87.親交の曲〜三輪隊・風間隊編〜(152.
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そんなこんなで風間隊作戦室に到着した一行。室内に居たのはオペレーターの宇佐美と
『あれ?……三上先輩??何で此処に?あ、学校も同じで同級生だしオペレーター同士だから居ても不思議じゃ…………ない、か?(コテン)』
「おっ!柚紀ちゃんいらっしゃ〜い!ン?………まぁ歌歩ちゃんが居る理由は"引き継ぎの為"かな?」
『引き継ぎ?……!…(ジワッ)………もしかして宇佐美先輩、…ボーダー辞めちゃうんですか??』
「ん〜……外れでもないし当たりでもないかな?だから泣かないで柚紀ちゃん(ナデナデ)」
三上と何か話し合いをしていたのだった。そして宇佐美が発した言葉から理由を推測した柚紀は思わず涙目になってしまう。それを宥めつつソファーに導き説明を二人して始める。一方で作戦室に到着したので換装を解き、一応女子なのでお茶の用意をと給湯室に向かうフブキとそれに追随する歌川。風間と菊地原は適当に荷物を置いて女子三人の様子を見守っており、……先輩二人の言い分に納得したらしい柚紀を見て小さくため息を漏らす
そしてフブキが淹れたほうじ茶と柚紀が持参したお菓子を広げる。中身がチョコだったので宇佐美が三輪隊を訊ねたのを見抜いて話題がソチラに行きかけたが、風間が隊長らしく軌道修正をする
「(モグモグ、ゴックン)……で、鶴ヶ峰。お前はウチに何の用で来たんだ?それと今度からはアポを取るようにしろ。別に来たら駄目じゃないが、必ずお前に気づく菊地原が居るとも限らない。それとも………"アレ"を使って先に確認しているのか?」
『アレって………あ〜、宇佐美先輩に頂いたアプリですね!!そう言えば最近使ってなかったかも。大分道のりも覚えましたし、タブレットにも言実さんが地図"のみ"のを入れてくれたので。でも……………うん。(チラッ)いい機会だからそろそろコレも卒業かな?あ!えっと、以後気を付けますね(ペコッ)』
「ん??(ズズズッ)……その携帯に入ってる地図アプリの事か?陽菜さんは"各隊員やエンジニアの所在も分かるようにしたチートアプリ"持ってるが、…ソレは違うよな?宇佐美先輩作だし。何か便利な機能付いてるのか?」
「GPS機能をベースにしているマップは普通、居場所は示すが建物内の間取りまでは反映されないだろ?宇佐美先輩のはそれもちゃんと分かるようになってるし、各フロアでマップ切り替えも出来るしこの部屋は誰のかとかを書き込める機能付きなんだよ。っとそんな事より……紙袋はお菓子、そのリュックはいつもの手提げの代わりかな?兎のキーホルダーが付いてるし。…………このボストンバッグには何が入ってるんだ?」
確かに風間隊を訪ねる際、アポを取らない場合も他の隊より多い柚紀は風間の指摘に反省の色を示し、何故そうなってしまっていたかを自分なりに推測して答えを導き出す。それを聞いてフブキが冗談半分でアプリに備わった機能を言い当ててしまい、話し方からして"あ、コレ正直に話したら怒られる"と感じて表面上は平然としているが内心で焦る柚紀。それを感じた菊地原がさり気なく歌川にアイコンタクトをしてフォローさせる。………自分がフブキと話せば何かと口論になりやすいので必要が無ければあまり口を開かない様にしていたりするのだ。他にも要因はあるが
そして全員が一番気にしていた柚紀にしては珍しく大きな鞄の中身の話題となり、持ち主本人がチャックを開けて中から何かを取り出す。それは……
「!!…それ、以前宇佐美先輩が勝手に君に着させた奴、だよね?他にもウチのエンブレム付きの服やパーカーとか……………何でそんなの持ってきたのさ?」
『何でって……"元々借りていただけだから、返すのは当たり前"じゃない?私は風間隊の一員じゃないもん。それに……まだ実感はないけど【一応私は他の誰よりも階級が高くなるみたい】だからさ、いざって時はそれでどうにかなるかな〜って』
「どうにかってユズ、確かに【黒トリガーを扱える者はS級らしい】が……アレはかなり特殊だろ?風刃みたいに実用性と言うか戦闘向けじゃなくて支援・防衛向けな奴であり、本体だって通常の色は黒じゃねぇ。後、……毎回ナニかある度にあの姿になるのか?ソレは止めとけ。黒トリガーを使えばその反応がオペレーター達に筒抜けになる。…………確実にセコムが集結するぜ?その度にな」
