87.親交の曲〜三輪隊・風間隊編〜(152.
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『(ズズッ)………さて、"建前"的な用事も済みましたし………………(スウゥ)本題に入らせて頂きます』
「!……どう言う意味だ鶴ヶ峰。エンブレムの件は隠れ蓑で別の用事も俺達にはあるのか?」
『そうですね。確かに服の一件も返却するつもりでしたから嘘ではないですが、今から話すのは"他の人には伏せときたい事"なので、他の方が疑わない別件と絡める必要がありました。……ちょっと一部の方が過保護になっちゃってますので、些細な理由では言実さんのラボに呼んで話せば良いと言われるのが目に見えちゃってますから』
「ふーん。………誰がそんなに過保護になってるかも気になるけど、【鶴ヶ峰が言実さんに内緒で僕達に話したい事】ってのが気になるかな?わざわざ訪ねるって事は、つまりそうでしょ?でも、それって先じゃ駄目なの?この基地で話さないとマズい内容?後、………(チラッ)野々村って言う完全なる部外者と、これから部外者になる人が居るよ此処に」
『フブキにも話すつもりの内容が含まれているし、基本私に危害が加わなければ手も口も出さない、よね?「………へいへい、大人しく傍観してますよー」(クスッ)…話すタイミングは今が良いかな?宇佐美先輩……玉狛の人には知られても問題ない事だし、事態が落ち着けば私は上層部に呼ばれて今後の事についてどうするかを問われる…気がするの。だから先に言っておいた方が良い気がするし、内緒話をするなら外より此処が安心!………因みに風間さんが懸念してそうな陽菜さんは今日、本部には居ないからその心配はしないで下さい』
完全に柚紀のペースで話が進むのを感じ取る風間は特に反論もせず話を促す。……恐らくコレが【柚紀の本気の一端】だと感じているのだ。あの言実の姪なら"事前の準備をしっかりして主導権を握ってしまえば"………この位造作もないのかも知れない。そして他のメンバーからも異論がないのを確認すれば柚紀が本題を口にする
『結論から言いますと私はボーダーに協力こそしますが敵対する意思はありません。なので"それを懸念しての監視"は辞めてください。ですが、"私が組織にとって有益な存在であり危険はないか"を見極める行為は、持続させて欲しいです。…………私の予想が正しければ【私の意思とは別に、"私と言う存在のせいで"組織存続が危ぶまれる事態に陥る可能性がある】ので』
「「……はぁあっ??!」」
「「……………えっ??」」
「あら、また頓知の効いた事を言ってるけど〜………バレちゃってたんだね"風間さん達が柚紀ちゃんを密かに監視したのが"」
「宇佐美、コチラから先に答えを話すな。………一応聞くが何故分かった?」
柚紀の発言を聞いて"何故監視がバレた?"と疑念を抱く菊地原と"何で監視をする必要がある?"と疑問を抱くフブキ、更に監視を継続を自ら志願する意味が分からない歌川にそもそもの話が見えない三上。……歌川と同じ考えを抱くが監視を見破った事に敬意を示す宇佐美を注意しつつ……とりあえず話を進める風間。これに対して『まぁ、幾つかのヒントはありましたからね』と一言告げてから柚紀は気づけた訳を話し始める
『お会いした初期の頃を知っている方からすれば、私を心配するのは何となく分かります。特に風間さん達には"対人関係に関するトラウマ持ち"と話していましたから。後は、ゲート騒動やトリガーすり替え事件とか"私から目を離したらヤバい"と思わせる事が時々ありました。だから風間さん達は、私個人の為だけじゃなく組織的な観点から見ても気にする必要があった。………のは分かりますが【あ、多分誰かに言われて私を気にしているんだ】と改めて感じるキッカケがありました。因みに最初の出会いは裏で言実さんが動いていたのは本人からも聞いてます』
「………………そのキッカケは何だ?」
『それは風間さん、……【貴方が私に関する事を"木崎さんにも話していた"事】です。東さん相手ならまだ分かりますよ?本部所属で小荒井くん達経由で関わりがありそうですし、他にも"言実さんや迅さんは東さんに私の事をあまり語らない"からです。ですが、木崎さんの場合はちょっと勝手が変わります。あの方は玉狛の人であり、繋がりのある同級生の烏丸くんは同じ学校でクラスですが接点は主に学校のみ。そして必要なら必ず迅さんが木崎さんに話をする筈です、今までの経験から私と関わるとなれば高確率で亜種関連でしょうからね』
