87.親交の曲〜三輪隊・風間隊編〜(152.
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それから色々風間隊で話をした柚紀は用事が終わったので退室し、宇佐美は"挨拶回り"として追随。主に柚紀の知り合いの作戦室を回りチョコ配りをし、勿論太刀川隊にも顔出しして丁度烏丸が居たので残ったチョコを全部上げてラボへの帰り道
「ん??姪っ子ちゃんに、宇佐美ちゃん?珍しい組み合わせだね。やっほ〜(フリフリ)」
『あっ!犬飼先輩っ!!(タタタタタ、ピタッ)こんにちは。えっと……………学校帰り、ですか?学校によって授業再開してたりしてなかったりだから分からなくて。後、……………………辻先輩、助けなくて良いんですか?(コテン)』
「うん、ウチの高校は被害少なかったし、周辺地域も節電を呼び掛けられては居るけどインフラはほぼ復旧したからね(ナデナデ)ん?……………そうだね、そろそろ助けるとしますか。……お〜い、宇佐美ちゃ〜ん。姪っ子ちゃんが辻ちゃんと話をしたいみたいだからそろそろ開放してあげてくれないかな〜?」
制服姿の犬飼と辻に遭遇。因みに宇佐美も同じ高校だが彼女は防衛任務参加の為に早退しており、柚紀達が通う中学校は授業再開しているがフブキは同じく任務の為に早退、柚紀はまだ基地内から外に出るのを許可されていないので学校を休んでいる状況だ。と、軽い状況整理をした所で辻にちょっかいを掛けていた宇佐美を何とか引き剥がし距離を取れば『先輩、大丈夫ですか?』と心配げに話し掛ける柚紀に、「ぁ、………ぅ、う、…ん。だ、大丈夫、だよ。あ、あり、…有難う」とぎこちないながらも会話をする辻。そんな何処かのどかな雰囲気な二人を置いて、犬飼は宇佐美に話し掛ける
「で、宇佐美ちゃんは何で姪っ子ちゃんと一緒に居たの?これが野々村ちゃんならまだ……うん、分かるよ?だってあの子"ソロだから色んな隊と一緒に防衛任務に就いてる"って噂になってるもん。でも姪っ子ちゃんが現場に出る訳ないだろうし、風間隊の作戦室に遊びに行った帰りなら、それこそ風間さんとかが一緒に居そうだしさ〜」
「ん〜………確かにウチの作戦室に遊びに来た帰りではありますよ?でも出てからお世話になった方達の部屋にお邪魔して、沢山貰ったチョコを配って歩いてて、丁度烏丸くんに遭遇して残り全部を渡した帰りです。風間さんが居ない理由は"基地内で柚紀ちゃんにナニかあれば言実さんが確実に動くから"ですね。………正確には"陽菜さんや市河ちゃんの目があるから"かな?」
「あ〜〜〜、……ナルホドね〜。実際にSNSの監視してるし、師弟揃って凄腕ハッカーとか噂が流れてるよねその二人って。特にお弟子ちゃんは姪っ子ちゃんや野々村ちゃんが来るまで人前に出て来なかったから、戦闘員の間じゃ軽い都市伝説的な扱いになってたな〜。"巽の姐さんが後継者と定めた愛弟子を、オペレーターを除けば見た事があるのはほんの一握りの人だけ"で、あの東さんですら知らなかったからね〜。ってかチョコを親しい間柄の人に配るとか、それって約二ヶ月早いバレンタインチョコ??」
「市河ちゃんは"サイドエフェクトの影響で他人と親しくするのが難しかった"ですからね〜、仕方ないですよコレは。でも良い子ですよ?何事にも一生懸命に取り組んでますし、持久力や耐久性もありますし、何より数少ないメガネ女子仲間です!!(キラーン)後、バレンタインの下りは他の人にも言われましたがその気はありませんよ?と言うより柚紀ちゃん【バレンタインってナニ?】的な感覚でしたし。因みに確認したら【クリスマス、ハローウィンも知らなくて、イースターも最近知った】らしいですね」