『えっ?!?そ、そうなの??でもトリガーだから分かっても不思議じゃないか。でも、………やっぱり何時までも甘えては居られないから(ススッ)返します。冬島さんにも返そうとしたら【ウチのメンバーでこの大きさの服を着れる奴が居ねぇから、要らないなら捨ててくれ】って言われましたので…渋々頂きました。元からジャケット一着だけでしたし、当真先輩のトリオン体みたいに背中にドーンとエンブレムが付いている訳じゃ無かったので普段着にも、……使える範囲ですし。因みに中には太刀川隊のも入ってましてこの後訪ねる予定です。で、…………宇佐美先輩ならコレ普通に着れますよね?でも辞められるなら渡せないか。あ、でも三上先輩も着れるからワンチャンありかな?一応全部洗濯やクリーニングに出したし……(ブツブツブツブツブツブツ…)』
「あ、陽介から聞いてた"タブレットの弊害"がコレかなー?頭で考えてる事を無意識に口に出しちゃう事があるとか。………とりあえず、おーい柚紀ちゃーん。戻っておいでー(ユサユサユサユサ)」
黒トリガーに関する事は一度保留とし、柚紀が来た理由は今まで借りていたエンブレム付きの服の返却目的の様だ。他の隊に関する事も話した上で"まだ使えるモノを捨てるのは勿体無い"精神が強い柚紀だが、他人が使ったモノを果たして使ってくれるかも不安な様子。……それらの考えが全て口に出ている理由が【声を失った時に対話に使用していたタブレット仕様】である。数日前まで普通に使っていたのだから仕方ないのだが………自分の世界に入って永遠と思考の底から戻って来ない気がした宇佐美が体を揺らして意識をコチラに向かせるのであった
そして話し合った結果、薄手のカーディガンと防寒バッチリな普段着にも使える一着は柚紀にプレゼントと言う事となり、菊地原に借りたのはそのまま返却。他のは宇佐美と三上でそれぞれ貰う事で決着がついたのであった。(この際に"野々村も持つか?歌川のならサイズ的にも合うだろ?"と風間が唐突な発言をする。が"シロが持たねぇなら俺は要らねぇよ"とあっさり却下。それを聞いて歌川はかなり複雑な表情をしていたらしい)
『あれ?……三上先輩??何で此処に?あ、学校も同じで同級生だしオペレーター同士だから居ても不思議じゃ…………ない、か?(コテン)』
「おっ!柚紀ちゃんいらっしゃ〜い!ン?………まぁ歌歩ちゃんが居る理由は"引き継ぎの為"かな?」
『引き継ぎ?……!…(ジワッ)………もしかして宇佐美先輩、…ボーダー辞めちゃうんですか??』
「ん〜……外れでもないし当たりでもないかな?だから泣かないで柚紀ちゃん(ナデナデ)」
三上と何か話し合いをしていたのだった。そして宇佐美が発した言葉から理由を推測した柚紀は思わず涙目になってしまう。それを宥めつつソファーに導き説明を二人して始める。一方で作戦室に到着したので換装を解き、一応女子なのでお茶の用意をと給湯室に向かうフブキとそれに追随する歌川。風間と菊地原は適当に荷物を置いて女子三人の様子を見守っており、……先輩二人の言い分に納得したらしい柚紀を見て小さくため息を漏らす
そしてフブキが淹れたほうじ茶と柚紀が持参したお菓子を広げる。中身がチョコだったので宇佐美が三輪隊を訊ねたのを見抜いて話題がソチラに行きかけたが、風間が隊長らしく軌道修正をする
「(モグモグ、ゴックン)……で、鶴ヶ峰。お前はウチに何の用で来たんだ?それと今度からはアポを取るようにしろ。別に来たら駄目じゃないが、必ずお前に気づく菊地原が居るとも限らない。それとも………"アレ"を使って先に確認しているのか?」
『アレって………あ〜、宇佐美先輩に頂いたアプリですね!!そう言えば最近使ってなかったかも。大分道のりも覚えましたし、タブレットにも言実さんが地図"のみ"のを入れてくれたので。でも……………うん。(チラッ)いい機会だからそろそろコレも卒業かな?あ!えっと、以後気を付けますね(ペコッ)』
「ん??(ズズズッ)……その携帯に入ってる地図アプリの事か?陽菜さんは"各隊員やエンジニアの所在も分かるようにしたチートアプリ"持ってるが、…ソレは違うよな?宇佐美先輩作だし。何か便利な機能付いてるのか?」
