9.親交の曲~狙撃手集団編~(74.
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「……あれ?貴女は確かロビーでの……こんな所で何をしているんですか?」
『(ビクッ)!!…えっと、……ど、どちら様…ですか??(ロビー?……数日前のあの騒動かな?ってかあれ?…この隊服、…何処のだろう?あの騒動に関わる"B級以上の人"と言ったら…)』
東と歩いてきたのとは違う方向から、飲み物を持って戻ってきた少年が入り口に居る柚紀を見て思わず声を掛ける。それに反応して見つめた先には眼鏡をした隊服姿の少年で、名前は
「古寺、そんな所に立ち止まってどうしたんだよ?ってかアレ??その髪色、……君が夏休み中に噂となった子?でも、荒船先輩達の話だと"俺と同学年"って聞いたけど……(年上にしか見えない、マジでダルいな)」
「半崎?!えっ?彼女があの噂の?!!ってか……エエエェーー!!ど、ど、同学年っ?!!ま、ま、待って!!俺、何も聞いてない!!?米屋先輩と知り合いなのは分かったけど、…あの時は聞くに聞けない状況だったし、当真さんも何も言ってこなかったしっ!?!」
『(さ、更に増えたっ?!ってか先輩達の、名前?……確かに帽子の彼は荒船先輩と同じ隊服だし、米屋先輩の隊服とは違うけど……あ、ヘッドフォンが同じだ!それと確か【同じ部隊に私と同じ学年の子が居る】って聞いた気が…………聞いてみよう)あ、あの…眼鏡の君(古寺)は米屋先輩、えっと帽子を被った君(半崎)が荒船先輩と同じチームの方、ですよね?は、初めまして!……鶴ヶ峰柚紀と言います。…先輩達には色々お世話になっています(ペコリ)』
更に別方角から黒い隊服にキャップを被った少年・半崎義人がやって来る。こちらはどうやら噂の子=柚紀であるのを知っている口振りであった。更に二人は"自分の知っている人物と知り合い…仲間"等が理解できたので、きちんと名乗り挨拶をする。だが、いきなり高い洞察力を発揮されて戸惑う二人だが「あ、ご丁寧にどうも」やら「……初めまして」と一応反応を返し、誰かが次の言葉を発する前に
「章平に……半崎か?入り口前に何をしているんだ?…ん?………君は、…それに……(スッ)その服………」
「「あっ、奈良坂先輩っ?!」」
『!!?(さ、さ、さ、更に増えたんだけど?!…流石に二人とは違って年上の方、だよね?で、服装からして眼鏡の子と同じチーム……つまりは例の騒動でお世話になった方に、なるよね?後"服について"何か言いたそうだけど、……アレかな?【冬島隊のエンブレム付きの服】の事かな?………やっぱりスナイパーの方には私の事、まだまだ認識されていないのかな?えっと、…どうすれば)』
古寺と同じ方角から奈良坂が何故か両手に飲み物を持って戻ってきた所であった。そして柚紀を見て、"うっすら"と目を細める。…奈良坂は言実や時枝同様で表情が分かりにくい人物なのだが、当然"初対面な"柚紀は相手がどんな人なのか、何を考えているのかが分からず表情が明らかに不安げなモノになってしまう。別れる前に東から助言を受けはしたが、やはり"見知らぬ異性の視線が自分のに集まる"……数日前に遭ったあの"嫌な出来事"が頭を横切り、言動に実行するまでの決心に至れない状態だ
そんな柚紀を見て、奈良坂は飲み物の一つを古寺に預けて同級生の二人より前に……柚紀に近づく。照明の影響でか、自分より長身の相手がある程度近づくと影が掛かるのを経験上知っているので、反射的に顔を上げれば直ぐ側に居た奈良坂が………こちらに手を伸ばして来たのを見て、柚紀は思わず瞳を閉じて自分の両腕を抱きすくめる。……後ろには下がれない、何時かの状況に被るが、…あの時助けてくれた言実がこないのは知っている。あの場面をに立ち合ったスナイパーは………一人だけだ