「………実力テストでの一件や諏訪の存在はどう説明する?」
『実力テストのアレはあくまで"迅さんの頼みを聞いた"に過ぎませんよ?初めて会ったのはその前でしたが、ちゃんと互いに認識したのはあの時でしたので。後諏訪さんに関しては【私の地雷を踏みかねない事柄は、とやかく他人に話すな】と言実さんが厳命していたので、あの人から木崎さんに語られる事はない筈です。そもそも諏訪さんは"そう言う事をしたエンジニアが居た"のは知ってましたが、名前までは知らなかったみたいです。因みに木崎さんはちゃんと知ってましたし、教えてくれたのは風間さんだってお見舞いにいらっしゃった際に聞きました!…………まだ何か疑念をお持ちでしょうか?風間隊長さん(コテン)』
柚紀の言い分には幾つか穴があり、そこを突けばまだやり過ごせそうな気もしたが先程既に"自ら失言をしている"以上、これ以上の抵抗は無駄と判断して【ゲートの一件以降、城戸から色んな角度から観察して鶴ヶ峰柚紀は組織にとって危険な存在かを見極めろ】的な密命を受けていたと告白。更に【それを抜きにしてもお前は危なっかしいから目が離せなかった、部下三人にも協力を仰ぎ納得した上で手伝わせていた】とも自白。これを聞いて満足そうな柚紀に「じゃあ次はコッチの番だよ」と菊地原が仕切り出す
「城戸司令が懸念している事が無くなるのなら、僕達の監視の任は解かれる。なのにどうして鶴ヶ峰は継続を願うのさ?僕達だって暇じゃないし、君だって更に知り合いが増えてもう、………寂しくないだろ??なのに…」
『……うん、菊地原くん達が居るからって言う安心感が欲しい訳じゃないし、学業の両立は難しいのに更なる負担を生じさせるのは申し訳なく思ってるよ?でも、…………現段階で【どんな事態に陥っても公平に物事を見極めれて、必要に応じて上層部に進言出来る人】を見つける必要があるの。その理由を、今からちゃんと話します。因みにこれは私の独断であり言実さんは無関係な点と、………あの人も知ってる"私がこの夏に三門市に来た理由"にも関係してます。あ!!…今から話すのは迅さんや諏訪さん、嵐山隊の人にも話してないから………勝手に話さないでね?シロと陽菜さんは……………なんか知ってそうだけど、やっぱり話すのはナシね?(シーー)』
「!……どう言う意味だ鶴ヶ峰。エンブレムの件は隠れ蓑で別の用事も俺達にはあるのか?」
『そうですね。確かに服の一件も返却するつもりでしたから嘘ではないですが、今から話すのは"他の人には伏せときたい事"なので、他の方が疑わない別件と絡める必要がありました。……ちょっと一部の方が過保護になっちゃってますので、些細な理由では言実さんのラボに呼んで話せば良いと言われるのが目に見えちゃってますから』
「ふーん。………誰がそんなに過保護になってるかも気になるけど、【鶴ヶ峰が言実さんに内緒で僕達に話したい事】ってのが気になるかな?わざわざ訪ねるって事は、つまりそうでしょ?でも、それって先じゃ駄目なの?この基地で話さないとマズい内容?後、………(チラッ)野々村って言う完全なる部外者と、これから部外者になる人が居るよ此処に」
『フブキにも話すつもりの内容が含まれているし、基本私に危害が加わなければ手も口も出さない、よね?「………へいへい、大人しく傍観してますよー」(クスッ)…話すタイミングは今が良いかな?宇佐美先輩……玉狛の人には知られても問題ない事だし、事態が落ち着けば私は上層部に呼ばれて今後の事についてどうするかを問われる…気がするの。だから先に言っておいた方が良い気がするし、内緒話をするなら外より此処が安心!………因みに風間さんが懸念してそうな陽菜さんは今日、本部には居ないからその心配はしないで下さい』
完全に柚紀のペースで話が進むのを感じ取る風間は特に反論もせず話を促す。……恐らくコレが【柚紀の本気の一端】だと感じているのだ。あの言実の姪なら"事前の準備をしっかりして主導権を握ってしまえば"………この位造作もないのかも知れない。そして他のメンバーからも異論がないのを確認すれば柚紀が本題を口にする
『結論から言いますと私はボーダーに協力こそしますが敵対する意思はありません。なので"それを懸念しての監視"は辞めてください。ですが、"私が組織にとって有益な存在であり危険はないか"を見極める行為は、持続させて欲しいです。…………私の予想が正しければ【私の意思とは別に、"私と言う存在のせいで"組織存続が危ぶまれる事態に陥る可能性がある】ので』
