83.観兵式の曲〜夢に向かって一歩前進〜(148.
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地上の断末魔はさておき、ある程度の高度に達した円盤は何処かに向かって移動を開始する。全員似た感覚を味わった事があるのでそこまで大袈裟にバランスを崩したりはしなかったが、柚紀は『えっ?えっ??えっ???』と何やら戸惑っていた。これに対して何も考えずに中心にいる少女の元に駈け寄る佐鳥のせいで円盤の形状が不安定となり木虎が悪態を放つ中《正三角形を意識した位置取りをしろ!そうすれば形が保てる筈だ!!》と言実の指示が来て、嵐山と時枝が微調整を行う。そんな中、柚紀が戸惑った理由を読み取ったシロが足元のモノに関する解説を始める
❲ユズちゃんが戸惑った理由ってさ、"自分は何もしてないのに何で動くの?"だよね?確かにユズちゃんのトリオンを元にソレを作り出したけど、形の大きさとなるポイント…接点は嵐山隊の四人であり、操作は国近先輩にお願いしてます❳
❲私はソレちゃんと見てないけど〜、いずみんや太刀川さんから話は聞いてたからイメージしやすかったし、ちょっとした運搬系若しくはシューティング系ゲーム感覚で操作すれば良いからお任せあれ〜!!柚紀ちゃんはお歌に集中してくれて大丈夫だよ〜。で、最初は本部屋上に行くよ〜。東さんが用があるみたいだからね〜❳
『な、なる程。(チリーン)つまりはこれを維持するにはコレを持った上で更に"私の位置は固定で、安定を保つ為にも最低三人は必要になる"訳ですね。で、万が一的なのを考えると四人編成チームで尚且全員がガンナー・スナイパートリガー持ちが理想………うん、嵐山隊しか当て嵌まらないかも。ってかアレ?………迅さんと言実さんは?この後どうするんですか?』
謎が解けて行き先も判明した事により、特に取り乱したりはしなかった柚紀だが【前程の役割…割り当てにてトップクラスの実力者であるソロ二人はどうするか】が気になり訊ねてみる。これに関して解答したのはまたもやシロであった(佐鳥は嵐山に促されて渋々柚紀から離れて行ってます)
❲まだ不確定事項だけどさ、……二人はこの混沌とした状態で"新たな女王が誕生する可能性"があるからその調査予定だよ。言実さんはシルバーブレット持ちだし、迅さんはサイドエフェクトに加えて風刃があるからね。万が一に産まれていても対処には十分事足りるし………(カタカタカタカタカタカタ…)"潜伏ポイントであろう未登録のトリオン反応がある位置や風向きを考えると、あの時以上に沢山の人がトリオン汚染に遭う可能性が高い"の。今の基地の内部状況からしてもそれは避けたいからね❳
『あ〜…………確かにソレはマズいかもね。相手だって日々進化と言うか学習するから【あの毒性のあるトリオンがトリオン体にだけじゃなくて生身にも悪影響が及んだら一大事】だもんね、うん。必要だわ』
❲でも"毒性トリオンの解析も解毒方法も分かっているから"万が一そうなっても"ゼロから見つける訳じゃない"だけ、全然マシだからあんま気負い過ぎちゃ駄目だからね?………あ、屋上に到着したね〜。東くんの話を聞いたら"OperationsChord 歌姫"始めるよ〜。シロもスタンバイOK??❳
元からそこまで離れていなかった事もあり、屋上に円盤が到着。そこで待っていたのは顔見知り・見知らぬ人含めたスナイパーの方達と東、そして中学生弧月使いの三人であった。イチから再度円盤を作るのはトリオンの浪費に繋がると考え、形状を維持したまま代表として嵐山が降りて東に話を窺う事に
「(スタッ)お疲れ様です東さん、俺達……と言うより柚紀ちゃんに用があると窺いましたが用件を聞いても構いませんか?」
「別に大した事じゃないんだが、B級合同チームにこの三人を届けて欲しい。本当なら三人を夜要員にしようとも考えたんだが、集まりがそこまで良くないみたいで、少し苦戦を強いられているみたいだ。頼めるか?言実さんから"強度やトリオン消費を考慮しても八人が限度だ"と言われているから問題ないはないとは思うが………」