と、何故かシロの事や久し振りに発覚した柚紀の知らない"今ではほぼ一般常識化した事柄"について話している一方で、柚紀も辻とチョコ配りの事を話していたが、ふと気になった事を訊ねる
『あ、あの辻先輩!!その、……こんな事を聞くのは恐縮なんですが…………………辻先輩や、に、に、…二宮さんって好きなモノとか食べ物とかって、ありますか?分かりますか?』
「えっ??………ま、まぁ、…好きなもの位、俺にもあるし、二宮さんは…………無くはない、かな?でも何でそんな事を??」
『えっと、………私はちゃんと覚えてないですが、【危ない所を二宮隊の方に助けてもらった】と聞きましたし、外で気を失った私を基地まで運んで下さったのは二宮さんとも窺いました。だから、その……………ち、ちゃんとお礼が、したくて。でもナニをしたらいいか分からないから、…好きな食べ物とか好きなモノ関連のが良いかなと、思って。それでお訊ねしました。………ハイ』
理由込みで聞きたい事を頑張って訊ねる柚紀を見て、一瞬"言っても平気か"と戸惑う辻。そんな中、話が終えた犬飼と宇佐美が何の話をしているかと話の輪に入ってくる。そして内容を聞いた犬飼が辻の好きなモノをあっさり暴露した後に、こんな提案をする
「二宮さんの好きなものね〜、………分からなくもないけど、どうせだし本人に聞いたらどう?今度の土曜日、ウチ夜勤がまた入っててさ〜、それが終わる日曜日の朝……九時位が妥当かな?何か理由付けてつる姐のラボを訪ねるから、その時に聞きたい事を聞くとかどう?」
『聞きたい、事………そう言えば、例のテロ騒動時に二宮さんもラウンジにいらしていたとフブキに聞きましたが……二宮さんって頭良い方、ですか?(コテン)』
「ン?……教えるのが上手いかは別にして、成績は…まぁ悪くはないと思うよ?あの人も六頴館出身だからね〜。………それがどうかしたの?」
『あっ!ぃ、いえっ!!その………二宮さんと仲良くなるキッカケをと、考えてて。それで私個人の理由で【とある事を教えて貰える先生】を探してまして、それで……あの…(ギュッ!!)』
二宮と仲良くしようと試行錯誤をしている柚紀。が、これはあくまでも"自分はであり"二宮にその気が無ければ意味がないのだ。故に、話しているうちにドンドン不安となり久し振りに"胸元…丁度例の石がある定位置、そこに近い襟元を服ごと握りしめる"あの不安な時に出るサインが発生していた。それに気づいた宇佐美が優しく抱き締めて落ち着かせ様とし、犬飼も「大丈夫、あの人も姪っ子ちゃんには興味があるみたいだから、それを引き受けるかは別だけど話位は聞いてくれるって」と元気づけようとする。辻は何をすべきか戸惑う中、タイミング良く白衣姿の言実が現れれば柚紀を回収。リュック運搬を宇佐美に一任し、犬飼と二・三言葉を交わした後に三人はその場を後にする。それを複雑そうな表情をして見送る辻に犬飼が"どうした"と訊ねると
「本当に……鶴ヶ峰は凄い子だなって、改めて思いました。言実さんの事でなく、彼女自身がって意味です。…あんな風になってまで、苦手なことを克服しようとしている。俺には出来ない事をする姿に、年下が相手ですが……尊敬や憧れを抱いている事に少し、戸惑ってます。こんな風に異性を思うのは初めてなので」
「ふむふむ、辻ちゃんらしいお悩みな訳か!なら先輩として色々アドバイスや、それこそ姪っ子ちゃんとの接点を作ってあげるよ!……あの子と仲良くしてたら少しは女の子に対する接し方が改善されそうだもんね〜!!(それにその気持ちがもし"アッチ系"に発展したら、……かなり面白そうな事になりそうだからね)」
