84.夜想の曲〜夜を共に明かしませんか?〜(149.
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佐鳥からのリクエストもあり、休みながら何曲か歌いゲートが開いたりしていないのをシロ経由で確認した柚紀は、ふと気になる事を訊ねてみる
『あ、あのさ…その……わ、私が頼み事をしたら見返りに歌ってって言われたり、今みたいにご褒美にとかたまーにあるけど…………何で?』
「へ???ん〜……………佐鳥的な感覚だと、やっぱりちゃんと聞きたいからかな?べ、別に歌姫を使うなとかじゃないよ?でもさ、…………それだけ上手いし綺麗な歌声だし、オレは好きだよ柚紀ちゃんの歌!!ま、所謂ファンだからって事になるかな?(キラン)」
『………(ポン!)ぁ、有難、う。そ、そんな風に言われたの、初めてだからその……ぅ、嬉しいけど、何だろう?……むず痒いと言うか恥ずかしい…です(モジモジ)』
「(ナデナデ)そっか、君は褒められるのもあまり慣れていなかったね。俺含めて皆色んな事を沢山褒めていた筈だけど"お世辞とか社交辞令"って捉えていたのかな?でも賢の言葉は素直に受け入れるのは、……何だか俺も悔しいから今後も沢山柚紀ちゃんを褒めさせて貰うから宜しくな!(ナデナデ、パッ)勿論、駄目な事はちゃんと注意をしたり、叱る事もあるだろうけどあまり落ち込まないでくれると俺も助かるかな」
自分に素直で真っ直ぐな性格をしている佐鳥と嵐山の言葉に、恥ずかしさも伴い顔を赤くしながらも嬉しそうにしている柚紀を少し離れた場所から見守る三人。(笹森と堤は見回りの当番となり屋上を後にしており、諏訪は生身だったので防寒はしていたが一晩中外に居れば風邪を引くのは確定なので少し前に去っていた)その一人である木虎が時枝に「あの輪に入らなくて良いんですか?」と訊ねれば「あの二人は"アメ"でおれは"ムチ"だから、ね」と曖昧な回答をする。その言い分に木虎は勿論綾辻も納得しており、これ以上口を出すのを留める。………柚紀の性格や視野の広さからして、ある程度経過すれば向こうから声を掛けてくるのを知っているので
そんな中、屋上のドアが開く音が聞こえて三人と柚紀がソチラを見て……やって来た人を見ると嬉しそうに駆け寄って行く
『風間さん!?それに……三上先輩??…どうして先輩がコチラに???(コテン)』
「こんばんは柚紀ちゃん、会うのはラウンジでの勉強会以来になるかな?(ナデナデ)……私も本部所属のオペレーターとしてサイバーテロの対処に参加しててさ、…やっと一段落ついて休もうと思ったんだけど仮眠室が満室でどうしよっかと悩んでいたら……」
「諏訪と交代で屋上に行く途中だった俺と遭遇して………成り行きで連れて来た。お前と顔見知りだし、綾辻も居るだろうから問題ないと思ってな。三上、一応俺の上着を貸しては居るが生身には変わりない。…あまり風上に立つなよ」
トリオン体の風間と、その風間のアウターを羽織った私服姿の三上が現れたのだった。そして女子同士で談笑が始まったのを確認し、嵐山隊三人を女子集団より風上の方に呼び寄せる
「元からスナイパーは少ないから流石にもう見張り役は居なくなっていたか。……陽菜さんからも"ほぼゲート発生率は正常値になったし、歌姫効果で数日は大丈夫!"とお墨付きが出た。………これで俺達も安心して休めそうだ(ハァ〜)((その陽菜さんから気になる事を言っていたから共有に来た。……少し嫌な予感がしてな))」
「風間さん達は遠征帰り直後に戦闘に参加されてますから、かなりお疲れだと思います。ゆっくり休んで下さいね((嫌な予感、ですか?………それは柚紀ちゃんに関する事でしょうか?))」
「あぁ。………あまり内容は話せないがやはり精神的にクるものがあってな、菊地原達は様子を見つつ通常任務に戻す。俺は平気だが………大学のレポートがある。俺が大変と言うより…………太刀川の面倒を見る必要があるからな((……今街中が停電状態になっているのはお前達も知っているだろ?が、…市河経由の情報によれば【電柱の倒壊や変電所の被害はそれ程でもなく"何かによって電力だけがゴッソリ盗まれている"】……そう解釈するのが腑に落ちる状況らしい))」
