86.守り人の曲(151.
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自分の役目は終えたと言わんがばかりに煙草を優雅に吸い始める言実。勿論煙草の煙が柚紀含めた生身の隊員達に流れない様に気にしつつ。そして一服が済むと『二宮隊、この二人を任せるぞ』と煙草を携帯灰皿に押し付け、少しは状態が改善されたらしい嵐山達三人が柚紀の側に居るのを見てソチラに足を向ける。そんな言実の命に「りょ〜かいで〜す!」と犬飼が二宮の代わりに返して、ほぼ身動きが取れない二人を見て誰もが"もう大丈夫"と安堵した。……その時
「動かない?…トリオン体でも、生身でも??一生……このまま?……………そんなの、…そんなの認めない!!僕が、僕達が敗北するなんてっ!!!(ピタッ)(…………いや、この人なら"誤射した時用に何か対策を講じている筈だ!!"……ならばっ!)(……ビュウン!)」
「おっと!?……カゲのマンティスの真似?器用だね〜。でも………(スチャッ)何処を狙っているの?」
「別に狙いは君達じゃない!僕の狙いは"生身の隊員の誰かだ!!"さぁて、マンティスが向かう先には誰が居るかな〜??(ニヤリ)」
最後の悪足掻きとして残っていた片腕でマンティスを発動させ"解釈の仕方によっては殺人予告とも言える発言"を弟がする。流石に生身で攻撃手トリガーを受ければ……そう思い焦るのは辻のみであった。何故かと言うと
「(フン)………お前、何も分かっていないな。敵がまだ健在だというのに言実さんが何故煙草を口にしたのかを。……………どんな悪足掻きをしてこようと、お前に勝ち目などない事を示しているに他ならない」
「ま、最強無敵なつる姐さんですからね〜。それに生身なのは姪っ子ちゃん以外だと嵐山さんと木虎ちゃんの二人。……この二人どちらかが怪我をしてもあの子はきっと自分のせいって責任を感じちゃう。…そんな未来を姐さん並に姪っ子ちゃんに激甘なあの人が、見逃す訳ないなんて(クスッ)それこそ有り得ないよ。あ、後菊地原くんもかな?」
「………犬飼先輩、僕をオマケ扱いしないでくれませんか?ってかさ、……アンタ本当に風間さんや冬島さんを掻い潜って鶴ヶ峰に怪我追わせた人?マンティスの動きが単調過ぎて、直ぐに狙いは木虎だってオトで分かったよ?ソレさ、結構変幻自在に動かせるんだからもう少し起動を読まれない様にしなよ。その程度で僕を出し抜くとか十年早いからね。それと…………内弁慶とはちょっと使い方違うけど、論理戦系ならかなり度胸やら平常心を保てるのに、戦闘面ではかなり小心者みたいで格好悪い大人〜(ブーブー)」
「ま、エンジニアが本職ならそうなっても仕方ないさ。……貴方は設立当初に兼任していたエンジニアのお一人だが、防衛任務系はオニーサン担当な感じだったんだろうね。………俺が視れるのは未来であり、過去は全く見えないから断言は出来ないけど………過ぎた事を気にする必要もないか。結局は皆が無事なら良いのだからさ」
と言った感じで誰も焦ったりはしていなかった。因みに木虎を狙っていたマンティスは小南が叩き斬っており、更に烏丸が木虎を抱えて万が一体制を整えていた。「とりまる!何サボってるのさアンタ!!」「小南先輩なら問題ないと思って見守っていただけですが?」的なやり取りをしている二人と、烏丸に抱えられた木虎は顔を赤くして硬直した状態でジッとしている状況である
そんな悪足掻きも不発に終わり落胆する弟の腹部に兄が腕を回し、足元に何かを投げつければ周囲に煙が立ち込め視界が悪くなる。それを太刀川が剣圧で吹き飛ばした時には土田兄弟の姿は消えていた
『…………………………ヒナ、反応追えるか?』
❲いや、完全にロストしたから無理。さっき一瞬だけどそこにゲート反応が出たけどトリオン兵の反応が無かった事からして、……空間移動系のトリガーを自作した?わぁ〜ソレ凄くない??❳
『(……コチラは近界民からの侵略を防ぐ側故に、使い道がないとでも思ったのか?)(ハァ〜)……相変わらず目先しか見ない輩だ。もう少し視野を広げたり、考え方に柔軟性を取り入れたり……苦難に耐え忍ぶ忍耐力があれば辿る未来は変わったと言うのに。ま、そうなれば【私達はこの場に居なかったやも知れぬがな】』