「GPS機能をベースにしているマップは普通、居場所は示すが建物内の間取りまでは反映されないだろ?宇佐美先輩のはそれもちゃんと分かるようになってるし、各フロアでマップ切り替えも出来るしこの部屋は誰のかとかを書き込める機能付きなんだよ。っとそんな事より……紙袋はお菓子、そのリュックはいつもの手提げの代わりかな?兎のキーホルダーが付いてるし。…………このボストンバッグには何が入ってるんだ?」
確かに風間隊を訪ねる際、アポを取らない場合も他の隊より多い柚紀は風間の指摘に反省の色を示し、何故そうなってしまっていたかを自分なりに推測して答えを導き出す。それを聞いてフブキが冗談半分でアプリに備わった機能を言い当ててしまい、話し方からして"あ、コレ正直に話したら怒られる"と感じて表面上は平然としているが内心で焦る柚紀。それを感じた菊地原がさり気なく歌川にアイコンタクトをしてフォローさせる。………自分がフブキと話せば何かと口論になりやすいので必要が無ければあまり口を開かない様にしていたりするのだ。他にも要因はあるが
そして全員が一番気にしていた柚紀にしては珍しく大きな鞄の中身の話題となり、持ち主本人がチャックを開けて中から何かを取り出す。それは……
「!!…それ、以前宇佐美先輩が勝手に君に着させた奴、だよね?他にもウチのエンブレム付きの服やパーカーとか……………何でそんなの持ってきたのさ?」
『何でって……"元々借りていただけだから、返すのは当たり前"じゃない?私は風間隊の一員じゃないもん。それに……まだ実感はないけど【一応私は他の誰よりも階級が高くなるみたい】だからさ、いざって時はそれでどうにかなるかな〜って』
「どうにかってユズ、確かに【黒トリガーを扱える者はS級らしい】が……アレはかなり特殊だろ?風刃みたいに実用性と言うか戦闘向けじゃなくて支援・防衛向けな奴であり、本体だって通常の色は黒じゃねぇ。後、……毎回ナニかある度にあの姿になるのか?ソレは止めとけ。黒トリガーを使えばその反応がオペレーター達に筒抜けになる。…………確実にセコムが集結するぜ?その度にな」
『えっ?!?そ、そうなの??でもトリガーだから分かっても不思議じゃないか。でも、………やっぱり何時までも甘えては居られないから(ススッ)返します。冬島さんにも返そうとしたら【ウチのメンバーでこの大きさの服を着れる奴が居ねぇから、要らないなら捨ててくれ】って言われましたので…渋々頂きました。元からジャケット一着だけでしたし、当真先輩のトリオン体みたいに背中にドーンとエンブレムが付いている訳じゃ無かったので普段着にも、……使える範囲ですし。因みに中には太刀川隊のも入ってましてこの後訪ねる予定です。で、…………宇佐美先輩ならコレ普通に着れますよね?でも辞められるなら渡せないか。あ、でも三上先輩も着れるからワンチャンありかな?一応全部洗濯やクリーニングに出したし……(ブツブツブツブツブツブツ…)』
「あ、陽介から聞いてた"タブレットの弊害"がコレかなー?頭で考えてる事を無意識に口に出しちゃう事があるとか。………とりあえず、おーい柚紀ちゃーん。戻っておいでー(ユサユサユサユサ)」
黒トリガーに関する事は一度保留とし、柚紀が来た理由は今まで借りていたエンブレム付きの服の返却目的の様だ。他の隊に関する事も話した上で"まだ使えるモノを捨てるのは勿体無い"精神が強い柚紀だが、他人が使ったモノを果たして使ってくれるかも不安な様子。……それらの考えが全て口に出ている理由が【声を失った時に対話に使用していたタブレット仕様】である。数日前まで普通に使っていたのだから仕方ないのだが………自分の世界に入って永遠と思考の底から戻って来ない気がした宇佐美が体を揺らして意識をコチラに向かせるのであった
そして話し合った結果、薄手のカーディガンと防寒バッチリな普段着にも使える一着は柚紀にプレゼントと言う事となり、菊地原に借りたのはそのまま返却。他のは宇佐美と三上でそれぞれ貰う事で決着がついたのであった。(この際に"野々村も持つか?歌川のならサイズ的にも合うだろ?"と風間が唐突な発言をする。が"シロが持たねぇなら俺は要らねぇよ"とあっさり却下。それを聞いて歌川はかなり複雑な表情をしていたらしい)