「あ〜、なる程。でも太刀川さんの事なら堤さんとか同級生組に任せるのが一番じゃないですか?風間さんや諏訪さんがイチイチ口出しやら手伝ってたら、太刀川さんは何時までたっても自力でやろうとしませんよ?…多分。と言うより一度見捨てるべきです。痛い目を見ないと分からない事だってありますから!!((市河ちゃん経由って………あ、そっか。ご両親がインフラ整備にも仕事携わっていましたね!ん〜……じゃあ無くなった電力は一体何処に消えたんでしょうか?……流石に基地で消費した〜…はないですよね??))」
通常と内部での二重会話をこなす三人。因みに時枝は話の内容に矛盾点や疑問点がないかを気にしつつ、女子達の動向を注目していた。そんな中、綾辻からアイコンタクトを受けて監視を解き「それは実体験に基づいた意見?随分信憑性がある様に聞こえるけど…((流石にそれはないんじゃないかな?館内を最低限の光源にしてテロに対処していた位だし。で、………言実さんの見解は?))」とコチラの会話に参戦する。これに対して風間は表情を変えず、嵐山は"あ〜アレか"的な感じで納得している様子。佐鳥に関しては図星を突かれたのといきなり言実の名が出てきた事に驚きの声を出す。その声を聞いた女子達……柚紀と目が合い「な、何でもないよ!?気にしないで!!!」と反応を返す。……些か腑に落ちなさそうな柚紀に「何時もあんな感じに佐鳥先輩はよく、オーバーリアクションしてますから気にするだけ無意味ですよ?」と辛辣ながら木虎のフォローにより何とかやり過ごしたのを確認して男子陣が安堵し、風間が無言の圧を掛けた後に話を再開する
((これに関してだが電気…電力に関係する亜種が居るのはお前達も知っているだろ?………【あの妨害型が一枚噛んでいる】…そう言実さんは推測された。レーダーに映らない様に改良されたであろう敵の姿が迅のサイドエフェクトに引っ掛かった。今はその追跡調査を二人でしている。そしてあの時程ではないが【一部の限定区域にてジャミング…通信機が使えない状態になっており、そこに改良型の妨害型が潜んでいる可能性が極めて高い】。そしてその一つが……ウチの大学だ。そこで済まないが適当な理由をでっちあげて鶴ヶ峰を構内で歌わせてくれ。その間にコチラで敵を見つけて排除する))
『あ、あのさ…その……わ、私が頼み事をしたら見返りに歌ってって言われたり、今みたいにご褒美にとかたまーにあるけど…………何で?』
「へ???ん〜……………佐鳥的な感覚だと、やっぱりちゃんと聞きたいからかな?べ、別に歌姫を使うなとかじゃないよ?でもさ、…………それだけ上手いし綺麗な歌声だし、オレは好きだよ柚紀ちゃんの歌!!ま、所謂ファンだからって事になるかな?(キラン)」
『………(ポン!)ぁ、有難、う。そ、そんな風に言われたの、初めてだからその……ぅ、嬉しいけど、何だろう?……むず痒いと言うか恥ずかしい…です(モジモジ)』
「(ナデナデ)そっか、君は褒められるのもあまり慣れていなかったね。俺含めて皆色んな事を沢山褒めていた筈だけど"お世辞とか社交辞令"って捉えていたのかな?でも賢の言葉は素直に受け入れるのは、……何だか俺も悔しいから今後も沢山柚紀ちゃんを褒めさせて貰うから宜しくな!(ナデナデ、パッ)勿論、駄目な事はちゃんと注意をしたり、叱る事もあるだろうけどあまり落ち込まないでくれると俺も助かるかな」
自分に素直で真っ直ぐな性格をしている佐鳥と嵐山の言葉に、恥ずかしさも伴い顔を赤くしながらも嬉しそうにしている柚紀を少し離れた場所から見守る三人。(笹森と堤は見回りの当番となり屋上を後にしており、諏訪は生身だったので防寒はしていたが一晩中外に居れば風邪を引くのは確定なので少し前に去っていた)その一人である木虎が時枝に「あの輪に入らなくて良いんですか?」と訊ねれば「あの二人は"アメ"でおれは"ムチ"だから、ね」と曖昧な回答をする。その言い分に木虎は勿論綾辻も納得しており、これ以上口を出すのを留める。………柚紀の性格や視野の広さからして、ある程度経過すれば向こうから声を掛けてくるのを知っているので
そんな中、屋上のドアが開く音が聞こえて三人と柚紀がソチラを見て……やって来た人を見ると嬉しそうに駆け寄って行く