「言実さんがそうおっしゃられているなら俺は特に何も言いません。ですが……(チラッ)…浮上や移動する際に風圧含めた特殊な圧が掛かるので、"俺達三人の誰か"に掴まるのが安全かと。………木虎は女子で体格的な理由からしても男子を支えれるか少し不安だから除外させて貰う。構わないか?」
「そこは経験者の判断にゆだめるさ。スナイパー達は状況に応じて冬島さんに転送してもらう、その際には国近にも情報共有をするから間違っても射線に入る事はないだろう」
東との話し合いが終わり三人を引き連れて円盤に戻る嵐山と入れ違いに、いつの間に側に居た当真が柚紀と何か話をしていて丁度終わったらしく円盤から降りる。ナニをしていたかを一番近くに居た木虎に訊ねると
「まぁ米屋先輩と同じ様な事をおっしゃったのと、お顔が見たいとベールを捲られた………位ですかね。後は、"柚紀先輩のクセ防止"と言いながらアレを設置して帰られました」
「アレって……あ〜"マイクスタンド"の事か!確かに柚紀ちゃんのちょっとしたクセを考慮すると、今回は出てきたら困るな。…………あれは冬島さん作か?」
「らしいですよ?と言いますかコレは【お姉様とあの方の共同で作られた】との事でしたのて、あらかじめスタンドを設置出来るようにはしていたみたいです。尤も、当真先輩が持参されたマイク部分がないと出現しない仕組みらしいですが」
当真が去った事により珍しそうにマイクスタンドを物珍しそうに見つめている柚紀。………よく考えれば彼女は"この手のマイク"を用いて歌った事は一度もないに等しいのだ。インカム付きのやレコーディング用のは試験やら実験時に使った経験はあるのと、そもそもアカペラが主流で一人でこっそりと歌っていた柚紀が、音を拡大・拡散させるマイクを使う訳がないのだ。……それらを察する嵐山はすんなり納得した後に定位置に付き、他三人も適当に散らばった後に小荒井・奥寺は"柚紀の歌に関するクセって何かあるのか?"と同級生二人に訊ね、説明を受けている最中にシロから通信が入る
❲(カタカタカタカタカタカタ……)…よしっ!そろそろ私達も始めよっかユズちゃん!?……コチラ市河、今から【歌姫による性能向上バフ付属の合意確認】を行います。通常機能より低下の心配はありませんが、"内部通話が指定有無関わらず私及び歌姫には聞こえてしまう点"にはご了承下さい。それでも宜しければ各部隊の隊長さんは了解の合図を。……あ、フウちゃんは要らないよ?どうせ断ったり嫌がらないでしょ?❳
❲ユズちゃんが戸惑った理由ってさ、"自分は何もしてないのに何で動くの?"だよね?確かにユズちゃんのトリオンを元にソレを作り出したけど、形の大きさとなるポイント…接点は嵐山隊の四人であり、操作は国近先輩にお願いしてます❳
❲私はソレちゃんと見てないけど〜、いずみんや太刀川さんから話は聞いてたからイメージしやすかったし、ちょっとした運搬系若しくはシューティング系ゲーム感覚で操作すれば良いからお任せあれ〜!!柚紀ちゃんはお歌に集中してくれて大丈夫だよ〜。で、最初は本部屋上に行くよ〜。東さんが用があるみたいだからね〜❳
『な、なる程。(チリーン)つまりはこれを維持するにはコレを持った上で更に"私の位置は固定で、安定を保つ為にも最低三人は必要になる"訳ですね。で、万が一的なのを考えると四人編成チームで尚且全員がガンナー・スナイパートリガー持ちが理想………うん、嵐山隊しか当て嵌まらないかも。ってかアレ?………迅さんと言実さんは?この後どうするんですか?』
謎が解けて行き先も判明した事により、特に取り乱したりはしなかった柚紀だが【前程の役割…割り当てにてトップクラスの実力者であるソロ二人はどうするか】が気になり訊ねてみる。これに関して解答したのはまたもやシロであった(佐鳥は嵐山に促されて渋々柚紀から離れて行ってます)
