85.蛇甲の曲(150.
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
絶え間なく攻撃をシールドに叩き込んでいれば、幾ら柚紀が張ったものでも耐久値の限界が近付き罅が生じ始める。それを見た兄が大技を繰り出そうと距離を取り、技名らしいのを呟きながら突撃してきたその時
「させないっ!メテオラッ!!」
- ピュウゥー…ド ド ド ド ド ド !! -
「(キュッ!ダンッ!!)なっ?!お前は確かアタッカー元一位のっ!!!」
「元とは何よっ!?言っておくけど、太刀川は学業を疎かにしてまでランク戦に入り浸ったからあれだけのポイントが稼げてるだけで、あたしや風間さんとは違うんだからね!??実力なら絶対にあたしが上よ!!!そんな事より、(…ブン!)よくも柚紀ちゃんと准に危害を加えてくれたわね!?アンタだけは許さないんだから!!!」
「じゃあソイツの相手ヨロシクな小南。俺は……(キイィーン)トリオン兵を一掃するんでね(ザッザッザッザッ!)」
炸裂弾を撃って距離を取らせればシールド前に立ち塞がる様に陣取り、かなりご立腹な状態で斧を構える小南。その後ろに位置取りした迅が潜伏している隠密型含めた敵を風刃を用いて排除に掛かる。……あの毒性トリオンが漂っているのに何故こうも動けるかと言うと
『…銀錫弾 (キュイーン……コロコロコロ、チリーン)全く先走り過ぎだ二人とも!この毒素の成分が不明な以上不用意に動くのは自殺行為だと言うのに。(……チラッ)一先ずこの胸糞悪いトリガーを破壊するとしよう。(キイィーン、バババババ……チリーン)……佐鳥!時枝!それに烏丸!お前達三人で周囲のトリオン兵を潰せ!迅!……風刃で内部を斬り捨てろ!!』
「って言いますが言実さん?!それは最初に拘束された際に試しましたが脱出不可能でしたよね?……大丈夫なんですか?」
『問題ない、私達が内部に侵入出来た時点で既に綻びが生じておるし……"小細工のタネは全て潰しておる"、すべこべ言わずに…(スウゥ)とっととヤレ』
「……………迅、了解。(野々村ちゃん程じゃないけど言実さんも女の子には甘いよな〜。これも柚紀ちゃんの影響かな?)さて、実力派エリートの汚名返上の働きをしなきゃ、なっ!!?」
すぐ後に来ているであろう言実が何とかしてくれると信じていたからだ。そして秘密裏に巽から齎された情報に基づき各自に指示出しを行う。"一度駄目だった事をまた繰り返すのは言実らしくない"と反論する迅を一刀両断し更に一段と声を低くして命じられれば、迅も素直に従い斬撃を放って壁を攻撃。言実の言い分を信じているのもあるが、"視えているのだ。このトリガーを破壊に成功する未来が"。が、迅の放った斬撃だけでは破壊するに至らず「何度やっても無駄です!!」と自信満々に断言する弟を見て、…ニヤリと迅は笑ってみせた
「…………そう言えばアンタは知らないんだっけあの事をさ。野々村ちゃんが風刃を使えるのは多分例のスコーピオン使いの隊員辺りに聞いたんだろうけど……(…ポイ)この場にいるんだよね〜、"俺や彼女、…嵐山を除いた状態でも風刃が扱える隊員が"ね。……耐久はほぼ削ってるから適当に放てば大丈夫だから気楽にやれよ?………………木虎」
「(パシッ!)……トリガーオフ。…風刃、起動!?(ザアァァー)」
「なっ?!!……村上だけでなくその子も風刃適合者だとっ!?まさかっ、……これがあの黒服制度に隠された規定の一つだと言うのか?!どうなんだ?答えろっ!鶴ヶ峰言実!!!」
弟を見据えながら風刃を投げ、その先には遅れてやって来た木虎が居た。危なげなくキャッチすればフブキがやって見せた通りに生身となり、トリガーを使うのと同じ感覚で風刃を発動させる。流石に黒トリガーによる斬撃をこれ以上食らうのはマズいと思い止めようとする弟だが、その前に浄化作業に勤しむ言実が立ち阻む。そして訊ねられた内容に関しては『何故敵であるお前に組織の内部事情を話さねばならんのだ?』と冷たく一蹴。そんなやり取りをしていたら、無事に罠の檻の破壊に成功。その際に弟が身に着けていた眼鏡が粉砕し、破片が片目に入ったらしく呻き声を上げる。……以前片手を撃ち抜かれて痛み苦しんだ時と同じ様に。それを冷ややかな目で見つめていた言実が気に食わなかったのか「ナニをやっている女王っ!!さっさとその女を……殺せッ!?」と命令を発した……その瞬間