「「……はぁあっ??!」」
「「……………えっ??」」
「あら、また頓知の効いた事を言ってるけど〜………バレちゃってたんだね"風間さん達が柚紀ちゃんを密かに監視したのが"」
「宇佐美、コチラから先に答えを話すな。………一応聞くが何故分かった?」
柚紀の発言を聞いて"何故監視がバレた?"と疑念を抱く菊地原と"何で監視をする必要がある?"と疑問を抱くフブキ、更に監視を継続を自ら志願する意味が分からない歌川にそもそもの話が見えない三上。……歌川と同じ考えを抱くが監視を見破った事に敬意を示す宇佐美を注意しつつ……とりあえず話を進める風間。これに対して『まぁ、幾つかのヒントはありましたからね』と一言告げてから柚紀は気づけた訳を話し始める
『お会いした初期の頃を知っている方からすれば、私を心配するのは何となく分かります。特に風間さん達には"対人関係に関するトラウマ持ち"と話していましたから。後は、ゲート騒動やトリガーすり替え事件とか"私から目を離したらヤバい"と思わせる事が時々ありました。だから風間さん達は、私個人の為だけじゃなく組織的な観点から見ても気にする必要があった。………のは分かりますが【あ、多分誰かに言われて私を気にしているんだ】と改めて感じるキッカケがありました。因みに最初の出会いは裏で言実さんが動いていたのは本人からも聞いてます』
「………………そのキッカケは何だ?」
『それは風間さん、……【貴方が私に関する事を"木崎さんにも話していた"事】です。東さん相手ならまだ分かりますよ?本部所属で小荒井くん達経由で関わりがありそうですし、他にも"言実さんや迅さんは東さんに私の事をあまり語らない"からです。ですが、木崎さんの場合はちょっと勝手が変わります。あの方は玉狛の人であり、繋がりのある同級生の烏丸くんは同じ学校でクラスですが接点は主に学校のみ。そして必要なら必ず迅さんが木崎さんに話をする筈です、今までの経験から私と関わるとなれば高確率で亜種関連でしょうからね』
「………実力テストでの一件や諏訪の存在はどう説明する?」
『実力テストのアレはあくまで"迅さんの頼みを聞いた"に過ぎませんよ?初めて会ったのはその前でしたが、ちゃんと互いに認識したのはあの時でしたので。後諏訪さんに関しては【私の地雷を踏みかねない事柄は、とやかく他人に話すな】と言実さんが厳命していたので、あの人から木崎さんに語られる事はない筈です。そもそも諏訪さんは"そう言う事をしたエンジニアが居た"のは知ってましたが、名前までは知らなかったみたいです。因みに木崎さんはちゃんと知ってましたし、教えてくれたのは風間さんだってお見舞いにいらっしゃった際に聞きました!…………まだ何か疑念をお持ちでしょうか?風間隊長さん(コテン)』
柚紀の言い分には幾つか穴があり、そこを突けばまだやり過ごせそうな気もしたが先程既に"自ら失言をしている"以上、これ以上の抵抗は無駄と判断して【ゲートの一件以降、城戸から色んな角度から観察して鶴ヶ峰柚紀は組織にとって危険な存在かを見極めろ】的な密命を受けていたと告白。更に【それを抜きにしてもお前は危なっかしいから目が離せなかった、部下三人にも協力を仰ぎ納得した上で手伝わせていた】とも自白。これを聞いて満足そうな柚紀に「じゃあ次はコッチの番だよ」と菊地原が仕切り出す
「城戸司令が懸念している事が無くなるのなら、僕達の監視の任は解かれる。なのにどうして鶴ヶ峰は継続を願うのさ?僕達だって暇じゃないし、君だって更に知り合いが増えてもう、………寂しくないだろ??なのに…」
『……うん、菊地原くん達が居るからって言う安心感が欲しい訳じゃないし、学業の両立は難しいのに更なる負担を生じさせるのは申し訳なく思ってるよ?でも、…………現段階で【どんな事態に陥っても公平に物事を見極めれて、必要に応じて上層部に進言出来る人】を見つける必要があるの。その理由を、今からちゃんと話します。因みにこれは私の独断であり言実さんは無関係な点と、………あの人も知ってる"私がこの夏に三門市に来た理由"にも関係してます。あ!!…今から話すのは迅さんや諏訪さん、嵐山隊の人にも話してないから………勝手に話さないでね?シロと陽菜さんは……………なんか知ってそうだけど、やっぱり話すのはナシね?(シーー)』