85.蛇甲の曲(150.
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
現れた敵を見た瞬間、所持していた銀縁眼鏡を手に取り、ミニサイズの鈴のプーケに変形させて"不可視なあの毒性のトリオン"対策に出る柚紀と【以前のモノより何か手が加えられている女王】な気がしてならない言実は弾を生成して攻撃体制になり嵐山隊三人に指示を出す。その際に迅は誰かに連絡しているらしく、通話中である
さて、内外共に騒然となって来たが嵐山と柚紀は付かず離れずの距離を保ちつつ襲い来る敵の対処に励んでいた。毒性のトリオンと俊敏型は鈴の音で無効化されているのを直ぐに看破した弟の方が別亜種を追加。それが女王のフェロモン効果で強化されてしまうが、嵐山は冷静に銃にて応戦していた。……自分一人で柚紀を守らなければと気負いしそうな状況だが
- シュッ!グサッ!!…パチーン!ガクッ!!………コロコロ -
『ムー!?私投擲…投げナイフとかそこまで上手くないんだけどなー。それに(チリーンリーン)…トリオン残量的にも敵を倒せるだけのトリオンを籠める余裕も細工も発動出来ない。(リーン…)アシストしか出来なくてごめんなさい』
「(タタタタ…ナデナデ)いや、あんな風に敵の動きを鈍くしてくれるだけで十分助かってる!何時もは充や木虎と連携したり賢の援護があるから複数の敵にも対処出来るが、今はそうも行かないからな。(向こうのストック次第でもあるが、恐らく迅達が外で奮闘している筈。此処は引き気味に戦って時間を…)「(シュン!)おっ!?流石にトリオン兵だけじゃ仕留められねぇか。なら、(チャキーン)……コレならどうする?」!!?(キイィーン……ガキーン!?)…くっ!」
『嵐山さんっ!?(- シュ、シュシュシュ -)チッ!(シャラーン)気を付けて下さい!その人の剣の腕前はフブキクラスの……いえ、"あの偽フブキの正体は彼その人です"!!』
「おや、流石に気付きましたか。そう、……僕達は時折"入れ替わって互いに生活をしていた"。トリオン体を弄れば同じ人になりすますのは可能なのはすでに体験済みですよね?資料室等の個人認証が必要な場所は【互いに使いやすい内容で登録していました】ので、バレたりはしませんでした。僕なら個人トリオン反応やトリオン体の個人コードを、兄さんは"指紋認証を"……ね」
敵を鈴にし、更にそれを小型ナイフに変形させた柚紀が敵に当ててその箇所をまた鈴に変化させて嵐山のサポートをしていた。何時もみたいにシールドが貼れず、これで手助けになっているか分からず不安げな柚紀に嵐山は元気に断言する。そんな中、カメレオンを用いて接近していた兄がいきなり近距離で現れ弧月抜刀。対して嵐山は反射的に銃を手放してスコーピオンを生成し、受け太刀をするが耐久性の差もあり少し苦しげな表情をする。そして"兄の実力を思い出したらしい"柚紀が太刀筋を見て例の偽フブキの正体を看破。それには素直に称賛する弟が余裕の表情で種明かしをする。……エンジニア全員が生身・トリオン体どちらかで仕事をしていない関係上、個別認識方法が幾つもありその抜け穴を突いて細工をされていたのだ
それを聞いた言実が今後の対策を練る一方で迅に対して『まだかっ?!』と囃し立てる言葉を掛ける。……佐鳥達は最初こそ罠の檻を破壊しようと攻撃をしていたが"このメンバーでは火力不足"と察した言実により攻撃を止められ待機を命じられていたのだ。……何も出来ずただ見守る事がもどかしく感じていた三人に聞こえてきたのは
「うりゃあぁーーー!!!」
- ガキイィーーン!!! -
「………フンッ!!」
- ズゴォーン!!! -
「(スタン!)……小南先輩の斧でも、レイジさんの拳でも傷一つないとは…かなり厄介ですね。………すみません遅れました、支部近隣の市民の対応に少し手こずってしまいまして」
「(スタン!)悪ぃ迅さん、遅くなった!?生徒やら門下の相手やら爺婆共の相手に手間取った!!?で、……(スチャッ)とりあえずコレをぶった斬るって感じでOKか?」
「問題ない京介、まだ内部の状況は拮抗した状態だからね。……結論から言えばそうだけど弧月の斬撃じゃコレはビクともしない。旋空も同様だから無駄だよ?……俺も風刃を使って内部から破ろうとしたけど無理で一晩軟禁状態だった。でも……コレを破壊する方法ならある。その為には野々村ちゃん、(…スッ)【君の剣技の正確さと高い集中力が必要不可欠】だ。力を貸してくれ」
遅れて玉狛メンバーとフブキが現着し"サイアクの未来を変える為に"迅は風刃をフブキに手渡す。それを無言で受け取り生身に戻れば「で、俺に何を要求するんだ?」と詳細を訊ねる。コレに答えたのは