❲まだ不確定事項だけどさ、……二人はこの混沌とした状態で"新たな女王が誕生する可能性"があるからその調査予定だよ。言実さんはシルバーブレット持ちだし、迅さんはサイドエフェクトに加えて風刃があるからね。万が一に産まれていても対処には十分事足りるし………(カタカタカタカタカタカタ…)"潜伏ポイントであろう未登録のトリオン反応がある位置や風向きを考えると、あの時以上に沢山の人がトリオン汚染に遭う可能性が高い"の。今の基地の内部状況からしてもそれは避けたいからね❳
『あ〜…………確かにソレはマズいかもね。相手だって日々進化と言うか学習するから【あの毒性のあるトリオンがトリオン体にだけじゃなくて生身にも悪影響が及んだら一大事】だもんね、うん。必要だわ』
❲でも"毒性トリオンの解析も解毒方法も分かっているから"万が一そうなっても"ゼロから見つける訳じゃない"だけ、全然マシだからあんま気負い過ぎちゃ駄目だからね?………あ、屋上に到着したね〜。東くんの話を聞いたら"
元からそこまで離れていなかった事もあり、屋上に円盤が到着。そこで待っていたのは顔見知り・見知らぬ人含めたスナイパーの方達と東、そして中学生弧月使いの三人であった。イチから再度円盤を作るのはトリオンの浪費に繋がると考え、形状を維持したまま代表として嵐山が降りて東に話を窺う事に
「(スタッ)お疲れ様です東さん、俺達……と言うより柚紀ちゃんに用があると窺いましたが用件を聞いても構いませんか?」
「別に大した事じゃないんだが、B級合同チームにこの三人を届けて欲しい。本当なら三人を夜要員にしようとも考えたんだが、集まりがそこまで良くないみたいで、少し苦戦を強いられているみたいだ。頼めるか?言実さんから"強度やトリオン消費を考慮しても八人が限度だ"と言われているから問題ないはないとは思うが………」
「言実さんがそうおっしゃられているなら俺は特に何も言いません。ですが……(チラッ)…浮上や移動する際に風圧含めた特殊な圧が掛かるので、"俺達三人の誰か"に掴まるのが安全かと。………木虎は女子で体格的な理由からしても男子を支えれるか少し不安だから除外させて貰う。構わないか?」
「そこは経験者の判断にゆだめるさ。スナイパー達は状況に応じて冬島さんに転送してもらう、その際には国近にも情報共有をするから間違っても射線に入る事はないだろう」
東との話し合いが終わり三人を引き連れて円盤に戻る嵐山と入れ違いに、いつの間に側に居た当真が柚紀と何か話をしていて丁度終わったらしく円盤から降りる。ナニをしていたかを一番近くに居た木虎に訊ねると
「まぁ米屋先輩と同じ様な事をおっしゃったのと、お顔が見たいとベールを捲られた………位ですかね。後は、"柚紀先輩のクセ防止"と言いながらアレを設置して帰られました」
「アレって……あ〜"マイクスタンド"の事か!確かに柚紀ちゃんのちょっとしたクセを考慮すると、今回は出てきたら困るな。…………あれは冬島さん作か?」
「らしいですよ?と言いますかコレは【お姉様とあの方の共同で作られた】との事でしたのて、あらかじめスタンドを設置出来るようにはしていたみたいです。尤も、当真先輩が持参されたマイク部分がないと出現しない仕組みらしいですが」
当真が去った事により珍しそうにマイクスタンドを物珍しそうに見つめている柚紀。………よく考えれば彼女は"この手のマイク"を用いて歌った事は一度もないに等しいのだ。インカム付きのやレコーディング用のは試験やら実験時に使った経験はあるのと、そもそもアカペラが主流で一人でこっそりと歌っていた柚紀が、音を拡大・拡散させるマイクを使う訳がないのだ。……それらを察する嵐山はすんなり納得した後に定位置に付き、他三人も適当に散らばった後に小荒井・奥寺は"柚紀の歌に関するクセって何かあるのか?"と同級生二人に訊ね、説明を受けている最中にシロから通信が入る
❲(カタカタカタカタカタカタ……)…よしっ!そろそろ私達も始めよっかユズちゃん!?……コチラ市河、今から【歌姫による性能向上バフ付属の合意確認】を行います。通常機能より低下の心配はありませんが、"内部通話が指定有無関わらず私及び歌姫には聞こえてしまう点"にはご了承下さい。それでも宜しければ各部隊の隊長さんは了解の合図を。……あ、フウちゃんは要らないよ?どうせ断ったり嫌がらないでしょ?❳