「…………………へっ?あ、あのぅーつる姐。それ、どう言う意味だ??何であの二人がまともだったらこの場に居なかったかもって話になるんだよ???」
眼鏡に仕込んだ通信機で巽と会話をし、ある可能性に行き着くと思わずダメ出しをする言実。その内容を聞いて流石に気になった太刀川が口を挟む。……下手をすれば自分は言実に出合い、恋する事も無い未来もあったのだ。今となっては考え難い事実であり現実ではないにしろ、何故その可能性があったのかを知りたいのだ。これに対して『……後で話してやる。それより今は嵐山の処置と柚紀の検査が先だ』と先延ばしにされる。が、拒否された訳ではないので前向きに考える太刀川を他所に、いつの日かみたいにこれからの行動に関する事を言実中心に決めていく
『一先ず嵐山と柚紀、それと私と木虎は暫く例の検査室にて隔離処置を取る。その際に木虎の家族には初代女王討伐時と同じ理由を使うが、嵐山の家族には更に【本人が認知していなかったが複数の理由による過大なストレスにて消化器官に損傷しているのが検査で判明した】と説明する。丁度吐血する例にそんな原因による病症がある故に、必要に応じては名を出す。…恐らく病院は今の怪我人等で溢れかえっている状態だ。ならば独自技術を用いるボーダーにて療養した方が良いと両親も納得しよう。故に嵐山隊は実質的に休暇状態となる、……最近頑張っていたからな、その分きっちり休むんだぞ?』
❲ま、それが無くても暫くは本部基地を起点に生活するのをオススメするよ〜。例の妨害型の影響で電気の復旧がちょっと苦戦してる感じかな。彼奴等変電所で電力をモリモリ食べてたからね〜、街全体が停電解消されるのは暫くは無理だね。それに一部の水道管やらガス管もヤラれたらしくてまともに生活するのは難しいかも。あ、ガス爆発やら火災が起きなかった理由はガス会社の訓練やらマニュアルの賜物かな?大規模侵攻が発生した場合、ガスの配給を一時的に停止する的な決まりが出来たらしくて、それを実際に実行したって感じ?後、支部や各避難所には食料や資材の備蓄を秘密裏に確認や補強していたから、復旧まで市民の生活をある程度維持するには事足りそうだからモーマンタイ!!!他にも必要な設備は古きモノを大切にしているご近所さんや、自家発電持ちの家何かがソコソコあるし………どうにかなるさ!大体一週間位で何とかなりそうだからかね〜❳
「動かない?…トリオン体でも、生身でも??一生……このまま?……………そんなの、…そんなの認めない!!僕が、僕達が敗北するなんてっ!!!(ピタッ)(…………いや、この人なら"誤射した時用に何か対策を講じている筈だ!!"……ならばっ!)(……ビュウン!)」
「おっと!?……カゲのマンティスの真似?器用だね〜。でも………(スチャッ)何処を狙っているの?」
「別に狙いは君達じゃない!僕の狙いは"生身の隊員の誰かだ!!"さぁて、マンティスが向かう先には誰が居るかな〜??(ニヤリ)」
最後の悪足掻きとして残っていた片腕でマンティスを発動させ"解釈の仕方によっては殺人予告とも言える発言"を弟がする。流石に生身で攻撃手トリガーを受ければ……そう思い焦るのは辻のみであった。何故かと言うと
「(フン)………お前、何も分かっていないな。敵がまだ健在だというのに言実さんが何故煙草を口にしたのかを。……………どんな悪足掻きをしてこようと、お前に勝ち目などない事を示しているに他ならない」
「ま、最強無敵なつる姐さんですからね〜。それに生身なのは姪っ子ちゃん以外だと嵐山さんと木虎ちゃんの二人。……この二人どちらかが怪我をしてもあの子はきっと自分のせいって責任を感じちゃう。…そんな未来を姐さん並に姪っ子ちゃんに激甘なあの人が、見逃す訳ないなんて(クスッ)それこそ有り得ないよ。あ、後菊地原くんもかな?」
「………犬飼先輩、僕をオマケ扱いしないでくれませんか?ってかさ、……アンタ本当に風間さんや冬島さんを掻い潜って鶴ヶ峰に怪我追わせた人?マンティスの動きが単調過ぎて、直ぐに狙いは木虎だってオトで分かったよ?ソレさ、結構変幻自在に動かせるんだからもう少し起動を読まれない様にしなよ。その程度で僕を出し抜くとか十年早いからね。それと…………内弁慶とはちょっと使い方違うけど、論理戦系ならかなり度胸やら平常心を保てるのに、戦闘面ではかなり小心者みたいで格好悪い大人〜(ブーブー)」