『さ「おいおい奈良坂、……ウチの可愛いお姫様を何怖がらせているんだ?(ポン)コイツはお前さんの弟子や従姉弟とも仲が良いんだぞ?下手すると、……その二人に嫌われるぜ?」!!?(パチリ)…と、と、……当真、先輩???(ホッ……ギュッ)』
「と、当真さん!!えっと、……つまりその子があの日ロビーで俺達に会わせようとした【A級チームのお気に入り】の本人。で間違えない、ですよね?」
「ロビーってC級ランク戦の?確かにその噂の出所だが、…それとは別に数日前にロビーで騒動があって、……荒船先輩が当真さんに問い詰めていたのを穂刈先輩や加賀美先輩が慌てて止めていたっけ?【今度こそ"警告3"を食らうぞ】とか言ってましたが」
「("警告"?それに……)…そう言えば"【お気に入りの子】と【言実さんの姪】は同一人物"でしたね。なら陽介や日浦と知り合いなのも、納得出来ますね。それにそのニット……夏休みが終わる数日前に玲の家を訪れたら"季節外れの服"を紙袋に入れていて、聞いたら【寒がりで私が似合わない色が合う子にプレゼントする】と話していた。…その中にソレも入っていたが、……渡す相手が君だったんだな。なら、(チラリ)温かいモノにすべきだったか。……ソレ等を着ても寒いから"あの反応"だったんだろ?」
いつの間にか柚紀の隣に来ていた当真が話に入って来ると、視線が自分から移ったのと一応頼りになる存在が側に来てくれて安堵し……三人には見えない位置のジャケットの裾を無意識に掴んでしまう。そんな柚紀の様子に気づいていない三人が、当真の発言から分かった事や思い出した事、更に個人的に納得した事や"二つも飲み物を買った理由"等を口にすれば、当真が柚紀の肩に置いていた手を頭に移動させ撫でてやりながらこう口にした
『(ビクッ)!!…えっと、……ど、どちら様…ですか??(ロビー?……数日前のあの騒動かな?ってかあれ?…この隊服、…何処のだろう?あの騒動に関わる"B級以上の人"と言ったら…)』
東と歩いてきたのとは違う方向から、飲み物を持って戻ってきた少年が入り口に居る柚紀を見て思わず声を掛ける。それに反応して見つめた先には眼鏡をした隊服姿の少年で、名前は
「古寺、そんな所に立ち止まってどうしたんだよ?ってかアレ??その髪色、……君が夏休み中に噂となった子?でも、荒船先輩達の話だと"俺と同学年"って聞いたけど……(年上にしか見えない、マジでダルいな)」
「半崎?!えっ?彼女があの噂の?!!ってか……エエエェーー!!ど、ど、同学年っ?!!ま、ま、待って!!俺、何も聞いてない!!?米屋先輩と知り合いなのは分かったけど、…あの時は聞くに聞けない状況だったし、当真さんも何も言ってこなかったしっ!?!」
『(さ、更に増えたっ?!ってか先輩達の、名前?……確かに帽子の彼は荒船先輩と同じ隊服だし、米屋先輩の隊服とは違うけど……あ、ヘッドフォンが同じだ!それと確か【同じ部隊に私と同じ学年の子が居る】って聞いた気が…………聞いてみよう)あ、あの…眼鏡の君(古寺)は米屋先輩、えっと帽子を被った君(半崎)が荒船先輩と同じチームの方、ですよね?は、初めまして!……鶴ヶ峰柚紀と言います。…先輩達には色々お世話になっています(ペコリ)』
更に別方角から黒い隊服にキャップを被った少年・半崎義人がやって来る。こちらはどうやら噂の子=柚紀であるのを知っている口振りであった。更に二人は"自分の知っている人物と知り合い…仲間"等が理解できたので、きちんと名乗り挨拶をする。だが、いきなり高い洞察力を発揮されて戸惑う二人だが「あ、ご丁寧にどうも」やら「……初めまして」と一応反応を返し、誰かが次の言葉を発する前に