- …………ドーン!(ギャァァァー)……チリーン、コロコロ -
- ドン!ドンドンドーン!!…コロコロコロコロコロ -
❲……こちら当真。女王にシルバーブレットの命中及び無力化を確認。いや〜マジでコェーな〜この弾。………これ、万が一仲間に当たったらどうなるんだ?❳
❲少なくとも"トリオン器官さえ撃ち抜かなければ大丈夫"らしいぞ?この弾の威力はイーグレットやライトニングより低いから例えヘッドショットが決まっても一撃でベイルアウトはせず、どちらかと言うと【生身の相手に弾が被弾した時の状況に類似する】みたいだ。詳しくは言実さんに聞いてくれ❳
❲そんな事より東くん達!ちゃんと毒性トリオンが流れる前に浄化してくれよー?マジで分析やら面倒だし、街があんな状態になって更に一般人にこのトリオンによる異常が発生したらマスコミの良いパッシングネタにされるんだからね!!?…………あ、フブキはお疲れだったから木崎くんに頼んで撤退済みだよー。ま、居ても問題は無かったかもね?………"これだけの精鋭揃い"だもん!いや〜圧巻だわ〜!!❳
射線が通る様になり、言実への敵意が明白になった事により巽の要請で近くの狙撃ポイントにて待機していた当真により女王は沈黙。更に東や奈良坂をはじめとしたスナイパー達による浄化作業が順調に行われていた。追い込まれていく土田兄弟に引導を渡したのは
「ねぇ?アンタがあの妨害型作ったの?……無いとは思うけど今度作る時はあの不快なオトどうにかしてよね?お陰で遠くに居ても分かっちゃうから昨日はあんまり休めなかったんだからね(ブーブー)」
「あ〜、だから例の検査室で寝てたのか菊地原は。あそこの防音効果は絶大だし、そのシステムを応用して"鶴ヶ峰が基地内に居れば土竜に感知されない様になった"んでしたっけ?風間さん」
「………さぁな。その辺は企業秘密に値するから無闇に外で話すのを今後は気をつけろよ歌川。で、……………お前達太刀川隊は今までなにをしていたんだ?」
「そう怒らないで下さいよ風間さん、俺達だってちゃんと仕事してましたよ?主に土竜討伐の、ですがね」
「つーかさー……アレどんな仕組みな訳?なんでアイツだけは必ず柚紀を狙う?他の亜種とは明らかに違わないか?ってか……"アレってお前達が作った亜種じゃねぇよな?"だってよく分かんねぇそちらさんのトリガー使用中でも、普通に柚紀を狙って現れたぞ?恐らく彼奴等が掘った穴からトリガー内に侵入だって出来ただろ?それってさアレだろ"頭隠して尻隠さず"…的な!」
「させないっ!メテオラッ!!」
- ピュウゥー…ド ド ド ド ド ド !! -
「(キュッ!ダンッ!!)なっ?!お前は確かアタッカー元一位のっ!!!」
「元とは何よっ!?言っておくけど、太刀川は学業を疎かにしてまでランク戦に入り浸ったからあれだけのポイントが稼げてるだけで、あたしや風間さんとは違うんだからね!??実力なら絶対にあたしが上よ!!!そんな事より、(…ブン!)よくも柚紀ちゃんと准に危害を加えてくれたわね!?アンタだけは許さないんだから!!!」
「じゃあソイツの相手ヨロシクな小南。俺は……(キイィーン)トリオン兵を一掃するんでね(ザッザッザッザッ!)」
炸裂弾を撃って距離を取らせればシールド前に立ち塞がる様に陣取り、かなりご立腹な状態で斧を構える小南。その後ろに位置取りした迅が潜伏している隠密型含めた敵を風刃を用いて排除に掛かる。……あの毒性トリオンが漂っているのに何故こうも動けるかと言うと
『…
「って言いますが言実さん?!それは最初に拘束された際に試しましたが脱出不可能でしたよね?……大丈夫なんですか?」
『問題ない、私達が内部に侵入出来た時点で既に綻びが生じておるし……"小細工のタネは全て潰しておる"、すべこべ言わずに…(スウゥ)とっととヤレ』
「……………迅、了解。(野々村ちゃん程じゃないけど言実さんも女の子には甘いよな〜。これも柚紀ちゃんの影響かな?)さて、実力派エリートの汚名返上の働きをしなきゃ、なっ!!?」