「ま、エンジニアが本職ならそうなっても仕方ないさ。……貴方は設立当初に兼任していたエンジニアのお一人だが、防衛任務系はオニーサン担当な感じだったんだろうね。………俺が視れるのは未来であり、過去は全く見えないから断言は出来ないけど………過ぎた事を気にする必要もないか。結局は皆が無事なら良いのだからさ」
と言った感じで誰も焦ったりはしていなかった。因みに木虎を狙っていたマンティスは小南が叩き斬っており、更に烏丸が木虎を抱えて万が一体制を整えていた。「とりまる!何サボってるのさアンタ!!」「小南先輩なら問題ないと思って見守っていただけですが?」的なやり取りをしている二人と、烏丸に抱えられた木虎は顔を赤くして硬直した状態でジッとしている状況である
そんな悪足掻きも不発に終わり落胆する弟の腹部に兄が腕を回し、足元に何かを投げつければ周囲に煙が立ち込め視界が悪くなる。それを太刀川が剣圧で吹き飛ばした時には土田兄弟の姿は消えていた
『…………………………ヒナ、反応追えるか?』
❲いや、完全にロストしたから無理。さっき一瞬だけどそこにゲート反応が出たけどトリオン兵の反応が無かった事からして、……空間移動系のトリガーを自作した?わぁ〜ソレ凄くない??❳
『(……コチラは近界民からの侵略を防ぐ側故に、使い道がないとでも思ったのか?)(ハァ〜)……相変わらず目先しか見ない輩だ。もう少し視野を広げたり、考え方に柔軟性を取り入れたり……苦難に耐え忍ぶ忍耐力があれば辿る未来は変わったと言うのに。ま、そうなれば【私達はこの場に居なかったやも知れぬがな】』
「…………………へっ?あ、あのぅーつる姐。それ、どう言う意味だ??何であの二人がまともだったらこの場に居なかったかもって話になるんだよ???」
眼鏡に仕込んだ通信機で巽と会話をし、ある可能性に行き着くと思わずダメ出しをする言実。その内容を聞いて流石に気になった太刀川が口を挟む。……下手をすれば自分は言実に出合い、恋する事も無い未来もあったのだ。今となっては考え難い事実であり現実ではないにしろ、何故その可能性があったのかを知りたいのだ。これに対して『……後で話してやる。それより今は嵐山の処置と柚紀の検査が先だ』と先延ばしにされる。が、拒否された訳ではないので前向きに考える太刀川を他所に、いつの日かみたいにこれからの行動に関する事を言実中心に決めていく
『一先ず嵐山と柚紀、それと私と木虎は暫く例の検査室にて隔離処置を取る。その際に木虎の家族には初代女王討伐時と同じ理由を使うが、嵐山の家族には更に【本人が認知していなかったが複数の理由による過大なストレスにて消化器官に損傷しているのが検査で判明した】と説明する。丁度吐血する例にそんな原因による病症がある故に、必要に応じては名を出す。…恐らく病院は今の怪我人等で溢れかえっている状態だ。ならば独自技術を用いるボーダーにて療養した方が良いと両親も納得しよう。故に嵐山隊は実質的に休暇状態となる、……最近頑張っていたからな、その分きっちり休むんだぞ?』
❲ま、それが無くても暫くは本部基地を起点に生活するのをオススメするよ〜。例の妨害型の影響で電気の復旧がちょっと苦戦してる感じかな。彼奴等変電所で電力をモリモリ食べてたからね〜、街全体が停電解消されるのは暫くは無理だね。それに一部の水道管やらガス管もヤラれたらしくてまともに生活するのは難しいかも。あ、ガス爆発やら火災が起きなかった理由はガス会社の訓練やらマニュアルの賜物かな?大規模侵攻が発生した場合、ガスの配給を一時的に停止する的な決まりが出来たらしくて、それを実際に実行したって感じ?後、支部や各避難所には食料や資材の備蓄を秘密裏に確認や補強していたから、復旧まで市民の生活をある程度維持するには事足りそうだからモーマンタイ!!!他にも必要な設備は古きモノを大切にしているご近所さんや、自家発電持ちの家何かがソコソコあるし………どうにかなるさ!大体一週間位で何とかなりそうだからかね〜❳