『(…スチャッ)小南の斬撃と木崎の拳による衝撃で、このトリガーの共振指数は大体把握した。……今からマーキングする箇所に【風刃の斬撃を全て"突撃"にして更に同じ箇所に叩き込め】。それでも無理ならその箇所に風刃を突き刺して、木崎に拳を叩き込ませる。小細工をしているとは言えど、一点にそれだけの攻撃が集中すれば流石に壊れる筈だ。……あれが黒トリガーなら話は変わるが、トリガー本体であろう装飾品は黒では無かった故にな』
さて、内外共に騒然となって来たが嵐山と柚紀は付かず離れずの距離を保ちつつ襲い来る敵の対処に励んでいた。毒性のトリオンと俊敏型は鈴の音で無効化されているのを直ぐに看破した弟の方が別亜種を追加。それが女王のフェロモン効果で強化されてしまうが、嵐山は冷静に銃にて応戦していた。……自分一人で柚紀を守らなければと気負いしそうな状況だが
- シュッ!グサッ!!…パチーン!ガクッ!!………コロコロ -
『ムー!?私投擲…投げナイフとかそこまで上手くないんだけどなー。それに(チリーンリーン)…トリオン残量的にも敵を倒せるだけのトリオンを籠める余裕も細工も発動出来ない。(リーン…)アシストしか出来なくてごめんなさい』
「(タタタタ…ナデナデ)いや、あんな風に敵の動きを鈍くしてくれるだけで十分助かってる!何時もは充や木虎と連携したり賢の援護があるから複数の敵にも対処出来るが、今はそうも行かないからな。(向こうのストック次第でもあるが、恐らく迅達が外で奮闘している筈。此処は引き気味に戦って時間を…)「(シュン!)おっ!?流石にトリオン兵だけじゃ仕留められねぇか。なら、(チャキーン)……コレならどうする?」!!?(キイィーン……ガキーン!?)…くっ!」
『嵐山さんっ!?(- シュ、シュシュシュ -)チッ!(シャラーン)気を付けて下さい!その人の剣の腕前はフブキクラスの……いえ、"あの偽フブキの正体は彼その人です"!!』
「おや、流石に気付きましたか。そう、……僕達は時折"入れ替わって互いに生活をしていた"。トリオン体を弄れば同じ人になりすますのは可能なのはすでに体験済みですよね?資料室等の個人認証が必要な場所は【互いに使いやすい内容で登録していました】ので、バレたりはしませんでした。僕なら個人トリオン反応やトリオン体の個人コードを、兄さんは"指紋認証を"……ね」
敵を鈴にし、更にそれを小型ナイフに変形させた柚紀が敵に当ててその箇所をまた鈴に変化させて嵐山のサポートをしていた。何時もみたいにシールドが貼れず、これで手助けになっているか分からず不安げな柚紀に嵐山は元気に断言する。そんな中、カメレオンを用いて接近していた兄がいきなり近距離で現れ弧月抜刀。対して嵐山は反射的に銃を手放してスコーピオンを生成し、受け太刀をするが耐久性の差もあり少し苦しげな表情をする。そして"兄の実力を思い出したらしい"柚紀が太刀筋を見て例の偽フブキの正体を看破。それには素直に称賛する弟が余裕の表情で種明かしをする。……エンジニア全員が生身・トリオン体どちらかで仕事をしていない関係上、個別認識方法が幾つもありその抜け穴を突いて細工をされていたのだ
それを聞いた言実が今後の対策を練る一方で迅に対して『まだかっ?!』と囃し立てる言葉を掛ける。……佐鳥達は最初こそ罠の檻を破壊しようと攻撃をしていたが"このメンバーでは火力不足"と察した言実により攻撃を止められ待機を命じられていたのだ。……何も出来ずただ見守る事がもどかしく感じていた三人に聞こえてきたのは
「うりゃあぁーーー!!!」
- ガキイィーーン!!! -
「………フンッ!!」
- ズゴォーン!!! -
「(スタン!)……小南先輩の斧でも、レイジさんの拳でも傷一つないとは…かなり厄介ですね。………すみません遅れました、支部近隣の市民の対応に少し手こずってしまいまして」
「(スタン!)悪ぃ迅さん、遅くなった!?生徒やら門下の相手やら爺婆共の相手に手間取った!!?で、……(スチャッ)とりあえずコレをぶった斬るって感じでOKか?」
「問題ない京介、まだ内部の状況は拮抗した状態だからね。……結論から言えばそうだけど弧月の斬撃じゃコレはビクともしない。旋空も同様だから無駄だよ?……俺も風刃を使って内部から破ろうとしたけど無理で一晩軟禁状態だった。でも……コレを破壊する方法ならある。その為には野々村ちゃん、(…スッ)【君の剣技の正確さと高い集中力が必要不可欠】だ。力を貸してくれ」
遅れて玉狛メンバーとフブキが現着し"サイアクの未来を変える為に"迅は風刃をフブキに手渡す。それを無言で受け取り生身に戻れば「で、俺に何を要求するんだ?」と詳細を訊ねる。コレに答えたのは
『(…スチャッ)小南の斬撃と木崎の拳による衝撃で、このトリガーの共振指数は大体把握した。……今からマーキングする箇所に【風刃の斬撃を全て"突撃"にして更に同じ箇所に叩き込め】。それでも無理ならその箇所に風刃を突き刺して、木崎に拳を叩き込ませる。小細工をしているとは言えど、一点にそれだけの攻撃が集中すれば流石に壊れる筈だ。……あれが黒トリガーなら話は変わるが、トリガー本体であろう装飾品は黒では無かった故にな』