉しそうに堪能していた。因みにマダム達の差し入れはお袋の味で定番の和食のおかず達であり、これは耐熱容器に入っていたので作戦室に置いてあった電子レンジで温めてコチラも皆で美味しく頂いたのである。食器類は紙皿やプラスチック製の丼を使って重さ軽減や後始末が楽にしようと考えたフブキである。……一般的なB級の作戦室には給湯スペースがないのだが、嵐山隊は例外なのをすっかり忘れていたのだ
そんな感じにお昼を食べ終えてお茶で一服した柚紀が自分を呼んだ理由を問う
「実はね〜(ゴソゴソ……スッ)佐鳥達のエンブレムデザインなんだけど、形はこんな感じで決まったんだよね。でさ〜"どっちを黒にするか"で迷ってて決められなくて、それで柚紀ちゃんに意見を聞こうってなったんだ!」
「(……スッ)やっぱり星を白にも黒にもしても違和感はないし、色合いがシンプルな方がグッズを作るに当たって色々楽だってメディア部の人にも言われてさ……灰色は使わない事にしてるんだ。それで柚紀さん的にはどっちが"おれ達らしい"?」
『えっと、そうだな〜(チラッ、チラッ………スッ)コッチ、かな?星って言ったらやっぱり【暗い夜空に輝く】的なイメージを皆も抱いているだろうから"星は白"の方がシックリくるかな?これで嵐山隊皆が"黒髪"なら黒もアリだったけど、半数が茶髪だからね』
「(…スッ)じゃあメディア部の人に報告に行ってきますね。あ、他にもちょっとした用事があるから私一人で大丈夫。……柚紀ちゃんも野々村ちゃんもゆっくりして行ってね?」
先ずは佐鳥が"紙にザックリと描かれたエンブレムデザイン"を見せ、次に時枝が"タブレットに色付きできちんと描かれたエンブレムデザイン"を柚紀に見せて意見を求める。これに対して理由込みで自分が良いと思った方を指差しして答えればタブレットを回収した綾辻がそのまま部屋を後にしてしまう。三人がエンブレムの話をしている最中、フブキは嵐山と木虎と"新人王に関する事"や"特別報酬の使い道"等を語っており、……そのどの話し合いにも参加しなかった迅が新たな話題を提示する
「さて、丁度良い機会だから静樹さんやあの人が遺した黒トリガーについて知識共有しちゃおっか!差はあれど嵐山達も多少は気になるだろ?」
「ん?……まぁならないと言えば嘘にはなるが、…………俺達が聞いて平気なのか?」
『えっと、はい大丈夫です。寧ろ皆さんにお父さんはどんな人だったか知ってもらった方が"この先の事を考えたら互いに良い"って迅さんに言われましたし、……お父さんの事を知ったらもしかしてあの子が皆さんの言葉に答えてくれるかも知れないので!』
「(あの子?)……とりあえずお話を窺います。綾辻先輩には後ほど私からお伝えしますので安心して下さい。……(チラッ)認識の差があると色々不便ですので」
迅の未来視による予防線と、柚紀本人が平気そうなのを見て全員話を聞くのに同意。その際にフブキと木虎がお茶と菓子を持って給湯スペースから現れて話の場を整える。……地味に詳細を語られなかった事を根に持っているらしく、佐鳥と時枝に意味深な視線を向けつつ。そんな木虎が"不機嫌そうな雰囲気"を漂わせているのを感じで"あ、あの時の事かな?"と正確に相手の心情を図る柚紀は特に嫉妬心を抱く事なく苦笑いを浮かべていた。さて、改めて父親の事を話すにしても柚紀ですら基本的な事を最近知ったばかりであり、携帯の代わりにたまに持ち歩く癖のついていたポケットタイプの手帳を取り出してプロフィールを読み上げる
『えっと……名前は知ってるから省くとして、身長は林藤さんと同じ位で誕生日は4月5日、血液型はA型。お酒の強さは普通で、趣味は骨董品集め。髪型は仕事時は七三分けできっちりしてるけどボーダーに居る時や家ではザンバラって感じ。後はそうだな〜…………髪の色は風間隊の隊服みたいな濃い蒼で、瞳は迅さんのジャケット色。で、一番重要な事は………(スッ、スッ)【プライベート時は眼鏡をしてなくて、ボーダー活動中や仕事時にはメガネをしていた点】かな?コレのお陰で私は"外では敢えて何かを制御している"のではって気づくきっかけになった訳です!』
「ん〜、……こっちの幼い頃の桐絵と一緒に写っている静樹氏らしい人は確かに眼鏡をしているが、コッチのモノクロで"子どもが二人写っている"方は確かに裸眼だが…「はあぁっ?!!月影 さんがユズの親父さんってマジかよ??!でもまぁ、………確かにそれならつる姐の強さにも納得かもな…うん」………………えっと、野々村ちゃん?その月影さんって静樹氏を指す言葉なのかな?」
『月影はお父さんが"医師・エンジニア以外での活動する際になのる源氏名"…ニックネームの事だと言実さんから聞きました。厳密に言えば"祭事を裏で仕切る影の宮司の人が名乗る役職名"らしいです。主な役目は"里の警備役である守り人の育成や祭事の要である舞手の教育や健康管理、護衛を取り仕切る事"です。……今は一応言実さんがその名を受け継いでます、あの里を離れても私は舞手の資格を持つ数少ない存在ですからね。…生活面や経済面で何か穴があれば、それをネタに私を里に連れ戻そうと虎視眈々と狙っている……らしくて、時折あの人が仕事で無茶をするのはこれが理由らしいです。ま、今後は減ると思いますよ?部下の育成も順調ですし、私自身がボーダーを離れられない明白な理由が出来ましたからね』