すぐ後に来ているであろう言実が何とかしてくれると信じていたからだ。そして秘密裏に巽から齎された情報に基づき各自に指示出しを行う。"一度駄目だった事をまた繰り返すのは言実らしくない"と反論する迅を一刀両断し更に一段と声を低くして命じられれば、迅も素直に従い斬撃を放って壁を攻撃。言実の言い分を信じているのもあるが、"視えているのだ。このトリガーを破壊に成功する未来が"。が、迅の放った斬撃だけでは破壊するに至らず「何度やっても無駄です!!」と自信満々に断言する弟を見て、…ニヤリと迅は笑ってみせた
「…………そう言えばアンタは知らないんだっけあの事をさ。野々村ちゃんが風刃を使えるのは多分例のスコーピオン使いの隊員辺りに聞いたんだろうけど……(…ポイ)この場にいるんだよね〜、"俺や彼女、…嵐山を除いた状態でも風刃が扱える隊員が"ね。……耐久はほぼ削ってるから適当に放てば大丈夫だから気楽にやれよ?………………木虎」
「(パシッ!)……トリガーオフ。…風刃、起動!?(ザアァァー)」
「なっ?!!……村上だけでなくその子も風刃適合者だとっ!?まさかっ、……これがあの黒服制度に隠された規定の一つだと言うのか?!どうなんだ?答えろっ!鶴ヶ峰言実!!!」
弟を見据えながら風刃を投げ、その先には遅れてやって来た木虎が居た。危なげなくキャッチすればフブキがやって見せた通りに生身となり、トリガーを使うのと同じ感覚で風刃を発動させる。流石に黒トリガーによる斬撃をこれ以上食らうのはマズいと思い止めようとする弟だが、その前に浄化作業に勤しむ言実が立ち阻む。そして訊ねられた内容に関しては『何故敵であるお前に組織の内部事情を話さねばならんのだ?』と冷たく一蹴。そんなやり取りをしていたら、無事に罠の檻の破壊に成功。その際に弟が身に着けていた眼鏡が粉砕し、破片が片目に入ったらしく呻き声を上げる。……以前片手を撃ち抜かれて痛み苦しんだ時と同じ様に。それを冷ややかな目で見つめていた言実が気に食わなかったのか「ナニをやっている女王っ!!さっさとその女を……殺せッ!?」と命令を発した……その瞬間
- …………ドーン!(ギャァァァー)……チリーン、コロコロ -
- ドン!ドンドンドーン!!…コロコロコロコロコロ -
❲……こちら当真。女王にシルバーブレットの命中及び無力化を確認。いや〜マジでコェーな〜この弾。………これ、万が一仲間に当たったらどうなるんだ?❳
❲少なくとも"トリオン器官さえ撃ち抜かなければ大丈夫"らしいぞ?この弾の威力はイーグレットやライトニングより低いから例えヘッドショットが決まっても一撃でベイルアウトはせず、どちらかと言うと【生身の相手に弾が被弾した時の状況に類似する】みたいだ。詳しくは言実さんに聞いてくれ❳
❲そんな事より東くん達!ちゃんと毒性トリオンが流れる前に浄化してくれよー?マジで分析やら面倒だし、街があんな状態になって更に一般人にこのトリオンによる異常が発生したらマスコミの良いパッシングネタにされるんだからね!!?…………あ、フブキはお疲れだったから木崎くんに頼んで撤退済みだよー。ま、居ても問題は無かったかもね?………"これだけの精鋭揃い"だもん!いや〜圧巻だわ〜!!❳
射線が通る様になり、言実への敵意が明白になった事により巽の要請で近くの狙撃ポイントにて待機していた当真により女王は沈黙。更に東や奈良坂をはじめとしたスナイパー達による浄化作業が順調に行われていた。追い込まれていく土田兄弟に引導を渡したのは
「ねぇ?アンタがあの妨害型作ったの?……無いとは思うけど今度作る時はあの不快なオトどうにかしてよね?お陰で遠くに居ても分かっちゃうから昨日はあんまり休めなかったんだからね(ブーブー)」
「あ〜、だから例の検査室で寝てたのか菊地原は。あそこの防音効果は絶大だし、そのシステムを応用して"鶴ヶ峰が基地内に居れば土竜に感知されない様になった"んでしたっけ?風間さん」
「………さぁな。その辺は企業秘密に値するから無闇に外で話すのを今後は気をつけろよ歌川。で、……………お前達太刀川隊は今までなにをしていたんだ?」
「そう怒らないで下さいよ風間さん、俺達だってちゃんと仕事してましたよ?主に土竜討伐の、ですがね」
「つーかさー……アレどんな仕組みな訳?なんでアイツだけは必ず柚紀を狙う?他の亜種とは明らかに違わないか?ってか……"アレってお前達が作った亜種じゃねぇよな?"だってよく分かんねぇそちらさんのトリガー使用中でも、普通に柚紀を狙って現れたぞ?恐らく彼奴等が掘った穴からトリガー内に侵入だって出来ただろ?それってさアレだろ"頭隠して尻隠さず"…的な!」