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それから色々風間隊で話をした柚紀は用事が終わったので退室し、宇佐美は"挨拶回り"として追随。主に柚紀の知り合いの作戦室を回りチョコ配りをし、勿論太刀川隊にも顔出しして丁度烏丸が居たので残ったチョコを全部上げてラボへの帰り道
「ん??姪っ子ちゃんに、宇佐美ちゃん?珍しい組み合わせだね。やっほ〜(フリフリ)」
『あっ!犬飼先輩っ!!(タタタタタ、ピタッ)こんにちは。えっと……………学校帰り、ですか?学校によって授業再開してたりしてなかったりだから分からなくて。後、……………………辻先輩、助けなくて良いんですか?(コテン)』
「うん、ウチの高校は被害少なかったし、周辺地域も節電を呼び掛けられては居るけどインフラはほぼ復旧したからね(ナデナデ)ん?……………そうだね、そろそろ助けるとしますか。……お〜い、宇佐美ちゃ〜ん。姪っ子ちゃんが辻ちゃんと話をしたいみたいだからそろそろ開放してあげてくれないかな〜?」
制服姿の犬飼と辻に遭遇。因みに宇佐美も同じ高校だが彼女は防衛任務参加の為に早退しており、柚紀達が通う中学校は授業再開しているがフブキは同じく任務の為に早退、柚紀はまだ基地内から外に出るのを許可されていないので学校を休んでいる状況だ。と、軽い状況整理をした所で辻にちょっかいを掛けていた宇佐美を何とか引き剥がし距離を取れば『先輩、大丈夫ですか?』と心配げに話し掛ける柚紀に、「ぁ、………ぅ、う、…ん。だ、大丈夫、だよ。あ、あり、…有難う」とぎこちないながらも会話をする辻。そんな何処かのどかな雰囲気な二人を置いて、犬飼は宇佐美に話し掛ける
「で、宇佐美ちゃんは何で姪っ子ちゃんと一緒に居たの?これが野々村ちゃんならまだ……うん、分かるよ?だってあの子"ソロだから色んな隊と一緒に防衛任務に就いてる"って噂になってるもん。でも姪っ子ちゃんが現場に出る訳ないだろうし、風間隊の作戦室に遊びに行った帰りなら、それこそ風間さんとかが一緒に居そうだしさ〜」
「ん〜………確かにウチの作戦室に遊びに来た帰りではありますよ?でも出てからお世話になった方達の部屋にお邪魔して、沢山貰ったチョコを配って歩いてて、丁度烏丸くんに遭遇して残り全部を渡した帰りです。風間さんが居ない理由は"基地内で柚紀ちゃんにナニかあれば言実さんが確実に動くから"ですね。………正確には"陽菜さんや市河ちゃんの目があるから"かな?」
「あ〜〜〜、……ナルホドね〜。実際にSNSの監視してるし、師弟揃って凄腕ハッカーとか噂が流れてるよねその二人って。特にお弟子ちゃんは姪っ子ちゃんや野々村ちゃんが来るまで人前に出て来なかったから、戦闘員の間じゃ軽い都市伝説的な扱いになってたな〜。"巽の姐さんが後継者と定めた愛弟子を、オペレーターを除けば見た事があるのはほんの一握りの人だけ"で、あの東さんですら知らなかったからね〜。ってかチョコを親しい間柄の人に配るとか、それって約二ヶ月早いバレンタインチョコ??」
「市河ちゃんは"サイドエフェクトの影響で他人と親しくするのが難しかった"ですからね〜、仕方ないですよコレは。でも良い子ですよ?何事にも一生懸命に取り組んでますし、持久力や耐久性もありますし、何より数少ないメガネ女子仲間です!!(キラーン)後、バレンタインの下りは他の人にも言われましたがその気はありませんよ?と言うより柚紀ちゃん【バレンタインってナニ?】的な感覚でしたし。因みに確認したら【クリスマス、ハローウィンも知らなくて、イースターも最近知った】らしいですね」