そんな感じにお昼を食べ終えてお茶で一服した柚紀が自分を呼んだ理由を問う
「実はね〜(ゴソゴソ……スッ)佐鳥達のエンブレムデザインなんだけど、形はこんな感じで決まったんだよね。でさ〜"どっちを黒にするか"で迷ってて決められなくて、それで柚紀ちゃんに意見を聞こうってなったんだ!」
「(……スッ)やっぱり星を白にも黒にもしても違和感はないし、色合いがシンプルな方がグッズを作るに当たって色々楽だってメディア部の人にも言われてさ……灰色は使わない事にしてるんだ。それで柚紀さん的にはどっちが"おれ達らしい"?」
『えっと、そうだな〜(チラッ、チラッ………スッ)コッチ、かな?星って言ったらやっぱり【暗い夜空に輝く】的なイメージを皆も抱いているだろうから"星は白"の方がシックリくるかな?これで嵐山隊皆が"黒髪"なら黒もアリだったけど、半数が茶髪だからね』
「(…スッ)じゃあメディア部の人に報告に行ってきますね。あ、他にもちょっとした用事があるから私一人で大丈夫。……柚紀ちゃんも野々村ちゃんもゆっくりして行ってね?」
先ずは佐鳥が"紙にザックリと描かれたエンブレムデザイン"を見せ、次に時枝が"タブレットに色付きできちんと描かれたエンブレムデザイン"を柚紀に見せて意見を求める。これに対して理由込みで自分が良いと思った方を指差しして答えればタブレットを回収した綾辻がそのまま部屋を後にしてしまう。三人がエンブレムの話をしている最中、フブキは嵐山と木虎と"新人王に関する事"や"特別報酬の使い道"等を語っており、……そのどの話し合いにも参加しなかった迅が新たな話題を提示する
「さて、丁度良い機会だから静樹さんやあの人が遺した黒トリガーについて知識共有しちゃおっか!差はあれど嵐山達も多少は気になるだろ?」
「ん?……まぁならないと言えば嘘にはなるが、…………俺達が聞いて平気なのか?」
『えっと、はい大丈夫です。寧ろ皆さんにお父さんはどんな人だったか知ってもらった方が"この先の事を考えたら互いに良い"って迅さんに言われましたし、……お父さんの事を知ったらもしかしてあの子が皆さんの言葉に答えてくれるかも知れないので!』
「(あの子?)……とりあえずお話を窺います。綾辻先輩には後ほど私からお伝えしますので安心して下さい。……(チラッ)認識の差があると色々不便ですので」
迅の未来視による予防線と、柚紀本人が平気そうなのを見て全員話を聞くのに同意。その際にフブキと木虎がお茶と菓子を持って給湯スペースから現れて話の場を整える。……地味に詳細を語られなかった事を根に持っているらしく、佐鳥と時枝に意味深な視線を向けつつ。そんな木虎が"不機嫌そうな雰囲気"を漂わせているのを感じで"あ、あの時の事かな?"と正確に相手の心情を図る柚紀は特に嫉妬心を抱く事なく苦笑いを浮かべていた。さて、改めて父親の事を話すにしても柚紀ですら基本的な事を最近知ったばかりであり、携帯の代わりにたまに持ち歩く癖のついていたポケットタイプの手帳を取り出してプロフィールを読み上げる
『えっと……名前は知ってるから省くとして、身長は林藤さんと同じ位で誕生日は4月5日、血液型はA型。お酒の強さは普通で、趣味は骨董品集め。髪型は仕事時は七三分けできっちりしてるけどボーダーに居る時や家ではザンバラって感じ。後はそうだな〜…………髪の色は風間隊の隊服みたいな濃い蒼で、瞳は迅さんのジャケット色。で、一番重要な事は………(スッ、スッ)【プライベート時は眼鏡をしてなくて、ボーダー活動中や仕事時にはメガネをしていた点】かな?コレのお陰で私は"外では敢えて何かを制御している"のではって気づくきっかけになった訳です!』
「ん〜、……こっちの幼い頃の桐絵と一緒に写っている静樹氏らしい人は確かに眼鏡をしているが、コッチのモノクロで"子どもが二人写っている"方は確かに裸眼だが…「はあぁっ?!!
『月影はお父さんが"医師・エンジニア以外での活動する際になのる源氏名"…ニックネームの事だと言実さんから聞きました。厳密に言えば"祭事を裏で仕切る影の宮司の人が名乗る役職名"らしいです。主な役目は"里の警備役である守り人の育成や祭事の要である舞手の教育や健康管理、護衛を取り仕切る事"です。……今は一応言実さんがその名を受け継いでます、あの里を離れても私は舞手の資格を持つ数少ない存在ですからね。…生活面や経済面で何か穴があれば、それをネタに私を里に連れ戻そうと虎視眈々と狙っている……らしくて、時折あの人が仕事で無茶をするのはこれが理由らしいです。ま、今後は減ると思いますよ?部下の育成も順調ですし、私自身がボーダーを離れられない明白な理由が出来ましたからね』