「章平に……半崎か?入り口前に何をしているんだ?…ん?………君は、…それに……(スッ)その服………」
「「あっ、奈良坂先輩っ?!」」
『!!?(さ、さ、さ、更に増えたんだけど?!…流石に二人とは違って年上の方、だよね?で、服装からして眼鏡の子と同じチーム……つまりは例の騒動でお世話になった方に、なるよね?後"服について"何か言いたそうだけど、……アレかな?【冬島隊のエンブレム付きの服】の事かな?………やっぱりスナイパーの方には私の事、まだまだ認識されていないのかな?えっと、…どうすれば)』
古寺と同じ方角から奈良坂が何故か両手に飲み物を持って戻ってきた所であった。そして柚紀を見て、"うっすら"と目を細める。…奈良坂は言実や時枝同様で表情が分かりにくい人物なのだが、当然"初対面な"柚紀は相手がどんな人なのか、何を考えているのかが分からず表情が明らかに不安げなモノになってしまう。別れる前に東から助言を受けはしたが、やはり"見知らぬ異性の視線が自分のに集まる"……数日前に遭ったあの"嫌な出来事"が頭を横切り、言動に実行するまでの決心に至れない状態だ
そんな柚紀を見て、奈良坂は飲み物の一つを古寺に預けて同級生の二人より前に……柚紀に近づく。照明の影響でか、自分より長身の相手がある程度近づくと影が掛かるのを経験上知っているので、反射的に顔を上げれば直ぐ側に居た奈良坂が………こちらに手を伸ばして来たのを見て、柚紀は思わず瞳を閉じて自分の両腕を抱きすくめる。……後ろには下がれない、何時かの状況に被るが、…あの時助けてくれた言実がこないのは知っている。あの場面をに立ち合ったスナイパーは………一人だけだ
『さ「おいおい奈良坂、……ウチの可愛いお姫様を何怖がらせているんだ?(ポン)コイツはお前さんの弟子や従姉弟とも仲が良いんだぞ?下手すると、……その二人に嫌われるぜ?」!!?(パチリ)…と、と、……当真、先輩???(ホッ……ギュッ)』
「と、当真さん!!えっと、……つまりその子があの日ロビーで俺達に会わせようとした【A級チームのお気に入り】の本人。で間違えない、ですよね?」
「ロビーってC級ランク戦の?確かにその噂の出所だが、…それとは別に数日前にロビーで騒動があって、……荒船先輩が当真さんに問い詰めていたのを穂刈先輩や加賀美先輩が慌てて止めていたっけ?【今度こそ"警告3"を食らうぞ】とか言ってましたが」
「("警告"?それに……)…そう言えば"【お気に入りの子】と【言実さんの姪】は同一人物"でしたね。なら陽介や日浦と知り合いなのも、納得出来ますね。それにそのニット……夏休みが終わる数日前に玲の家を訪れたら"季節外れの服"を紙袋に入れていて、聞いたら【寒がりで私が似合わない色が合う子にプレゼントする】と話していた。…その中にソレも入っていたが、……渡す相手が君だったんだな。なら、(チラリ)温かいモノにすべきだったか。……ソレ等を着ても寒いから"あの反応"だったんだろ?」
いつの間にか柚紀の隣に来ていた当真が話に入って来ると、視線が自分から移ったのと一応頼りになる存在が側に来てくれて安堵し……三人には見えない位置のジャケットの裾を無意識に掴んでしまう。そんな柚紀の様子に気づいていない三人が、当真の発言から分かった事や思い出した事、更に個人的に納得した事や"二つも飲み物を買った理由"等を口にすれば、当真が柚紀の肩に置いていた手を頭に移動させ撫でてやりながらこう口にした