と、何故かシロの事や久し振りに発覚した柚紀の知らない"今ではほぼ一般常識化した事柄"について話している一方で、柚紀も辻とチョコ配りの事を話していたが、ふと気になった事を訊ねる
『あ、あの辻先輩!!その、……こんな事を聞くのは恐縮なんですが…………………辻先輩や、に、に、…二宮さんって好きなモノとか食べ物とかって、ありますか?分かりますか?』
「えっ??………ま、まぁ、…好きなもの位、俺にもあるし、二宮さんは…………無くはない、かな?でも何でそんな事を??」
『えっと、………私はちゃんと覚えてないですが、【危ない所を二宮隊の方に助けてもらった】と聞きましたし、外で気を失った私を基地まで運んで下さったのは二宮さんとも窺いました。だから、その……………ち、ちゃんとお礼が、したくて。でもナニをしたらいいか分からないから、…好きな食べ物とか好きなモノ関連のが良いかなと、思って。それでお訊ねしました。………ハイ』
理由込みで聞きたい事を頑張って訊ねる柚紀を見て、一瞬"言っても平気か"と戸惑う辻。そんな中、話が終えた犬飼と宇佐美が何の話をしているかと話の輪に入ってくる。そして内容を聞いた犬飼が辻の好きなモノをあっさり暴露した後に、こんな提案をする
「二宮さんの好きなものね〜、………分からなくもないけど、どうせだし本人に聞いたらどう?今度の土曜日、ウチ夜勤がまた入っててさ〜、それが終わる日曜日の朝……九時位が妥当かな?何か理由付けてつる姐のラボを訪ねるから、その時に聞きたい事を聞くとかどう?」
『聞きたい、事………そう言えば、例のテロ騒動時に二宮さんもラウンジにいらしていたとフブキに聞きましたが……二宮さんって頭良い方、ですか?(コテン)』
「ン?……教えるのが上手いかは別にして、成績は…まぁ悪くはないと思うよ?あの人も六頴館出身だからね〜。………それがどうかしたの?」
『あっ!ぃ、いえっ!!その………二宮さんと仲良くなるキッカケをと、考えてて。それで私個人の理由で【とある事を教えて貰える先生】を探してまして、それで……あの…(ギュッ!!)』
二宮と仲良くしようと試行錯誤をしている柚紀。が、これはあくまでも"自分はであり"二宮にその気が無ければ意味がないのだ。故に、話しているうちにドンドン不安となり久し振りに"胸元…丁度例の石がある定位置、そこに近い襟元を服ごと握りしめる"あの不安な時に出るサインが発生していた。それに気づいた宇佐美が優しく抱き締めて落ち着かせ様とし、犬飼も「大丈夫、あの人も姪っ子ちゃんには興味があるみたいだから、それを引き受けるかは別だけど話位は聞いてくれるって」と元気づけようとする。辻は何をすべきか戸惑う中、タイミング良く白衣姿の言実が現れれば柚紀を回収。リュック運搬を宇佐美に一任し、犬飼と二・三言葉を交わした後に三人はその場を後にする。それを複雑そうな表情をして見送る辻に犬飼が"どうした"と訊ねると
「本当に……鶴ヶ峰は凄い子だなって、改めて思いました。言実さんの事でなく、彼女自身がって意味です。…あんな風になってまで、苦手なことを克服しようとしている。俺には出来ない事をする姿に、年下が相手ですが……尊敬や憧れを抱いている事に少し、戸惑ってます。こんな風に異性を思うのは初めてなので」
「ふむふむ、辻ちゃんらしいお悩みな訳か!なら先輩として色々アドバイスや、それこそ姪っ子ちゃんとの接点を作ってあげるよ!……あの子と仲良くしてたら少しは女の子に対する接し方が改善されそうだもんね〜!!(それにその気持ちがもし"アッチ系"に発展したら、……かなり面白そうな事になりそうだからね)」