『風間さん!?それに……三上先輩??…どうして先輩がコチラに???(コテン)』
「こんばんは柚紀ちゃん、会うのはラウンジでの勉強会以来になるかな?(ナデナデ)……私も本部所属のオペレーターとしてサイバーテロの対処に参加しててさ、…やっと一段落ついて休もうと思ったんだけど仮眠室が満室でどうしよっかと悩んでいたら……」
「諏訪と交代で屋上に行く途中だった俺と遭遇して………成り行きで連れて来た。お前と顔見知りだし、綾辻も居るだろうから問題ないと思ってな。三上、一応俺の上着を貸しては居るが生身には変わりない。…あまり風上に立つなよ」
トリオン体の風間と、その風間のアウターを羽織った私服姿の三上が現れたのだった。そして女子同士で談笑が始まったのを確認し、嵐山隊三人を女子集団より風上の方に呼び寄せる
「元からスナイパーは少ないから流石にもう見張り役は居なくなっていたか。……陽菜さんからも"ほぼゲート発生率は正常値になったし、歌姫効果で数日は大丈夫!"とお墨付きが出た。………これで俺達も安心して休めそうだ(ハァ〜)((その陽菜さんから気になる事を言っていたから共有に来た。……少し嫌な予感がしてな))」
「風間さん達は遠征帰り直後に戦闘に参加されてますから、かなりお疲れだと思います。ゆっくり休んで下さいね((嫌な予感、ですか?………それは柚紀ちゃんに関する事でしょうか?))」
「あぁ。………あまり内容は話せないがやはり精神的にクるものがあってな、菊地原達は様子を見つつ通常任務に戻す。俺は平気だが………大学のレポートがある。俺が大変と言うより…………太刀川の面倒を見る必要があるからな((……今街中が停電状態になっているのはお前達も知っているだろ?が、…市河経由の情報によれば【電柱の倒壊や変電所の被害はそれ程でもなく"何かによって電力だけがゴッソリ盗まれている"】……そう解釈するのが腑に落ちる状況らしい))」
「あ〜、なる程。でも太刀川さんの事なら堤さんとか同級生組に任せるのが一番じゃないですか?風間さんや諏訪さんがイチイチ口出しやら手伝ってたら、太刀川さんは何時までたっても自力でやろうとしませんよ?…多分。と言うより一度見捨てるべきです。痛い目を見ないと分からない事だってありますから!!((市河ちゃん経由って………あ、そっか。ご両親がインフラ整備にも仕事携わっていましたね!ん〜……じゃあ無くなった電力は一体何処に消えたんでしょうか?……流石に基地で消費した〜…はないですよね??))」
通常と内部での二重会話をこなす三人。因みに時枝は話の内容に矛盾点や疑問点がないかを気にしつつ、女子達の動向を注目していた。そんな中、綾辻からアイコンタクトを受けて監視を解き「それは実体験に基づいた意見?随分信憑性がある様に聞こえるけど…((流石にそれはないんじゃないかな?館内を最低限の光源にしてテロに対処していた位だし。で、………言実さんの見解は?))」とコチラの会話に参戦する。これに対して風間は表情を変えず、嵐山は"あ〜アレか"的な感じで納得している様子。佐鳥に関しては図星を突かれたのといきなり言実の名が出てきた事に驚きの声を出す。その声を聞いた女子達……柚紀と目が合い「な、何でもないよ!?気にしないで!!!」と反応を返す。……些か腑に落ちなさそうな柚紀に「何時もあんな感じに佐鳥先輩はよく、オーバーリアクションしてますから気にするだけ無意味ですよ?」と辛辣ながら木虎のフォローにより何とかやり過ごしたのを確認して男子陣が安堵し、風間が無言の圧を掛けた後に話を再開する
((これに関してだが電気…電力に関係する亜種が居るのはお前達も知っているだろ?………【あの妨害型が一枚噛んでいる】…そう言実さんは推測された。レーダーに映らない様に改良されたであろう敵の姿が迅のサイドエフェクトに引っ掛かった。今はその追跡調査を二人でしている。そしてあの時程ではないが【一部の限定区域にてジャミング…通信機が使えない状態になっており、そこに改良型の妨害型が潜んでいる可能性が極めて高い】。そしてその一つが……ウチの大学だ。そこで済まないが適当な理由をでっちあげて鶴ヶ峰を構内で歌わせてくれ。その間にコチラで敵を見つけて排除する))